2013年2月12日火曜日

あと少しで一年

ブログを書き始めたのが昨年の3月だから、あと少しで一年がたつ。おかげさまでこのブログのページビュー数も順調に増えている。

ありがたいことだと思うのだけれども、難点はブログを書く時間が長すぎること。原因は書く量が多いこと。たとえば今月初めの記事の一週間分の文字数は下記のとおり。

2/1(金)3277文字
2/2(土)924文字
2/3(日)1791文字
2/4(月)2785文字
2/5(火)1858文字
2/6(水)2919文字
2/7(木)3414文字

合計で16,968文字、400字詰め原稿用紙に単純になおせば約40枚分となる。

1ヶ月で160枚分、一冊の単行本がだいたい原稿用紙にして300枚~400枚分だから、二ヶ月あれば本が一冊書ける計算となる。いや、上記の場合、改行を含めずに計算しているので、これを考慮すれば原稿用紙の分量は雄に1ヶ月200枚を超える。2ヶ月あれば本が3冊書ける計算になる。

他のブログ主に言わせれば、ブログ一記事にかかる時間はだいたい15分から30分ほどだし、それ以上の時間を掛けるのは無駄以外の何物でもない、ということになる。

確かに、仕事としてみた場合、割にあわない。私は仕事をするかたわらこの文章を書いているし、他にやりたいことはたくさんある。それなのに、これだけの分量の記事を書いていると、時間がいくらあっても足りない。

Google AdSenseから入る広告料なんて、微々たるものだ、というか、まだ一度も広告料を受け取っていない。最近ようやく累計額が5,000円を越えて、受け取れるようになったものの、PINコード入力を怠っていたらGoogle広告が掲示されなくなってしまった(現在PINコードの再発行を申請中)。そういう訳で、仕事にすらなっていない。

かといって、趣味にするには時間をかけすぎている。趣味にこれだけの時間を割くほどの余裕がないことを分かっているけれども、せっかく読んでいただいている方々に面白いものをなにか提供できないか……なんてことを考えながら、ネタを探したりしていると、検索だけですぐに30分以上時間をとられる。

それから冒頭に示したように、結構な分量の記事を、ああでもない、こうでもないと呻吟しながら書いていると、1、2時間なんてあっという間にかかってしまう。

よく、他の人気ブログ主が1記事を15分で書いてしまうというが、本当だろうか?

楽しんで書いているにしても、もっと短く、もっと面白い、読んでいてもっと役立つものを、もっと短時間でアップできないだろうか、と日夜考えるのだが、なかなかいいアイデアが浮かばない。

寝る前に記事を書き、朝起きて推敲する(先日推敲をせずにアップしたところ、誤字が多くて帰宅して凹んだ)、週末にまとめて記事書くなどの工夫をしながらこの一年近くを乗り切っているけれども、これからまた仕事が忙しくなった時のことを考えると、今のような方法では長丁場を乗り切ることは難しい。もっといい方法を考えよなくたはならない。また、このブログでしか読めないようなものをなにか提供したい。

最近考えているのは、私のブログが一方通行で、他者の視点がないことは欠点ではないか、ということ。

2ちゃんねるのまとめサイトがこれだけ興隆を誇っているのは、単なるニュース記事だけではなく、それに対してたくさんの匿名氏がああでもない、こうでもないと会話をしている、その雰囲気が楽しいからだろう。

朝日新聞で言えば「声」の欄。最近はお年寄りの愚痴めいた投稿ばかりだけれども、今ほどネットが栄えていない時代には、あの投稿欄は老若男女の意見であふれかえっていた。時には投稿主同士の意見の応酬などもあり、大変楽しかった。朝日新聞の誌面の中でも、常に3番目か4番目の人気をキープしていたというのもうなずける。

「自分だったらこう考える」
「自分はこうは思わない」

最近の記事について、記者の分析に真っ向から異を唱えて、独自の哲学を語る人々の「声」を読むのは、たしかに子供の頃の私には楽しかった。

日本人には特にその傾向が強いのだが、他人が何を考えているのかを知りたい、という欲求は人類に普遍的な感情だ。他人の発言の海にひたれば、寂しさも安らぐ。

ブログでそれに代わる役割を果たしているのがコメント欄だが、現在使っているBloggerの仕組みでは、gmailに登録している人でないとコメントできないようになっている。荒らしを防ぐためにはいい方法だと思うが、私にとっては読者獲得のツールがひとつ足りないために隔靴掻痒の感がある。

いままでしていなかった、「まとめ」的な要素を、明日からときどき、取り入れてみようと考えている。
また、「~です」「~ます」という敬体だと、表現に限界がある。内省的なことをこの文体で書くことが私にとってなかなかに難しい。

敬体を使い慣れないために、練習のためもあって、あえて約一年、敬体で通してみたが、このブログにあった文体ではないかもしれない。

これからはしばらくの間、自由にちゃんぽんに、敬体と常体とを混在させて、ページビュー数の動向を探りながら、よりよい文体を探ってみたい。
(統一性がないために読者にお叱りを受けそうだが……)

0 件のコメント:

コメントを投稿