2014年9月20日土曜日

お見合いパーティー必勝法 上

お見合いパーティーで出会った女性について話をしようと思うが、まず今日と明後日は、お見合いパーティー必勝法について書くことにしよう。

30歳を越えたばかりの頃の私は、結婚しなきゃとあせっていた。

その頃に知ったのが、お見合いパーティーの存在だ。初めて参加して、出会いの手応えを掴んだ私は、月に1~2回のペースで参加するようになった。1年の間に、20回近く参加しただろう。一度の参加費が男性は5千円程度だから、年間10万円以上の痛い出費だ。それが、ときどきインターバルはあるものの、数年続いた。

この時の経験則をご紹介する前に、お見合いパーティーがどのようなものか、ご存知のない方のために簡単に説明したい。

参加するパーティーは、ネットで「お見合いパーティー ◯◯(地名を入れる)」で検索すれば、いくらでも探せるだろう。あるいは、以下のサイトから選んでもいい。

★ 独身社会人のためのカップリングパーティー 「エクシオ」
★ エヴァのふれあいパーティー
★ 無料 婚活 「ハッピーブライド」

会場は、ホテルの一室のこともあれば、普段は会議に使われている貸し会議室の場合もある。事前に電話などで申込、受付で名前を伝え、身分証明書を見せて、会場に入る。

場所にもよるが、高校の教室ほどの広さのところが多かった。壁際のしつらえた机の上にお菓子や飲み物が用意され、自由に飲食できるようになっている。

部屋には向かい合わせに並べられたパイプ椅子が10脚×2列、それが2組あり、合計4列、40人分が座れるようになっていることが多い(あくまで1例)。

女性20人が、横一列に決められた場所に座る。その前に、男性も主催者に決められた順に座り、動くのは基本、男性だけである。

スタートと同時に、向かい合った男女がお互いに自己紹介とアピールを開始。たった3分で交代して横にずれていく。30秒の休憩後、また3分間自己紹介をし、世間話に興じる。

3分間は短い。それだけで自分をアピールし、相手を知ることなんて無理だ。でも、20人と話さなければならないから、休憩を含めると1時間半はすぐに経つ。初参加者が「こんなに短時間だと何も話せない」と声を上げることもあるが、やがて全員と話すのには時間が足りないことに気がついて、目前の相手と話すことだけに集中するようになる。

20人の初対面の異性と話し終わると、そこそこ疲れる。そのため、20分の休憩が主催者によって設けられ、気分転換が図られる。

席を移動して自由に歓談することが可能なので、人気の女性の周りには、4~5人の男性が群がり、必死にアピールすることが多かった。あきらめて飲食に走る男性もいる。まったく男性が周りにやってこない、あぶれた女性は女性同士でお喋りを始めたり携帯をいじったりしている。

その間に係員は、参加者全員から、少しでも興味のある異性の名前を3人ほど書かせた第一印象集計表を集め、パソコンに入力する。休憩時間が終わると、自分に興味を持ってくれた異性の名前が書かれた紙が、主催者から参加者に配られる。

先ほどの自由時間と似たような雰囲気で、20分ほどの自己アピールの時間が始まる。人気のある女性に群がっていた男性は、その女性が自分にまったく興味を持っていない、という現実をつきつけられ、自分に興味を少しでも持ってくれた女性の前に移動することが多い。もっとも、初志貫徹して目当ての女性に話しかけ続ける男性も多い。

それから参加者は、「この人とカップルになりたい!」という人の名前を書いた第二印象集計表を係員に提出する。係員は10分ほどで内容をパソコンに入力していく。大変タイトなスケジュールだ。

最後に結果発表。みごとマッチングした男女は、名前を呼ばれ、二人づつ、会場を後にする。最後まで名前を呼ばれなかった男女は、主催者から慰められながら、会場を後にする。

誰ともカップルになれなかった男女は、内心、みじめだ。男性は5,6千円がパー、女性は3千円程度だが、貴重な時間を費やしたことには変わりはない。それに、誰からも選ばれなかったという屈辱を胸に帰宅しなければならないから、悔しい。

何度か参加するうちに、私はコツをつかめるようになった。

一度、一番人気の女性と運良くカップルになれたことがある。会場の近くのバーに誘い、彼女に酒をおごった。アルコールが入って口が軽くなったのだろう、彼女がこんなことを打ちかけてくれた。
私 「明日、どこか美味しいお店で食事でもしませんか?」
女 「明日も別のお見合いパーティー、行かなくちゃならないんですよ~」
私 「参加申込み、断ればいいんじゃないですか」
女 「でも、友達に頼まれてててぇ」
私 「友達と一緒に行くんですか?」
女 「いえ、友達はお見合いパーティーの主催者なんです」
きくと、主催者がお見合いパーティーを盛り上げるために、知人の女性にタダで参加させている、というのだ。私は一気に興ざめした。

次回に続く。


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