2013年2月2日土曜日

悲観主義の価値

スタンフォードの自分を変える教室
昨日は、ケリー・マクゴニガル女史の講演が新宿のコクーンタワーで行われました。
……行きたかった。

残念なことに仕事が立て込んで行くことかなわず。どなたかがマクゴニガル女史の講演の感想をアップすることを心より期待しております。

さて、久々にマクゴニガル女史が以前連載していたブログ記事のうち"The Virtue of Pessimism"(悲観主義の価値)の内容を簡単にご紹介しようと思います。


昨今では「ポジティブ・シンキング」の効用が多く説かれことが多いため、悲観主義者の肩身は狭くなる一方です。物事を暗くとらえることよりも明るくとらえることは、ストレスが貯まらないだけではなく、モチベーションを上げる効果があります。

「悲観主義よりも楽観主義であれ」

というのは多くの人が説くことですが、ダイエットに関しては、そうでもないようです。

同志社大学の研究結果によれば、楽観主義者と悲観主義者を集めてダイエットを競わせた時に、効果を上げたのは悲観主義者のグループだったそうです。

★ 楽観的な人は減量が困難!?

楽観主義者には挫折や落とし穴を過小評価する癖がある上に、自分が太っていることで被る被害について楽観的に考えるという傾向があります。これは、ダイエットにとっては有害な考え方です。

もっとも、楽観主義者の持つ「自信」――つまり「自分自身にはダイエットをやり遂げるだけの意思力がある」という信念は、多くの困難を乗り越えるための力をその人に与えます。そのため、必ずしも楽観主義がダイエットに有害である、というわけでもありません。

大切なのは、自分自身を観察することです。自分にはどのように考える傾向があるのか。楽観的で、多少食べ過ぎても気にしない性格なのか、それとも食べ過ぎる自分が嫌でたまらないものの、ストレスがあるとどか食いをしてしまう癖があるのか……じっくりと観察して、その傾向を把握します。

そして、その自分の在り方が、今の自分にどのように影響を与え、このままではどのような未来が待っているのかを予測するのです。

こうすることで、ダイエットのような多大な意思力を必要とする作業を、よりたやすくできるようになるのです。

以上となりますが、ダイエットのご参考になれば幸いです。

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