2013年5月25日土曜日

【閲覧注意】 46年後の出産

Today Found Out より
46年間子宮の中にいた子供を産んだ女性のことが、海外で話題になっています。

女性の名前はザーラ・アボウタリブ。アフリカのモロッコで生まれ育ちました。
彼女が初めて妊娠したのは、1955年、29歳の時です。ほとんどの女性が10代で結婚して出産する当時のモロッコの中では、遅い方でした。

(ようやく待ちに待った子供に出会える!)

彼女は出産を楽しみにしていましたが、十月十日経ち、陣痛がやってきていざ子供を産もうとしたのですが、まる二日かかっても産道に子供が降りて来ないのです。

部族の伝統の通り、実家で出産しようとしていた彼女でしたが、この緊急事態を前に伝統がどうのと言ってられません。彼女はとうとう病院へと運ばれました。

「帝王切開しかありません」
ザーラは医者にこう告げられます。

しかし、当時のアフリカの医療技術はあまりにもお粗末なものでした。帝王切開のために大勢の妊婦が死亡していたのです。現に、ザーラの入院の直前に運ばれてその病院で帝王切開手術をした別の女性は、さきほど、静かに息を引き取っています。

(このままでは医者に殺される)
ザーラがそう考えたのも無理はありません。彼女は突発的に病院から逃げ出します。

知人宅でかくまってもらったザーラさんでしたが、その後数日経っても、一向に子供がお腹から出てくる気配がありません。

そして、とうとう、胎児の心音は停止してしまいました。

……しかし、亡くなった子供は普通、流産するはずなのに、不思議なことに、子供はお腹にとどまったままだったのです。

部族には、ある言い伝えがありました。
「胎児の中には、流産したがために"子供を殺した母親"という不名誉を母に与えないように、体の中へとどまる者がいる」
これが部族に伝わる神話です。

ザーラはこの言い伝えを心の支えとして、胎児と共に生きていくことを心に誓います。重いお腹を抱えたまま、治療も受けずに72歳まで生きてきたのですが、驚くべきことに、その間に3人の子宝に恵まれています。
ここから推測ですが、子宮は二つあります。亡くなった子どもとは別の子宮で、妊娠したのではないでしょうか←二つあるのは卵巣ですね。推測が間違っていたので、ここは忘れてください。

さて、それから46年経ちました。お腹の膨らみも、
「少しお腹が出っ張った老女」
としか誰も思わずに、周囲に溶け込んで暮らしてきたザーラさんでしたが、2001年になって強い痛みを覚えるようになり、違和感を感じた彼女は病院でレントゲン写真を撮ってもらったのです。

体内に石灰状の異物を発見し、彼女の物語を聞いた医者は、改めて診察したところ、それは確かに昔「胎児」だったものであること、子宮外妊娠だったために元々出産出来なかったこと、そして、今ではそれが「石灰化」して、腹壁と重要な内臓器官に癒着していることなどが、わかったのでした。

亡くなった胎児は母を守るために、無害な石となって、眠り続けていたのですね。

2001年、今回診察してザーラを治療した医師は、
「46年前に病院から逃げ出したザーラの判断は、正しかった」
と断言しました。昔は胎盤を卵管から剥がす技術がなかったために、もしも46年前に帝王切開手術をしていたら、大量出血を伴うことは確実。そうすれば母胎ともに亡くなっていたでしょう。

46年ぶりに取り出された、ザーラの"子供"がこちら。
血液が付着しているために生きているかのようですが、内部はミイラ化し、石灰化しているのです。半分に切断したところ、見事に石になっていました。

このような石灰化した子供の死体のことを"石児"と呼びます。400年の医療の歴史の中では、300例ほどが報告されているのだそうです。

★ “石児”―18年前に妊娠した生まれざる胎児が摘出される
 石児は、過去数世紀の間に290例を超える報告があるが、医学が発達した今日では、発展途上国を別として、発生率はますます低くなっている。
 石児が発見された女性の平均年齢は55歳だが、100歳の女性から見つかった例もある。
 体内に石児が放置されていた期間は、平均して22年である。
子を亡くした母にとってみれば、いつまでも体内にとどまり続ける子供は、たとえ死んでいようと、自分の一部という感覚を覚えるのでしょう。その気持ちを考えると、切なくなります。

……ただ、亡くなった赤ん坊にとってみれば、どうでしょうか? 死してなお身体に46年間とどまりつづけ、母親が年をとるまで守り続けることができたのです。摘出後に天国に向かったこの子は、少し、誇らしい気持ちでいるのかもしれません。


参考:http://www.mymultiplesclerosis.co.uk/misc/zahra-aboutalib.htmlなど



※2013/12/14 0:51 追記
2ちゃんでこの記事が取り上げられていたらしく、この記事だけ、一気に閲覧者が増えてました。
似たような事件が最近あったのが原因のようです。
で、読者の1人から、「記事中に間違いがある」と指摘を受けたために、上記のように訂正しました。

すみません。
素で間違えていたorz

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