2013年8月2日金曜日

異民族に囲まれてもいいアングロサクソン

オーストラリアが活況なのだそうだ。

★ 移民受け入れで人口拡大、豪経済にもたらす「成長の果実」
オーストラリアでは他国をしのぐ経済成長が続いているが、毎年約25万人に上る移民の受け入れが同国の成長要因の一つであることは見過ごされがちだ。移民受け入れにより、住宅や自動車、教育から医療に至るまで、あらゆる分野での需要が支えられることになる。
この記事を読むと、むしろ私は心配するのである。
「中国人やインド人を野放図に受け入れていれば、やがて彼らに国を乗っ取られるんじゃないの?」
ところがオーストラリアの支配層であるアングロサクソンからは、その手の心配の声はあまり聞こえてこない。同じアングロサクソンの国であるアメリカやイギリスでも、移民受け入れを歓迎する声が圧倒的だ。

他の国では民族間の軋轢が問題となっているというのに、アングロサクソンから反発の声が聞こえてこないのはなぜだろうか。

現在世界を支配しているアングロサクソンという民族は、もともと緯度の高い寒冷地で牧畜によって生計を立てていた。また、すぐ近くにはヨーロッパという富裕な土地があり、彼らと貿易をするために荒海を制御する航海技術を発達させねばならなかった。

この環境が彼らに幸いした。各民族の性質というのは、何百年という環境や歴史によって形作られるものである。過酷な環境は頑強な肉体をアングロサクソンに与え、牧畜を通して、
「働かずに他者を働かせて楽に生きる」
ためのマネジメント力を学び、荒波を航海する中で、知性を伴った冒険心を手に入れた。

その後で大航海時代を迎え、スペインポルトガルなどの先発国家が羽ばたいたが、後から参入したイギリスが彼らを押さえて世界の覇権を握ったのはご存じの通りだ。

彼らは世界の政治や経済をがっちりと担っている。自分たちが前にでると世界から反発を買うため、経済ではユダヤ人を全面に押し出しているけれども、実際に世界を動かし、世界の基本的枠組みを作り続けている。

アングロサクソンは民族的意識が希薄だと言われているけれども、それは建前で(本音を彼らは仲間以外に話さない)、自民族への誇りは多民族同様、強い。己の価値観、血縁関係、宗教を大切にして、異物の混入を嫌うという点では、多民族と同様である。

思えば彼らは、世界を支配して数百年にもなる。多民族国家で己の伝統を守り通してきたわけで、異民族の間にあって異民族を利用し、己を保ち、富を蓄えるノウハウを数百年かけて作り続けてきた。

表向きは差別はいけないと言いながら、たとえばスカル・アンド・ボーンズのような閉鎖的なWASPの団体を学生時代に組織して、卒業後も頻繁に会合して結束を高め、価値観のすり合わせを日常的に行なっている。

国家という枠組みに守られなくとも、自分が自分であり続けられるという自信が支配層にあるのだろう。異民族に囲まれながらも、同一性を保つことが出来るという自信、自分たちは異民族に決して負けることはないという自信があるのだ。だから、彼らから、異民族が周囲に増える不安があまり聞こえてこないのだろう。

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