2014年8月25日月曜日

酒は百薬の長ならず

先日深酒、徹夜をしました。翌日どうも調子が悪く、1日をムダに過ごしてしまいました。

それからふと考えました。
(酒は結局のところ、体にいいのか? それとも悪いのか?)

酒が体にいい理由とは、少量ならばリラックス効果があるから、というものです。それは間違いなくあります。ところがアルコールには脳細胞を破壊するという噂を聞きまして、それ以来、アルコールは極力控えてきました。そこで改めて調べてみたのです。

すぐに見つかったのが、これ。

★ 1日わずか2杯のワインが脳細胞の生産を40%も減少させると判明!!飲酒を毎日続けると学習能力が低下するらしいゾ
米ラトガース大学がおこなった研究によると、例え節度を保った量であっても、アルコールを飲むことで成人の脳細胞の生産が大幅に減少することが判明したとか。
ところが、生産を抑制するとは書いていますが、脳細胞を破壊するとは書いていません。

★ 雑学!ビールたった一杯で80万個の脳細胞が死滅する
脳細胞の動きを鈍くさせ、身体の自由を奪うのです、
そして、それと同時に多くの脳細胞を破壊していることがわかりました。
量にもよりますが、一回の飲酒で60万個~80万個の脳細胞が死滅しているのです。
と書かれているものの、ソース無し。それどころか、アルコールは脳細胞を破壊しない、という研究結果が出されている模様です。

★ 科学的に偽りであることが証明された脳に関する9つの迷信
これもよく考えればわかることですが、もしお酒を飲んでいるそばから脳細胞が死んでいくとしたら、すぐに障害が起こって気づくはずです。確かに、アルコールは脳や身体に影響を与えますが、昏睡状態になるまで飲み続けるぐらいでないと、脳にダメージを与えるまでにはなりません。
Grethe Jensen氏が1993年に行った研究では、亡くなった人の脳のサンプルを調べています。その結果、アルコール中毒だった人とそうでない人の脳細胞には、特に違いが見られませんでした。
……なんだよ、ガセか。

ところが、脳に明確な害はないものの、心臓などにはあまりよくないことが分かっています。

★ 適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問 研究
【7月15日 AFP】 グラス1、2杯の酒はむしろ心臓によい──酒を飲む人が好んで引用するこの医学的見解だが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(British Medical Journal、BMJ)にこのほど発表された研究論文によると、この長く信じられてきた考え方には問題がある可能性がでてきた。
 論文は、アルコールの摂取を少量でも控えることで、冠状動脈性心臓病のリスクを軽減させ、体重の減少や高血圧の抑制にもつながると説明している。
アルコールが心臓に良い、という説は初めて聞きましたが、多分欧米で広く広まっている俗説なのでしょう。それは嘘だ、とのこと。

なんだ。

それくらいならば、酒はまた飲んでもいいのかな、と思いました。もっとも、酒を飲むよりも楽しいことが世の中にはたくさんあるので、つきあいでもなければ飲もうとは思いませんが。


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