2014年2月9日日曜日

都知事選、舛添氏が当選確実

出口調査の結果から、舛添氏の当選が確実となったそうです。

それにしても劇的ですね。前日は大雪により、東京の交通網は麻痺。45年ぶりの大雪となったにもかからず、本日は嘘のような快晴となりました。なにか、天の意思のようなものを感じてしまいます。

もしもそこに天の意思があるとしたら……大雪による停電により、改めて都民が、電力がいかに大切か痛感。主力候補者のうち、脱原発からもっとも遠い、舛添氏の当選を望んでいる、というところでしょうか。

しかし、たぶん、そこに天の意思はないのでしょう。そもそも、悪政に天災が生じ、善政に天恵があるという思想は中国の「天」の思想に基づきます。自然科学の劣った古代の思想です。それを否定することで、近代思想は成り立っています。大雪が降ったことは偶然ですし、停電となったのも偶然です。ただ、舛添氏には運が味方した、ということです。

どのくらい、舛添氏は票を集めたのでしょう? 今夜遅くになればすべて分かるのでしょうが、猪瀬前都知事ほどの票は集めてはいないはず。だいたい、180万票程度でしょうか。分かりませんが。

ついでに、他の候補者の得票数も予測しておきましょう。細川氏は130万、宇都宮氏は110万、田母神氏が40万といったところ、かな? そして家入氏が4万票ほど(完全に適当です)。

舛添氏は人間的にいろいろな問題のある人間ですが、彼が前都知事や元都知事に比べてマシな点といえば、失言があまりなさそうだ、というところでしょうか。バランス感覚には優れていそうな気がします。

ただ、石原慎太郎のようにグイグイと前に出て矢面に立つタイプではなく、調整型の人です。下手をすると万事控えめな、太田元府知事のような目立たないタイプとなるかもしれません。

オリンピックを盛り上げるための都知事です。本当ならば、誰もがパーッと明るくなるような、石原慎太郎のような人物が都知事となるのが一番なのですが、舛添氏では少々力不足でしょう。

ただ、今の日本を見回してもこれ、という人物が見当たらないのが辛いところです。


※2/10 7:50 追記
得票数が確定しました。全然違ってましたね!
まだまだ修行がたりません。
(下表はNHK選挙情報より)


舛添 要一2,112,979 票
宇都宮 健児982,594 票
細川 護熙956,063 票
田母神 俊雄610,865 票
家入 一真88,936 票
ドクター・中松64,774 票
マック赤坂15,070 票
鈴木 達夫12,684 票
中川 智晴4,352 票
五十嵐 政一3,911 票
姫治 けんじ3,727 票
内藤 久遠3,575 票
金子 博3,398 票
松山 親憲2,968 票
根上 隆1,904 票
酒向 英一1,297 票


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