2012年3月26日月曜日

青春18きっぷ 技術とコンテンツ 等

月の上には 金星光る
それはアラブの 旗のよう

カナタが興奮しながら裕作へ電話をかけてきた。

カナタ「空を見て! 今すぐ空を見て!」
裕作「なんだよ、いったい」
カナタ「月と金星と木星が一列に並んでいるの!」
裕作「ああ、今日がそうだったっけ」

裕作は、携帯でカナタの興奮した声を聞きながら外に出る。
たしかに、外には月の上に金星が輝き、その下に土星がくっきりと、光っている。
裕作は、そのことを一週間ほど前に聞いていた。

それにしても……。
「木星を木星として認識するのって、生まれて初めてだなぁ」
とつぶやいた。
もちろん、普段も輝いているのだろう。だが、圧倒的な光度を誇る金星とは違って、普段はどこにあるのか、分からないほど目立たない。

カナタ「たしかに、木星は地味だよね……でも今は、そこにあるのが、わかる」
裕作「こうしてみると、幻想的だね」

裕作は、カナタに断り、電話を切ったあと、iPhoneで写真を撮ってみたが、うまく撮れなかった。
心に記録するしかないのか……もったいないと思いつつ、しばらくの間、夜空を眺めた。
彼女も、同じ空を眺めていることを感じながら。


本日気になった記事はこちら↓
昔、青春18切符にはお世話になりました。東北を何度か、この切符を使って旅をしました。
便利ですし、何よりもネーミングがいいですよね。大学時代の思い出として、一度はこの切符を使って旅をしたいと思いますし、青春時代が過ぎ去った後には、その甘酸っぱい記憶を振り返るために、もう一度、この切符を使って鈍行列車で旅したくなります。
実は、青春18きっぷを代替するきっぷの取り組みは始まっている。例えば、JR北海道とJR東日本は共同で「北海道&東日本パス」を販売している。(中略)JR九州は3月31日まで「旅名人の九州満喫きっぷ」を販売中だ。(中略)また、JR四国は通年販売で「四国フリーきっぷ」を販売している。
とのことですが、もっと甘酸っぱい「初恋きっぷ」とか「さよなら失恋きっぷ」のようなネーミングの方がいいと思うのですが……。

TBNさんのサイトで勧められていたので読みましたが、たしかに熱いですね。
それにしても、このところのソーシャルネット関連の流行は、コミュニケーション能力にそれほど長けていない我々には、嫌な流れです(泣)。

彼女がAKB48に加入して、今年でもう6年半になるそうです。彼女はネットでは、顔をけなされ演技をけなされ、大変だったろうと思います。
本当は、とても可愛い子ですし、もしも現実に彼女が側にいたら、誰しも自慢の彼女になると思うのですけれど……。
お疲れ様でした。第二の人生に向けて、がんばってください。

これは良記事です。流通革命は、コンテンツに大きな影響を与えることを、様々な例証を使って説明しています。
例えば、かつてなら『an・an』のような女性誌において、「夏の恋」に破れ、打ちひしがれた女性向けに秋を迎えて、「さあ元気になろう!」というような特集が掲載されるとするならば、そのタイトル見出しは
「一夏の花火よ、サヨウナラ!深まる秋に心を磨く」
というようなものになるのかもしれません。しかし、Web上でPVを稼ぐように見出しを付けると
「夏の失恋から回復するための自分磨きの方法100」
とでもなるのでしょうか。なんだか説明的で文学的情緒がないですね・・・。しかし「夏」、「失恋」、「回復」、「自分磨き」「方法」というようなワードでの検索結果に表示されるため、あるいはソーシャルメディア上での拡散からのPVニーズを取り込むためには、前後の文脈を省いても、内容に興味を持ってもらうために、「見出し」はどんどんと説明的にならざるを得ないのです。
そういえば、一昨年にベストセラーとなった『もしドラ』なんて、その典型かもしれません。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』なんて、随分説明的な題名だと思いましたが、売れに売れましたからね。



バカですね。自業自得です。
職員の名簿を見ながらリストを作っていくのは大変な作業だったと思いますが、これだけの作業を行なっているうちに、我に返らなかったのでしょうか。
(俺は何てバカなことをしているのだろう……)
とか。

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