2012年12月12日水曜日

ケリー・マクゴニガル氏の来日講演!(仮)

スタンフォードの自分を変える教室
まだ仮のお話のようですが……。
重版につぐ重版、現在9刷目25万部となったベストセラー、大和書房の『スタンフォードの自分を変える教室』の著者であるケリー・マクゴニガル氏が来年初めに日本にやってくることを、先般このブログにてご紹介しました。
どうやら、講演会の日程が、だいたい決まったようです。

※先日まで、ここの欄には仮の会場名や期日を載せておりましたが、出版社から「今は詳細を詰めている段階なので、詳しい日程などは公表しないで欲しい」とのご要望がありましたので、急遽削除いたしました。(12/19)。
※2013/01/08追記 正式な発表がありましたので、内容を後日の記事で紹介しました。そちらをご覧ください。
講演会への参加方法は、大和書房のホームページ、もしくは大和書房が開設した特設ページにて順次公開されます。

今回ケリー女史が来日する期間は短いために、講演会は現在のところ一日のみの予定ですが、その代わり、講演会の参加希望者は広く浅く募集する予定とのことです。

あくまで、日にちも場所も、仮のお話ですよ!!
予定は未定、変わることもありますので、ご承知おき下さい。

現在、著者をお迎えする準備のために、出版社も書店もてんやわんや。
大変お忙しいようですので、お問い合せはできるだけ控えましょう。
ホームページをひたすらチェックしてください。

さて、本日は趣向を変えまして、ケリー・マクゴニガル氏が長年連載をしているPsychologyTodayに"How Successful Couples Resolve Conflicts"(うまくいっている夫婦はどのように争いを解決しているか)という2012年12月5日に発表された興味深い記事があったため、ご紹介しようと思います。

著者はPreston Niという中国系らしき心理学者です。
彼によれば、喧嘩をうまく処理できない夫婦と、うまくいっている夫婦との間には明確な違いがあるそうです。
 時々夫婦が喧嘩をするのは正常なことである――それが一緒にいるということなのだから。喧嘩や言い争いは、必ずしも関係を危険にさらすことにはならない。事実、お互いが異なるために夫婦をより親密にすることだってあるのだから。問題は、あなたとあなたの相手が、その争いをどのように解決しようとするかである。
著者によれば、うまくいかない夫婦は喧嘩したり相手を避けたり黙り込んだりして、恨みを何年も持続させ、相手を攻撃してやり込めることばかりを考える傾向があるのに比べて、うまくいっている夫婦は問題解決に重点を置いており、問題が解決した後は、そのことを水に流して忘れるようにしているのだそうです。

過去にこだわる人っていますよね。
「あの時あなたはこう言った」
「あの時あなたはああ言った」
こういう過去の話が続くと、こちらも相手をやりこめるために、
「お前だってあの時こう言っただろ?」
「お前はあの時こうも言ったよな?」
と、相手の過去の過ちをできるだけ記憶するようになります。

こうなりますと、もう収まりが付きません。互いに相手の過去の嫌なことを、できるだけ記憶しようとします。そうしないと、相手からやりこめられてしまうから。
結局、過去の過ちをほじくり返して相手を攻撃しても、いいことなんて何もないのです。

著者は、仲の良い老夫婦のこんなエピソードを紹介しています。
 昔喫茶店に座っていた時に、とある老夫婦のすばらしい喧嘩の修復の例を目撃したことがある。夫婦は私の隣に座っていたのだが、夫が水の入ったコップを腹を立てた拍子にひっくり返し、妻へこぼしてしまったのだ。夫がおしぼりをとりに立ち上がったときに、妻は周りに対して「主人は23年間こんなことばかりしているんですよ」と訴えた。夫は妻にこぼれた水をやさしく拭き取りながら、周囲へ向き直り「女房はそれだけ価値ある相手なんですよ」と言った。妻は笑い、夫も笑い、そして周りの私達も笑った。
著者は、些細なことにこだわるのは止めようと訴えます。喧嘩というものは些細なことが原因で起こるものだが、些細なことにこだわる人間は苦労するばかりである、と。

夫婦喧嘩は犬も食わないといいますが、仲の良い夫婦、お互いに死ぬまで尊敬しあっているような夫婦というものは実際に存在します。願わくはこのブログを読んている方々が、素晴らしいパートナーと出会い、喧嘩はしても、お互いが歩み寄って修復できる関係を築けますように。

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