2012年7月9日月曜日

伊東乾氏がブレイクするかもしれない

ネットでは、毎日様々な記事が話題になります。全く別個に話題になった記事の書き手が、実は同一人物だった、という場合もあります。その時には、この人物が近々、世間的に大きくクローズアップされる前の前兆である、と考えるようにしています。

「本当に大切な相手にまじめに何かを頼みたいのなら、必ず万年筆全文自筆の手紙を記念切手でお送り等するのが人間として当たり前」 という最近話題になった記事。twitterで講演を依頼したNoma Shinji氏に対して、伊東乾氏が標記の文句をtwitter上で行ったために、大勢の人の注目を浴びました。

この人の顔写真を見た時に、あれっ? と思いました。どこかで見たことがあるぞ、と。記憶をたどって、思い出したのがこの記事です。

東京大学には入ったけれど・・・ああ無常

どちらの記事を読んでも、嫌なものを感じるのは同じ。「上から目線」という言葉は好きではありませんが、知識、立場の上の人間が、常識からやや外れた人間を見下して己の優位性を確認する、という点は、上から目線そのもの。

もっとも、的を得ているのならば、たとえ偉そうな口調で怒られても、不承不承、正論だな、と納得せざるを得ないのですが、この方の言うこと、何かズレているのですよね。

最初の記事について。

たしかに、依頼状をどう書くべきかを、気にする人は気にします。年配者の中には、巻紙に毛筆で依頼するべきだ、という方だっているほどです。こういう相手の機嫌を損ねないことは、人間関係を円滑に保つ上では避けては通れません。

ただ、人にもよりますよね。偉い方になればなるほど、相手に気を使ってもらう割合が多くなります。立場が変わると、周りの扱いが変わるからです。そうすると、人間はやがて二種類に分かれます。

A. 自分が偉いから、周りに気を使わせて当然だ。
と考える人と、
B. 立場が変わったからといって、周りに気を使わせる必要はない。
と考える人です。伊東氏は典型的なAのタイプのようです。元々傲慢だったとしても、これまで若手で、自分がへりくだる方でしたから、それが目立たなかったのでしょう。しかし、東大准教授のように偉い役職について、だんだんと地が出てきたのだろうと推測します。

もう一つの記事について。丁寧に板書しない講師を批判した学生のことを、伊東氏は、
かなりの確率で言えることは、この子は大学に入って最初の学期で、凄まじく低い成績を取るだろうことです。
と予想しています。その通りかもしれません。しかし考えてみてください。問題と模範解答を丁寧に板書しない、などという教授批判を展開する大学生自体、相当なレアケースです。「大学では、解答がみつかっていない問題について研究するところだ」くらいの常識は、ある程度の教養のある大学生は知っているお話です。こんな“重症の”レアケースを取り上げて、
「おかしいよね」
「ばかだよね」
と指摘するのは、知的障害者をバカにして、笑いを取るお笑い芸人を見るような、後味の悪さを感じます。

この二つの記事から浮かび上がる伊東氏の人間像は、立場が弱く、自分よりも劣ったと思える人間から、対等な態度を取られることに我慢できない極度のエゴの持ち主というもの。自分の優位をみせつけて、人前でその非をこき下ろして快感を得るタイプです。

twitterではそれが見ぬかれたようで、一つ目の記事の後大きく叩かれて、後手後手の言い訳を並び立てていて笑えましたが、その後twitterで、
そろそろツイッターも潮時なのかもしれませんね^^;(7月4日 - 13:11 )
と書いています。彼のようなタイプは、民主主義的で、権威主義から程遠いネットの世界とは相性が悪いので、遅かれ少なかれ、退場する運命でしょう。今の時点で、この判断をした伊東氏は、さすがに東京大学の准教授、頭のいい方だと思いました。

しかし、冒頭に書いた通り、近いうちに、彼の書く記事が再びネットで大きく取り上げられるだろうと、予測します。自己顕示欲の強いタイプですから、何かを発言せずにはいられないからです。そして、自分の常識を振りかざすものの、人々の支持を得ることはありません。笛吹けどもおどらぬ大衆に嫌悪感を示し、自分になびかない大勢をバカにして、大炎上して本格的にネットから退場する……というよくあるパターンを、いずれ取るのではないでしょうか。

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ところで、暑い夏が続くと、気になるのが体臭です。体臭について調べると、ミョウバンがいい、という声をよく聞きます。そこで、先日ミョウバンを購入して、洗濯する際にふりかけました。少々くたびれたワイシャツや、靴下。それが、ミョウバンのお陰でしょうか、嫌なニオイがまったくなくなったことに感動しました。

このミョウバンを使う前。そんなに効くなら、防臭スプレーにはすべてミョウバンを入れればいいのにと思っていましたが、実際に使ってみて分かりました。好みが別れるニオイです。甘くて、やや鼻にくるようなニオイが、使用後に結構残ります。乾かして半日経てば消えましたが、苦手な人も多いかもしれません。




本日気になった記事はこちら。↓

★ 惰性から抜け出す15の方法
惰性は第二の天性ともいいますから、抜け出すのはとてもむずかしいです。この記事は、「あなた自身も愛そう」などという曖昧な表現が多く、惰性から抜け出す方法としてま今一つかな、とおもいます。ところが、曖昧な表現の多い方法のうち、唯一、明瞭な方針として挙げられているのが、
7.パートナー選びを妥協してはダメ
の項目。筆者はパートナー選びで大きな後悔でもしたのでしょうか。

★ 法科大学院制度は人々の恨みと憎しみしかもたらさなかった
放火大学院設立の趣旨を読んでいた時に一番腹がたったのが、多浪しすぎて人生を棒に振る人間を救済するため、というもの。大きなお世話ですよ。本人は好きで浪人をしているわけでして、それをあきらめさせることを「救済」と信じる法曹関係者に腹がたったものです。

★ 「信じない人のための宗教」が流行する!?
信じない人のための宗教、ですか。宗教のネガティブな面ばかり強調される世の中ですが、宗教団体の中の互助制度は確かに魅力的です。宗教を信じない人のための同様の制度があればいいのでは、という主張です。

宗教ではなくとも、同じ価値観を共有していなくては、宗教団体のような互助制度を運営するのは難しいのではないでしょうか。

日本では、たとえば「早起き会」で知られる「実践倫理宏正会」などがこれに当たると思いますが、価値観の共有を嫌う人からは、宗教チックに見られているようです。


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