2013年6月19日水曜日

Googleは IT界のアスペルガー

Googleはとにかく便利すぎるので、Googleが提供する機能だけでIT消費者に必要な基盤はほぼそろってしまうと言っても過言ではないのだけれども、
  • 融通が効かない
  • 突然アカウントを停止することがある
  • 傲慢
  • サポートがほとんど機能していない
  • 日本支社はアメリカ本社にまったく逆らえない
  • 日本語能力が低いスタッフが多い
などのいろいろな難点が十年一日の如く変わらないのはなんとかして欲しい。

中でも突然のアカウント停止は何よりも困る。ところが、先日自分の息子の裸の写真を誤ってGoogle+に掲載してしまったがために、突然アカウントを停止された人がいたそうだ。

 アカウントが削除された数日前、息子が「ちんちんが痛い」と言っていたため、ズボンとパンツを脱がせて、様子を見ていました。
 その日は暑く、多分蒸れたのでしょう。赤くなっていました。
 さて、その素人診察の後、息子は全然パンツを履きませんでした。
 何が可笑しかったのかちんちんを丸出しにしたままケタケタ笑っていたのです。
 その姿が面白かったので、ふざけ半分つい写真を撮ってしまいました。
 これだけなら削除はされていなかったでしょう。
 自分がまずかった(と思っている)のは、Google+のインスタントアップロード機能がONになっていたことです。
 意識せず息子のちんちん丸出し画像がインターネット上にアップロードされてしまっていたのです。
これがあるから、私はGoogle+を使いたくない。Google+は個人情報をネット上に上げろ、上げろとうるさいのだけれども、個人情報には上記のような4歳の息子の裸の写真だったり愛しい妻のセクシーショットも含まれる。それが何らかのミスで外部に漏れても、Googleが責任を持つことは、ゼッタイにない。それどころかミスの責任を問われるのは利用者だけで、上記のようなアカウント停止のペナルティーを受けるハメになる。

Google+だけではない。私が利用させてもらっているBloggerにしても、アカウントの突然停止をたまに聞く。段々便利な機能が増えてきているので末永くつきあいたいと今は思い始めているものの、Bloggerの取締基準がいつなんどき変更され、その結果利用停止になるかもしれない、という恐怖は常にある。

海外でもGoogleアカウントが突然停止された事例がいろいろあるようだ。いささか古い記事だが、Google AdSenseの利用者が理由もなくアカウントを停止され、裁判に訴えて勝訴した、という記事がGIGAZINEに掲載されていた。


この時のGoogle側の代理人の態度がひどい。
 小額裁判所では弁護士を雇うことが許されないので、Googleは弁護士の代わりにStephanie Milani訴訟法律家補助員(女性)を派遣しました。
 最後の和解を促す短い期間が用意されており、その際に彼女はAaron Greenspan氏に対して「破滅に値する間違ったことをしたわね」と言ったそうです。そして、
「Googleはどのような理由であってもあなたのアカウントを停止することができます」
 と彼女は言った
というのだ。

結局Google側の敗訴ということで落ち着いたようだが、この短いやり取りにはGoogleの本質が見える。大変優秀で社会にも間違いなく貢献しているけれども、傲慢で融通が効かず、他人との交渉を拒絶して自分だけが正しいと思い込むという点だ。

はっきり言おう。GoogleはIT界のアスペルガーだ。彼らは優秀で傲慢で、才能だけあれば世の中を変えていけると思い込み、他者(消費者)との双方向のコミュニケーションをとことん拒絶する。

ちなみに、アスペルガーチェックリストでGoogleをチェックしたところ、下記の通りとなった。
◯ 会話が出来ているようでできていない
◯ 知らないうちに失礼な行動をしている
◯ 応用がきかない
◯ 指示されないと動けない
◯ 人と対面する仕事が出来ない
◯ 余計なことを言ってしまう
全部に当てはまっているじゃないか!(笑)これはちょっと驚き。
上記の6つのアスペルガー特徴に一つでも当てはまるならば、
アスペルガー症候群の可能性があります。
でも安心してください。
アスペルガー症候群は、治療すれば治るという訳ではないですが、
きちんと対策すれば、一般の大人と同じ生活ができます!
と、上記サイトに書かれている。ぜひとも治療してほしい。

Googleが素晴らしい能力を持ち優秀なのは間違いないところであり、「邪悪になってはいけない」という誓いの通り、彼らの心情には一点の曇もないものだろう。

だからといって、失敗した人間を、自己責任だからといって、ミスを理由に不幸のどん底へと突き落として平然としてもいい権利は、ないのではないか。せめて、何らかの救済措置を用意して然るべきじゃないのか。

でも、Googleは1かゼロかという思考様式にこだわる。アスペルガーがルールを絶対視して、それを破られると癇癪を起こすように。

実のところ私は、アスペルガーが嫌いではないのでGoogleも嫌いではないのだが、彼らが時折見せるひとりよがりの正義感には辟易することが多々ある。それでも彼らと仲良くしたい。そのためには、彼らが理解できるように、他者のミスに寛容となるように、とにかく粘り強く粘り強く交渉していくことが必要なのだ。

冒頭のブログ主にアカウントを教えてほしいとコメントしたが、今のところお返事なし。でも、もしもアカウントを教えていただいたら、ブログ主のアカウント復活を、私からもGoogleにお願いするつもりだ。この趣旨に賛同する人々が大勢で声を上げれば、たぶん、Googleの頑なな態度も、少しは変化があるのではないかと思う。




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