2013年9月7日土曜日

見知らぬ人と出会える「コーヒーミーティング」というサービス

出会い系サイトといえばすっかり怪しいというイメージがついてしまった。数年前に出会い系サイトにからむ殺人事件が頻発したためだろう。その後、ネットで見知らぬ人と出会うということに、日本人の多くは警戒心を持つようになった。

けれども、職場と家との往復ばかりの毎日に飽きたらずに、別の人と話してみたい、という好奇心の強い人々にとってみれば、迷惑千万な話だ。ネットでの出会いはなにも恋愛ばかりが目的ではない。趣味の話や社会の話で、今まで知らなかった人と盛り上がりたい、時には実際に会ってみたい、と思うことだってある。でも、警戒されてしまう。

このことを職場の友人に話すと、
「家族や同僚と話せばいいじゃない。なんで見知らぬ人と会ってみたいの?」
と逆に問い返された。

「なぜ?」
と問われても、そこに理由はない。多分、私が好奇心が強く「いろんな場所を旅してみたい」という欲求と同じように、「いろんな人と会ってみたい」という気持ちが強いことが原因なのだろう。

だが、旅をしたい、という欲求には共感してもらえるが、「見知らぬ人と話してみたい」という欲求にはあまり賛同してもらえない。この欲求を持つ人は少ないのかもしれない。残念なことだ。

もっとも、私の場合は少し変わっているかもしれない。出会ったからといって、その人々とその後、濃いつきあいをしたいとも思わない。私はその点では、社交的ではない。

そんな私だから、一期一会を具現化した「コーヒーミーティング」というサービスの存在を知った時に心惹かれた。
★  コーヒーミーティング ~近いけど遠いあの人と、お茶してみよう~
ほんの30分~1時間ほど、コーヒーなどを飲みながら、見知らぬ人と出会って他愛もない会話をする、というのがコンセプト。

Facebook情報を使うため、怪しい人物と出会う可能性を極力排除できるという利点がある。面白いと思って、このサイトに登録。その上で数人と会ってみた。

どんな人と出会ったのかは、私の正体がばれてしまうから書かない。けれども、その場の雰囲気は伝わるように、どのように出会い、その場でどのような会話が繰り広げられるのか、一例をご紹介しようと思う。

1.ミーティングの選択
コーヒーミーティングに登録した後、まずは募集しているミーティングから選択する。たとえば、
「2013/09/07 12:00~13:00 横浜 ◯◯」
などと書かれた一覧表があるので、そこから一つを選ぶ。そして、そのミーティングを希望する人にメッセージを送る。そして、相手から承諾の返事がもらえたら、その日を待つ。

2.出会う
待ち合わせ場所に着いて待っていると、相手がすでに待っている。私が近づくと顔を上げて、ハッとした顔つきとなる。
私 「はじめまして。◯◯さんですか?」
相手「はじめまして。◯◯です。アマカナタさんですよね?」
私 「そうです」
相手「場所、すぐに分かりましたか?」
私「いやぁ、迷いましたよ」
相手 「見つかって良かったです」
私 「本当ですよ」
相手「注文しましたか」
私 「いいえ。まだです」
相手「じゃあ、話をする前に、先に注文してしまいましょうよ」

3.会話
注文したコーヒーが届いてから、会話が始まる。
私 「それでは、まずは簡単に自己紹介をしますね」
相手「はい」
私 「私は、××関係の仕事をしています。××に住んでいて、ここからだと1時間ほどです。コーヒーミーティングに参加するのは今日が初めてです」
相手「参加したきっかけは何ですか?」
私 「友人の紹介です」
相手「へえ。私はネットの記事で勧められていたので、興味を持ちました」

★ 話題の「コーヒーミーティング」で、1日に4人の男性と出会ってみた

私 「あ、その記事私も読みました」
相手「そうなんですね~」

こんな感じで会話が進む。

合コンなどだったら、恋愛関係に持ち込みたいという下心があるから、何を話していいのか迷うだろう。だが、コーヒーミーティングは所詮、コーヒーを飲みながらの他愛ない会話。何も気負わずに話せばいい。

4.別れ
時間が来たら、会計を済ませて別れる。再び他人となった2人は、それぞれの道を歩み始める。再びその道が交差することは、あるかもしれないし、ないかもしれない。

そこでしか出会えなかったような様々な過去を持った人と出会え、いろいろな話が出来てとにかく楽しい。どうせ再会することがないと思う相手だからだろうか、自分の壮絶な過去を、誰もが気軽に話してくれる。小説を読んだりドラマを観たりするよりも、リアルなだけに面白いことこの上ない。

話す練習だと思って、自分が興味のある話題をひたすら話してもいいのだ。どうせ一期一会、別れた後は、会うこともあるまい。

5.注意点
登録している人は東京の人が多いようだが、全国津々浦々に、このサービスの利用者が増えてきている。やがて何かがキッカケで、サービスが中止となる可能性もあるので、興味のある方はお早目に利用していただきたい。

ただし、注意点がある。どんな人間がいるか、分からない、というところだ。まずはネットワークビジネス関係者。それから投資用マンションの販売や宝石販売を目的としてデート商法に持ち込もうとする人。こういう人々が紛れ込み、どうにかして相手からお金を巻き上げようと、鵜の目鷹の目でねらってくる。気をつけて欲しい。

また、サービスの仕様で、自分の顔写真だとか、どんな人と出会ったのか、などは、すべて公開されてしまう。その点健全だし、悪いことが出来にくい、という意味で安全ではあるものの、個人情報をできる限り外部に出したくない、という人にとっては二の足を踏む原因となるだろう。

どんなサービスにも良い面と悪い面がある。その両者を比べながら、メリットがあるかどうか確認して、利用して欲しい。

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