2012年12月15日土曜日

文体を時々変えようと思う

今日から、ときおり文体を変えて記事を書いてみたい。
これまで人気のサイト「らばQ」とか「TBN」などを模範として、敬体(~です、~ます)で書いて10ヶ月経つのだが、書き慣れない文体のせいで、どうにも筆が進まずもどかしくなることが多い。

(書けないのは能力不足。何事も練習が必要だ)
と思いながら書いていたが、筆がのろいのは、自分の能力不足のせいばかりでもなく、文体がなかなか自分に合わないせいでもあるらしい。
客観的観点で記事を書き、多くの人にアピールするためには敬体の方が適している。しかし、自分の思考をなぞるには、常体(~だ、~である)の方がしっくりくる。

時折書く商品紹介のような記事ならば、目的は紹介であり、主観的なものであってはいけないから(結局のところ、どんなにいい商品でも、本人がいいと思わないとダメ、というのが一応の私のスタンス)、これまでのように常体の方がよかろうとは思うが、雑感や分析、感想などは、常体で書いたほうが、私にとっては思考のリズムがしっくりくる。

たかが文末表現の違いにまつわる些細な違和感とはいえ、毎日一定量の文章を書き続けているとささやかな疲労感が積み重なる。特に今日のような主観の強い文章をもしも敬体で書いたとき、違和感は果てしなく強かっただろう。

敬体だからこそわかりやすく書けることもあり、敬体の文体を手放すのが遅く、決断は伸び伸びとなっていたが、違和感に疲弊するのを待つよりも、今後のブログは時に常体、時に敬体と日によって変えれば済む話でもあり、それならばそうしたほうがよかろう。文章表現が一貫していないと、ブログ自体に統一感が生まれないために避けてきたことだが、逆にそれがこのブログの個性となる……やもしれない。

そもそもこのブログは、誕生してまだ一年経っていない。ありがたいことに少しずつ読者は増えてきているが、この定型パターンを今後も続けて欲しい、と思われるほどの黄金パターンはまだ生まれていないので、文章表現を変えることで、期待する読者を裏切ることもなかろう。

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