2013年6月5日水曜日

最近気になった記事 6/5

最近気になった記事のご紹介です。

★ 「姉は認知症」訴えに取り合わず…日興不正解約
久々に心底胸糞悪くなった記事です。SMBC日興証券といえば、元日興コーディアル証券のこと。かつては不祥事のデパートと一時期言われるほど、顧客のカネをだまし取ったり違法勧誘をしたりインサイダー取引をしたり、度重なる犯罪を犯してきた証券会社でしたが、三井住友銀行系列であるために、SMBC(Sumitomo Mitsui Banking Corporation)を頭につけて再出発したはずでした。しかし、DNAは裏切れなかったようです。

★ 急増する「愛してくれ症候群」。
承認欲求は誰しもあるものですが、それが過剰になると周囲に迷惑となります。愛されたことがない男性が要求する「愛していると言ってくれ」症候群。昔の冬彦さんの名台詞を思い出します。

★ ブラジルの都市サントスでは100棟以上のビルが傾いている
1950年頃から週末を過ごすための高層建築ブームが起こり、さらに建築責任者がサントスの地層に詳しくないサンパウロの技術者だったことから、地盤の基礎工事も十分でないまま乱立していきました。その結果、立ち並んだビル群の重量に耐えられず、地盤沈下によってビルが傾いてしまったとのことです。
★ ワタミの介護 崇高な創業理念と裏腹な「死亡事故」多発の深層
いろいろな話が出てきますね。ワタミといえば、労働基準法違反で新卒社員が先日自殺したことでも有名ですが、死人が出たのはそれだけではありませんでした。

★ カタツムリ:コハクオナジマイマイ、ビタミンB2大量蓄積
ビタミンB2は、赤血球の形成などに関わるため、口内炎予防にも必須のビタミンですが、これをカタツムリが大量に溜め込んでいるそうです。海の貝は「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が豊富です。カタツムリもまた、本来ならば食材としてエスカルゴのように注目されてもおかしくないはずですが、日本人、カタツムリを食べませんね。

★ ペットボトルを直飲みしたら? 実験開始7日目結果編。
水で雑菌が繁殖しにくいのは当然として、緑茶の菌抑制効果はお見事ですよね。

★ ロシアで製作されたダチョウ型二足歩行ロボットがスゴイ!!
見かけはどう見ても遊園地のおもちゃですが、よくよく見ますと大変な労作です。これはスゴイ発明品です。そろそろ、車輪ではなく歩行する自動車が公道を走るようになってもおかしくないとおもうのですね。

★ 食べ物に関する内容ばかりアップしている人は心理的な問題を抱えている可能性あり
食べ物の写真をアップしているブログは、たくさんありますよね。彼女たちが心理的に問題を抱えている、その理由は……と記事を読み進めてみましたが、これといった根拠はなく、精神学者の独断と偏見のようです。

2013年6月4日火曜日

業界自体がおかしいとメディアもおかしくなる

物流ウィークリーという、運送業者を相手としたサイトがあるのを初めて知りましたが、そこに書かれている内容があまりに世間一般の常識とかけ離れた内容だったため、読んだ瞬間お茶を吹き出してしまいました。

運送業は、業界自体がブラックなのはよく知られています。あのブラック企業で有名なワタミを作った渡邉美樹は、大昔、体育会系で軍隊的な組織運営で有名だった佐川急便で経営ノウハウを学んだそうです。

さて、おかしな記事とは以下のものです。

★ 残業代未払い求めるドライバー「人間不信に陥る」
運送業がブラックということを知って上記タイトルを読めば、人間不信に陥ったのはドライバー側だろうと思うのですが、そうではなく、経営者側なのです。
今回、当事者となってしまった東京都内の事業者も、「話に聞いていたが、まさか自分がという思いだ」と打ち明ける。
よほどおかしなドライバーでも雇ったのだろうと想像しながら読み進めたのですが、
  • 「有給を取りたい」と依頼をしたドライバーに有給を与えず有給買取で当座をしのいだところ、ドライバーの態度が悪化した
  • 残業代の未払いを請求してきた
  • 「払えない」と言ったところ、荷主のところに弁護士を伴って訴えた
  • すべての日報をコピーして保管していて、証拠固めされていた
こんなことをするドライバーが、「平気で会社を裏切る」悪いやつだということで、経営者側が人間不信に陥った、という記事でした。……そんな馬鹿な。

労働基準法違反を犯して当然だと思うバカ経営者がいるのは、まだ理解出来ますが、その経営者側に賛意を示すメディアがあるというのはどういうことでしょうか。記事を書いたのは一記者だとしても、編集部のチェックは当然入ったはず。新聞社を名乗る組織が掲載許可を出したことに、呆れます。そんな事実を知る方が、人間不信に陥りそうです。

新聞社を名乗るならば、せめて法令遵守の姿勢くらいは見せて欲しいのですが、業界自体がブラックだと、そういう当然の判断すら、できなくなってしまうのでしょう。
平気で会社を裏切るドライバーや、臭いものにフタをする荷主の姿勢に、人間不信に陥った」。会社を畳むことも考えたが、残ったドライバーのためにも続ける覚悟を決めた。
そうですが、いや、むしろこういう企業は早急に市場から撤退してほしい、と切に願います。

ただ、こういうブラック企業が、他に行き場のない人々の雇用に貢献しているのも確か。昔はそれを担っていたのが、土木業者でした(年末の紅白歌合戦で、美輪明宏が「ヨイトマケの歌」を歌いましたが、「ヨイトマケ」という掛け声をかけながら働く土木労働者が、昔は今よりもたくさん、いました)。

それが、公共事業の縮小と、ネットの興隆などにより、これまでは土木作業に従事していたような層が、運送業へとシフトしているのでしょう。2006年のデータですと、運送業に従事する人々の数は全国で300万人であり、その平均年収は500万円だといいます。たとえ労働時間が長く、休みをとれないとしても、長時間働けば、人並みに稼ぐチャンスがそこにはあります。それは、一服の福音なのかもしれません。

ただ、こういう業界を温存させていることで、結果的に社会全体の質が下がり、人々の暮らしはますますひどくなります。

昨今、アマゾンや楽天などの、通販系の企業が大変業績を伸ばしています。アマゾンなどは、一時期送料無料を掲げていました。たかだか数百円の物を運ぶのすら無料で行なって、利益が出るのだろうかと陰ながら心配していましたが、順調に業績を伸ばしています。

それを支えているものの一つに、上記のような多数のブラックな運送業者の存在があるのでしょう。全部が全部とは言いませんが、労働基準法違反ギリギリで従業員をこき使い、運送料を安く、安く設定することで、異常なまでに安い運送料を実現させているのでしょう。通販業者が隣近所のスーパーや商店街で買うよりも安い値段で商品を提供する陰で、地元自営業者がバタバタと潰れています。

こう考えてみますと、やはり、異常な業界、従業員の最低限度の生活の質を下げて当然だと思う業界へは、怒りの声を上げなければなりません。

2013年6月3日月曜日

なりたい顔と、なれる顔

高須クリニックで2013年2月~4月に集計された調査結果によれば、美容整形でなりたい顔としてAKB48の板野友美が選ばれたそうです。
1位 板野友美(AKB48)
2位 浜崎あゆみ
3位 佐々木希
4位 小倉優子
5位 小嶋陽菜(AKB48)
6位 堀北真希
7位 白石麻衣(乃木坂46)
8位 井川遥
9位  渡辺麻友(AKB48)
10位 島崎遥香(AKB48)
高須クリニックにかぎらず、整形外科では、ここ数年板野友美の顔が大人気だそうです。しかし、板野友美が普遍的な美人として、大勢の人から認識されている訳ではないでしょう。少し前、2012年に調査した美人タレントランキングでは、まったく異なる集計結果が出ていました。確か、新垣結衣やローラが上位となっていました。これほどアンケートの集計元が問われる結果もありません。

板野友美が整形美人であることは、衆知の事実です。成長や化粧によって、女性の顔が、思春期を境に大きく変化するのは確かですが、あそこまで変化することは、通常有り得ません。

★ 板野友美 整形 整形前 ともちん AKB48
★ 「成長か整形か?」"AKB48のオシャレ番長"板野友美の"疑惑"を徹底検証

上記記事では、美容整形外科が彼女の整形疑惑を指摘していましたが、医師に指摘されるまでもなく、彼女がアゴや目を整形していることは誰もが分かることでしょう。メディアでそれに触れないのは"暗黙の了解"といったところ。彼女の顔は、美容整形の成功例です。

でも、美容整形に通う女性たちにとって、ほんとうに理想とする顔は、別にあるかもしれません。たとえばローラとか、新垣結衣だとか。ただ、そういった天然素材になることは難しい、という諦めと、板野友美のような整形顔ならば、なれるかもしれない、という希望があり、だからこその、アンケート上位人気なのでしょう。

このような本来の理想と、理想表明とが異なることはよくあることです。たとえば就職先として昨今は、どのランキングでも相変わらず公務員が大人気です。これだって、回答者の本音からかけ離れている可能性があります。回答者にとって理想的な職場として頭をよぎるのは、Googleやテレビ局なのかもしれません。たかだかアンケートですから、それを書けばいいのです。もっと自由に書けばいいのに、それでも、
「自分だったらなれそう」
と思う、「公務員」を書いてしまうものなのです。

こういった本音と建前の乖離は、日常に氾濫しています。アンケートにすら建前を書く人々が、普段の生活の中で、本音を吐くわけがありません。それなのに、言葉だけでその人の意思をを判断することが、なんと多いことでしょう。

もちろん、言わなければ、伝わりません。言葉で説明することが、何よりも大切です。そして、説明されない部分を補うのは、推理であり、想像ですから、逆に本来の姿と大きくかけ離れた空想図を描いてしまう危険性があるのも確かです。ライオンを想像して描かれた東洋の獅子図が実像と大きくかけ離れたものとなったように。

それでも、想像して、本音を探る努力を怠ってはいけないと思うのですね。それに、身近な人ならば、仮説と検証を繰り返して、過ちを修正することができます。ライオンと獅子図ほどの乖離は、避けることができるものです。

言葉と本音にはズレが有り、自由に書いてもいいはずの「なりたい顔」にすら、「なれそうな顔」を書いてしまうのが人間です。日常のちょっとした言葉ですら、本音と若干ずれているのではないか……そう考えながらズレを解消する工夫を続けることで、人間への理解は深まって行くことでしょう。