2014年1月28日火曜日

東京で/に引っ越しするために ~家を選ぶ基準~

とある事情により、転居することになりまして、現在新居を探している最中です。

これまでに訪問した不動産屋は15軒、見学に行った転居先は20物件以上になります。

なぜここまでいろいろな不動産屋を回るのか……一番の理由は、住む場所を探してウロウロすることが、好きだからなんです。

新しい街を、街に詳しい不動産屋に案内されながら、住むかもしれない新しい家をのぞいて回る……楽しいじゃありませんか。

実際の経験についてはまた改めて述べるとして、今回は、不動産屋に行く前に、最低これくらいは調べてイメージを固めておくといい、という判断基準を幾つかご案内しましょう。

これから、東京都内に引っ越しを考えている社会人の方、あるいは晴れて大学に合格して東京で一人暮らしをする方も、このブログの読者の中にいるはず。引っ越しに慣れていないならば、いったい何を参考にすればいいのかすら分かりませんからね。

1.住みたい街を決める

まず大切なのは、「どこに住むか」です。東京都は面白い街で、駅が異なれば、街の雰囲気ががらっと変わります。同じ台東区にありながら、鶯谷はラブホテル街ですし、上野は繁華街と動物園などが隣接した観光都市といった趣です。

そこで、まずは下記サイトでざっくりとした街の雰囲気をつかんでください。

上のサイトがあまりにゴチャついていて見にくいようであれば、前のバージョンで確認した方がいいかもしれません。


これは、「東京DEEP案内」という、東京の街について取材・考察をしているサイトで紹介されているものです。地図を眺めるだけでも楽しいですし、上記サイトを読み込んで、深い知識を身につけてもいいでしょう。

また、下記のサイトも参考になります。


こちらは、東京23区のそれぞれの特徴について述べられています。是非比べてみてください。

また、東京は人口が多いため、様々な犯罪に巻き込まれる可能性も高いところです。どこにどんな犯罪が起こっているのか。調べるのに役立つのが、警視庁が作成した下記サイトです。


また、住もうとする物件でなにか事故が起こっていないか確認したいならば、下記サイトが役に立ちます。


自殺場所、殺人事件現場などを網羅しています。これから住もうとする場所を調べるのにも役立ちます。


2.家賃を決める

一人暮らしをしたことがないと、家賃や光熱費についてあまり深刻に考えないために、
「これくらいでいいだろう」
と直感で決めてしまいがち。

でも、貧乏暮しをしたことがあれば、一度や二度は、今月の家賃が支払えずに青くなる……という経験をしたことがあるはずです。なかには、携帯代や電気代を払えずに困った経験をしたことのある人も、いるでしょう。こうして、次第に固定費についてシビアになります。

生活するのに負担とならない家賃の幅は、ある程度決まっています。

一般的によく知られているのが、月収の30%という額。月収が30万円ならば、10万円の家賃だったら生活に負担とならないのだそうですが、実はこれ、不動産屋が自分たちの利益を大きくするためのキャンペーンだそうです(実際に、昔「家賃の相場は月収の3分の1」というCMが流れていたそうです)。

昔と違い、今は携帯代やネット代に費用もかかります。月収の4分の1程度をねらうのが、賢い方法です。それでこそ、貯金もできるというもの。

実際のところ、月収が20万円前後なのに家賃が7万円の友人に話を聞いたところ、貯金はほとんどない、と言っていました。逆に、月収が15万円でもルームシェアすることで家賃を3万円に抑えていた以前の知り合いは、毎月旅行しながら貯金もしてました。それだけの差が生まれます。

☆月収12~15万円まで・・・家賃4~5万円程度(約3分の1)
☆月収15万円~20万円まで・・・家賃5~6万円程度(約3分の1)
☆月収20万円~30万円まで・・・家賃6~8万円程度(約4分の1~3分の1)
☆月収30万円以上・・・家賃8~10万円程度(約4分の1~3分の1)
生きていれば何が起こるか分かりません。できる限り固定費を抑えて貯金に回せるよう、家賃は4分の1程度に抑えた方がいいように思います。


3.物価を調べる

物価は、街によってかなり違います。もちろん、コンビニで売られているようなもの、たとえば缶コーヒーならば、どこで買っても120円です。ところが、たとえば長ネギですと、港区のスーパーでは平均1本100円なのに、足立区では1本50円で売られていたりします。

同じ都内なのに、物価が2倍も異なるのです。

では、どの区が一番物価が安いのでしょうか。2006年の資料なので少し古いですが、23区住民が選ぶ「物価の安い区」ベスト10が発表されています。それによれば、下記の通り。
 1位 足立区
 2位 荒川区
 3位 板橋区
 4位 江東区
 5位 江戸川区
 6位 葛飾区
 7位 品川区
 7位 中野区
 9位 練馬区
10位 墨田区
【調査対象】 東京23区の住民:2300人(各区約100サンプル)
【調査期間】 2006年9月25日~2006年9月28日(調査期間)
【情報提供】 住宅・不動産情報ポータルサイト[HOME'S]

物価が安いところは治安に難があることが多いために痛し痒しですが、普段の生活においては、できる限り生活費を抑えるに越したことはありません。

もっとも、コロンビアじゃあるまいし、日本の治安の悪さなんてたかがしれてますから、あまり深刻に考える必要はありません。

北千住などの、治安がよく、鉄道が何社も相乗りしているために大変便利な街も足立区の中にはあるのに、イメージだけで街を選ぶと、間違うことにもなりますのでご注意を。


4.路線の混み具合を調べる

東京都で街を選ぶ上では、鉄道の便の良し悪しも見逃せません。

特にラッシュアワー時に混み合う路線で通勤すると、毎日苦痛を味わう羽目になります。

この混雑の度合いを示す指標が、「混雑率」と呼ばれるものです。
[100%]=定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
[150%]=肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
[180%]=体が触れ合うが、新聞は読める。
[200%]=体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。
[250%]=電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない
上記の数字を目安に、下の表をご確認ください。国土交通省が発表した、平成19年度の鉄道の主要区間の混雑率データです。
事業者名線   名区    間混雑率
(%)
東武伊勢崎小菅→北 千 住145
東上北池袋→池袋136
西武池袋椎名町→池袋158
新宿下落合→高田馬場160
京成※押上曳舟→押上160
本線大神宮下→京成船橋151
京王京王下高井戸→明大前169
井の頭神泉→渋谷146
小田急小田原世田谷代田→下北沢192
東急東横祐天寺→中目黒172
※田園都市池尻大橋→渋谷198
京急本線戸部→横浜153
東京都※浅草本所吾妻橋→浅草133
三田西巣鴨→巣鴨164
※新宿西大島→住吉173
日比谷三ノ輪→入谷164
銀座赤坂見附→溜池山王168
丸ノ内新大塚→茗荷谷159
東京地下鉄※東西木場→門前仲町199
有楽町東池袋→護国寺173
千代田町屋→西日暮里181
半蔵門渋谷→表参道173
東海道川崎→品川191
横須賀新川崎→品川182
中央(快速)中野→新宿198
中央(緩行)代々木→千駄ヶ谷91
JR東日本京浜東北上野→御徒町209
常磐(快速)松戸→北千住176
常磐(緩行)亀有→綾瀬176
総武(快速)新小岩→錦糸町180
総武(緩行)錦糸町→両国206
31区間の平均混雑率171

上記をみると、池袋周辺が案外狙い目かもしれませんね。


5.1日の内に何に時間をかけているのか

家選びの判断基準を挙げていきましたが、家以外のどこで普段過ごすのか、という点も見逃せません。

通勤・通学に使う時間は、やはり無駄です。短縮できるのならば、できる限り短縮した方がいいのです。竹村健一も、
「通勤で時間を潰す奴はアホだ。仕事のできるやつは職場の裏に住む」
と書物の中で語っていました。

職場や大学が銀座にあれば、東京の東側に住んだほうがいいでしょうし、品川ならば山手線南東に住めば、通勤通学に時間をかけずに済みます。

渋谷に買い物に行くことを一番に考えたいのならば、その周辺をねらうべきですし、秋葉原の電気街をこよなく愛するならば、湯島や谷中に手頃な民家はいくらでもあります。

「気分転換になるので、勤務地(学校)から離れた場所に住居を決めたい」
と人間考えがちですが、後になって悔やむのがだいたいのパターンです。気をつけましょう。



以上、この数ヶ月、新居を探す前に参考にした情報を、簡単にまとめてみました。

あなたにいい家が見つかりますように。



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