2013年4月2日火曜日

10のおかしなアジアの雑貨

アジア製のおかしなグッズと銘打たれ、10の商品が"10 Craziest New Asian Products"にて紹介されていました。あくまでネタの商品から、アジア人である我々にとってはそれほどおかしいとは思えない極々普通の商品まで、欧米人にとってはびっくりするものが集められていました。

10位 食べられるiPhoneケース



これはどう見てもネタです。調べてみますと、山口県にあるおもしろグッズメーカー「株式会社楽喜」が販売している商品「サバイバルせんべい iPhone 5専用ケース SV3818」でした。バカバカしいけど、熟練の技術が必要この商品。ネタ用に買って、プレゼントにするとよいでしょう。プレゼントされたら、せっかくの大切なiPhoneに、ベトベトしたこのケースを装着せざるを得ないわけでして、ちょっとした嫌がらせになります。アンチアップルのみなさん、いかがでしょうか?

9位 人参果

『西遊記』という、世界で一番面白い娯楽小説の中に出てくるのが、「人参果」と呼ばれる果物です。滋養にあふれ、不老長寿の霊薬とも呼ばれる伝説上の果物なのですが、人間の赤ん坊の形をしているために当初は三蔵法師が食べるのを躊躇したという逸話をがあります

それを参考に、中国は河北省で作られているナシが「人参果」です。ナシがまだ小さいときに型にはめて作られるそうで、北京で販売されるやいなや、大ブームを巻き起こしています。
一つ一つ手作業で型をはめる作業は大変そうですが、高く売れるために農家もホクホク顔です。

8位 iPadルンバ

これは日本だろうと思ったら案の定でしたが、販売したのはタカラトミーという玩具メーカー超大手です。

バカバカしいですが、お値段も手頃ですし、面倒な掃除を代わりにしてくれる働き者を眺めているのは楽しいもの。買ってみてもいいかな。少なくとも、iPhoneせんべいよりは実用的でしょう。

7位 一輪車

これは、上海の公園で実際に走っている「一輪車」です。発明したのは中国陜西省の発明家である李永利。彼は永利有限公司という企業を設立し、上記一輪車製造を事業化しました。もしも私がそれに出資するかと約10年前に問われとしたら、決してうんとは言わなかったはずです。

2000年代初期の頃は、上記のような安っぽい造詣でしたしね。ところが数年のうちに工夫を凝らし、
このようなカラフルなものとなり、今では、
このようなスタイリッシュなものとなり、陜西省のイベントには欠かせない存在へと変わったそうです。売上も右肩上がり。李氏は、今の中国の勢いを象徴する人物となりました。

この乗り物に乗ってみた人は、
「世界観が変わる」
と語っています。前は見にくそうですが、その代わりに上下を車輪が回る、独特の躍動感を味わえるのだそうです。

6位 買い物袋に変わる下着


開発したのは、発想の斜め上を常に追求する大手下着メーカートリンプ。その名も「No!レジ袋ブラ」というのだそうです。
★ 買物袋に変る下着!No!レジ袋ブラって?
2006年に発表したものだそうです。

5位 起こしてもらうための電光掲示板
寝る時に光を遮断すると同時に、電光掲示板で行き先を表示して、誰かに起こしてもらうのを期待しようというおもしろグッズです。これを開発したのは、漫画家のピョコタン先生。彼の独特な絵柄は、誰もが見たことが一度はあるはずです。

開発された商品の名前は「のり子さん」。多分「乗りすごさん」と掛けているのでしょう。
実際に使ってみたところ、誰も起こしてくれなかったようですが……。

4位 USBレッグウォーマー


え? これ、普通じゃね?

USBに接続して、足を暖めるレッグウォーマーです。普通に便利製品として使いそうだと思うのですが、欧米人にとってはおかしなものに見えるようです。

ちなみに、電源プラグに直接差し込むのではなく、このようにUSBを利用する商品が増えています。そのメリットは、専用のACアダプターが不要であることです。
電源の先にくっつけるこの重苦しくて邪魔なものが不要になるため、USBを利用した製品が増えていたんですね。


3位 浮気携帯

納得の日本製です。浮気していてバレるきっかけとなることの一つが、浮気相手からかかってくる携帯への着信。

"♫チャラララ チャラララ"
「携帯、鳴ってるよ」
「う……うん」
「出ないの?」
「いいよ。どうせ会社からだから。休みの日に電話されてもなぁ」
「出ないとダメじゃん! 私が代わりに出るね」
「ちょ、おい! 私が出ますって!」
などとダッシュで電話に出て隣の部屋に行って話し始めたりしたら、即効で浮気がばれるわけです。

ところが、富士通が開発した「F-03A」の携帯では、そのようなミスは起きません。
「自分が席を外した時、女性はケータイのメールや電話履歴をチェックします。だけどF-03Aのプライバシーモードがあれば、彼女たちは全部をチェックすることはできないのです」
「ポイントは、自分がケータイにロックをかけていないという印象を彼女たちに与えることなのです」
 F-03Aのプライバシーモードをオンにすると、メールや電話が来てもバッテリーアイコンの色がコッソリ変わるだけ。そしてもし無視した場合(他の女の子と一緒にいた時など)は、履歴に残らないというのです。
 そのメールや履歴は、あとで一人になった場合にプライバシーモードをオフにしてチェックすればよい、というわけです。なるほど、これは浮気に最適ですね!("え、そうなの? 富士通の携帯電話が「浮気用ケータイ」として紹介 ーWSJ報道"より)
バカですね。

2位 憚れる内容なので削除

 


1位 ラーメンフォーク


え? これ普通じゃね?!

日本の給食に出てくるのは当たり前の先割れスプーンの変種であるラーメンフォークは、欧米人の目には奇異に見えるようです。

もっとも、先割れスプーン自体、フォークとスプーンを融合したものとして日本の給食では近年まで当たり前のように使用されてはいましたが、スプーンとフォークの本場、欧米ではあまり使用されていないようです。確かに、フォークのように刺すには深さがなく、スプーンとして汁を救うには浅すぎて、フォークとスプーンを二つ用意する必要はなくとも、二つの代わりにはなりませんでした。それどころか犬食いの元となったので、日本人の食事のマナーを悪化させた張本人とも言えます。これを当たり前と考えていた当時の行政の無知が思いやられますね。

ラーメンフォークは、それよりも利便性を追求した、より実用的なものです。東海地方を中心としてチェーン展開しているラーメン店「スガキヤ」で使用されているものであり、工業デザイナーの高橋正実女史によって発案されました。

★ やじうまミニレビュー スガキヤ「ラーメンフォーク」~名古屋ではおなじみ、スガキヤのラーメンフォーク

こうして見てみますと、日本発のおもしろグッズに誇らしい気持ちが湧きませんか?


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