2013年7月11日木曜日

乙女ゲームに見る、洋の東西

乙女ゲームが世界中で大人気だそうだ。

乙女ゲームとは女性版恋愛シミュレーションゲームで、たくさんの男性の中から好みの「王子様」ををみつけて果敢にアタックして捕食するのが目的だという。

この話題自体は「ふーん」という程度の認識だったが、おもしろかったのが海外版では、乙女ゲームの登場人物の姿が修正されるという事実。


© voltage Inc.
欧米版乙女ゲームの登場人物の方がはるかにいかつく、実写的。遠目から見たら、まるで写真のようなリアルさ。洋の東西で求められるものの違いが垣間見えて、おもしろい。

東洋の芸術は大抵の場合デフォルメされる。日本で言えば、たとえば浮世絵だろか。あの時代の日本人がみな、ああいった面長で細くつり上がった目つきをしていたわけではなく、浮世絵に描かれた人々は、当時の美意識で美しいとされた格好にデフォルメされている。

写実的なものを尊ぶ西洋人に比べて、デフォルメされたものを好む東洋人。東洋人は、非現実的なものを好むのだろうか。たとえば、上記の乙女ゲームにはまった日本人女性は、西洋人に比べて、夢想的なのだろうか? と考えたが、すぐにそれを打ち消した。

そうではあるまい。

むしろ東洋人の方が、現実的なのかもしれない。
「所詮、物語なんて絵空事。だから、思い切って現実からかけ離れた世界を描こう」
と考えているのではないか。

それと比べると西洋人の方が、もっと理想主義的なのかもしれぬ。、
「物語であろうとも現実にすることができる。この世界をもっとよいものに変えることができる」
ってなことを考えているからこそ、物語があまりに現実とかけ離れていると落ち着かない、ということが可能性として考えられる。理想は現実の延長でならなければならない、という強い欲求がそこにはあるやもしれぬ。

「夢は叶えるためにある」
という言葉があるけれども、それをもじるならば、
「叶えるつもりならば 叶えられる夢を見よ」
というところか。

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