2012年6月16日土曜日

麻雀好きのアメリカ人

「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますけれども、麻雀好きが高じて、プロ試験に合格するまでになった人物がいる、という記事を読みました。

日本に移住した理由は麻雀!? 有名ゲームのアメリカ人翻訳家

すごいですね。昔父から習ったことがありますが、全く面白くなくて、それ以来牌を囲んだことはありません。役を覚えたりするのも大変ですし、4人集まらなければゲームが出来ない、という点も面倒くさいです。頭とコミュニケーションの鍛錬にはなりそうですけれども、そのために徹夜で雀卓を囲む苦痛を味わいたくはありません。

そんな私にとっては、すごいの一言。
「日本のゲーム文化に興味があるんだったら囲碁をやらないか」と誘われたのだとか。しかし、「僕は不確定要素のないゲームはやらない」と囲碁に興味を示すことなく、ネット麻雀の「東風荘」で毎晩日本人と対局を続けたライアン氏。
という点に感動しました。不確定要素のないゲームの方が、純粋に知力のみで勝負できるために面白いと思う凡百の発想を超えていますね。彼には他にも名言があって、

有名ゲームのアメリカ人翻訳家に「麻雀の勝ち方」を聞いてみた

の中で、
でもね、「流れ」というものを感じてしまうのも、人間の脳の構造として仕方がないことなんだよ。人間の脳は原因と結果、という因果関係を結び付けたがるんだ。というのも当たり前の話で、人間は原始時代から「この食べ物を食べたら、お腹が痛くなる」といった原因と結果を知ることで、危険を回避してきた。だから、ランダムってことを脳は理解できない、と僕は考えているんだ。
と語っています。すばらしいですね。脳はランダムを理解できない、か……。メモっておきましょう。


本日読んで、気になった記事はこちら。↓

★ 元フードファイター梅村鈴が暴露「食べても太らないは嘘。本当はその場の選手が食後に激しく嘔吐している」
大食い選手権がテレビ東京系列で放送された時、最初は選手に太った人が多かったのに、途中から急に痩せた選手が増えましたね。

そういう体質なのだと説明されていましたけれども、そうではなく、ほとんどが摂食障害の患者だったからだ、という話を知って驚きました。

考えれば思いつく話なのに、今の今まで考えもしなかった自分の不明を恥じます。


★ 丹羽大使、尖閣購入運動を「おかしい」と話す 与党からも批判
丹羽さん、評判が悪いですね。大使に任命される前、内閣府経済財政諮問会議議員だった頃も、ちょうど日本で格差が広がっている頃だったためか、役に立たず、大企業寄りだと言われ、大変非難を浴びていました。

以前、伊藤忠の広報の方と話をしたことがあります。丹羽宇一郎、というブランドを守ることに大変熱心だったという印象を受けました。彼らのような人間がしっかりガードしすぎて、人々の現場の声が丹羽さんには聞こえなくなったのかもしれません。


★ ゲーム理論は直接的には現実に応用できない
先日友人と「世界で一番頭がいいのはフォン・ノイマンだ」という話で盛り上がりました。彼にはたくさんの業績がありますが、「ゲーム理論」もそのひとつ。数学を経済学に応用できる理論として、大変評価の高い理論ですが、実は現実に応用できない、という内容の論考です。

実際の話、ゲーム理論を国家戦略としているというイスラエルが、常にゴタゴタとしている様をみていると、それもそうかもしれないと思えてきます。



★ 老化引き起こす物質を特定
老化は人々にとって、特に女性にとっては最も憎むべき現象ですが、どうやらその原因物質が特定された模様です。

すばらしいですね。どうにか、私が若い間に、老化を止める薬が発明されますように。そして、それが安価で手に入れられますように。



★ 中国に急所を握られたアメリカ
中国とアメリカの共同体が、世界を支配しつつある、という記事です。
「現存のチャイメリカ構造とは、相互に所得不平等を競う体制である。これが二一世紀初頭の現実である。二〇世紀初頭には、人類進歩への希望が存在した。二一世紀初頭の今日、失望・絶望という世紀末状況が継続し、再生への光はまだ見えない」
アメリカと中国という二大大国が手を結んだ時、逆らえる国家はなくなるでしょう。



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