ホワイトハウス、来週ニュージャージー「慰安婦追悼碑」立場表明
韓国人団体だけが騒ぐのならば、冷静に対応すればいいのでしょうが、世界をリードするアングロ・サクソンまでがそこに共感するのは、はなはだ厄介です。彼らは感情的に許せないと感じれば、政治上の問題へと転換し、賛同者を募り、獲物を追い込む、という習性があります。彼らには他に、性的に潔癖という習性があります。慰安婦問題は彼らの共感を得やすいのかもしれません。
日本人は、江戸時代まで性的にとても大らかだったといいます。明治時代になってもその残滓は続きました。日本にやってきた欧米人が、混浴温泉をみてショックを受けたり、若い女性が上半身裸で平気で歩いているのを見て驚いたと、彼らの残した紀行文に書かれています。
性的におおらかである、というのは、結婚していない相手と男女関係になることに人々が寛容だった、ということでもありました。村では夜這いもよく行われていました。町では少し豊かになると、妾を囲うのが当たり前でした。あの勝海舟は、妻の他に5人の妾と同居していたというのですから、今では考えられません。
ところが、アングロ・サクソンはそうではありません。
ペンギンの「性的堕落」に戦慄、100年前の南極探検隊員 英研究
日本人がペンギンの行為を見ても、面白い習性だ、と思うだけでしょうが、ショックを受けて研究ノートを非公開にした、という英国人の行動に、むしろ私は戦慄しました。ビキニを発明したり、プレイボーイで扇情的な女性ヌードを誌面に載せるなどの「情報公開」には熱心であっても、レイプなどのタブーを犯すことには、大変な抵抗感を示すのがアングロ・サクソンの特徴。
そうはいっても、彼らも欲望は人並み以上にあります。しかし、自分の手を汚すことを嫌がります。戦後日本でも、占領軍であるアメリカは、徹底して、現地政府にその手の施設の管理を任せました。
兵士の性欲処理事情に見る 占領地 鎮撫劣等国 アメリカ
もっとも、それを嫌って、日本には従軍慰安婦の募集には軍部は直接関わっていない、という説を唱える人も多いようですが、「水木しげる『姑娘』に描かれた皇軍兵士による強制連行と性暴力」を読んだり、軍部が直接慰安婦を募集していたという記事を読むと、私には世迷いごとのように思います。
彼らに阿る必要はありませんが、彼らの倫理観にとっては、私達の先祖の行いが唾棄すべきものだったという事実を、重く受け止め、誤解が生まれそうならば、徹底的に、地道に修正していく作業が必要でしょう。それにしても、価値観と言いましょうか、ほんの少し、ルールを逸脱したかしないかで、その後これだけ苦労するというのも大変な話です。
本日読んで、気になった記事はこちら。↓
★ バフェット氏との昼食会、過去最高の2.7億円超で落札
バフェット氏の神通力、いまだ衰えず、というところです。サブプライムローンの問題とか、リーマン・ショックなどによって、投資環境は悪化しているはずなのに、彼が破産する可能性が全く聞こえてこないのは、彼が投機家ではなく、健全な投資家だからなのでしょう。
それにしても、昼食するだけでなぜ数千万円も人々が払うのか不思議でしたが、最後の一行を読んで納得。リクルート活動も兼ねているようです。たぶん、バフェット氏とも簡単に連絡が取れるようになるのでしょうし、人脈を作るという点ではその価値があるのでしょうね。
★ 「漢委奴国王」の金印ストラップ人気 福岡市博物館
このアイデアはいいですね。携帯にストラップをつけるのは、江戸時代の根付の伝統だと言われています。このような小物をつける、というのは日本人の癖のようなもので、一つのものを大切に遣うために、愛着を湧かせるためのアイテム、といったところでしょうか。
これも最後の一行に注目。
弥生時代に贈られたとされる本物と同じ中国製だ。記者はこれを言いたいだけだったのかも。
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出処進退は、難しいです。
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