2014年6月22日日曜日

セクハラ野次を飛ばした都議会議員が、一発逆転する方法

昨日、都議会のセクハラ野次騒動の概略を述べ、セクハラ野次を行った議員が釈明をせざるを得ないのではないか? と述べた。

しかし、世論を敵に回した後の謝罪は難しい。ちょうど一年前、病院に対して間違ったクレームを行ったことをブログで述べたために世間から爪弾きにされた小泉光男(みつお)岩手県議会議員のことを覚えているだろうか?

★ 小泉みつお岩手県議会議員、病院にて番号で呼ばれたことに激怒しクレームで炎上
“お名前でお呼びします。241番の小泉光男さん。”
→ん!僕を呼んでいるの?と気付いた瞬間、頭に血が上りました。
ここは刑務所か!。名前で呼べよ。なんだ241番とは!と受付嬢に食って掛かりました。
会計をすっぽかして帰ったものの、まだ腹の虫が収まりません。
彼のブログが大きく取り上げられた結果、釈明会見に追い込まれた。
 
しかし、それでも日本中から抗議の声が延々と届く。耐え切れなくなった小泉議員は、自殺をしてしまった。

このような痛ましい事故を起こしてはならない。炎上しても、適切に対応すれば、世間はそれを評価する。では、セクハラ野次を発した議員(以下、ヤジ議員と仮称)が名乗りでたとして、どのような謝罪をすればいいのか?

私は、野次を公憤へとすり替えるべきだと考える。

不倫行為への怒りに、すり替える

「そんなことを言う前に、おまえが早く結婚しないのか」
「子どもは産めないのか」
という野次はどうやら、別々の議員によって行われたようだ。最初の野次を飛ばした議員が、すべての責任を敢えて取る。

このヤジ議員が清廉潔白な男性だったとする。謝罪会見は、そのことを世間にアピールするチャンスだと思うのだ。
  1. まず、深々と礼をする。90度以上、テレビの前で頭を下げる。
  2. 「このたびは、東京都議会本会議という神聖であるべき場所におきまして、その場にそぐわない愚かな言動を発してしまいました。そのことにより、塩村あやか議員を始めとする都議会議員の皆様、なによりも都民の皆様、そして大勢の女性の方々に大変な苦痛を与えてしまいました。このことに対し反省をするとともに、皆様に深く、お詫び申し上げたいと思います」と言って再び最敬礼で頭を下げる。
  3. 次に、普段は決してそのような発言をしないことを簡単に述べる。ここは簡潔に。
  4. そして本題。なぜそのような発言をするにいたったのかを説明する。
    塩村議員がみんなの党の三谷英弘衆議院議員と不倫をしているという報道があったこと。それに対する大変な怒りがあったことを述べる。
  5. 「もちろん、過ちを犯すことも人間、あるでしょう。しかし、少なくとも、党倫理委員長という重責にある人物が、その任にある間に、倫理にもとる行動を取るべきではありません。そして、その任に相手が就いていることを知りながら、その男性を籠絡する女性も、私は軽蔑します。もちろん、週刊誌報道を鵜呑みにすることは愚かですが、そのあと双方、釈明会見もなにも行わず、うやむやに済ませていることは事実。このことに対して、私は許せないものを感じていました」
  6. 妻帯者である自分をアピール。妻を愛し、これまで決して不倫行為を行っていなかったことを述べる(既婚女性層へのアピール)。
  7. 「ところが、神聖であるべき都議会本会議で、よりにもよって不倫行為の当事者と目される人物が、結婚制度について質問を行いました。議会をバカにしていると私は感じ、大変な怒りがこみ上げてしまいました」
  8. 本来ならば「(不倫行為のような愚かな行動を早くやめて、あなたが別の男性と)早く結婚しないのか」と言うべきところが、言葉足らずだったのだと釈明する。
  9. 「子どもは産めないのか」という発言をした覚えはないが、興奮していたために、たぶん自分が発言したのに違いない。不倫しながらいけしゃあしゃあと結婚制度について持論を述べる塩村議員への怒りで興奮したための失言であると、再び最敬礼で謝罪する。
  10. 「経緯は以上です。塩村あやか議員を始めとする都議会の皆様、、都民の皆様、そして、多くの女性の方々を傷つけ、多大なご迷惑をおかけしましたことを、心よりおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした」と、ここで再々度、深く謝罪。
このようにして、女性全体への誹謗中傷ではなく、塩村議員一個人への怒りであるものの、根底には不倫行為全般への怒り、倫理にもとる行動を党ぐるみで行う「みんなの党」全体への怒りであることを述べる、というのはどうだろうか。

ヤジ議員が不倫をしていたとしたら?

ところがここで問題が生じる。もしもヤジ議員が不倫をしていたとしたら?

「英雄色を好む」
という。特に、議員となるような人間はモテるだろう。性欲も人一倍、強いかもしれない。そして、セクハラ的な野次をする人間だ。塩村議員と同じように不倫行為をしている可能性が高い。

ここは大切なところだ。過去の不貞行為を黙っていても、この会見で有名になったあとには詮索されて、バレてしまう可能性もある。バレたらすべてが終わってしまう。

その場合は、上記とは別の謝罪会見内容でなければならない。過去に不倫行為があったこと、妻を裏切ったこと、そのことを許してもらったからこそ、逆に他人の不倫行為について、我慢できなくなったことを上記の4と5の間でアピールするという戦略が考えられる。

では、不貞行為が現在進行中だったとしたら? その場合は、妻にすべてを告白した後、下記の通りの釈明会見となるだろう。
  1. まず、深々と礼をする。90度以上、テレビの前で頭を下げる。
  2. 「このたびは、東京都議会本会議という神聖であるべき場所におきまして、場所をわきまえない私の愚かな言動により、塩村あやか議員のみならず、都民の方々、そして大勢の女性に大変な苦痛を与えてしまいました。このことに対して、皆様に深く、お詫び申し上げます」と言って再び最敬礼で頭を下げる。
  3. 次に、普段は決してセクハラ発言をしないことを簡単に述べる。ここは簡潔に。
  4. そして本題。なぜそのような発言をするにいたったのかを説明する。
    塩村議員がみんなの党の三谷英弘衆議院議員と不倫をしているという報道があったこと。それに対する反感があったことを述べる。
  5. 「告白します。実は私も、妻を裏切る行為をしておりました。そのことを妻に隠しており、先日、妻にすべてを告白して、謝罪し、許してもらいました」と言って、深く頭を下げる。
  6. 「私は弱い人間です。都議会議員という、都民のみなさまの期待に応えるべき立場にありながら、私は過ちを犯し続けていました。そのことに、忸怩たる思いを常に抱いておりました。妻を裏切りながら、都民の皆様の結婚や出産を応援する立場にいていいのだろうか? その資格が自分にあるだろうかと、いつも自問自答しておりました」
  7. 最終的に妻にすべてを告白して、許しを請う決心を固めたのが、都議会本会議のあったその日だったと述べる。
  8. 「ところが、よりによってその当日に、不倫疑惑を報道された人物が、自分のような苦悩を覚えずに、軽やかに都民の晩婚化や結婚、出産について質問をしている姿を見て、まるで出来の悪い自画像を見せつけられているようなみじめな気持ちになりました。あまりにも腹が立ちまして、思わず『お互い汚いことを早くやめようよ。あなたも不倫をやめて、)早く結婚しないのか』という野次がほとばしったのです」
  9. 自分の個人的な煩悶を、他人へなすりつけてしまったことを懺悔する。以下、同じ。

ピンチをチャンスに変える

セクハラ野次をした議員にとって、議員生命が脅かされている危機ではあるが、逆にチャンスかもしれない。全国民から注目される場に、ただで出ることができるのだ。名前を売ることができる。

テレビに出たくても出られない地方議員は、この日本にいくらでもいる。テレビ局も話題性のない人間をテレビに出す義理はない。

ところが、今回の騒動は全国が注目している。議員生命の危機であるが、一打逆転のチャンスでもある。悪名は無名にまさるというではないか。

事なかれ主義でしのごうというのが都議会の自民党議員連の考えだという。だが、組織は個人を守ってはくれない。このまま頭を垂れて危機が去るのを待たされたものの、議会が空転し、その責任を取らされる形で議員辞職を求められる可能性もある。

だったら死中に活を求めて、進んで謝罪会見を行うべきだと思うのだ。上記のように、うまく立場を説明できれば、逆に多くの女性の支持を受けることができるだろう。

これをうまく乗り越えられたら、都議会議員で終わらず、国政に出るチャンスとなるかもしれない。

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