2014年2月1日土曜日

司法書士は食えないと聞いた

先日、以前司法書士事務所で働いていた人と話す機会がありました。
「なぜそこを辞めたのですか?」
と尋ねると、
「司法書士をやっていても食えないことが分かったから」
と答えます。

弁護士が多くなったため司法書士にしわ寄せがいく、という予測は10年以上前から言われている話ですが、実際に働いていた人から聞くと、また重みが違います。

改めて現状を調べてみました。その中で見つけたのが、下記の記事です。

★ 司法書士、30歳を過ぎても年収200万円台はザラ
司法書士事務所っていうのは、絶望的に待遇が悪い。ひどいところだと、30歳を過ぎても年収200万円台とかですから。あれだけ苦労して合格したのに、なぜ?って普通は思いますよね。これは司法書士事務所が独立のための“修行の場”と考えられているためです。
私、かなり昔、とある司法書士事務所に転職のために面接に行ったことを思い出しました。

「最初はみなさん、月給18万円です」
と雇用条件について開示した男性の司法書士さんは、年齢は35歳ほどでした。
東京で18万円はきついと思いつつ、
「求人票に残業が月に30時間を書かれていますが、残業代は出るんでしょうか?」
と尋ねたところ、話の途中からイライラし始めたのです。

「出るわけないでしょうが! 仕事が遅くて残業している訳でしょ? 早い人は定時に帰ります。事務員はみな、同じ量の仕事をするべきです。当然、早く仕事が終わる人に合わせて与えています。その分の仕事ができないために残業しているのに、残業代、出るわけないでしょ!」

これを、司法書士自身が堂々と言うのですよ。

面接に来ただけ、雇用関係もない部外者に、ここまでブラックなことをカミングアウトできるこの方はいったいなんなのだろうと思いつつ、丁寧にその場で辞退させていただきました。

面接途中で尋ねたら、そこで働いている事務員は全員、司法書士の勉強中なのだそうです。つまrは芸能事務所のようなものですね。
「あなたもタレントになれる!」
と煽り、タレント予備軍をかきあつめる、あの手法です。

たしかにスターになる人もいるでしょう。でも、それはほんの一握り。
彼女たちに安い給料で水着の仕事やエキストラの仕事をさせ、目が出ないならばそのまま使い捨てにします。騙される方が悪いとよく言われますが、騙す方は巧妙です。悪事が露見することはほとんどありません。

とはいえ、司法書士事務所が堂々と労基違反するのは、さすがに例外だろとうその面接後に思っていましたが、ニュース記事を読む限りでは、そうとは言いきれないようです。

「つ◯◯司法書士事務所」は、いまでもあの場所にあるのでしょうか。


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