2013年11月18日月曜日

いいブラック企業と悪いブラック企業


昨今はワタミなどのお陰でブラック企業の存在が知れ渡るようになった。就職活動している学生たちも、悪い噂の流れている企業をできるだけ避けようと努力しているようだ。

だが、ネット上では嘘八百がまかり通る。批判をする側が大変な問題児であり、それを追い出した会社の方がまともであることもある。批判されているからと言って必ずしも「ブラック企業」とはいえない。

現に私もブラック企業と噂があった企業で働いたことがあったが、社員の性格が良く、仕事も面白く、環境も良くて拍子抜けしたことがあった。これほどさように、ネットの噂は当てにならない。

では噂に頼らず、客観的な数値でブラック企業を炙り出せるか? これもまたそうとも言い切れない。労働時間が長い企業はブラック企業と思われがちだが、たとえば大企業へと発展する途中のGoogleやソニーなどの社員は文字通り寝る間もなく働いていたという。そこがブラック企業だったかといえばそうとは言えないだろう。

また、社長がワンマンであるところはブラック企業と噂されるが、同僚同士の仲が良く結束も固いため、居心地がいいというケースもある。

給料が安くとも勤務時間に余裕があるから働きやすいところだってある。

とはいえ、給料が安く労働時間が長い企業はやはりブラック企業と呼んでしかるべきかも知れないが、過労死や自殺をすることがなく、楽しく働ける企業は「いいブラック企業」と呼べるかもしれない。

では、どのような企業が「いいブラック企業」に当たると言えるだろうか? 就職活動中の学生さんの役に立ちたいと思い、いいブラック企業の特徴をいくつかまとめてみた。

1.客からのクレームが多い

お客からのクレームが多い職場には行きたくない、と思っている学生さんは、一度考えなおした方がいい。クレームの多い職場は、実は内部の人間関係が良好であることが多い。

客からのクレームが多いから、せめて同僚同士は仲良くやっていきたいと誰もが思うらしい。だから、クレーム処理をしている部署の人間関係は他所よりもいいケースが多い。また、上司もクレームを言われ慣れているために、辛い立場の人間の気持ちがよく分かる人がそろっている。穏やかに物事を進めるような人格者も多い。

2.社員の入れ替わりが激しい

社員の入れ替わりが激しいと聞くと「この会社大丈夫か? と思う。だが、入れ替わりが激しいということは会社も人が辞めることに慣れている。だから無理な引き止められ方はしない。

それに流動性が高いところは、案外風通しがいいものだ。社員の流動性の低い小さな企業などでは、陰湿なイジメが行われたりすることが多く、始末に負えない。誰もがいつ辞めるかどうか分からないため、不安を抱える同僚同士、仲良くなることが多い。

3.研修や勉強が多い

仕事で学ばなければいけない知識が多い職種は大変そうだ、という先入観あるだろう。確かにそうだ。大学を卒要してまで勉強をしたくない、と思う気持ちもわかる。

だが、研修や勉強が多い職場には向上心の強い社員が多く集まる。勉強好きの人々は、他人を陥れるようなことに時間を費やさない。よって、このような職場は居心地がいい。

4.社員の数が多い

会社が大きいと、管理の目が行き届かなくなる。だから人間関係に小回りのきく小さな会社で働いた方がいい、と勧める人もいる。

しかし、社員の数が多い企業では嫌な人間がその中にいても、嫌な人間と交流せずに会社生活を送ることが可能だ。人数の少ないところではそれができない。また、休んでも代わりの要員がすぐに見つかるために、周りにそれほど迷惑がかからない。


5.出勤時間がルーズ

出勤時に朝礼をしたりするところとは違って、多少の遅刻を怒らない企業がある。こういうところは万事がルーズなので、居心地がいいことが多い。

ただ、会社の倒産まで数ヶ月、という場合もあるために要注意だ。

以上となる。少しでも会社選びのお役に立てば幸いだ。

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