2014年9月30日火曜日

同性愛を認めろという声の先にいる、近親相姦を認めろ、という人々

数日前「お見合いパーティー必勝法」の記事を書いたせいか、出会い系サイトと誤認識され、一部の携帯でこの「アマカナタ」のサイトが閲覧できなくなったようです。ただ、こうした規制に迎合していては、やがて何も書けなくなります。興味のおもむくまま、めげずに本日も、やや際どいネタを扱います。近親婚が合法化されるかもしれない、というニュースの感想です。

★ ドイツ諮問機関、きょうだい間の性交渉の合法化を勧告

ドイツで兄と妹が、性行為をいたして子供を出産。それがバレて兄は近親相姦を禁じる法律に違反したかどで有罪判決を受けました。これを不服として2人は欧州人権裁判所に提訴した、という記事です。

裁判には敗れたものの、この決定を検討したドイツ政府の諮問機関である倫理委員会は「同意に基づいた兄弟間の性交渉に対する刑罰を廃止するべき」と政府に勧告したそうです。

近親相姦……考えるだに気持ちが悪く、生理的嫌悪感を感じます。歴史的にも認められるべきではありません。しかし、歴史や嫌悪感を根拠として禁止するべきだ、という主張は成立しません。同性間の性交渉も同じ立場で、今は認められているのですから。

同性間の性的交渉や結婚がほぼ認められつつある現代、やがて近親相姦や近親婚も認めざるを得なくなるのでしょうか? このニュースについて遡って調べると、2008年の記事に、詳しい内容が載っていました。

★ ドイツ、実の妹を愛した男性による近親相姦合法化の訴え実らず
 訴えていたのはパトリック・ステュービング(Patrick Stuebing)さんの弁護団。ステュービングさんは2000年、別々に暮らしていた妹のスーザン・カロリュースキ(Susan Karolewski)さんと出会い、それ以来関係を続け、カロリュースキさんはステュービングさんの子どもを4人出産している。
 ステュービングさんは1976年、旧東ドイツのライプチヒ(Leipzig)で産まれたが、家族は崩壊状態だったという。父親がアルコール中毒で暴力を振るったため、ステュービングさんは3歳のときに児童養護施設に引き取られ、後に他の家族の養子となった。
 その後、24歳だった2000年にライプチヒの母親を訪ね、8歳年下の妹、カロリュースキさんと出会った。
 失業中のステュービングさんは、現在も妹と別れることを拒否しており、現在も係争中の4人目の子どもが生まれた際の裁判で有罪となれば、再び2年間の服役刑に処せられる恐れがある。
この兄妹は顔も公表した上で、近親相姦を禁じる法律の撤廃を訴えていおり、今やドイツでは知らぬ人もいない有名人なのだそうです。

近親相姦が禁じられている理由の一つに、劣性遺伝子の発現率が高まる、というものがあります。

しかし、子供に障害が現れる可能性が高まるからといって、結婚を許さないというのは今や認められない考え方です。実際彼らの弁護士は、
「障害者の出産、高齢出産が認められているのに、近親相姦のみが禁じられているのはおかしい」
と主張しています。


さらに調べると、近親相姦の合法化を訴えるのは彼らだけではありません。ここ数年、近親相姦を行っていた人々が、世界中で主張を始めているのを知りました。

★ 父親と娘が恋愛関係になって近親相姦、女児を出産してテレビ出演
★ 子供もうけ有罪の父娘、関係承認をTVで懇願 豪州

これまでタブーとされていたものも認めていくのが、今の欧米型先進国の風潮ですが、その先に待つのは、私たちが今でも禁忌と考える、近親相姦、近親婚を認めねばならないという現実のようです。

「どうせ特殊なカップルの話だ。私達には関係ない」
とお考えの人々が多いと思いますが、今後、近親相姦カップルが、あなたの身の回りに現れない、という確証はありません。

立花隆氏の著作で知りましたが、ネズミを高ストレス環境で幾世代も育てていくと、同性愛、ロリコン、近親相姦を行なう個体が高頻度で生まれることが実験で確かめられています。

ストレスの多い現代社会では、同性愛や近親相姦に向かう人々が増え続けるのかもしれません。特に貧困層では、欲望を金銭的に充足できず、家族の間で欲望を解消する傾向があります。それが「貧乏人の子沢山」という結果となるわけですが、倫理観のタガが外れると、虐待や近親婚へとつながります。

事実、アメリカの「レッドネック」と呼ばれる白人貧困層に、近親相姦が蔓延している、という噂があります。

彼らはトレーラーハウスと呼ばれる簡易式の住居に住み、無教養な差別主義者として描かれる事が多く、様々な嘲笑の対象となっています。ジョークとして流通するものの一つに、
「彼らは結婚相手がいないのに、いつの間にか子供が増えている」
というものがあるそうです。

「彼等は隠れて近親相姦しているような奴ら」
という意味の皮肉ですが、これが必ずしも悪質なジョークで済まないのは、彼らの中で近親相姦によるレイプ事件が高確率で多発していて、時々摘発されているという事実があるから。

メディアが欲望の解放を叫び、消費を惹起する様々なコマーシャルであふれるアメリカは、貧しい人々にとって暮らしにくい場所です。結果、違法で多くの人を傷つけることになる、ドラッグや近親相姦など、手近な欲望処理に走ってしまうのかもしれません。

それを「悪いこと、おかしなこと」と言えない世の中になりつつあるのでしょうか。

2014年9月28日日曜日

20代の女性に社会が求めるものが多過ぎだ

私よりも年長、45歳の同僚の女性は、39歳で子供を産んだ。高齢出産である。私を含む周囲の同僚たちは、彼女から子育てがどれほど楽しいか、よく聞かされていた。

ところが私とその女性が、たまたま職場で2人きりとなったときに、真顔で諭された。
「子供は早く作った方がいいよ。楽しいと周りには話しているけれど、本当は身体がきつくてたまらないの。元気な子供についていくのが必死。こんなに大変だとは思わなかった」

彼女の言葉は、本音だったのだろう。人間は確実に老いる。子育てが楽しい、幸せだと、高齢出産を成し遂げた女性は声高にアピールするけれども、彼女たちは内心、元気な子供の世話に追われることで悲鳴を上げているのかもしれない。

出産にもある年齢を超えると危険をともなうことはよく知られている。子供を産むのには、適した年齢があるということだ。20代から30代前半の、15年ほどの期間。その間に子供を産むのが、身体に負担をかけない。

だから、社会が少子化対策のため、女性に子供を産んでほしいとお願いするならば、その年齢の女性が結婚し、子育てができる環境や雰囲気を作ることが必要だ。ところが社会は、女性たちに子供を産んで欲しいとお願いしながら、逆のことを平気で要求する。

よく語られる「経験を20代で詰め」

「20代で頭を鍛え損なった人がすべきこと」に取り組む50代のある半日」という日経BP社のオンライン情報サイト・ITproの記事では、50代の記者が、20代で能力を鍛え損なったことを後悔しつつ、日々経験に勤しむ様子をつづっている。
 20代の経験がその後の仕事振りを決める、すなわち仕事ができる頭は20代でつくられる、という話は昔からしばしば聞いた。この件は何回か書いたが大事だからまた書く。
 何かを成し遂げた人に「どうしてできたのか」と問うと若い頃の経験を必ず持ち出された。例えば、製品の企画、設計、生産、営業、客先への搬入、障害対策、保守を全部やらされて苦労したが、物事を判断する軸が頭の中に複数でき、その後の仕事にとても役立った、といった話である。
「20代で勉強・経験を積むことがいかに大切か」
という主張を、私のブログの読者も、どこかで読んだことがあるはずだ。いや、これはほぼ、常識のように語られている。

そして、少子高齢化社会の日本では、女性の社会進出に大きな期待が掛かっている。女性もまた、20代でキャリアを積み、専門知識を蓄えることを期待されている。

だが、20代は同時に、女性にとっては出産や子育てに適した年代だ。

一方では、女性もキャリアを積め、仕事をするべきだと言われ、もう一方では出産、子育てにはげめと言われる。別々のところで語られる矛盾した主張は、語る人間は異なるが、同じ人間へつきつけられている。女性にとってはあまりに酷ではないか。

矛盾した欲求で人は壊れる

無論、上記のITproの記者が、女性に酷な要求をするつもりで記事を書いたわけではない。だが、私たちは、同じ系列の日経新聞やその購買層が、矛盾した欲求を突きつけているのを知っている。

自動車のブレーキとアクセルと同時に踏めば、クラッチが焼けてしまう。幼少時に「私の言うことを聞きなさい」と言われながら、「自分の頭で考えて行動しなさい」と矛盾した2つの要求をされた子供は、両者に引き裂かれて精神を病むという。アンビヴァレントな要求をされることほど、ストレスのたまることはない。

無論、20代でキャリアを積むべき、という考え方は間違ってはいまい。だが、それを主張するときに、何らかのためらいを、私たちはそろそろ覚えるべきだ。

今のアメリカでは、化粧品会社が「白い肌は美しい」というキャッチコピーを使うことはほぼ不可能だという。有色人種への配慮がないからだ。窮屈なことだが、白人以外の人種に対して配慮をしていこう、有色人種の力を経済に取り組んでいこう、というアメリカ社会の意思を表している。

同じように、女性に子供を産んで欲しいと思い、同時に女性に企業の中でキャリアを積んで欲しいと日本人の私たちが思うのならば、キャリアはいつからでも積める、という考え方をもっとおしすすめていかなくてはならないと思う。

社会全体で、20代のキャリアに過剰な期待をすることをあきらめていくことで、女性へのストレスもまた、減るのではないかと思うのだ。

2014年9月26日金曜日

杉村太蔵は株式投資の新たなスターとなるか

元衆議院議員の杉村太蔵氏が、株式投資で資産1億円を作ったというニュースが話題になっています。

★ 杉村太蔵センセー、華麗なる転身!「バカでも資産1億円」

「議員辞めればただの人」
となる人が多い中で、落選後も「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターとして活躍している杉村氏を、
「しぶといな」
と呆れつつ感心していましたが、まさかその間に株式投資で1億円の資産形成に成功していたとは……。
株式投資で多額の利益を上げ、商社を立ち上げて4年間で約1億円の資産を築いた。昨年は1000万円の英高級車ジャガーを購入したという“投資家&実業家”タイゾーに話を聞いた。
「国民の99%はボクをバカだと思っているかもしれませんが、その私が資産1億円となると…、それはみなさんの勇気になると思いますよ」
自身のキャラをわきまえつつ、さらなる高みへ向かおうとする杉村氏に感嘆しつつも、眉に思わず唾しました。

(話ができすぎているんじゃないか)
とどうしても疑ってしまうのです。私の心は汚れているのでしょうか。


広告の技術は進化している

少し話は飛びます。

20年ほど前になるでしょうか。白鳳大学教授の福岡政行氏の講演を聞きに行ったことがありました。
「ちょっとだけ、ウラ話!福岡政行氏」より
某有名宗教団体の実名を挙げつつ、その団体は博報堂に莫大な広告宣伝費を支払い、博報堂は某団体のイメージアップを全面的に支援している、といった内情を、講演で話していました(業界の裏話を聞けるのが、講演の醍醐味です)。

広告代理店では、単なる出版物への広告宣伝を扱うのにとどまらず、教祖の言動、ファッションなど、様々な点の改善策を提案しているのだそうです。

(宗教団体も宣伝する時代なのか)
と驚きましたが、それも今から20年前の話です。今では広告代理店は、もっと多岐にわたる広告宣伝に携わっていることでしょう。

電通や博報堂のような巨大広告代理店ともなると、テレビCMで商品名や企業名を連呼する単純な広告作成だけではなく、業界全体のイメージアップを手がけることで、一企業にとどまらない収益アップにつなげていることなどを、ご存じの方も多いでしょう。

このような試みはすべてうまくいくとは限らず、当たり外れが多いものだそうです。とはいえ数十年も試行錯誤を続けていると、手堅い広告手法も分かってきます。いろいろな手法のうち、確実なのが「スター」を作って、大勢の人にアピールする、という方法だと、私は別の方の講演で聞いたことがあります。誰だったか忘れましたが。


株式投資のスターたち

たとえば2005年、ジェイコム株大量誤発注事件で注目を浴びたB・N・Fこと小手川隆氏。彼は大学中退のニートという立場ながら、株式投資で100万円を210億円にまで増やしました。

あるいは主婦でありながらFXで8億円の資産を築き上げた池辺雪子氏。日本の専業主婦を中心とする個人投資家が、2000年代から国際為替相場に大きな影響力をもたらすようになりました。欧米では畏怖を込めて、彼女たちを「ミセス・ワタナベ」と名づけましたが、その名前の由来となったのが池辺氏だそうです。

2000年中盤、マスコミやネットでたびたび話題となった彼らに憧れて大勢の人が投資を始めました。それは自然発生的なものだったのか? それとも誰かが絵図を描いたのか?

当時、バブルの余波がまだ残っていたので、主婦やニートといった人々は暇と小金がありました。今よりも余裕のあった時代。個人のものとしては些少でも、彼らの人数は多く、集まれば巨額の資金となります。それまで見向きもされなかった層の資金を投資市場へ呼びこむことに、上記のスターたちが大きく寄与しました。

FXやネット株取引は今でこそ当たり前ですが、始まった頃はまだ信用がなく、参加者も少なかったのです。その状況を変えたのは、小手川氏を始めとする大成功者のお陰です。無論、彼らの成功は実力や才能によるものでしょうが、それを後押しした大勢の人々、利用しようとした人々が背後にいたはずです。2ちゃんねる発の自然発生的なムーブメントだと意識している人が多いと思いますが、今では2ちゃんねるの相当初期から、2ちゃんねるの運営陣が印象操作のために書き込みを操作していたことが明らかになっています。


今度狙われる財布とは

当時、マザーズやナスダック(現・ジャスダック)が開設されたばかりで、これまでの株式投資の客層とは異なる層にアピールして新規投資を呼びこむ必要がありました。ニートや主婦といった人々がその頃大勢参入しましたが、今でも儲かっている人はどれほどいるのでしょう?

一部は儲けましたが、大多数の人々は有り金をそっくりと巻き上げられて、青息吐息といったところでしょう。

さて、2014年。

オリンピックも数年後には控えています。安倍首相は、株式市場の活性化を目論んでいます。たくさんの投資を呼び込まなくてはなりません。

では、日本政府や証券会社が次に狙う、新たに株式投資に挑戦してくれる人々とは、どのような人々なのでしょうか。

すぐに思いつくのは退職したばかりの団塊世代です。しかし、彼らは年齢が高く、概して保守的で、したたかです。バブル崩壊の記憶が根強く残っています。広告に踊らされ、熱狂の起爆剤となる可能性は少ないでしょう。彼らにアピールしても、あまり期待できそうにもありません。

では、どのような人々なのか? やはり経験や知識の少ない若い層でしょう。

もしも、杉村太蔵氏が、株式投資の新たなスタートして大手広告代理店の目に止まったのだとしたら。彼が体現する人物像こそ、投資をして欲しい対象なのかもしれません。

たとえば。

1970年代生まれの、団塊ジュニアや真性団塊ジュニアと呼ばれる世代、いや、氷河期世代と呼ばれる1970年から1982年生まれの世代。この層は、就職で困難に遭遇したものの、近年になってようやく落ち着き、結婚もぼつぼつとし始め、生活に余裕が出てきています。

彼らの余剰資金を狙うため、彼らにアピールするための「スター」として、杉村氏はとても適切なように思います。

「あいつに出来るのならば、私にだってできる」
……そう勘違いする人は多いはず。

今回の杉村太蔵氏に関連するニュース。一個人の本出版を報じるものにしては、扱いが大きく、いろいろな媒体で取り上げられているのが気にかかります。何らかの意図が背後にあるとしたら、それに騙されないようにしないといけません。