2014年1月12日日曜日

優れた男をつかまえようとした西川史子が愚かということで

西川史子女史が離婚したそうです。

この方は毒舌キャラで売ってはいるものの、よくよく発言を聞いていると、それほど厭味がありません。本質は"いい人"であることがにじみ出ていたので、私は嫌いではありませんでした。

いい人と、そうでない人との違いというのは、必要なこと以外では他人を傷つけたくない、と考えるかどうかだと考えています。

自分の代弁者を人々は求めますから、毒舌キャラはテレビでは重宝されます。しかし、毒舌キャラは代弁をしない人々から嫌われるもの。毒舌で有名な和田アキ子や神田うのにはアンチもまた、多いですよね。

そもそも彼らの心情に、醜さを覚えます。和田アキ子には縄張り意識が強いところが、神田うのには本質的な排他的な感性が垣間見えます。

それに比べると、西川氏の批判精神は、バランスが取れています。案外まっとうな意見が多いのが特徴です。それに、芸能人や政治家などではない、弱い立場の人間に対しては、優しさを見せます。


また、毒舌を言う自分がそれほど立派ではないことを、客観的に分かっているから、時には自分を卑下し、道化となることにも躊躇しないのではないでしょうか。

「結婚相手には年収4千万円以上ないとダメ」
などと発言しつつ、実際に結婚した男性はそこまでの年収ではなかったという点にも好感を持っていたのですが、結局離婚してしまいました。

★ 西川史子、離婚の理由を生告白「(元夫から)嫌われたんでしょ。お互いに傷付け合った」
「理想の家庭像とか、『こうあるべき』というのを私が強く持ってしまっていたので、そこが違うと(元夫が)怒ってしまったりとか、(西川の)実家は父親と母親が毎晩、家でごはんを食べるというのは当たり前だったので、それを当てはめたかったし、旅行に何回行くとか、そういうところも私は言ってましたし」
旦那の福本亜細亜はある程度の公人といえるでしょう。平沢勝栄の公設秘書を経た後、葛飾区議会議員を務めていました。ただ、2007年に自民党から参議院議員選挙に出馬して落選しています。

現在は父の営む老人福祉施設の傍らで、白鳥セレモニーホールという葬祭業の経営に関わっているそうです。

葬祭業というのは難儀な商売です。人の死が関わっているので、儲かってもおおっぴらに話せません。営業活動が大変難しい職業です。

また、深夜に亡くなった顧客のために睡眠を削って葬儀の準備に立ち会わねばなりません。当然多忙です。以前私、高齢化社会を見すえて葬祭業に従事しようと考えていた時期があましたが、仕事があまりに不規則だと知って、断念しました。

ところが、同じく西川氏も多忙な人物。医師の仕事に加え、テレビの撮影というのがまた拘束時間が長いのです。また、芸能界というところは飲み会や親睦会が一種の営業の場でもあるため、仕事とプライベートの境目が曖昧です。よって、毎日のように帰宅が深夜に及んでいた可能性も高いでしょう。

多忙な西川氏としては、貴重なプライベートな時間に、自分に合わせてほしかったところでしょう。でも、彼女が1日のうち午前9時から14時の間、一緒にいて欲しいと思っても、その時間に同じく多忙な福本氏が合わせることは困難というもの。

一緒に過ごす時間が少なくなってしまえば、気持ちは冷めていきます。一緒に過ごす時間が長ければ、行き違いがあっても修復できるけれども、それも叶いません。

結局、多忙な人同士が結婚生活をうまくやっていくことなど、無理なのですよ。

……そもそも彼女ほど稼いでいるならば、旦那に稼いでもらう必然性はないのです。西川氏ほど頭がよく、合理的な考え方がわかっている女性ならば、そのことにも考えが及んだはずですが、
「仕事ができる、尊敬できる男性」
と結婚したい、という女性特有の虚栄心に、勝てなかったのでしょう。

男性が、自分よりも劣った女性に性的魅力を抱くことを"いやらしい心情"だと批判するのならば、女性が、自分よりも優れている男性に魅力を抱くこともまた、劣った感情だと批判すべきなのに、そのような声は聞こえてきませんね。でも、それはおかしい話です。

劣った男性が自分よりも劣った女性を探す心情を軽蔑するならば、優れた女性が自分よりも優れた男性を探そうとする心情も軽蔑せねばなりません。それを求めるものはワガママだと、批判せねばなりません。

よく考えたら、本当に"いい人"ならば毒舌を吐きませんし、キャラとしてもそのような仮面をつけませんよね。西川史子さんは、とどのつまり、ワガママな女性なのでしょう。

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