2012年9月30日日曜日

毎日ハンバーガーを紹介する 「A Hamburger Today」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介しています。
第13回目の今日紹介するのは「A Hamburger Today」(今日のハンバーガー)です。

読んで名の如し、毎日日替わりで、ハンバーガーについて紹介するサイトです。
『TIME』では、
一見したところ、アメリカのうまいサンドイッチというテーマはブログとしては範囲の狭いもののように思われる。しかし「シリアル・イーツ」サイトのの「A Hamburger Today」では、飢えた人々が6年以上もの間、そのテーマが限りないほどの発想のタネとなりうることを教えてくれている。新しいハンバーガー(だいたいいつも牛肉を使っているが、必ずというわけではない)を紹介し、スマッシュバーガーやハーディーズ、ジャック・イン・ザ・ボックスのような世界で将来有望な地方発のチェーン店が紹介されている。
と説明しています。

シリアル・イーツとは日本の「食べログ」のようなものでしょうか。
飲食店の紹介にとどまらず、食べ物について熱く語ることのできるサイトのようです。

日本では2ちゃんねるの力があまりに強すぎて、各種テーマについて熱く語ることのできるサイトが残念ながら発展していませんが、アメリカではテーマごとに有名ドコロのサイトがあって、それぞれが分散して発展しているのでしょうね。

さて、ハンバーガーです。
ハンバーガーといえば、アメリカ人の国民食。
ハンバーグと具をパンで挟んだ簡単な形状は、あまりにシンプルなので、それだけで6年間、土日祝日を除く毎日連載するというのは、『TIME』の記者が指摘するまでもなく、難しいことだと思いますが、「A Hamburger Today」はそれをやっています。

サイトを開けば、これでもか、というほどの各種のハンバーガーが紹介されていますので、空腹時にはこのサイトを開かないことをお勧めします。

果たしてどのような記事が読まれているのか。最近人気となった記事をご紹介しましょう。
Burger King Mascot Gives Away Free Whoppers at McDonalds During Prank(2012年9月24日)
(バーガーキングのマスコットがマクドナルドでふざけて無料の贈り物を配って回る)
長いこと慣れっこになった、バーガーキングの気味の悪い王様のマスコットを、
昨年、バーガーキングは宣伝に使うのを止めてしまったのだが、アトランタを本拠地とする「非現実的なお笑いグループ」の「ウッドクリーク派」のお陰で、はしゃいだ王様がジョージアのローマのマクドナルドで無料の贈り物を配って回る、という悪夢を再度見ることになった模様だ。
マネージャーが彼に、なぜハンバーガーを配って回ったのか、その理由を尋ねたところ、お金を工面して、子供のチャリティーのための意識を喚起していたのだと主張した。どんな子供のためなのか、という質問には、「すべての子供たちのため」だと説明した。
マネージャーが警察を呼んだが、警察が到着する前に王は逃げてしまった。
……どうでもいいネタですね。

こういうハンバーガー絡みのおもしろ記事から、おいしいハンバーガーのためのレシピまでがてんこ盛りに載っていますので、ハンバーガリアンの人々は、一度はチェックしてみてはいかがでしょう?

2012年9月29日土曜日

「イスラム教徒のデモ」が日本を変える?

このところ、世界の人気ブログを紹介してきましたが、ここで少し一休み。
昨日見かけた、イスラム教徒のデモの様子をご紹介します。

たまたま霞が関の官公庁の建物が立ち並んでいる辺りを歩いていたときのこと。
時刻は午後4時頃でしょうか。
デモ隊が特許庁の近く、JTビルの前で、大声を上げているところに出くわしました。

最初は遠目でしたので、どのような団体なのかわかりません。
官公庁の周辺をデモ隊が練り歩くのは、珍しくはありません。
労働組合などの団体だろうと思ったのですが、どうも様子が変です。

……雰囲気が遠目にも、異なるのが分かりました。

気迫が違います。
立ち姿が違います。
そして何より声が違います。

何を言っているのかまだ分かりませんでしたが、煽動者が大声を上げると、それに間髪を入れずに周囲の人々が大勢で唱和します。
統制が非常に取れていて、野卑な感じがせず、遠目にも参加者の体格がいいのが分かります。

なんだなんだ? 雰囲気からすると体育会系、右翼に似ているが、それにしては必死さや真面目さが漂っていて、街宣車でがなりたてるあのバカっぽい集団とは全然雰囲気が違う……いったい何の集団だろう? 武道団体のデモか何かだろうか?

近づくに連れて、彼らが何者なのかすぐに分かりました。
白い服にムスリム帽をかぶった多数のイスラム教徒が、数百人も集結していたからです。

(ああ、イスラム教徒のデモか……)
そこから数百メートル歩くと、アメリカ大使館があります。
彼らはそこにこれからデモ行進で向かおうとしていたのです。

彼らが怒ってデモをすることにしたのは、この動画がキッカケでした。
『Innocence of Muslims』という、預言者ムハンマドを題材にした映画が、ムハンマドを冒涜しているとして、世界中のイスラム教徒の怒りを買ったのです。

原論の自由を守ろうとする西洋人と、それに反発するイスラム教徒との対立は、日本にまで波及。
デモがこれからアメリカ大使館へ乗り込もうとする瞬間に、居合わせたのです。
あまりの迫力に、鳥肌が立ちそうになりました。

これだけの数のイスラム教徒を日本で見るのはとても珍しいことです。
それが数百人も集まってシュプレヒコールを上げているのは、大変な迫力です。
彼らからもらったチラシがこちらです。

彼らの主張をもっと知りたければ、来月14日に東京大学で講演会があるようですので、足を運んでみるのも面白いかもしれません。


イスラム教徒には、朝夕にモスクの周囲に立つ塔の上から、美声の持ち主が朝夕コーランを朗唱するという習慣があるといいます。
そのため、デモでも煽動者には、美声の持ち主が選ばれるのでしょうか。
とにかく、その声は大変よく通り、街角でも四方に声が伸びるため、いつもはデモなどに目もくれない霞が関の人々が大勢集まってくるのが印象的でした。

これまでの日本の抗議集会は、雑然としていて、今ひとつ迫力に欠けていたように思います。
しかし、イスラム教徒のデモを見れば、どちらが周囲に強い印象を与えるか、明らかです。
毅然として、迫力に満ちた態度によるデモ……これに日本人が接することで、日本のデモの雰囲気が変わり、日本の政治が変わる……そんなことがあるかもしれません。

時間がなかったので数分してその場を去ったため、その後のことが気にかかっていたところ、ニュースの報道で、続報を知ることができました。

★ 東京の米大使館に抗議文 イスラム教徒ら300人

アメリカ大使館にデモの代表者3名が抗議文を手渡して、終了となったようです。
まあ、そんなもんでしょ。

さて、このデモ自体もすごかったのですが、それ以上にすごいと思ったのが、下記の人々です。
イスラム教徒の言論弾圧に屈するな、と主張するプラカードを5人の精鋭です。
ほんの5メートル先には、犯罪を犯してでもイスラムの尊厳を守ろうとする人々がいるというのに、それに対して、たった数名で抗議をしているのです。

この人たちからもチラシをもらいました。

彼らの背景にはどのような思想があるのでしょうか?
やはり、どこぞの宗教団体なのでしょうか?
video
背景がわからないのでなんともいえません。
統一教会のような宗教団体だとしたら、単なる売名行為で虫唾が走ります。

ただ、その可能性を割り引いたとしても、言論の自由を守ろうと立ち上がった、彼らの勇気は素晴らしいのではないでしょうか?

なお「イスラム教を考える会」をGoogleで調べると、彼らのサイトを発見。
Islam Study Group Japan イスラム教を考える会
記事が今月の分しかありませんので、少々怪しい団体かもしれません……。


それにしても、週末の霞が関は、次第に騒がしくなってきました。
政治の時代へと、日本が変化しようとしているのかもしれません。


2012年9月28日金曜日

カタログ写真に一言コメントをつけた 「Catalog Living」


雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介しています。
第12弾目の本日ご紹介するのは「 Catalog Living 」(生活のカタログ)です。
モーリー・エルドマン(Molly Erdman)のタンブラーブログである「Catalog Living 」は、一定のレベルを保っていて、内容を最小限にまで絞り込んだ面白いものである。エルドマンはカタログ――『ポッタリーバーン』と『ウエストエルム』の2つはお気に入りだ――から、綺麗に飾り立てられてはいるが、無人の部屋の写真を借用し、短く、クスっとするようなコメントを付けて再構築している。
タンブラー(Tumblr)とは、ミニブログサービスのことで、ブログ同士の写真や記事の引用が比較的簡単にでき、紹介しあえるというサービスのことです。

ポッタリーバーン(Pottery Burn)もウエストエルム(West Elm)も、どちらもニューヨーク生まれの家具や雑貨のブランドのこと。

このブログを日本のブログでたとえれば、「そんなあなたに」のようなものでしょうか。
いろいろなカタログの家具の写真を切り取って一言コメントを付けて紹介する、という形式のブログです。

同じようなことがまだまだできそうな気がします。Facebookの女性の顔写真だけをランキング形式で毎日紹介する「勝手に美人コンテスト」とかね……すぐに問題となってサイトが閉鎖されるとおもいますが。

それはさておき、「Catalog Living 」の紹介です。
最近の記事を見てましたら、この写真とコメントが面白いと思いました。

Whatever happened to good clean fun…」(快適で清潔な暮らしだったのに……2012年9月18日)
この写真は、ポッタリーバーンのサイトで販売されている「石鹸置き」です。
これに対して、ブログ主は次のようなコメントをつけています。
年老いた石鹸は、人生の大半を同じベンチに腰掛けて過ごした。しかし、近くにいる10代の若い石鹸2人がいちゃついている様子が、老人に自分の人生が虚しいものだったと思わせている。
カタログでは、単に3つの石鹸を置いているだけなのに、そこにブログ主は人生の縮図をみてとったわけですね。

ばかばかしくて、こういう小ネタサイトは面白いと思いました。

2012年9月27日木曜日

副編集長の名物コラム 「TA-NEHISI COATES」 ③

TA-NEHISI COATES--The Atlantic Voices」の中の「We Are All Welfare Queens Now」の記事の紹介の続きです。
こういう抑圧的な戦術は、1790年の帰化法以前に進歩や平等な公民権という夢がどのようなものだったのかということを分析する上で、見逃されがちであると思う。ほんとうのところ、この法律によって、南北戦争後1世紀もの間、南部の州は黒人投票権をうまく奪い去ってしまった。実際の黒人投票権は影響を受けざるを得なかったし、北部の州でも影響を受けた。この法律がシカゴで黒人の投票権をどのように操作したのかは、研究に値するだろう。しかし、黒人には投票権があり、人々には自分の意思や固有の権利を行使できるのだ、という事自体には何ら変わりなかった。
リンカーンと南北戦争というと、大変昔のことのように思えますが、リンカーンはその写真がいくつも残っているのですから、つい最近のことなんですよね。
そして、制度上の黒人差別が完全に撤廃されるのは、数十年前のことなのでした。
より端的にいえば、黒人の公民権を抑えつけることを目的とする戦術は、より婉曲的になると同時に、黒人以外の人々も巻き込むようになる。白人よりも黒人を傷つけようとするアトウォーターの南部州攻略法はよく考えぬかれたものだったが、白人にも傷つけられた人々がいた。これが明確な奴隷制度や分離政策のような人種差別と異なっているところだ。奴隷制度の間、南部の白人は黒人から公民権を奪うことにためらいを持つことはなかった。奴隷制度が終わった後、彼らは人頭税と白人によるテロ活動を必要とした。白人のテロが駆逐され人頭税が違法となると、選挙制度そのものを標的とするようになった。しかし、様々な場合において、黒人以外の人々が犠牲者となるようになり、その渦は次第に広がっている。

差別的な白人民主党が、黒人を対象としない福祉国家を夢見た初期の歴史と同じようなものをそこに見るかもしれない。そんな陰謀が支持されなくなったとき、黒人を主に利する福祉国家への攻撃が戦略となった。それがダメになると同時に、肌の色に関係なく、福祉国家自体を標的とするように戦略が変わったのだ。アメリカ人の2人に1人が下層階級になるまでずっと、同じような間隔で表面上の下層階級が成長する。
差別的な民主党の福祉政策とは、ニューディール政策で、白人の反発を恐れて黒人へ差別的な政策をとったことを指しているものと思われます。
このすべてにおいて、その根っこに、白人をある意味政治的な結束へと向かわせる陰険で考えぬかれた方針があるといえるのではないか。全て本当だとは言えないけれども、白人の人気取り的な集団がこの国を半分に分けてみせるとき、私たちはそうなってしまうのではないかと思うのだ。

黒人の白人不信は、オバマ大統領が選挙で選ばれた後も、いまだ根深いものがあるのでしょうね。
ロムニー氏が所属しているモルモン教は、公民権運動が黒人差別撤廃を成し遂げた後の、最後の人種差別のための砦と言われていました。

教義は黒人差別を公式に肯定していたため、モルモン教に入れば公然と黒人を差別できます。

でもそれも1978年には上層部から公式に撤回されることが公布されたため、現在は黒人もモルモン教に入ることが出来るようになりました。
ただ、それでも昔の記憶があるため、モルモン教といえば黒人差別……というような意識が、黒人の中には強いのかもしれませんね。

アメリカ人が健康保険制度などに頑なに反対するのに、黒人蔑視の感情があるのではないか、という視点は重要かもしれません。


2012年9月26日水曜日

副編集長の名物コラム 「TA-NEHISI COATES」 ②

TA-NEHISI COATES--The Atlantic Voices」の中の「We Are All Welfare Queens Now」の記事の冒頭は、こう始まります。
アメリカ人の2人に1人は、自分がもっと楽になれるように、オバマに投票するだろう、というミット・ロムニーの高飛車な主張のことをいろいろと考える内に、私はあの有名な、リー·アトウォーターのアメリカ南部選挙戦攻略についての主張を思い出した。
リー・アトウォーターとは、元ブルース・ギタリストから政治の世界に進んだ人物です。
1988年、「最も汚い選挙」と言われた大統領選で、共和党の選挙対策本部事務局長として大活躍しました。
民主党の大統領候補だったデュカキスが、州知事時代に黒人犯罪者の一時帰宅を認めたところ、その犯罪者が再犯を犯す、という事件がありました。
そのことを取り上げて、「デュカキスは犯罪に弱腰だ」と激しく非難して彼の支持率を大幅に下げることに成功したという、まあ、いわくつきの人物です。
「1954年には、「ニガー(黒人の蔑称)、ニガー、ニガー」と言ってまわれるけれども、1968年には「ニガー」という言葉を使えない。
それはあなたにとって損となるだけ。
逆効果だ。
だから、強制バス通学(黒人と白人の児童は一緒にバス通学しなければならないという運動)、州の権利(合衆国は州の白人保護の権利を侵害するべきではないという考え)など、そういった言葉を使う。
減税について話すことは、現在、とてもいい婉曲表現になる。
あなたが減税のことを話すのは完全に経済的なことなのに、付随して、黒人が白人よりも傷つくことになる。
無意識がその発言の中に、黒人蔑視を含んでいることを感じ取るのだろうね。
私は黒人差別発言はしない。
でも、抽象的、隠喩的になり、人種的な問題をどこかへやってしまえば、それを言えるんだ。
そうだろう?――だって明らかに「私たちは税金を減らしたい」みたいなことを言うのは、強制バス通学のような言葉よりも婉曲的だし、「ニガー、ニガー」なんて言うよりも、もっともっと婉曲的だからね」
(You start out in 1954 by saying, "Nigger, nigger, nigger." By 1968 you can't say "nigger" -- that hurts you. Backfires. So you say stuff like forced busing, states' rights and all that stuff. You're getting so abstract now [that] you're talking about cutting taxes, and all these things you're talking about are totally economic things and a byproduct of them is [that] blacks get hurt worse than whites. And subconsciously maybe that is part of it. I'm not saying that. But I'm saying that if it is getting that abstract, and that coded, that we are doing away with the racial problem one way or the other. You follow me -- because obviously sitting around saying, "We want to cut this," is much more abstract than even the busing thing, and a hell of a lot more abstract than "Nigger, nigger.")
共和党の支持基盤には、南部の人種差別を色濃く残した白人たちが大勢います。
彼らを取り込むためにどうすればいいのか、アトウォーターは、上記の言葉で説明しました。
さて、それに対してブログ主のコーテスは、こう指摘します。
アトウォーターが思い描いた戦法とは、議会が市民権付与を白人だけに制限した1790年(このブログで同じことを繰り替えしていたらごめんなさい)の時代へ、時計の針を戻すことだった。進歩とはまず第一に、公民権(投票、公職勤務、軍隊従軍、裁判従事などなど)のために、議会と直接的、あるいは間接的に戦ってきた一連の流れを意味してきたのであり、これらの権利を縮小をさせようとする抑圧的な戦術のことではなかった。
ブログ主のタネヒシ・コーテスが黒人だから、もちろん黒人蔑視には否定的でしょう。
彼はロムニーの低所得者蔑視の発言の中に、黒人蔑視に通じるものを見出したようです。

なお、1790年云々とは、この年に議会が制定した「帰化法」のことを指しているのでしょう
アメリカの市民権を取得できるのは、アメリカに2年間滞在した「白人」だけに制限した規定です。

(明日も続きます)

2012年9月25日火曜日

副編集長の名物コラム 「TA-NEHISI COATES」 ①

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から、一つを選んで紹介していますが、今回から長いブログは分割して紹介することにします。

長い文章を読み慣れている人にとっては読むのにさほど苦労しない人でしょうが、そうでない人には読むのに疲れるだろうからです。

それに、翻訳は面倒なので、かなり時間が取られるのも理由の一つ(←こちら主な理由かも)。

それでは、海外人気ブログ紹介第11弾の今日は、「 TA-NEHISI COATES--The Atlantic Voices」(『アトランティック』誌編集後記 タネヒシ・コーテスより)についてご案内しましょう。

これまで紹介してきたブログが、独立したブログだったのにくらべて、今回紹介するブログは、雑誌社である『アトランティック』誌オンライン版の中の一コラムでしかありません。

それでいながら『TIME』誌が2011年最高のブログとして取り上げたのは、コラムを書いている副編集長のタネヒシ・コーテスの筆致が冴え渡っているからにほかありません。

ほぼ毎日のようにレベルの高い文章を書いていて、それぞれの分析が面白いことが、いわばライバルである他雑誌の一コラムを選出した理由となったようです。
多くの世界最高のブロガーたち―― 彼の同僚であるジム·ファローズを含む――と同様に、『アトランティック』誌の副編集長であるタネヒシ・コーテスを型にはめることは不可能だ。彼は政治や世界情勢、その他の一面記事となるようなニュースについて書いているのは事実。しかし、ときにはその他の話題:歴史、スポーツ、コンピュータゲーム、彼の好きなマペットモーメントにも関心を向けるのだ。言えることは、多様な関心をもった思いやりのある男ということである。
ちなみに、雑誌『アトランティック』は1857年創刊の老舗雑誌、『マペット・モーメント』とはイギリスで1976年から1981年にかけて放送された人形劇です。

それでは最近の彼のコラムから、非常に多くのコメントを集めていた記事「We Are All Welfare Queens Now」(私たち全員が、今や福祉の女王となっている 2012年9月18日)を、明日からご紹介しましょう。

2012年9月24日月曜日

セレブ・ファッションのデザイナーを知りたい 「Red Carpet Fashion Awards」 

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介しています。
第10回目の本日ご紹介するのは「Red Carpet Fashion Awards」(レッドカーペットファッション賞)です。
有名人がレッドカーペットで身に着けていたものを見るのは簡単だが、有名人が身に着けていたものをデザインした人を知りたいファッション・ファンのために 「Red Carpet Fashion Awards」 よりも適したブログはないだろう。
私、ファッションには大変疎いので、このブログの紹介は手早くいきたいと思います。
最近人気を集めていた記事は、「Olivia Palermo In Christian Dior – 2012 New York City Ballet Fall Gala」(2012年9月21日)
(クリスチャン・ディ・オールに身を包んだオリヴィア・パレルモ 2012年ニューヨーク市バレー秋季公演)です。

オリヴィア・パレルモは『The City』というリアリティーショーで有名になった人気タレントうです。
リアリティーショーというのは、日本でいうと『大家族奮闘記』のようなもの。ドキュメンタリーを装いながら、多少の演出や台本があるような番組ですね。

パレルモの出演していた『The City』の主人公は、ロサンゼルス生まれの女性・ホイットニーという女性。
彼女がニューヨークで奮闘するさまを描いています。
明るい西部娘、という感じで、性格の良さがにじみ出てきますね。

オリヴィアは、ニューヨークの有名雑誌『ELLE』のアクセサリー部で働いており、ホイットニーとニューヨークで知り合って友人となりました。

彼女は、ニューヨーク生まれのニューヨーク育ち、名門女子高出身という、アメリカでは上流階級の出身なのだそうです。

加えてこの美貌ですから、一気に人気が出て、多くの視聴者からの支持を集めるようになりました。
ただ、あまりに上昇志向が強いために、世間からの反感が根強いようです。
テレビ番組に出演して人気者になった、という理由だけで、いろいろな媒体で見かけるようになり、高収入を得るようになった彼女は、いろいろと叩かれるようになりました。

どのように叩かれていたかは、
★ NYでも出る杭は叩かれる? オリビア・パレルモの場合
というブログで詳しく説明していますので、ご興味のある方はどうぞ(面白いですよ)。

閑話休題。
彼女のこの日のファッションを「Red Carpet Fashion Awards」では、次のように説明しています。
左:クリスチャン・ディ・オールのモデル 右:オリヴィア・パレルモ
オリヴィア・パレルモは、赤いカーペットの上に(そうそう、右のほうですよ)立っている女王様なのですが、昨日の夕方、彼女が、リンカーン·センター内のDavid H. Koch Theater(州立歌劇場)で開催された2012年ニューヨーク市バレー秋季公演で、あまりにもひどく見えたのはなぜでしょう?

その理由は、次のどれかだと言えます。

理由1:バレンチノで決めていなかったために、クリスチャン・ディ・オールの2012年春のファッションで決めた彼女に私が即座に失望したから。

理由2:クリスチャン・ディ・オールの、ティアードスカート(段々のついたスカート)と非対称の上着の2色の組み合わせが、彼女には全く似合っていないから(小柄な彼女を実際よりも低く(そして幅広に)見せている)。

理由3:彼女が首に、かさばって非対称な(ムカッとくるような)ネックレスを使用することにしたから。

理由4:あの淡い紫が特徴のバッグは、過去にとても評判が良かったとしても、この場合は目障りにしか思えないから。

理由5:上記すべてのため。
……まあ、とにかくひどいですね。

こんなドン小西ばりの解説が、ファッションショーに出演したセレブ達に向けられているサイトが、この「Red Carpet Fashion Awards」なのです。



2012年9月23日日曜日

ゆっくり着実にお金持ちになるための12の原則

昨日取り上げた「Get Rich Slowly」という海外人気ブログ。
少しずつ、コツコツとした努力で、誰でもできる方法で豊かになることを目的としており、他の金儲けのためのブログやサイトとは一線を画していました。

なにしろ、ブログ主は自己紹介のページに、
「このサイトでは、マルチ商法や株式投資で、急激に儲ける方法は書いていません」
と載せているほど、その姿勢は一貫しています。

このブログ主が、豊かになるための基本原則を12にまとめていたので、ご紹介したいと思います。


1.お金は、算数というよりも心の問題
私たちが浪費するのは、心が間違っているものであり、算数的な間違いをしているのではありません。私たち誰だって算数くらい理解しています。幸いなことに、私達は正しい選択をするように自分自身に言い聞かせることができ、最終的にそういう選択眼は、は第二の天性になります。


2.目標は重要である
財務上の目標がなければ、あなたは目指すべきものが見えておらず、後で後悔する事にお金を使ってしまうでしょう。でも、家を買うためだとか、娘の大学教育のためだとか、または新しく車を購入するためだとかのために貯金をすることがわかっていれば、目標があなたを集中させるでしょう。


3.得るものよりも少なく使え
あなたが支払ったどんな少額のものでも、記録しましょう。借金をしてはダメ。借金をしてはダメ。借金をしてはダメ。もちろん、言うは易く行うは難しですが、個人的な財務の基本原則なのです。借金から抜け出して富を築くためには、稼ぐ金額よりも少ない金額で過ごさなければなりません。そのほかに方法はありません。


4.まず自分自身に支払え
あなたが支払うときや、食料品を購入するとき、何をするときでもあなたの収入の何%かを貯金しましょう。あなたがしなければならないのは、小さなスタートを切ること――1%で良いのです――そしてできる範囲で貯金をしましょう。20%に達することを目指しましょう(私の妻は、給料の25%を節約するようになりました!)。


5.塵も積もれば山となる
月額$ 25ドル(約2,000円)だけしか貯まらないとしても、イライラしないでください。私も、小さなことから始めたのです。歩みは最初は遅く見えますが、こういった小さな動きが良い習慣を作るのです。ほんの少しの小さな変化の力を過小評価しないでください。私は1ヶ月の電話代を65ドル(約5,000円)から15ドル(約1,000円)に減らしたので、50ドルが余るという大きな変化となったのです。


6.大きなものも山となる
食費を浮かせるためにクーポン券を取っておくのもいい方法とは思いますが、住宅ローンのためにいろいろな店舗を見て回るのも、もっといい方法です。毎日の倹約によって少しずつ節約できますが、高額商品を賢く選べば、一気に数千ドルを節約することができるのです。


7.あなたのためになることをしなさい
人はそれぞれ違います。ある人のためになることは、別の人のためにはなりません。貯金したり、投資したり、借金を返済したり、家を購入したりするための、一番の方法というのはないのです。「最高の方法が存在する」と言っている人を決して信じてはいけません。自分にとって最も適した方法を見つけるまで、いろいろ経験しようという強い気持ちを持ちましょう。


8.ゆっくりと着実が、競争を制す
最も成功した人々は、好きなことを長く一生懸命に続けた人です。楽しく倹約をする方法を見つけましょう。長距離競争をしているということを意識しましょう。その場しのぎの方法を探すのではなく、ライフスタイルを変化させましょう。


9.完璧主義は成功の敵
あまりにも多くの人々が、家計を少しずつ良くするための最初の段階を完璧に整えられないからという理由で、始めることに消極的になるのです。物事はだんだんうまくいくので心配しないでください。良いものがあればそれを選択して、行動していけばいいのです。後でもっとよくできます。


10.失敗しても大丈夫
間違ったっていいじゃないですか。ウォーレン·バフェットのような億万長者だってミスは犯します。私たちは失敗から学ぶのです。一つミスしたからといって、落ち込んではいけません。まったく挑戦しないよりも、挑戦して失敗した方が良いのです。次回はもっとうまくいく方法を学ぶために、失敗を役立てましょう。


11.金持ちになることよりも幸せになることの方が重要
お金と豊かになることで頭をいっぱいにしてはいけません。お金は、より多くの可能性を提供してくれますが、幸せは人生を生きるに値するものへと変えます。私は、私達が幸せで人生をうまく乗り切っているならば、、お金を自由にすることは容易いと信じています。


12.今それをしなさい
物事を先送りにすることは簡単です。しかし、目標に向かうのが早ければ早いほど、到達するのが早くなります。


以上となります。
どれもすぐできそうな、ちょっとしたことばかり。
まずは、小銭入れの100円を、貯金することから始めましょうか。

そして、一緒にお金持ちになりましょう!

2012年9月22日土曜日

お金持ちになりたい人のためのブログ 「Get Rich Slowly」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介しています。

第9回目の今日は、お金持ちになりたい人のためのブログ「Get Rich Slowly」(ゆっくりと豊かになる)です。

『TIME』ではこう解説されていました。
 インターネットには、目の中に小さな$のマークの入った人々のために、同じような人々が書いた、金融サイトが無数にある。これに対してJ.D.ロス氏の「Get Rich Slowly」は、その名前とマスコット(カメ)の両方に恥じないサイトといえる。 達成のためには何十年とかかるような目標――家を買うための頭金を作ること、大学進学のための貯金、快適な退職後の生活を確保すること――について書かれている。
「おカネは算数ではなく心の問題だ」
というのが、このサイトの趣旨なのだそうで、おカネにまつわるエトセトラがブログに毎日のようにアップされています。

それでは、このブログで人気を集めた記事の中から、「More Money: 5 Ways to Earn Extra Cash in Your Spare Time」(もっとおカネを……空き時間に余分な収入を得るための5つの方法 2007年5月10日)という記事を紹介しましょう。

作者はブログ主のJ.D.ロス氏です。
彼について、日本語で紹介している良記事がありました。
★ 自分を変えて、世界を変えよう: J.D. Roth 基調講演 #WDS
J.D.ロス氏の近影も掲載されているため、ぜひ、御覧ください。

それでは下記に、彼が勧める余分な収入を得るための方法について書いていきましょう。


副業を持つ
 もしもあなたが時間とエネルギーがあるならば、2つ目の仕事を持つことは余分なおカネを稼ぐための優れた方法となる。
なぜ副業を持つのか?
・借金を返済するため
・貯金をするため
・他の経験を得るため
・転職をうまくおこなうため
余裕資金を得るための方法として、副業は鉄板ですね。
日本では副業禁止を掲げた社内規程があるところも多いので、万人には勧められませんが、そういった規定がないならば、果敢に挑戦したいところです。
実例:2000年に、私はコンピュータをプログラミングする副業を始めた。数ヶ月間、週に60時間働いた。私はこれまでの人生の中であれほどカネを持ったことはない。悪いことに、私は当時、浪費家だった――そのカネは全て、コンピュータゲームや漫画本、そしてカード・ゲームで無駄になってしまった。 

コンサルタントになる
 今年の初めに、アンドレアさんが「迅速に借金を消すためにコンサルタントになること」という記事を投稿した。
>>『コンサルティング』というと偉そうに聞こえるかもしれません。
>>それは本当は、収入を得るために自分の知識や専門知識を提供する人々のための素敵な言葉なのです。
>>あなたが提案をし、ある方法を勧め、計画を策定し、そして工程管理を行うならば、いつでも、コンサルティングの技術を利用しています。
>>コンサルティングを始めるためには、自分の専門知識を利用したいと考えている顧客を探す必要があります。
 詳しくは、アンドレアさんのサイトで、コンサルタントになるための方法について提言しているのでご覧になっていただきたい。
数年かけて得た専門知識は、他人にとっては宝の知識となることが多いものです。
自分にとっては当たり前のことが、他人にとっては初めて聞くことばかり、ということも多いでしょう。
実例:コンピュータ·プログラミングが自分のためにならないと判断した後、私は小さなコンピューターコンサルティングの事業を立ち上げた。Webページをデザインし、ネットワークのメンテナンスを行い、コンピューターの修理をおこなった。仕事をたくさん(この仕事に対して、これまでの仕事と同じほどの熱意は傾けていない)してはいなかったけれども、今までの人生の中で、この時給は一番高かった。 

趣味でお金を稼ぐ
 もしもあなたが大勢の人々と同じだとしたら、あなたの趣味にはお金がかかっているはずだ。趣味は多額のカネが必要だ。例えば私は、猫のもっといい写真を撮るために、いくつもの新しいカメラレンズを数百ドルで手に入れたことがある。あなたの趣味が現金を生み出すものに変わる方法は存在するのだろうか。ほんの少しのお金が得られれば、費用の相殺に役立つものだ。(後略)
趣味にお金を費やしている人はたくさんいますが、それをお金に変えようとする人は少ないので、まずその精神を持つことが大切ですね。

日本でも、「趣味と実益を兼ねる」ということが、数寄者(すきもの……茶道などの芸道に情熱を傾けたもの)にとっての理想でした。
実例:レンズやカメラ機材に大金を費やした後に、私は趣味でちょっとしたおカネを稼ぐことができるようになった。賞金や販売から生み出した750ドルは、私が趣味に費やしたものに比べれば豆粒ほどのものに過ぎないが、そこから始まるのだ。

インターネットでお金を稼ぐ
 待って欲しい。以前私は、ブログは一攫千金のための方法にはならないと書かなかっただろうか? 間違いなく書いている。しかし、ブログはあなたの収入を補うための手段となる。あなたが情熱を持っている対象があるならば、そして、あなたが書きたくてたまらない場合は、ブログは、あなたの専門知識から余分なお金を取り出すことができるだろう。しかし、ブログはインターネットでお金を稼ぐための唯一つの方法ではない。オンラインストアを開くこともできるだろう。eBayで物品販売だってできる。
インターネットでカネを稼げるようになれば、嬉しいですが、軌道に乗るまでは大変でしょうね。
その難しさは、このブログを運営してみて、よくわかります。
実例:このブログ。 
なんと簡単な(笑)。


ものを売る
 ちょっとした余裕資金を得るための最後の方法は、物品販売だ。あなたのクローゼットの中を見て欲しい。あなたの本棚をチェックしなさい。ガレ​​ージの中を歩いてみよう。ガラクタすべてを確認しただろうか? 実際にどのくらい利用しているだろうか? 必要なときには図書館から本を借りられないだろうか? マリオカート64で最後に遊んだのはいつだっただろうか? 家の中がすっきり片付いた場合は、気分が良くならないだろうか?
一度に全部売ってしまおうとしない限り、あなたの中古品を売ってちょっとした余裕資金を稼ぐのに、大した時間も労力もかからない。
物品販売や、セドリは、基本中の基本ですね。
日本でも、BOOK-OFFで本を買って、アマゾンで売ると、かなりの利益になったといいます。
よく、「ほんとうに儲かることは人には勧めない」といいますが、その典型例だったそうです。

あまりに儲かるので、ほとんど実態を知られていませんが、これだけで年収500万ほど稼ぐのは、一時期当たり前のようにできていたといいます。
・eBayであなたの最も貴重なアイテムを販売せよ。
・稀覯品は専門店で買取相談せよ : CDショップで中古CDは売る、中古の任天堂のものはゲームショップで売る、など。
・かさばるものを売ったり、売れないものを処分したりするにはCraigslisを利用せよ
・その他すべてを消し去るためにガレージセールを開催せよ
日本ではヤフオクや、フリーマーケットにあたるのでしょうね。
実例:年に1、2度、私は溜め込んだ余分なものを販売するようにしている。毎年ガレージセールで、約300ドル手に入れる。毎年、私はeBayで貴重なアイテムを販売している。昨年、私はほんの片手間仕事で1,500ドルを得た。
以前私は、東プレのキーボードを買ったものの、ノートパソコンばかり使うようになって捨てようとしていました。
ところが友人に勧められてヤフオクに出品。一万円で売れて驚いたことがあります。
あなたの持っているものも、案外高く売れるかもしれませんよ!

余裕資金は賢く使え!
 あなたは上記の技術で手にれた余裕資金でなにをするべきだろうか? 利子率の高い定期口座に入れ、いざというときのために手元資金を準備しておき、借金を完済し、退職後のために保存しておくべきだ。


なるほど……と思える、実践的なことばかりですね。


ちなみに、私が実践している節約術は、食費を浮かせることです。
オートミールのまとめ買いという単純な方法ですが、コスト・パフォーマンスがとてもいいのです。

栄養価が高く、日持ちがし、それでいながら1kg が386円というお安さ。
1kgあれば1週間持ちますので、牛乳200円×3本を使用するとしても、1食のお値段が140円。
私はかなり食べる方ですが、女性ならば2週間は持つので、そうすると70円になります。

これについては、いずれ書こうと思います。

ところで、このブログが、「ゆっくりとカネを稼ぐ」ための12の基本原則を挙げていました。
面白かったので、明日、お伝えしようと思います。

2012年9月21日金曜日

アメリカ野球のウワサの宝庫 「MLB Trade Rumors」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」。
第8回目の今日は、「MLB Trade Rumors」(MLB=メジャー・リーグのトレードのウワサ)を紹介します。

アメリカの野球(MLB)といえば、トレードが非常に頻繁に行われることで有名です。
とにかく、成績が悪ければ、すぐに球団から放出されてしまう印象があります。

それだけ頻繁にトレードが行われるとなると、ファンとしても気がきではなく、ウワサを載せるこの手のサイトが、大変な人気を集めることになります。

昨日の記事に、我らがイチローについてのウワサが載っていましたので、ご紹介します。
AL East Notes: Middlebrooks, Ichiro, Blue Jays」(2012年9月20日)
(アメリカンリーグ東地区について:ミドルブルックス、イチロー、ブルージェイズ)
1998年のこの日に、カル·リプケン·ジュニアはオリオールズの先発メンバーから外れ、連続出場記録が2632でストップした。それ以来オリオールズはプレーオフ出場を果たしていないが、今年こそ彼らの年となるかもしれない。オリオールズは現在、プレーオフ出場可能な位置にいる。それでは本日の、アメリカンリーグ東地区のALイーストリンクについて……

・レッドソックスは、どうやらこのオフシーズン、ウィル・ミドルブルックスの長期契約の延長を求めないようだ、と『プロビデンス・ジャーナル』のティム·ブリットンが述べている。チームの首脳幹部はミドルブルックスについて、長期契約を急いでいない。「もちろん、俺は契約延長するつもりだよ」と、ミドルブルックス氏は言っている。

・イチローとブレット·ガードナーは、2013年にヤンキースの角外野手としては余りにも似過ぎていると、『ニューヨーク·ポスト』でケン・ダビドフは述べている。ヤンキースは来年、ガードナーが完全な健康に戻るのを望んでいるため、イチローはフリーエージェントとして他のチームと契約しなければならないだろう。ダビドフは、1月にイチローが再契約していないとしても、驚かないだろうと述べている。

・ブルージェイズ会長のポール・ビーストンは、これからの数ヶ月を「地獄の半シーズン」と考えていると、『トロント・サン』誌のスティーブ・シモンズは伝えている。ビーストンは、ファンのために何もできないのは「虚しい気持ち」だと述べ、アスレチックスとオリオールズがプレーオフに向かっているのに、ブルージェイズが脱落したことに対して「実際うんざりしている」と付け加えた。
今年、イチローがシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキースに移籍したのには、私も大変驚いたうちの一人です。

あのイチローも老いることがあるのか……と、感慨にふけりましたが、マリナーズがなかなか勝てない理由がイチローに背負わされる風潮がここ数年強い以上、移籍は仕方ないことでした。

そして、ニューヨーク・ヤンキースでの奇跡の活躍を期待しました。
結果はご覧のとおり。

★ イチロー8の7 美技&4盗塁も

現在ヤンキースはアメリカンリーグ東地区を一位で驀進中です!!

イチローが抜けた後のマリナーズはまるで憑き物が落ちたように連勝を重ねたため、一時期、
「イチローが疫病神だった」
などと言われたこともありましたが、現在は西地区を4位で通過中。
平常運転に戻ってしまいました。

やっぱり、イチローのせいじゃなかった。
そして、イチロー自体の凄さはかわりませんでした。

そんなウワサの宝庫、「MLB Trade Rumors」は、MLBファンにとっては見逃せないブログですね。



2012年9月20日木曜日

素人向けの経済情報サイト 「Economix」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」。
7回目の今日は「Economix 」を紹介します。

ブログを運営しているのは大手新聞社の「The New York Times」です。
経済問題が、日常生活にどのように影響するのかをわかりやすく解説してくれるブログです。
アメリカ版池上彰のようなものでしょうか。

最近の記事で、大変多くのコメントがついていた、
Behind the ‘People Who Pay No Income Tax’」(「所得税を払わない人々」の背景 2012年9月17日)
の記事の内容を紹介しましょう。
『マザー·ジョーンズ』誌は、インターネット上に、オバマの支持者を激怒させた――つまり、投票者の半分を激怒させた、ミット・ロムニー氏の私的な政治献金者の会合の映像を公開した。
『マザー・ジョーンズ』とは、リベラルな思想の持ち主が読者に多いアメリカの政治雑誌です。日本で言えば『AERA』のようなものでしょうか。

ミット・ロムニー氏は、ご存知、共和党から大統領選に出馬表明したオバマ大統領の対抗馬です。
ロムニー氏は、
「なにがあっても今の大統領に投票する47%の人々がいる」
と語った。
「47%の人々とは、オバマ大統領と行動を共にし、政府に依存し、自分が被害者であると信じ、政府は彼らの面倒をみる義務があると信じ、福祉や食料、家、権利と名のつくものならなんでももらえる権利があると信じる人々だ。政府は彼らを何が何でも庇護するのだ。そして彼らは間違いなく大統領に投票する」

さらに、
「この人々とは、所得税を払わない人々のことだ」
と付け加えた。

私は、上記の後半の部分を問題にしたい。
アメリカの半分の世帯が連邦税を払っていないという点では、ロムニー氏は間違いなく正しい(彼はまた、この世帯が属する保守派の広い層の怒りを呼び起こしている)。しかし、ロムニー氏には、彼らが連邦所得税を払っていない理由についていくつかの重要な視点が欠落している。

党派色がなく、高い評価を得ている税政策センターが、47%という数字を出している。それは2011年の時点であり、実際は46%のことだ。そして、それについて昨年の夏に優れた分析を発表している。

それによれば、連邦所得税を払わない世帯の半数は、彼らが単に貧しすぎる、ということを明らかにしている。税政策センターは、二人の子供を持つ年収26,400ドル(約200万円)の夫婦の例を挙げる。その世帯は、標準課税控除やその他の控除によって納税義務が当然免除されるため、連邦所得税を支払う必要はない。

残りの半分は、税政策センターによれば、税額控除やその他の規定――主に高齢者や低所得勤労者世帯を補助するための規定――を活用する家庭で構成されている。

単刀直入に言えば、彼らは納税義務から逃れた世帯ではない。その中身は、ほとんどは貧困者層であり、比較的低所得な勤労者世帯と高齢者で構成されている。税制度というものは、彼らの負担を軽減するように特別に設計されるものだ。

実際のところ、不況とその余波が、数千万人の労働者を失業や不完全雇用の状態に陥らせ、多くの世帯が連邦所得税を支払うことができなくさせてしまっている。それに加え、ブッシュ減税――児童税控除を二倍にし、その他の控除や免税額を増加し、限界税率を引き下げるという2000年代に共和党政権が可決した制度――は、数百万の家族の連邦所得税負担額を消し去ったのだ。

数千万の家族は連邦所得税を払っていないけれども、実際は給与税、売上税、州税および地方税などなど様々な税金を払わない家庭はないこともまた述べておきたい。
内容的には、それほど難しいことが書いているわけではありません。

大統領候補のロムニー氏の、
「今の大統領に投票しようとする47%の人々は、連邦税を払っていない、彼らは政府にたかろうとする存在だ」
というオフレコ発言が炎上していまるけれども、連邦税を払っていない人々はなにも悪いことをしているわけではなくて、彼らはとても貧しいんだよ、ということを書いているだけです。

そもそもこのロムニー氏の発言が炎上したのは、貧しい人々、納税義務を果たせていない人々が全員オバマ支持者だ、と決めつけたこと。

それが、ロムニー氏を支持している貧しい人々の怒りをかったことには触れていません。
そこまで考えが至らず、税金を払わない人々はなぜ払えないんだろうね? という素朴なギモンに答えたのが、上記記事でした。


それ、あまりに当然といえば当然すぎる発言だと思うのですけども、それが分かっていない人々に向けて、こうして具体的に、その理由について、述べているのでしょう。

そこから、この「Economix」の読者層が、だいたい分かるように思えます。





2012年9月19日水曜日

元放送作家のブログ 「By Ken Levine」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介するシリーズの第6弾は、元放送作家・アナウンサーのブログ「 By Ken Levine 」(ケン・レビンより)です。

随分シンプルなつくりで、「これぞ個人ブログ!」と言いたくなるような簡素な味わいです。

ところが、ブログ主は随分派手な経歴です。『TIME』によれば、
 Ken Levineは、喜劇作家として面白い経歴を持っており、『M☆A☆S☆H マッシュ』や『チアーズ』と『HEY!レイモンド』が彼の経歴となっている。同時に彼は、ボルティモア·オリオールズやサンディエゴ·パドレス、シアトル·マリナーズの野球実況アナウンサーという興味深い経歴も持っている。彼は、この両者の経歴――特に前者――を元にした裏話を、「By Ken Levine」で描いている。
のだとか。

業界関係者の裏話というのは、洋の東西を問わず面白いもので、週刊誌などの定番ネタとなっています。
日本にも元芸能リポーターの梨元勝の「梨元勝の恐縮です!」というサイトがありまして、ここではこんなネタあんなネタが書かれているので、今読んでも大変おもしろいです。

鬼沢慶一という人がラジオで語っていたことを書き起こした記事などを読んだりすると、当時の熱気が見えてきます。

アメリカの業界人の語ることはどのようなものなのか、見ていきましょう。

「I miss Jerry」(ジェリーがいなくて寂しい 2012年9月2日)
週末のレイバー・デーはいつもと違い、ジェリー·ルイス司会の長時間特別番組がない。開き直って言うと、私はその番組が大好きだった。私は毎年それを楽しみにしていた……いい理由と悪い理由のために。
アメリカでは9月の第一月曜日はレイバー・デー(労働者の日)であり、祝日となります。
夏の終わりを意味するため、パレードなどで盛大に祝われながら、やや物悲しい雰囲気の漂う祝日です。

それは筋ジストロフィー協会のためというとても価値ある正義のために行われるものだ。子供たちのビデオは悲しみと感激の両方を誘う。いつか治療法が発見されることをのぞんでいる。

けれども同時に、ジェリー·ルイスの長時間特別番組は、エンターテインメントのかたまりであり、その絶対的に高度なレベルを維持していて、ジェリー以外のすべての人々が、あの栄光のラスベガス時代に戻ることのできる一時の時間旅行が昔から続いており、ショービジネスだけが創り出せる最高の偽善的で誠実な故郷といえた。蜂蜜がじくじくとあなたの家のスピーカーからにじみ出るのだ。このスタイルは、60年台にスイングの中で生まれ、(熟考、鋭敏、感傷、きらめきを組み合わせた)サミー·デイヴィス·ジュニアによって育まれ、ジュリー・ルイスの独特の手法がそこに加わって完成した。彼が耳にタバコを刺すような馬鹿馬鹿しいものを、他の誰も見せられなかった。教会のお説教が、大騒ぎになり、ついには喜劇的な結末へと向かう彼の震えるほど面白いキャラクターを誰も生み出せなかった。
日本で言うと、ジェリー・ルイスは誰に当たるのでしょう?
志村けん? ビートたけし? いえいえ、どちらも若すぎます。
1926年生まれの大御所のコメディアンで、現在86歳。
日本で言うなら、藤山寛美や植木等などの、超大御所にあたります。
そういえば、そんな大御所コメディアンが、日本ではほとんどいなくなってしまいましたね。

彼の芸風は、こちらで確認できます。
(中略)彼の特番は、よきラスベガス、伝統的なラスベガス――出演者全員が着飾り、髪を染め上げ、酒を飲む――そんなラスベガスへの追想だった。観客だけが浸ることの出来る優雅な時間。ディナーショーやレイトナイトラウンジショーがあっても、ショールームの外にはお土産屋がない。右のショールーム外にはギフトショップ。キーリー·スミスのTシャツや、ローズマリー·クルーニーの冷蔵庫用マグネット、またはフランク·シナトラのお弁当箱も買うことができない。
キーリー・スミスは1932年生まれのジャズ・シンガー。ローズマリー·クルーニーは1928年生まれの歌手兼女優で、ジョージ・クルーニーの叔母。
フランク・シナトラは超有名な1915年生まれの歌手で、どれも一時代を築いたエンターテイナーでした。
彼らが今ではラスベガスで、おみやげのキャラクターに化していて、その芸を誰も顧みないことを嘆いているのでしょう。
私はそのすべてがいなくて寂しい。その気持のほとんどは、ジェリーに向けられている。私は「ディクシーメロディーであの子にさようなら」をもう一度泣かずに聞くことはできないだろう。私があの歌を幸運にももう一度聞くことはあるのだろうか?

読んでいるだけで切なくなる文章です。
古き良きアメリカ、とよくいいますが、まだ人々が品格をもっていた時代に花開いたラスベガスのショービジネスは、洒落ていて、下世話出会っても下品ではなく、世界中が憧れた、エンターテイメントの粋を集めたものだったといいます。
当時の映像を観ると、可笑しいのになぜか切なくなります。

彼の文章は、放送作家を長年続けてきただけあって粋であり、アメリカのポップ・カルチャーを学ぶには最適なブログなのかもしれません。
この世はすべてショー・ビジネス+2(K2HD/紙ジャケット仕様)



2012年9月18日火曜日

コスメ中心のゴシップ情報ブログ 「The Hairpin」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介するシリーズの第5弾は、女性が興味のあるコスメを中心に、いろいろなゴシップを取り上げるブログ「The Hairpin 」(ヘアピン)です。

『TIME』はこのサイトのことを、
「The Hairpin」は、美の処方ビデオやコラムによるアドバイス、デートのヒントやファッションはどう選択すればいいかがぎっしりつまっている。しかし、有名サイトの「Cosmo」と比べないでほしい。「The Hairpin」の運営理念は、すべての話題を網羅する「大衆的なブログ」なのだから。
と紹介しています。身近な女性の友人との気軽なおしゃべりのネタ……これがこのサイトが目標とするもののようで、映画『SEX AND THE CITY』のブログ版、なのだとか。

そのブログの中で、現在もっとも読者を集める記事は、
Ask a Debt Collector」(2012年9月14日)
(借金取りに尋ねる)
です。
お買い物中毒な私!』という映画がありましたが、アメリカでも女性の買い物依存症は深刻な問題で、そんな買い物中毒の女性にとっては、借金取りは身近で気になる存在なのでしょう。
内容をご案内します。
元々、私は私はこの仕事をするつもりはありませんでした。大学の学部とは無関係でしたし、汚い仕事だろうと考えていたからです。現在は専門の債権回収業者として落ち着いており、たくさんのことを学んでいます。

Q.最初の質問:あなたは自分の仕事が汚いものだと感じていますか?

A.いつもは、おどろくほどそう感じません。私が担当する債務者のほとんどは、宝石やクレジットカードを使った買い物、自動車事故のような、主に自分自身の不注意で借金した人々なのです。無責任な行為に責任を負わせることに気がとがめることはほとんどありません。でも、葬儀中のご家庭が私の会社から借金をしていたとしたら、借金を取り立てる間じゅうは、おそらくずっと泣くしかないでしょうね。

借金は善良な人々にだって当然のごとく起こりうることです。そんな善良な人々から取り立てることや、ひどい場合は保安官を玄関先へ送り込むことは、とても気が滅入ることです。しかし、人々が借金返済のための努力をする限り、私は彼らと反発することなく、一緒に努力することができます。こういう努力が、不愉快な感情を追い払うのに役立ってますね。
借金取りというのはハードな仕事だと思います。借りたカネを返すのは当たり前の話ですが、それをごねて踏み倒そうとする人は少数派。しかし、その少数派との戦いは、大変シビアなものであるようです。
Q.あなたはDog the Bounty Hunterのようなものですか?

A.私はそうじゃありません。私の髪は一つにまとめるほど長くないですしね。それに、コピー機や冷蔵庫まで歩くときを除いて、一日中机についてます。私の事務所は弁護士事務所と密に連携しているため、債務者が返済しない場合は相手のものを奪うのではなく、裁判所執行官や保安官を送るだけです。

Dog the Bounty Hunter(賞金稼ぎのドッグ)というのは、アメリカで有名な賞金稼ぎのテレビ番組です。どう見てもチンピラの賞金稼ぎが、悪を追い詰める、というもののようで、アメリカでは有名な番組のようです。
Q.あなたが聞いたおかしな言い訳を聞かせてください。精神障害者の話ではなく、「犬が私の宿題を食べた」というような。

A.先週私は、請求書メールが届かないと主張する女性と話をしました。それほどおかしくはないと思うでしょ? でも、私は毎回訪問して書面を渡していたし、その言い訳をするのは4ヶ月連続していましたからね。別の女性は、毎回親戚が亡くなったと言い訳するのですが、数えたところ、5人のお祖母さんを亡くした計算になりました。

ほとんどの場合、支払わない人の理由は簡単なうっかりです。ほとんどの人は単純に忘れているだけなので、債務者が嘘をつくのを聞くより、正直に理由を話すのを聞くことのほうが多いでしょう。
「親戚が亡くなった」という言い訳は万国共通のようです。
そんなバカなことあるか、と思っていましたが、私も某企業に勤めていた時に、一年に数度、親戚が奇特だ、などと理由をつけて長期休暇をとる人に出会ったことがあります。
病気で休む、と言えばいいのに、と思いましたがね。
Q.あなたは借金について、概念として深い考察をお持ちでしょうか? 私達のお金についての考え方は時々、原初的で、暗く、化け物じみていますが、あなたはこれについて考えたり 思い当たったりすることが他の人よりも多いと思うのです。そこに光を当ててもらえますか。

A.私の頭は、人々が出くわした困難がどの程度のものなのか、どれくらいでそれが起こりうるのかを迅速に計算します。ある人の元を訪れる組織が私の会社だけ、ということは滅多にありませんし、一人の債務者のもとにやってくる法律家や裁判所職員の数は驚くほどです。みなさん、債務者が借金をした理由を何度も尋ねるのです。手数料や金利は、自分がいくら、誰から、なぜ借りているのか思い出せなくなるほど膨大で、コントロールできなくなっています。

私はしばしば疑問に思うのは、私がクレジットカードを回収するとき、債務者が見せなければならないものはなんだろう、ということです。彼らは少なくとも、素晴らしい車を手に入れましたし、責任を取らずにちょっとしたものを得ることができたのですが、それがやがて大問題へと変わったというわけです。
借金取りなら、お金について一家言持っているのではないか、という質問ですが、逆におカネや債務者について、深刻に考えないからこそ続けられる職業なのではないかな、と思うのですが。
Q.債務者用の刑務所について、賛成、それとも反対?(ほとんど冗談だから深刻に考えないで)

A.反対! 時にはね!

こんな調子で質疑応答が続きます。以下は略しましたので、興味のある方は、元記事をご確認ください。

この債権回収業者が、借金をする平均的な人々について8つにまとめています。債務者というのは、こんな感じの人々だそうです。
① 裁判を起こされた経験がある。ほとんどは民事裁判だが、保険なしで運転して刑事裁判を起こされたことがたまにある。 
② 長い間、一つの家やマンションや街に居住していない。
③ 一つの仕事を続けられない。
④ かわいい電話や巨大なテレビを買っている
⑤ Facebook上でこれらのものを購入したことを投稿しながら、プライバシー設定に失敗してそれが分かってしまう。
⑥ 自分自身の借金を、他人のせいにして非難する。
⑦ 毎月返済額を稼ぐために、とても不機嫌
⑧ 返済請求の電話ばかりかかってくるために電話を取るのが億劫になり、逆に問題を抱え込んでしまう。
「The Hairpin」は、女性が興味を持つような話題が満載です。ブログのネタに困ったら、ここを参考にすることにします。



2012年9月17日月曜日

まとめサイトのような雰囲気の 「Videogum」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介するシリーズの第4弾は、動画サイトの「Videogum」です。

テレビや映画、投稿動画について解説や批評をおこなった記事を掲示し、それに対する読者からのコメントで投稿される、という日本でもよくある形式です。


個人ブログではなくて、本格的なニュースサイトのようです。
日本では主に2ちゃんねるで、テレビや映画について活発な意見が交換されています。
海外ではここが、テレビや映画について論じる場所なのでしょうか。

もともとは、音楽のダウンロードや、それに対する批評やミュージシャンたちのゴシップ記事をまとめてカルト的な人気となった「Stereogum」というサイトが先にありました。
そこが、音楽と同じように、テレビや映画についても論じあえるサイト「Videogum」を作ったのです。

一例として、映画『アバター』について述べた
James Cameron Figures Out How To Keep Making Avatar Forever」(2012年9月10日)
(ジェームズ・キャメロンが永久に『アバター』を作り続ける方法を解決)
をご紹介します。
『アバター2』公開まで苦しい年月を座って待たねばならないというのに、ジェームズ·キャメロン監督の頭の中でできあがりつつある『アバター3』のすばらしい構想すべてを予想することは困難だろう。(中略)人類は最後は、暗号を解読するのだろうか? 私はいつか直接アバターを見られるのか?(それはムリだろうね!)  こうした疑問に誰が答えられるだろうか! 解答。ジェームズ·キャメロン監督。ジェームズは、アバターの未来(や過去)を知っており、彼の構想は完璧だ。
ここで、MTVのインタビュー記事が引用されます。
「私には第4作目の構想がある」キャメロンは、MTV Newsが『タイタニック』(家庭用ビデオ用に、あの金字塔を打ち建てた映画の新保存版が9月10日に発売される)のための記者会見場で彼をつかまえたときに語ってくれた。「それはまだ書き留めていないけれども、基本的には初期のパンドラの遠征までさかのぼり、人類とナヴィが何を間違い、探検家とその世界の住人との関係性を描くようなものになるはずだ」
「そこを描けば曲線が完成するが、そのことによってさらなるものを呼び寄せるならば、また作る、というのは、『スターウォーズ』の真似ではなく、むしろ論理的に考え抜いた結果だ。なぜなら第3作の結末までに、テーマとなる曲線は出来上がっていたからね。残っているのは、最初の探検がどのようなものだったのかを振り返ることと、後世の映画で伝説になるような新しいキャラクターをいくつか生み出すことだ。それはまだ計画中だな」
それに対するブログ主の分析です。
『スターウォーズ』がそうした(そしてそれはフランチャイズのためにうまくいった)からではなく、物語が要求するから作る、ということでなくてはならない。100万年の間、私達がそれを思いつかなかったとしても問題ではない。ジェームズ·キャメロン監督は私たちの青いアバターの最強の控えを用意しているはずだ。 (投稿者:Vulture)
『アバター』を相当見ていなければ沸かないようないろいろな問題点を挙げたりしているところを見ると、ブログ主はとても『アバター』が大好きなのでしょう。

それを読んで盛り上がっていたサイトのコメントをご紹介します。
・ このカネ製造機(キャメロン監督)を地面に埋めないとな。(explainer guy tries again!!)

・ 海の底にでも沈めたらいいんじゃないか。このカネ製造機が一番ラクに過ごせるところだろ。( facetaco)
(『タイタニック』を皮肉ったのでしょうか)

・『アバター』と『タイタニック』をキャメロン監督がどうやって結びつけるのかが今分かった。老婦人がボートから投げ捨てたネックレスを探すために、アバターが海を探検するんだろう。アバター2~4はその一連のシリーズだ( welcome to costco, i love you)
2ちゃんねるのまとめブログと雰囲気が似ていますね。
ここに来れば、海外のテレビや映画のいろいろなゴシップを知ることができるようです。

2012年9月16日日曜日

出会い系サイトが分析する男女のデータ 「OkTrends」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ25選「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介するシリーズの第3弾として、「OkTrends」について解説していきます。

「OkTrends」は、OkCupid(オーケー・キューピッド)という出会い系サイトが運営する統計ブログです。
独自調査を基にした、統計とその分析記事が売り物です。
最近は更新が滞っているようですが、2011年にはかなり人気が高かったようです。

『TIME』によれば、
出会い系サイトOkCupidが目標として掲げているのは「出会いのために数学を使う」こと。OkCupidのブログ、OkTrendsでは、出会いが魅力的になるように、数学を利用している。ブロガーであるクリスチャン・ラダーは、だいたい一ヶ月に一度しか記事を更新しないが、その中身はとてもすばらしく、OkCupidsのカップル成立用質問票のデータを基礎に、創意工夫にあふれた分析や図解が詰め込まれている。
のだそうです。

ちなみに、『TIME』は1923年の世界初のニュース雑誌で、現在全世界で340万部(Wikipedia調べ)売れている老舗雑誌。
似たような名前の『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』や『ワシントン・タイムズ(The Washington Times)』と取り違えられやすいのですが、『The New York Times』は米国3位、103万部発行の大手新聞、『The Washington Times』は統一教会系のインチキ新聞ですのでご注意を。

そんな、権威ある『TIME』が、なぜ出会い系サイトの運営するブログを紹介するのでしょう?

どうやらアメリカでは、日本と異なり、出会い系サイトは市民権を得ているようです。
ロチェスター大学の教授によれば、アメリカでは2007年~2009年にかけて、22%が出会い系サイトで出会って結婚したといいます。

日本では、出会い系サイトを利用した性犯罪が一時期多発したために、多くの人がネガティブなイメージを持ってしまいましたが、アメリカでは事情が異なることが分かります。
なにしろ2011年の利用者は、2500万人もいるのですから!

アメリカでは性犯罪が、出会い系サイトを通さずとも多かったため、出会い系サイト系の事件が、他よりも目立たないのが、出会い系サイトをネガティブにとらえなかった原因かもしれません。

あるいはアメリカと日本の文化の違いなのかも。
Facebookのように堂々と実名やプロフィールをネットで掲載している人が多いことや、利用者が日本人よりも危機管理能力が高く、ネットの出会いが犯罪に結びつきにくかったのかも。

なんにしても、出会い系サイトという選択肢が世間的に認められていることは、出会いの可能性に幅が広がるため、うらやましいですね。

閑話休題。

OkTrendsの中で、人気の高かった記事をいくつかご紹介しましょう。
★ How Your Race Affects The Messages You Get (2009年10月5日)
(人種が、メッセージを受け取るのにどのように影響を与えるか)

★ The REAL ‘Stuff White People Like’ (2010年9月8日)
(本当に「白人が好きなもの」とは)

★ The Big Lies People Tell In Online Dating (2010年7月7日)
(オンライン上の出会いで人々がつく大きな嘘とは)

★ The Case For An Older Woman (2010年2月16日)
(年齢が高い女性の場合)

★ Gay Sex vs. Straight Sex (2010年10月12日)
(同性愛 対 異性愛)

日本で言えば週刊誌ネタっぽいテーマが、多く取り上げられているようです。
どれも下世話で、興味深いものばかりですね!


その中でも、、The REAL ‘Stuff White People Like’(本当に「白人が好きなもの」とは)を取り上げてみましょうか。
私たちは、OkCupidのユーザーから526,000人をランダムに選び、自己申告による人種ごとにグループ分けを敢行。自己紹介文(合計2億8千万語!)から選んで、統計的に他の人種グループから有意に差異のあった単語や文章を抜き出した。
それによれば、白人男性がこんな感じで、
白人女性がこんな感じ。

白人男性の上位5語は
①トム・クランシー
②ヴァン・ヘイレン
③ゴルフ
④ハーレー・ダビッドソン
⑤ゴースト・バスターズ

それぞれ、知らない方のために解説しますと、
①トム・クランシーは、アメリカの作家。『レッド・オクトーバーを追え』など映画化された作品で知られています。
ジャック・ライアンという行動力ある主人公が、家族を愛しつつもそれを置いて、凶悪な陰謀と戦う、というストーリーで人気を博しています。

②ヴァン・ヘイレンとはアメリカのヘヴィ・メタル・バンドです。その中でも有名なのが「叶わぬ賭け」という楽曲で、日産のCMに使われていました。

⑤の『ゴースト・バスターズ』は1984年の大ヒットコメディー映画ですね。

こうして見ますと、最大公約数の当り障りのないものを、とりあえずプロフィール欄に書いておこう、という意図が感じられます。
日本で言えば、好きな作家は浅田次郎、好きな音楽はB'z、好きな映画は『踊る大捜査線』と男性が書く、みたいな。

白人女性の上位5位は次の通り。
①ジョディ・ピコー
②ボート
③NASCAR
④マスカラ
⑤アイルランド

①のジョディ・ピコーは、アメリカの女流人気作家です。
『わたしの中のあなた』という作品は、映画化もされました。

白血病の娘のために、母は遺伝子操作によって、姉とまったく同じ遺伝子を持つ妹を出産します。
妹は姉のために、輸血や骨髄移植のための犠牲者となって来ましたが、腎臓移植を要求された時にそれをこばみ、両親を裁判で訴える……という話です。

③NASCARはアメリカで有名な自動車レースで、女性にも人気があるようです。

日本でたとえるならば、好きな作家は宮部みゆき、ファッションに興味があるけれども、サッカー観戦だって好きですよ、ってなプロフィールでしょうか。

面白いですね。
日本ではそれほど知られていないジョディ・ピコーという作家が、白人女性はこれほどたくさんの人に支持されているというのを初めて知りました。

逆に言えば、海外に行った時に、それなりに教養を持っていても、ヴァン・ヘイレンの音楽を全くしらなかったり、トム・クランシーやジョディ・ピコーを全然読んでいなければ、会話から脱落してしまう危険性がある、ということ。

これから海外に行かれるビジネスマンの方々は、せめて、トム・クランシーの作品を原書で読んでおいた方がいいかもしれませんよ。


あと、どれもちょっと古いですな。
今の30代から40代の男女が夢中になったものが多く、出会い系サイトを利用するアメリカの白人層が、どのあたりにあるかが、見て取れます。

データをもとにした男女分析は、洋の東西を問わず、面白いですね。






2012年9月15日土曜日

巨大写真で世界を切り取る 「The Big Picture」

雑誌『TIME』誌が選んだ、2011年海外人気ブログのご紹介です。
2回目の今日は、「The Big Pictuer」(大きな写真)をご紹介します。

こちらは、The Boston Globe(ボストンの地球)という新聞社が、選び抜いた写真をもとに作りあげた写真ブログです。

ボストン・グローブ』は、アメリカのマサチューセッツ州で最大の販売部数を誇る日刊新聞で、現在はニューヨーク・タイムズ社の100%子会社となっています。

大手新聞社が厳選した写真なので、綺麗で迫力があり、臨場感にあふれています。
たとえば、「Independence days: Pakistan and India celebrate their 65th」(独立記念日 パキスタンとインドが別れて65周年 2012年8月15日)の記事にはこのような写真が掲載されています。
詳しくは元記事の写真を御確認ください。
プロのカメラマンは、やはりうまいですね。一人一人の表情が手にとるようにわかりますから。

ちなみに、インドとパキスタンは、今でも大変仲が悪く、両国間には緊張が続いています。
非常に大きな人口を抱え、国力では勝るインドと、背後に多数のアラブ諸国が控えているため強気のパキスタンは、永遠のライバル関係といえるかもしれません。

二国間では、示威行動を兼ねた国旗の降納式が毎日行われ、現地の名物になっています。

両者が分かれて65年、その間に多くの人々が闘いによって亡くなりました。
「The Big Picture」の写真は、記念日を迎えた両国の人々の、美しくもはかない表情の一瞬を切り取って、私達に見せてくれます。

毎日見るのが楽しくなる、こういったブログ作りを、日本の大手新聞社も参考にして欲しいですね。





2012年9月14日金曜日

旅行が生活になった夫婦のブログ 「the Everywhereist」


それでは、雑誌『TIME』が選んだ、2011年に英語圏で話題になった人気ブログひとつひとつについて、これからしばらくの間、ご案内していきましょう。

最初に紹介するブログは、『the Everywhereist(遍在者)』です。
夫・ランド氏は世界中を飛び回る仕事をしているのですが、妻のデ・ルイッター氏はそれを家で見送るばかりで、いつも寂しい思いをしていました。
ところが、彼女は仕事をクビになりまして、一念発起して、夫とともに、世界中を旅して回ることにしたのだそうです。
その旅行ブログが、大変な人気となりました。

『TIME』は、次のように紹介しています。
このブログはありがちな旅行ブログではない。デ・ルイッターは絵画のような美しい街や美味しいレストランについて書くのと同じように、浴室の備品に困惑したことや、おかしな外国のテレビ番組、飛行機に一緒に搭乗するハメになった嫌な乗客について赤裸々に書いている。
ちなみに、こちらが夫婦のご尊顔。左が夫のランド氏、右がブログの作者であるデ・ルイッター氏。
たしかに人気ブログのようです。個人のブログなのに、たとえばこの人気記事、

★ 7 Badass Bavarian Foods You Must Try (2012年5月8日)
(あなたが挑戦すべき、7つのとんでもないバイエルン料理)

には、コメントが221もついています。芸能人ならコメントがいくらつこうが驚きませんが、一般人のブログとしては多いですよね。

ちなみに上記の記事は、ドイツのバイエルン料理についての紹介記事です。
バイエルン州はドイツ南部のドイツ最大の州であり、観光の名所として有名です。
日本では、伊藤ハムの「アルトバイエルン」などで知られています。

彼女はバイエルン料理について、こう書いています。
 バイエルン料理をたとえるならば、小さな袖なしシャツを着て非常に重いバーベルを持ち上げているジムの男、だろうか。静脈が、首と頭(だけではなく、静脈があることすら知らなかった部分にまで)に浮き出し始めたような。
 バイエルン料理は大型トラック同士のレース「モンスタートラック」にもたとえられる。比較的繊細な料理であるスペインやイタリア、フランスの料理を、トラックが小さなフィアットやプジョーをレースの中でぺちゃんこにしてしまうように、粉砕する。
バイエルン料理がとにかく破壊力がある、ということのようです。
 あなたはバイエルン料理を食べたいだろうか? 当然食べたいはずだ。とても豊かでもっちりしていて身がしまっている、ドイツビールを満喫することができる地球上でただひとつの料理なのだ。他のどんな料理ですら、あっという間にあなたの胃の腑の隅に追いやられ、そこでふるまわれるビールの素晴らしさで、驚きのあまり動けなくなり、飲み込むことすらできなくなるだろう。
 要するに、ドイツにいる間にバイエルン料理を食べないならば死ぬべきだ、ということだ。ここで、私のお気に入りの料理をいくつかご紹介しよう。この料理たちは、あなたの味蕾を、とんでもない興奮受容体に変えてしまうに違いない。
このあと、バイエルン料理であるプレッチェルだとか鶏の唐揚げだとかが、写真入りで紹介されています。

正直、写真はそこまでうまくないようです。もう少し撮りようがあるだろう、と。
ただ、間違いなく文章力はあります。バイエルン料理を、ムキムキのマッチョ男に例えたり、破壊力抜群のモンスタートラックにたとえたり……力強い料理だということを、手を変え品を変え、紹介する力量はすごいですね。
人気が出たのは、このためかもしれません。

この記事はドイツ料理についての記事でしたが、彼女が紹介するのはドイツ料理だけではありません。
世界中の料理を紹介しているので、ご興味のある方は、是非ブログをお読みください。

世界を旅行するということに誰しもが憧れます。
それができる人は、少数の人達だけです。
そして、その魅力を、沢山の人が面白いと思える文章で伝えることのできる人間は、さらに少数です。
このブログ主は、そのうちの一人なのでしょう。

ちなみに、トップページ右側にあります「Most Popular Stories(最も人気のある記事)」を見ますと、

★ I have a brain tumor. I’ve named it Steve. (2012年6月27日)
(私は脳腫瘍ができた。それに、スティーブと名づけた)

というショックな記事が紹介されていました。
ブログ主は、最近脳腫瘍ができたことがわかり、手術を決意した模様です。
脳腫瘍に「スティーブ」と名づけて、折り合いを付けていこうとする彼女が、とても健気に思えます。

素敵なブログ主の日常に触れていた読者にとっては、突然ブログ主にふりかかった悲劇は他人事には思えなかったでしょう。

これから、彼女はどのような人生を歩んでいくのでしょうか。


2012年9月13日木曜日

とりあえず、ここ数週間の気になった記事

このサイトは情報サイトとして始めたので、メインはおもしろ記事の紹介です。

他人の記事の紹介ばかりしていると飽きるため、自分でも記事を書きますが、基本は面白い記事を紹介していくこと。今ではそれも怪しくなっていますけれど。

ただ、単なる記事のタイトルだけを紹介するのではなく、コメントを必ずつけるようにして、多少はオリジナリティーを出したいと思ってます。

ところが先日来、海外ニュースの翻訳、紹介をテーマにしようとしていろいろ調べてみましたが、同じテーマはほかのたくさんのブログでも扱ってます。
私が新しく始めるには、今ひとつ新鮮味やオリジナリティーに欠けます。

まず、海外の英語ニュースを読みたければ、ここにその一覧表が載っています。
★ 英語のゆずりん ~ Useful Links for Learning English ~

上記のリストは英米圏に偏っています。
アジア各国の英語ニュースまで、守備範囲を広げたければ、こちらのリストが役に立つでしょう。
★ Asia Newslink

そして、上記の各国の報道やニュースサイトを和訳したものは、かなり存在しているのです。
Googleを調べればすぐに出てきます。

上記のリストにも記載されていますが、例えば東南アジアだったら、
★ フィリピン ニュース 
(フィリピンに関する最新ニュース、フィリピンにおける邦人の事故、事件のニュースを配信しています)

★ 日刊ベトナムニュース
(ベトナムの最新情報を毎日無料発信!)

★ カンボジア ウオッチ
(日本人観光客向けの現地情報をインターネットのホームページを中心に提供)

……etc.etc.

これらを読みふけっているうちに、あっという間に時間は経ってしまいますね。

上記サイトで取り上げられていないような海外ニュースを紹介する、ということも考えましたが、一つ一つ調べ直すのも面倒です。

そこでふと、海外の人気ブログは、どんなテーマで書いているのだろうと思いまして、「海外人気ブログ」「海外アルファ・ブロガー(人気ブログ主のこと)」というキーワードなどで調べてみたところ……信憑性のあるリストがなかなか出てきません。

まずね、「アルファブロガー」という言葉からして、海外では使っていないのです。英米圏では、A-list bloggerというのだとか。ふーん。

その単語で調べる内に出てきたのが、TIMEという老舗の英語ニュース雑誌が選出した、2011年の人気ブログトップ25のリストです。
★ The Best Blogs of 2011

これ、日本ではあまり知られていませんよね。リストの存在も、紹介されているブログも。

明日から、この人気ブログを日替わりで紹介してみようと思います。

とりあえず、それは明日から。
今日は、ここ二週間ほどで、気になったサイトを一気に紹介しましょう。↓


2012年9月12日水曜日

飽きた


「世界のニュースの中で、日本について扱っている記事を紹介する」ことを目的に、3日にわたって記事を書いてきましたが、難しいですね。

何が難しいって、世界の英語報道の中で、日本のことを扱っている記事が大変少ないということ。
それに、扱っているとしてもほとんど同じ内容です。

まずは、経済統計。
次に、スポーツ関連。香川が活躍している、などの記事です。
その次に、津波関連のニュース。

最後に、尖閣諸島や竹島をめぐって、日本が中国や韓国と揉めているという記事です。

世界の英語ニュースを調べ、その中で日本について述べている箇所を調べて、上記テーマ以外の、日本について書いている記事を探す……馬鹿馬鹿しいほど無駄に時間が過ぎてしまうので、3日で飽きました(爆)。

明日から、同じ英語ニュースを渉猟するにしても、別のテーマを探そうと思います。

2012年9月11日火曜日

暴動後のスズキ自動車


本日は、インドの新聞、India Todayの記事 「暴力の背後にある真実の究明を マルチ会長鈴木修、政府に語る」(2012年8月26日)をご紹介します。

「スズキ株式会社」という自動車を作っている企業があります。
日本では軽自動車の販売台数1位の大手企業ですが、それに飽き足らず、まだインドがそれほど発展していない時期にいち早くインドに進出して、工場を建て、大成功を納めました。

ところが、今年の7月18日、工場で暴動が発生しました。
従業員100人が工場に火をつけて暴れ、幹部職員一人が亡くなる、という痛ましい事故に発展したのです。
スズキの経営に打撃 インド工場、暴動で停止続く
そのあとの続報になります。
 日本のスズキ会長である鈴木修氏は、8月25日の土曜日、スズキのマネサール工場で大規模な暴動を引き起こした原因の追求をハリヤナ州政府に要請した。
 鈴木氏はニューデリーでブーヒンダー=シン=フーダ・ハリヤナ州知事と会談。暴動特別調査チームが破壊活動の背後にある動機を解き明かしてくれるに違いないと語る同時に、鈴木氏は、今回の事件と操業停止によって会社が受けた被害に対する州政府の援助に感謝すると述べた。
 鈴木氏は8月28日、鈴木自動車のインド支社であるマルチ・スズキの年一度の総会に出席するため、インドに一週間以上滞在する。
 インドの共同事業者であるR.C.バルガヴァ・マルチ・スズキ・インディア社長は、スズキ自動車会長と共に懇親会を開催した。もちろんマネサール暴動もそこで話し合われた、と彼は述べた。取締役専務役員の中西真三氏も、この懇親会に出席している。
 バルガヴァ氏は、グジャラート州でのマルチ・スズキ・インディア社の投資は会社の発展に必要不可欠な計画の一部であると述べた。ハリヤナ州知事もこれに同意。「我々はマネサールで毅然として操業を続けていく」と述べた。
 また、自動車製造もマネサールで再開すること、ハリヤナ州はマルチ・スズキ・インディアにとって「創業地」であることを述べた。
ハリヤナ州にマルチ・スズキ・インディアが約束したことは今までどおり間違いなく続けられることであり、これが、グルガーオンとマネサールにマルチ・スズキが国際調査会社や研究所を、タイヤ工場をIMTロータックに建てる理由であり、作業はすでに始まっていると述べた。

このニュースは結構日本でも報道されているので、ここでわざわざ紹介する必要はないかもしれませんが、いろいろな日本語記事がある分、翻訳は助かりました(笑)。

なにしろ、基礎的知識が私にないため、一つ一つ調べないといけません。

なぜスズキなのに、インドの子会社が「マルチ・スズキ・インディア」という名前になっているのか、でつまづきます。
マルチというのが地名か、人名かで悩みます。
辞書を引いても単語が出てきません。
そのあと、社名の一部じゃないか、と思いつくまで小一時間。

「マルチ」はインドの風の神様の名前であり、そこからスズキは社名をとったそうです。
そうすると、マルチ商法は風のような商法という事か……失礼しました。

さて、話を戻します。今回のインドの暴動の背後には、毛沢東主義者の暗躍があると言われています。

経済発展と共に、発展する人々と、それに取り残される人々が出てきました。
取り残された人々にとってはもどかしい思いが溜まり、不満は募る一方です。

それに対して、
「全て壊してしまおうよ。金持ちや支配者たちは皆殺しにしてやろうよ。俺たち貧乏人が天下をとってやろうよ」
とささやくのが、毛沢東主義者たちです。

憎むべき相手ではあるのですが、彼らがインドで支持を受けるのも、しょうがないかな、と思うほど、インドで貧民層が受ける受難は大きいのです。

インドで特権を握る、金持ちやバラモン階級などの人々は、時にとても横暴です。
インドはカースト制度の発祥の地であり、差別が根強く残っています。
毎年何百人という人々が、この因習のために、「名誉殺人」と呼ばれる行為などの犠牲になっています。

これを打ち壊すためには、共産主義革命のような荒療治が、もしかしたら、大変効果的なのかもしれません。
実際、今回の暴動で、スズキは社員の待遇を改善したそうです。
大勢の契約社員を正規社員として採用することに決定したといいます。
ある意味、暴動のおかげでしょう。
その代わり、数百人が解雇されたようですが。

しかし、このような暴動を先進資本主義国は否定します。
「衣食足りて礼節を知る」ということわざがあります。
資本主義国は、共産主義革命を否定し、一歩一歩、経済成長を続けることによって、少しずつ生活が改善され民主主義が浸透し、人々の意識改革が進み、格差が解消される、それを待たねばならない、という共通認識を持っています。

効果的であろうとも、悪魔のささやきに乗ってはいけませんね。

鈴木会長が求める原因究明とは、この毛沢東主義者のことを指しているのでしょうか。
それとも、さらにその背後のことなのでしょうか。

毛沢東主義者の背後には共産主義の先輩である中国がいると言われています。
中国は彼らに資金援助をおこない、インドを中国の影響下に置こうとしているのです。

そのターゲットとして、資本主義国であり中国と揉めている日本企業は、格好の的。
果たしてどこまで背後関係が究明されるのか、インド当局の活躍が期待されます(おっと、ホントの新聞記事っぽい締めとなりました)。




2012年9月10日月曜日

モンゴルの首都知事、初公務で日本大使と会談

本日は、モンゴルの国営通信社のサイト『MONTSAME News Agency』から、新首都知事、初公務(2012年8月13日の記事) をご紹介します。
ウランバートル新市長が日本の援助に感謝を表明したというニュースです。
 8月9日に、首都知事兼ウランバートル市長のE.Bat-Uul(E.バトゥール)は、二人の外国大使と会談した。新しく選ばれた市長と会見した最初の大使となったのは、日本国大使の清水武則氏。
 会談で清水大使は、首都知事に任命されたE・バトゥール氏を祝福、ウランバートル市民の生活を改善するための努力を惜しまないと表明、加えてこの問題に様々な方法で協力する準備があると述べた。
 清水大使は「 モンゴル経済は急速なペースで伸びており、日本はモンゴルに無償資金援助よりも借款供与を行う政策を維持していきたい」と述べた。
 また続けて、近い将来、ウランバートル市民の生活の改善のための融資の方法について、ウランバートル当局と意見交換をしたいと語った。
ウランバートル市長は、市民による直接選挙ではなく、市議会の議員の互選で選ばれます
モンゴル人の半数が首都に住んでいるウランバートルでは、市長や市議会は日本の都知事以上の権力を持っており、そのウランバートルで市長となったE.バトゥール氏は、市議会で民主党に大勝をもたらしたなかなかの遣手のようです。

清水武則氏は大分県出身。正式名称は駐モンゴル全権大使という役職であり、こちらも優秀な、外交官のようです

優秀な政治家と官僚の間で、順調に日蒙交流が積み重ねられていっている模様です。

ちなみに、ただで援助する無償資金援助ではなく、利子つきの融資を日本が積極的に採用する理由をご存知でしょうか。
日本は相手国の自立を促すために、あえて借款による援助を採用してきたのだそうです。

相手国にとっては、カネを返さなくてはならないために負担が大きいのですが、逆に「被援助国に甘んじていてはいけない」というモチベーションにつながります。
「悔しい」「大変だ」という感情がモチベーションになるのは、人も国家も同じです。

無償ではないので、その時は相手国に感謝される度合いが低いかもしれません。
そのため、日本のODAは不十分だ、という批判が一時期多く聞かれました。
「欧米はアフリカに無償資金援助を行なっている。それに比べて日本は、円借款ばかりで相手国のことを考えていない! 搾取することしか考えていない!」

でも、長期的にみれば、援助した国が、援助を常に期待し、改革を怠ることを防ぎます。
現在アジア諸国がアフリカ諸国よりも発展している点からも、外務省の政策は正しかったといえるかもしれません。
そして、負担を強いられる援助が、将来的には自国の利益になるということを、モンゴルの政治家はきちんと把握しているようです。
 会議の冒頭で、E・バトゥール市長は、1990年台の困難な時代、すなわち社会主義経済から民主主義と資本主義への社会的経済的な変革の時代に、モンゴルに対して思いやりあふれた援助や支援を行なってきた日本人および日本政府に、感謝を表すと共に、「日本からの援助の下で行われるウランバートルで行われる事業は、常に成功しており大変感謝している」と述べた。
 市長はまた、日本国際協力機構(JICA)の支援により発展してきた2030年までのウランバートル開発のための一般行動計画に感謝していると述べ、議会へ承認要求案を提出することを急ぎ予定していると述べた。
 同日、市長はフランス大使であるイヴ・ドローネの表敬を受けた。
このあと記事では、フランス大使がパリの都市計画経験をウランバートルに伝えたいと述べたこと、E・バトゥール氏が市議会の役職者を次々任命していったことが述べられています。

日本の援助が、こうして海外で報道されると嬉しくなります。
ODAもいろいろと批判を受けてきましたが、最近は大きく批判されなくなりましたね。
着実に良い方向へ変化していっているようです。

モンゴルは親日国としても有名。
大相撲ではモンゴル人選手が現在も沢山活躍しています。

大相撲の八百長事件で、大相撲の人気はガタ落ちになってしまいましたが、白鵬が一人気を吐き、大相撲人気を維持しようと懸命にがんばっています。
大勢の選手が活躍しており、モンゴルでは日本の相撲人気が大変高く、モンゴル人は衛星放送で、日本の相撲を観るのを楽しみにしているそうです。

モンゴル人は日本人が見ているかどうかもわからないメディアで、こうして感謝を表明し、日本のODAがいかにモンゴルにとって役だったのかを積極的に評価してくれています。
日本の援助に痛罵するような国があると、余計にこのような国家の良さが際立ちます。




2012年9月9日日曜日

ベトナムソフトウェア企業は日本市場を狙う

先日、友人といるときにこのブログが話題になり、テーマを絞り込んだ方が面白いんじゃないかという話になりました。あらゆる話題に触れる、というところがこのブログの良さだと思ってきましたが、このブログの売りになるテーマがあった方が、もっと多くの人に「毎日読みたい」と思っていただけるかもしれません。

先日大怪我をしたすぎちゃん、彼がワイルド芸に目覚めるまでには、様々な芸風を試していました。彼から学べることは、
「受けるまで、様々な芸風にチャレンジすべし」
だと思っています。

テーマとして、以前から考えていたのが、「アメリカ以外の世界で日本がどう報道されているか、紹介してはどうか」というもの。

海外ニュースはアメリカ発のものに偏りがちですが、各国それぞれ報道機関を持ち、世界に向けて英語で自国のニュースを報道しています。

どのように日本について言及しているのか、書いてみようと思います。

そういう訳で、まずは、ベトナムの英語配信サイト『VietnamNet Bridge』から、ソフトウェア企業は日本市場にがっちり食い込みつつ、アジア市場をとりこむ という記事をご紹介します。
 ベトナムのソフトウェア輸出産業は、日本やアメリカの素晴らしい市場を開拓しながら、アジアの市場をも席巻しつつある。
世界的な経済失速にも関わらず、ベトナムのソフトウェア産業は本年の前半で、大きな成果を上げている。
 例えば、The Corporation for Financing and Promoting Technology(FPT)は、昨年の同じ時期に比べてソフトウェアの輸出総額が30%増加し、またCMCソフトは、2012年4月1日から7月末までに50万ドルを稼ぎだした。
(中略)
 しかし、ベトナムのIT企業は市場の減速の兆候を感じている。CMCソフトの役員であるTran Vu Viet Anh(トラン・ヴ・ヴェット・アン)は「日本経済は自然災害と世界的な景気後退のために大変な困難に直面しており、日本市場の中で新しい取引先を見つけることは、とても難しい」と話した。
(中略)
 したがって、ベトナムのIT企業はおしなべて、早急に新しい市場を見つけなければならない。「私たちは東南アジアに大きな可能性を感じています。たくさんの多国籍企業が、好調な経済環境と経済優遇政策、安価な労働力のため、この地域に支社を置いています」とアンは説明する。
(中略)
 ただ、昨今の経済的な困難にもかかわらず、既存の素晴らしい市場には大きな余力があるのも確か。例えば日本市場は、2011年のソフトウェアの外部取引額が100億ドルあり、ベトナムの最大手企業であるFPTがそこから稼ぎ得たのは3500万ドルに過ぎない。
(中略)
 2012年にFPTは1200人のソフトウェアエンジニアを養成する計画を立て、ひとまず今年上半期に760人を養成した。2013年末までに5000人のエンジニアを擁し、2016年には総勢10,000人に達する見込みだ。
(2012年8月22日)
日本とアジア、という言葉をよく聞きます。それに対して、「日本はアジアの一部なのに、日本とアジア、などと、日本だけアジアから独立しているような表現はおかしい」という批判を聞いたことがありますが、他の国も似たような書き方をするのですね。

ベトナムも東南アジアの一部なのに、
>東南アジアに大きな可能性を感じています
というベトナム人の発言が面白いと思いました。

海外でもソフトウェア産業は、あまり資本を必要とせず、パソコンひとつで始められるということで、大変人気が高いようです。世界的な大不況となっていますが、世界各国が受注を減らそうとも、ベトナムのような発展途上の国にとっては、まだまだ成長の余地は十分にあるのでしょうね。




2012年9月8日土曜日

狂犬病にご注意

狂犬病のことを、ご存知でない方も多いと思います。犬だけではなく、哺乳類ならすべての動物が感染するウイルス性の病気であり、発症後の死亡率は100%。死ぬしかありません。

私が狂犬病が本当に怖い病気であると知ったのは、この動画を見てからです。
人間が感染するのは、主に犬からが多いため、「狂犬病」の名前がついていますが、コウモリなどから感染することも多いため、注意が必要です。そして、海外、特にインドでは狂犬病の罹患率が大変多く、また放し飼いの犬が多いため、インドを旅する場合には下手に動物と触れ合うと、大変な目に遭うことになります。

犬が人をかむ、1日200件以上

記事によれば、2011年にムンバイ市内で犬に噛まれて死亡したケースは6件です。それほど大きな数字ではありません。しかし、ムンバイではたまたま死亡者が少ないだけで、インド全体では、毎年30,000人以上が狂犬病で死亡しています。どこかの都市での死亡者数が、インド全体の死亡者数を押し上げているのでしょうか。

インドを旅する日本人はとても多く、その中には、狂犬病のキャリアとなった人もいるはずです。ところが、体調が悪くて日本に戻っても、逆に、日本で狂犬病であると正しく診断されない可能性があります。

実は狂犬病は、現代の日本ではほとんど見られなくなったため、発症しても精神疾患と診断されることが多いのだとか。2006年にインドを旅した後に発症した人物は、「風が不快だ」などという狂犬病特有の症状を訴えていたのに、最初の医療機関では「神経疾患」と診断されたそうです。

誤診されたら怖いな、と思いました。ただ、発症した場合はどうあがいても助かる見込みはありませんから、誤診はこの際、あまり意味はないのかもしれません。

なんにしても、秋になり、熱帯のインドを旅するにはちょうどいいシーズンとなりました。インドに渡航される方々は、十分な注意を払って欲しいと思います。


本日読んで、気になった記事はこちら。↓

2012年9月7日金曜日

適切なアドバイスは難しい

時々、友人から悩みを打ち明けられることがあります。その時に考えるのが、この私に、当事者ですら解決できない問題に答える資格があるのか、ということです。

たとえば質問者が子供で、誰もが抱くような質問ならば、答えることは簡単です。
「どうして勉強しなくちゃならないの?」
とか、
「太陽は高いところにあるのいどうして熱いの?」
とかの質問。

こういう質問ならば、気軽に応えることができます。

でも、答えのない相談、将来が読めないことで相談を受けても、その問題に直面して、日々解決のために努力している当事者以上の解答を、当事者以外の者が行うのは、大変むずかしいことです。

そこで、少なくとも、自分だったらお前よりもよくやれるよ、という傲慢な態度だけはとらないようにしようとは、気をつけたいと思っています。

先日ある件で友人にアドバイスを求めたところ、かなり長文の助言が書かれており、お礼を伝えたところ、「まったく自分は役にはたててません。すみません」というメールをもらい、恐縮すると同時に、友人に恵まれているなと思いました。
世間には、「オメエはバカだな、こうすればいいんだ」と自信満々にアドバイスする人が案外多いもの。それを実行してうまくいかないと、やり方が悪いとこちらのせいにされるし、うまくいけば自分のせいだと吹聴します。

この手の人間とつきあえるのは茶坊主タイプでしょうが、私にはムリです。幸いなことに、現在の私の友人・知人には、上から目線タイプがいないため、最近の人間関係は非常に楽になりました。

ただし、部外者だからこそ、当事者が気づいてないことを指摘することはできます。「岡目八目」という言葉があります。これは、囲碁の用語で、囲碁を打っている者同士よりも、脇で見ている観戦者は八手先を予想することができる、という意味です。当事者よりも、客観的にものごとを見ている分、必ず当事者が見落としてることを指摘することができるのが、当事者以外の人間の優位点です。

[悩みのるつぼ]「知的障害の子」回答編

岡田斗司夫という文化人が、知的障害の子供を持った親に対して、アドバイスをしていました。岡田斗司夫自身、夫婦生活が破綻していて、お世辞にも家庭生活がうまくいっているとは言えません。彼に相談して、果たしてどのような回答がなされるのか……やや野次馬根性で記事を読み進めまして、そして、感心しました。良いアドバイスをしています。

まずは、
>そんなあなたは、実はすでに正解に行き着いています。
という一文に納得。そうなんです。本当は、当事者が一番正解に近いところにいるのです。あとは、その正解にたどりつかない理由、当事者に見えていない蓋のようなものを取り払ってあげれば、当事者が一番望んでいた正解にたどりつけるのです。

助言者にもっとも求められるのは、その蓋を外す作業であるといえましょう。


それから、特に私が感心したのは、「同じ障害児を持つ母親たちに会ってみる」ことを勧めるアドバイスです。

そうなんです。なにか特殊な事情で苦しむ人々は、仲間がいないことが多いのです。同じことで苦しんでいる、同じような境遇の仲間と出会えば、お互いに励まし合い、本当の意味で共感をしてもらえます。今ならネットでいくらでも同じ境遇の友人を探すことができるのです。ところが苦しんでいる人のほとんどは、視野が狭くなっていることが大変多く、そのことに気が付きません。

当事者が一番正解に近いところにいる、という謙虚な視点をもって相談に乗りつつ、当事者が見落としている観点がないかどうかを、当事者と一緒になって考え、そして、彼が幸せになる方法をひたすら考えてアドバイスができる……そんな人間になりたいですね。

私はそれができないので、普段は思いつきのアドバイスばかり。自戒を込めて。




本日読んで、気になった記事はこちら。↓


2012年9月6日木曜日

中国人女性との思い出

一昨日、近所に住んでいた中国人女性について、少し触れました。彼女との出会いは、少し面白いものだったので、思い出しながら書いてみようと思います。

今から数年前、会社から帰宅して、晩飯を食べ終わった時のことです。チャイムが鳴りました。時間は、夜の9時頃でしたでしょうか。

ピンポ~ン!

「はーい」

と答えながら玄関に出て、覗き穴から覗くと、背の低い小太りですが、やや可愛い女性がそこに立っています。

たぶん、宗教の勧誘だろと思いながらドアを開けました。面白そうだから、からかってやれ、と思ったからです。

ところが案に相違して、彼女は自分の名前を名乗り(中国人特有の名前です)、
「隣のアパートに住んでいるものです。こちらのアパートの方が日当たりがいいので、こちらに越そうと考えている。ついては、内装などを確認したいので、部屋の中を見学させて欲しい」
というのです。

こわいなぁ、部屋の中を調べられて、数日後に泥棒に入るつもりだったら嫌だなぁと躊躇したのですが、面白そうだったので、彼女を中にいれました。

ひと通り案内したあと、せっかくだから……と彼女にお茶を出して、話を聞いてみたのです。

彼女は福建省生まれ。数年前に来日、日本語学校で学んだ後、現在は中国との貿易業を行なっている日本企業の事務員をしているのだそうです。

「男一人の部屋に入るのに、勇気がいりませんでしたか?」
と尋ねたところ、
「いや、あなたの部屋は通りから丸見えで、仕事帰りには、あなたが窓際で本を読んだり運動をしているのがよく見えていました。だから、安心できる人であることは分かっていたのです」
と言ったのでした。

当時、私は二階に住んでいて、カーテンをしていませんでした。引っ越した時にカーテンレールがついていなかったので、別にいいや、と思って、カーテン無しの生活を数年間続けていたのです。その上、アパートの前は駐車場のため、非常に日当たりが良かったのですが、通りからは丸見えという問題を抱えていました。よく、あれで泥棒にはいられなかったな、と今更ながらに思います。

彼女からそれを改めて指摘されて、
(人間は、妙なところで信用を作るのだな)
と思って、感心したものです。

私が野獣ならば、そこで彼女とどうこうなってしまうところでしたが、残念ながら野獣ではなく、しかも外交問題を引き起こしても嫌だったので、彼女を紳士的に送り返したのでした。

さて、彼女の住んでいる部屋の番号をその時に聞きまして、数週間後、友人からもらったお菓子が余っていたので、せっかくだからご近所にもっていってやろうと、彼女の部屋を訪問したのです。その時に、部屋の外に置いていた生ゴミに幻滅したのでした。

今頃彼女は、中国で大成功を収めているかもしれません。それを考えると、連絡先くらい聞いていけばよかったな、などと思います。


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2012年9月5日水曜日

最低限のモラル

モラル、道徳というものは時代によって変遷していきます。年配の方は、昔と現代との価値観の違いを痛感することが多いでしょう。

たとえば、大勢の人が話し合う場所で、休憩以外で飲み物を飲むことはいけないことでした。数十年前には、会議中、あるいは授業を受けている途中で、個人で買った缶ジュースなどを飲むことは、許されない行為です。

それがいつの頃か、飲み物を飲んでいても、咎められることはなくなりました。

これは、ペットボトル容器が巷間に出回った影響によるものでしょう。蓋がついているから、こぼれないし、落としても大きな音がしません。安定性があるので滅多なことでは倒れない……缶ジュースに比べれば、その場の雰囲気を妨害しない容器が完成し、モラルが変容しました。

このように、モラルは時代によって、大きく変化します。ペットボトルのような技術の進化が影響することもあれば、力の弱い文明が力の強い文明に触れて、大きくその価値観を変える場合もあります。

しかし、価値観が変わっても「価値観を守らなければならない」という点は、いつの時代も変わりません。モラルの中身は変わっても、モラルを守ること自体は、人類普遍の原則です。

ただ、モラルを守ることは、簡単なようで難しいものです。あれもダメ、これもダメ、では、何をするにも不自由です。自由でいながら信頼を得るためには、最低限のモラルは守る必要があります。

幕末、長州(現・山口県)の指導者の一人として活躍した高杉晋作という人物がいます。これがめちゃくちゃな人間で、かなりでたらめなことをおこないました。御殿山(現・東京都品川区)に建設中のイギリス公使館を焼き討ちにしたり、藩から預かった公金をもって愛人と逃避行を行ったり……大酒飲みで女好き、派手なことが大好きな彼の行動は、大勢からひんしゅくを買ったといいます。

彼は優秀でしたが、優秀であっても人から嫌われて、落ちぶれる例は数多くあります。しかし、彼は最低限のモラルを守っていたために、最後まで藩内の信用を失うことはありませんでした。

そのモラルとは、親孝行と主君に忠実であることです。デタラメなことをやりつつも、常に親を気にかけ、親の勧める縁談は断らず、国事以外の親の勧めに逆らうことはありませんでした。それに加えて、君主への忠義もまた、なみなみならぬものがありました。そこが、大勢の人から信用を受ける理由だったのです。

どのようなデタラメを行なっていても、最低限のモラルを絶対に守る人間は、周囲の信用を受けます。そもそもモラルは守りにくいもの。それを守ると周囲に伝え、どのような苦境に陥ろうとも、そのモラルだけは決して譲らない……という人間は、逆に信頼を勝ちえます。

ただ、最低限のモラルは、時代とともに変容していきます。今では、親孝行よりも、夫婦間の愛情が厳しく問われる時代になりました。結婚後に、他の異性と肉体関係を持つことは、今では大変嫌われる行為。もしも高杉晋作が現代の政治家だったとしたら、逆にモラル面を糾弾されて、大きな活躍ができなかったかもしれません。

考えれば、それはいいことなのかもしれません。親に虐待を受けていた人間にも親孝行を求めること、あるいは、独裁国家であっても元首に忠誠を誓って悪に手を染めることを求められることよりも、自分が選んだ愛する人を、少なくとも結婚している間は裏切らないことを求める近年の道徳の方が、実行しやすいはずですから。

いや、逆に性欲の衝動を抑えることの方が困難だ、という意見もあるでしょう。性欲は人間の三大欲求の一つです。

どちらにしても、モラルは守りにくいからこそ守ることに価値があります。何か一つあるモラルを定め、それだけは何があろうとも守るという人間は、それ以外のことで多少羽目を外しても許されるというのなら、最低限のモラルを守ることは、逆に自由の翼を手に入れることなのでしょう。


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2012年9月4日火曜日

下水油(地溝油)は即刻排除すべき

発展した中国に観光で行きたいと思いつつも、二の足を踏む原因の一つが、中国で蔓延しているという、「下水油(地溝油)」使用のウワサです。

どういうものかというと、下水に浮かぶ油を再生して、食用油にしてしまう、という行為。にわかには信じられませんが、中国では当然のように行われているといいます。

発がん物質を含む「下水油」が中国で一斉摘発 日本にも輸入されている!? の中で専門家の分析が紹介されています。
武漢工業大学の何東平教授が2010年に行った調査によれば、年間200万~300万トンの下水油が市場に出回っており、国内の食用油市場の1割を占めているという。さらに同教授は、下水油を精製時に使用する薬品の中に、ヒ素の100倍以上の毒性を持つ発がん性物質「アフラトキシン」も含まれているという。
なぜこのような行為が成り立つのか。

御存知の通り、中華料理は大量の油を使います。そして、使用した後は、下水にそのまま油を流します。それだけではなく、体内に取り込めなかった脂肪分が、大便となって下水に流されます。

そのために、中国の下水や河川では表面に大量の油分が浮かんでいる状態となります。これに目をつけたのが、廃棄物処理業者です。これをすくって、不純物を沈殿させたあと、濾過し、その上化学物質で雑菌などを殺せば、再生油のできあがり、というわけです。

元手はただ。毎日使うものですから、必ず売れます。だから、商売になるのです。

書いているだけで吐き気がこみ上げてくる下水油の話ですが、当局の取り締まりにも関わらず、現在も下水油を採取している様子が、日本のマスコミによってスクープされました。

中国「下水油」採取の瞬間!

写真がリンク先には掲載されているので、注意してください。見ただけで、喉元にこみ上げてくるものがありました。

それにしても酷すぎます。日本や欧米で、下水油なるものの存在が一切なく、中国にある理由……そこには、どのような背景があるのか、知りたいところです。歴史的背景? それとも教育の結果? あるいは文化的な背景? それとも衛生観念がないから?

以前、近所に中国人の女性が住んでいました。なかなか可愛い女性でしたが、彼女の衛生観念のなさには、少々辟易したものです。生ゴミをバケツに入れて、平気で部屋の外に置きっぱなしにするのですから!

こういう衛生観念の不備は、彼らには変えていって欲しいですね。




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2012年9月3日月曜日

話は変わるけど外国語

外国語を学ぼうと、四苦八苦している人は多いはずです。私もその一人。英語をどうにかして身につけようと努力をしていますが、なかなかうまいこといきません。

先日英語学習方法について紹介していた記事がありました。

外国語が話せるようになるのに「才能」は必要ない! 「言語の達人」が伝授する外国語の最速習得法

この手の記事はネット上に氾濫しています。

そして覗いて、後で後悔するというパターン。なぜなら、だいたい同じような内容のものしか掲載されていないからです。

曰く、「外国人の恋人を作れ」だとか「外国語のビデオを借りてきて、一度目は字幕を見ながら、二度目は字幕を隠して観ろ」だとか……。

それでもまた期待して、「違う方法が書いているのではないかな」と思いながらクリックするのですが、どうやら今回は、正解のようです。

ここで紹介されていた、最速習得法とは、こういう方法でした。
まずひとつめが「シャドーイング」と呼ばれる方法。(中略)学習対象の言語を耳で聞きながら同時に聞いた内容を声に出すというもの。聞いた言葉を「影のように追っていく」のだ。(中略)この「シャドーイング」を効果的に実施するには以下の3つのポイントを抑えるといいらしい。
1.外を早足で歩く
2.完全にまっすぐの姿勢を保つ
3.大きな、そして明瞭な声で話す
誰もいない公園などでなければなかなか出来なそうな内容だが、とにかくこれが最強のシャドーイング法とのことなので、試してみていただきたい。
もう一つ、彼が推奨する方法が「筆写法」だ。学習対象の言葉を声に出しながら、その言葉を紙に書くというもの。以下の通り、やり方は至ってシンプルである。
1.一つの文章を大きな声で読む。
2.もう一度、一語一語を書きながら、声に出す。
3.書き終えたら、その文を大きな声で読む。
こうして声に出して書くことで、文法の細部に注意を向けることができるのだという。
シャドーウィングも、筆写も、どちらも知っています。でも、どちらをやってもうまくいかないのが悩みでしたが、こういうちょっとしたコツが、どうやら必要なようです。

とくにこれは使える、と思ったのは、外を早足で歩きながら、大きな声でシャドーウィングするという方法です。今まで、小声で発音していましたが、これからは運動を兼ねて、近くの公園でシャドーウィングジョギングをするのもいいかもしれません。

がんばって、英語を習得したいですね。


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2012年9月2日日曜日

2万人のファン獲得を目指す

初版として印刷する場合の最低部数は、3,000部だと言われています。出版してもらう場合、最低でも3,000人から買ってもらえるだろう、という見込みが立たないと、本は出してもらえないということになります。

それならば、絶対に本を買ってくれる3,000人の固定ファンがいれば、本を出版し続けることは必ずできる、ということになるでしょう。

これは、以前出版社に勤めている知人から聞いた話です。ただ、3,000人の固定ファンだけでは、副業程度の収入程度だろう、生活がようやくできる、という最低ラインだろうと私は考えました。

なにしろ、1冊1,000円の本を3,000人が買ってくれたところで、作家に入る収入は、印税率が10%だとして30万円です。一ヶ月の月給程度ですから、毎月一冊本を出版しないと、家庭を維持することは難しいでしょう。

実際は、3,000人の固定ファンがいれば、浮遊ファンがそれ以上にいるわけですから、書店に並べばそれ以上の人たちが買ってくれます。とはいえ、どの程度の固定ファンがいれば、ある程度余裕をもって言論活動を行なっていけるのだろうと考えていたところ、「2万人の固定ファンがいれば好きなことができる」 という記事に出会いました。

インタビューを受けている東浩紀は、哲学者としての言論活動をここ数十年続けています。それが可能となるのは、彼の論文を面白がってお金を払って読んでくれる、固定ファンがいるからですが、彼は今回新しい書籍を自社出版する上で、20,000人の固定ファンがいれば、事業を回していける、という手応えをつかんだようです。

これは具体的で面白いと思いました。組織は闇雲に大きくすればいいものでもありません。肥大すると、今度は組織を維持することが目的となり、しかもいろいろな利害関係者が関わってくるために、言いたいことが自由に言えなくなってしまいます。

言いたいことを言い、それで生活を維持し、なおかつ自由でいられる……その最低ラインが、20,000人か……具体的な数字を提示されると、目標となりますね。

個人事業を営む方も、このブログをお読みになる人の中にはいらっしゃるでしょう。その方々は、とりあえず、20,000人の固定ファンを作ることを目指して活動をするというのも面白いと思います。



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2012年9月1日土曜日

鏡の中のネット乞食と河原乞食

数年前、ネット界では有名なpha氏がテレビに出た時に、ビートたけしなどが「働けよ、馬鹿野郎」とつっこんでいたのに、猛烈な違和感を覚えました。


pha氏は大学を出た後IT企業に勤めていましたが、会社勤めが肌に合わなかったために退職して、あとはニートとしてダラダラと生活をしているという御仁です。

彼の名前を有名にしたのは、なんといってもホッテントリメーカーでしょう。このブログ記事のタイトルも、ホッテントリメーカーで作りました。

phpというプログラミング言語に造詣が深く、誰でも自由に楽しめるソフトを提供しています。ところがそれだけの技能がありながら、仕事をせずにニートとして暮らす、というライフスタイルを送っているため、多くの人々から、憧れと批判を同時に集めています。

彼のホームページには誰でもがコメントを残し、基本削除がされないので、「働かないで暮らそうとするとは何事だ」「無職を推奨するな」という批判が彼のホームページに数多く寄せられているのをそのまま見られます。こういう清濁併せ呑むところも、彼の魅力の一つ。

彼が生活の糧にしているのは、勤めていた時の貯金の切り崩しと、アフィリエイト収入、それから時々人から寄付される寄付金のようです。

「たけしの日本のミカタ」は、そんなpha氏を特集したもの。彼の生き方をテレビタレントたちもまた批判しています。しかし、私は「あんたらには言う権利ないだろ」と突っ込んだものです。

彼らタレントと、pha氏、テレビとネットの違いがあるだけで、あり方としては、ほとんど同じなのですね。

タレントは、おしゃべりや、生き方、日常生活、ゴシップ、たまに芸をテレビで放送することで、収入を得ています。同じように、pha氏などのネット著名人は、ネット上で様々なサービスを提供し、いろいろな話題を提供しています。それならば、その代償として人々から寄付金を募って、何が悪いのでしょう?

彼らの寄付金募集行為を「物乞いと一緒だ」と批判する人が相当数いらっしゃいますが、物乞いを職業として成り立たせたのが、芸能界ではないのでしょうか。

テレビタレントなどの芸人は、昔の汚い言葉で言えば「河原乞食」になります。河原乞食とは、河原のような共有地に掘っ立て小屋を立てて、芸能を披露していた昔の芸能人を揶揄する言葉です。

彼らは木戸賃(入場料)や投げ銭(舞台に向かって投げるおカネ=寄付金)で生活していました。それが今ではまっとうな権利として認められるようになりましたが、大昔の価値観で言えば、虚業の最たるものでしょう。

ものごとの本質が同じなのに、綺麗な服を着ていれば、それがまっとうなものだと思い込み、pha氏のように薄汚いかっこうをしていると、なにかうさんくさいもののようにみなす。馬鹿馬鹿しい話です。

それにしても……昔のたけしならば、pha氏のことを、
「こいつらのことはみんな批判するだろうけれど、実はおいらたちと同じなんだよね。おいらたちはテレビで馬鹿やってカネもらっているけれど、彼らはネットでカネもらおうとしているだけ。phaさんも芸があるわけだし、これからはこれがトレンドかもしれんね」

というようなコメントを出していたと思うのに、彼の感性も、年を取って鈍ってしまったのでしょう。

ちなみに数年前になりますが、pha氏の住むギークハウスに、一度お邪魔したことがあります。品のいいインテリアでまとめられていて、雑然としているけれども決して汚くない部屋に、予想を裏切られました。たぶん、そこに通う女性たちの趣味なのではないでしょうか。

pha氏の隣には同じ大学の後輩と思しき女性がいて、うろうろとするpha氏の後にチョコチョコと追いすがっては、いろいろと話しかけていたので、当時彼女のいなかった私は、(リア充爆発しろ!!)と腹の底で思いながら、なにか、裏切られた気分に陥ったのを覚えています。

その日は、東大大学院で情報技術関連を学ぶ人々が集まっていて、Rubyというプログラミング言語を使った、技術の情報交換をしていました。

「これを利用すれば、mixinには、ログインしなくても中の情報が読み取れるんですよ!」

と言いながら、実際にログインせずにmixiにアクセスしている様を見ていた私。
(これって犯罪に近いよなぁ)
という抵抗感を覚えつつ、こういう魑魅魍魎の跋扈する梁山泊のような空間を作りあげたpha氏の手腕に素直に感心しました。

ただ、IT技術にはまったく疎いのと、ギークハウスがあまりに辺鄙な場所にあったため、車のない私が再訪することはありませんでしたが。

このpha氏が、どうやら本を出したようです
いろいろなところで言及されており、今更ながらに彼に人望があるのが分かります。この印税で、今しばらくニートを続けていって欲しいですね。

そういえば、糸柳氏とのからみあいも面白かったのに、最近糸柳氏のウワサを聞きませんね。どうなってしまったのでしょう?


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