2014年5月21日水曜日

うまく会話のキャッチボールをおこなう方法

社会にでは、会話力が求められます。もともと上手い人、自然に家族などから学んだ人ならば、たやすく出来ることがうまく出来ない人は、案外多いものです。

会話が下手な人の発言の特徴としては、下記のようなものが挙げられます。
相手の発言を、まず否定する。
「いや違うでしょ。それはさ……」
自分が興味の有ることに対しては、長々と話す。
「これはこうだから……」
女性が嫌がるのが嬉しくて、シモネタを敢えて話す。
「アメリカ人の好きな体位は何だと思う?」
自分の苦労話をする。
「俺も昔、こんなつらいことがあったんだよ」
相手を責める。
「この前言ってたことと違うじゃん……」
性格の悪い人が必ずしも嫌なことを言うとは限りませんが、嫌なことを言う人間の性格には、たいてい問題がありますよね。

「自分は毒舌だけど気にしないで。根はさっぱりしているから」
と自己紹介する人がいますけれども、根っこが腐っているから言葉に菌が混じることをそろそろ自覚したほうがいいでしょう。自分の性格を人生のどこかで直さないと、大きなしっぺ返しが待っています。

もっとも、自分の性格を直すには長い時間が必要。それよりも、相手を不快にさせる発言を控えて、相手に喜んでもらえるような言葉を出来る限り増やすことの方が、簡単ではないでしょうか。

会話力を磨くために私がとった方法は、マニュアル本を読み漁るというものでした。そこから抽出した、どうにかこうにか自分に実行できるテクニック術を以下に列挙してみたいと思います。

①状況を整理して、ワンフレーズで述べる

よく、
「会話力を伸ばすためには、コツさえ知っていればいい。練習なんて必要ない」
と教える人がいますが、これはもともと才能のある人の言葉。私達凡人があとから学ぶためには、どんなものであれ、練習して身に付ける、という行為が欠かせません。

でも、会話が下手な人は友達が少なく、会話力を伸ばすための練習台となってくれる友人がいないことが多いもの。どうやって能力を伸ばせるというのでしょう?!

……こんな私がたどりついたのが、
「会話をワンセンテンスに要約する」
という訓練でした。

話の下手な人って、話がやたらと長いこと、多くありませんか?
冗長で、要点がつかめないことを言う人が多いのです。それは相手に嫌われてしまいます。
その点、短い言葉で端的に述べる事ができる人の会話力は、高いと言えましょう。

上手だったのが小泉元首相。
若いころ、会社員経験があると言いながら、実態はなかったのではないか、と責められたときに、
「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ」
と言ってのけた、あれです。
自分の人生を、たった一言で要約する手口にしびれました。

あの境地を目指す。そのためには、自分が言ったばかりの発言でもでもいいですし、喫茶店で座れば聞こえてくる、周囲の会話でもいいのです。それを要約する訓練をしてみるのです。これはどこでもできる事であり、そうですね。5回ほど訓練すると、自分の会話力が格段に上がったことに気がつくでしょう。

たとえば、こんなふうに。
「この前一緒に飲んだ人と、この前偶然会ったんですよ。全然ピンと来なくて、チビでハゲだったんです。でも、せっかく会ったから……。(中略)それでね、その男が告白してきて……。(中略)結局、つきあうことになったんですけど、めちゃくちゃ素敵な人で……」

これに対して、一言、
「最初に会ったときは気づかなかったけど、その人は運命の相手だったんだね」

すると、なんということでしょう。、
「そうそう! そうなんですよ!」
と言って、相手は喜んでくれるのです。
「自分の気持ちをこの人は分かってくれる!」
と勝手に思ってくれるのです。

相手を理解するということは、相手の思想を要約すること、別の言葉で言い換えることである、と言うと言い過ぎでしょうか。

②相手が話したことに応じて、自分のことを相手に話す

極端な秘密主義の友人が私にはいました。彼は、決して自分の仕事の話をしないのです。
いい人間でしたけれども、会うのが段々と嫌になり、今では会わなくなりました。

プライドが高いのに自分の境遇に満足しない人は、自分のことを話そうとしない人が多いですね。自分の話をした結果、からかわれたり突っ込まれたりして、嫌な経験をしたことがあるからでしょうか。

自分のことを聞かれたから話したのに、
「そこまで聞いていない」
「自分語りが好きな人」
などと陰口を叩かれることすらあります。

ところが、相手にいじられたくないというかたくなな態度は、相手に見透かされているものです。それが攻撃てな人間ならば、自分を守ることになるでしょう。でも、もしも将来の親友となりうる人だとしたら。その人からは、
「俺を信用しないやつだ」
と誤解されて、仲が深まることはないでしょう。

自分を守ることと、自分を認めてもらうこと。この両者のバランスを取ることは案外難しいのです。

そこでお勧めなのが、相手の様子をうかがいながら、自分のことも話していくという相互主義です。そして、相手が突っ込めば、同じように自分も相手に突っ込んでいくのです。ジャブの応酬のようですが、こうしていけば、攻撃的な相手も、
「これ以上突っ込むと、俺も攻撃される」
と思うので、矛先を引っ込めるものです。
それでも攻撃しそうな相手には、自分の情報開示をそこでストップすればいいのです。

人間関係は相互関係です。相手が話せば自分も話す、自分が話しても相手が話さないなら、それ以上自分のことも話さない。このスタンスは大切です。

その繰り返しが、会話のキャッチボールになるのです。

③自分の感情を伝える

自分の感情を露わにすることは、社会人にとってはあまり褒められたことではありません。でも、仲良くなりたいならば、感情を伝えることはとても大切です。

かといって、
「嬉しい」
「悲しい」
「楽しい」
「面白い」
などといった月並みな形容詞ですと、相手はがっかりします。

そんなときに役立つのは、「身体言語」と呼ばれる、感情を身体の変化で表す言葉です。
「歌い出したくなりそう」
「胸がはりさけそう」
「小躍りしちゃいます」
「夢中になります」
最近、この手の慣用句に不慣れな人が多くなりましたけれども、自分の体の変化で感情を表現することによって、相手に共感してもらえるのです。


以上、3つの方法をご紹介しましたが、こういう方法は、人によって合う、合わないがあるもの、いろいろな本を読み、いろんな方法を試して、自分に合ったものを探るといいでしょう。


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