2013年5月21日火曜日

9.11を想起させるビル

これはいくらなんでも、悪質なデマだろ?!
この写真を見た時に、思わず、そうつぶやきました。韓国のソウルにある竜山国際業務地区に建てられる予定の住商複合ビルのデザインなのだそうですが、あまりにひどい。

このデザインは「ザ・クラウド(the cloud)」と呼ばれており、ツインビルを結ぶ部分の膨らみは、雲を表しているのだそうです。9.11の爆煙にしか見えませんが。
アメリカ人の気持ちを蔑ろにしていて失礼ではないか、と思いながら、元記事を読みました。

★ 奇妙奇天烈摩訶不思議なデザインのタワーがソウルにできます

記事が書かれたのは2011年12月。1年以上前になります。その後建設がストップしたという話もなさそうですから、数年後には、このビルがソウルにお目見えするのでしょう。

ぎょっとするデザインですが、構想としては至って真面目なもののようです。
二つのビルをつなぐスカイラウンジは14,000平方メートルの広さで、レストランやカフェ、会議センターやフィットネススタジオなどがそこに配置されるのだそうです。

設計したオランダ・アムステルダムの MVRDV(エムブイアールディーブイ) は奇妙な設計をすることで有名な建築家集団です。日本では新潟県にある「まつだい雪国農耕文化村センター」を設計しています。

オランダにある「アルファベットビルディング」は、分かりやすくて面白いですね。
しかし、建築家がいくら変わった意表をつく建物を設計するのが使命だとしても、「クラウド」のデザインは、9.11事件の被害者や遺族の感情を無視したものです。

そして、それを採用した韓国人の感覚を疑います。米国に反発する学生運動上がりの386世代辺りが韓国経済の中心を担っている現在の韓国では、人々はアメリカ憎しの感情に突き動かされてデザインを選んだのでしょうか?

以前、建築を学んでいる友人が、「建築とは思想であり、哲学である」と熱く語っていました。建物は単なる箱物ではなく、住む人々と、それを見る人々に強烈なメッセージを与え売るのであり、衣食住の中でも最も高価なものであるが故に、人々の強い思いを込められ得るのだと。

米国は韓国にとっての同盟国です。すべての人にとっての幸福を追求しろとは言いませんが、せめて、仲間がこうむった傷をえぐるべきではありません。
「あなた方の被害感情など、私は知ったこっちゃない」
という強いイメージを与える建物の建設は止めてほしいですね。

ビルが建つのは2015年の予定。韓国人がその前に、理性を取り戻すことを祈ります。

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