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2014年12月27日土曜日

トンデモ医師というのは野島政男医師のことなのか?

年末最後の土曜日ということで、例に漏れずに寝床でダラダラと過ごしていました。眠気覚ましには、面白いニュースを探すこと。重宝するのは「はてな」というサイトです。ホッテントリ(ホットエントリーの略称。人気のある記事のこと)を探していますと、こんな記事がみつかりました。

★ トンデモ医師のことを調べたら想像以上にトンデモだった

なにこれ、面白すぎる……。
ある日、実家から数百万円分の領収書が出てきた。
領収書の名目はトンデモ医師への献金や、医師の家族が代表を務める法人への寄付等。
またあろうことか、死亡時に全財産をトンデモ医師に遺贈する旨の遺言まで出てきた(きちんと公証役場で作ったもの)。
メールは「先日の地震は◯◯(患者の個人名)の意識が悪いから起こりました」「神がいるとしたら私が作ったのです」等、脳みそに蕁麻疹が出るような内容。
これらに記載された患者の個人名は400名程度になる。
医師という高度な専門職につきながら、こんな宗教チックな発言をする方がほんとうにいるのでしょうか。

急いで調べてみようと思いまして、他の方のブックマークを読みましても、人物特定できていません。記事が書かれたのが昨日19:17で、翌朝10時になっても具体的な事実が出てこないなんて。みなさん、宗教関係についてあまり詳しくないから、手間取っているのかな?

それならある程度くわしい自分が調べようと思いまして、文中のキーワードを便りに調べていくこと5分後。

★ (鹿児島・出水・野島政男) 野島医院
86 :がんと闘う名無しさん:2013/02/22(金) 01:30:15.78 ID:T10d5f8t
この医院は出水保健所とかの公的機関の立ち入りは入らないの?
多数の信者に向けて山中伸弥を名指しで批判するのは侮辱罪だし
小沢一郎への個人献金を強要したり「お金を払わなければ死ぬぞ」
などと脅したりするのは恐喝罪だし訴えられたら負けるよ

>【政治】「娘を助けたいなら小沢氏に寄付するよう医師に言われた」
>小沢資金管理団体「陸山会」へ100万円以上の個人献金急増

↑でググったらいろいろ出てくるけどこの「医師」って野島政男じゃないの?
もしそうなら完全に犯罪だから公的機関に調査してもらわないと











小沢一郎の収支報告書によれば、個人献金額が1億6千万円と記事指摘額とほぼ同額。医師の発言をさかのぼって調べてもほぼ記事の内容と同じなので、この医師のことで間違いないかと。

記事では「訴訟リスクがあるのでは?」と心配していますが、小沢一郎氏に野島政男医師が献金を求めていることは事実のようですし、彼が自分のことについて、
野島政男という名前そのものの波動でも人は癒される。
私を認めることで皆さんは成長する。なぜなら私は全てを創った存在だから
と講演で公表しているのです(下記本のアマゾンレビューによる)。

私の記事では彼を貶める意図はまったくないので、名前を出すことに何ら問題を感じないのですが……。

2010年頃から話題になっているのにマスコミも騒がず、司法も動かないところをみますと、記事で指摘されているように、双方合意で支払われているもののようですから、問題にしようがないのでしょう。

それに、地方に住む老人にとっては、遠方に済む子供や孫よりも、近くにいて親身に自分たちの話を聞いてくれて、死後の社会について教えてくれる社会的地位の高い人物の方が頼りになるということ。
死亡時に全財産をトンデモ医師に遺贈する旨の遺言まで出てきた
と聞くと大変うさんくさいのですが、何もしなくても親の財産を全額もらえると思って親や祖父母をほったらかしにしていた自分をまずは反省するべきではないか、とも思うのです。

ところで、冒頭記事の中で、
問題解決について一緒に考えてくれませんか。id:NATROMさんにはぜひお伝えしたい。
と書かれていまして、id:NATROMがブコメで、
トンデモ医師のことを調べたら想像以上にトンデモだった

増田の内容が事実だと仮定して私の専門外のような気がするなあ。既にコメントあるけど藤倉善郎さん(やや日刊カルト新聞社)のほうが。ただ、個別の医学的な主張の妥当性についてはご質問いただければ回答できます。
2014/12/27 09:18
と回答していました。ところが彼の過去の日記に、すでにこの医師の関係者に関する記事が書かれているのです。

★ 何でも治る超ミネラル水。野島尚武博士が熱い!

この記事自体は野島尚武という人物について述べたものですが、コメント欄で、彼と野島政男氏が実の兄弟では? と指摘されています。

最初、 id:NATROM自体が野島政男氏について書いたものと勘違いして(まだ目が醒めてなかったんでしょうな)、見当違いのことをブックマークに書いてしまいました。すみません。


……それにしても、時間があるというのはいいことですな。上記のような記事について、こころの赴くままに書けるのですから。年末ばんざい。

最近、忙しくて……食事がなかなか作れませんでした。かといって外食は栄養価で不安。安くて栄養価の高い弁当を宅配してもらうことが多くなりました。

★ 宅配健康食を全国へお届けする通販サイト!ウェルネスダイニング

7日分が送られてきます。一食635円で毎日二食、配送料無料なので、最近出不精な身にとっては、試してよかったので、上記の記事と関係ないながら、ご紹介。

2014年12月12日金曜日

元エリート金融マンのイギリス人が日本に苦言

元ゴールドマン・サックスでパートナーのイギリス人社員が、京都の老舗企業の社長となって奮戦しているという記事を読みました。

★ 身勝手な日本人が、日本の国宝をダメにする

そもそも、ゴールドマン・サックスのパートナーとは何でしょうか? ゴールドマン・サックスは、現在世界最高の証券会社と言われている企業です。全世界の従業員34,500人のうち上級社員は409人のみが「パートナー」と呼ばれます。まさに、選ばれた者しかなれないエリート中のエリート。報酬は5,000万円~2億円と言われています。

それなのに42歳で退社して、日本の老舗の漆塗り会社に入社したのですから、大変な変わり者です。よほど、日本文化に魅力を感じたのでしょう。

頭のキレはピカ一の方です。彼が日本文化にどっぷりとつかり、日本人に指摘する言葉は大変刺激的でした。

何を言っても無駄。行動しない。日本人は農耕民族だからと平気でバカげた理由を語り出したり。何でこの国が世界第2の経済大国なのか、ずっと不思議に思っていました。
これを読んで笑いました。この手の発言をするリーダーは、確かに日本にはたくさんいます。政治家、経済人、芸能人。10年ほど前に日本人サッカー選手が世界で活躍できない理由を、
「日本人は農耕民だから決してヨーロッパの人々には勝てない」
などと記事に書かれているのを読んで驚愕した覚えがあります。

サッカー大国のフランスは日本以上の農耕民じゃないか? 日本にだって漁師や狩人、さまざまな職業の人々が大勢いるじゃないか、何を馬鹿げたことを言うのだ、と。

しかし、ステレオタイプの考え方で思考停止してしまう人々が、日本の指導者然として君臨しているのですから困ったものです。

私はこれまで、企業の社長などと話す機会が何度かありましたが、彼らは平気で、
「世界はユダヤ人が支配している」
などの陰謀論を私に語ります。 馬鹿じゃないかと。ユダヤ人が指導者層に多いことと、彼らが世界を支配していることは違うだろう、と思うのですが、この手の馬鹿げた説を大まじめに語る人々は本当に、日本には多いのです。おとなりの韓国を笑えません。

百八十度の転身と言われるけど、障壁は感じませんでした。そもそも伝統技術という人工的な線引き自体を否定しています。(中略)よく職人は10年がかりというけど、じゃあ10年かからない職種を教えてほしい。金融マンだって医者だって同じでしょ。だからこの業界を特別視してはいなかった。自分としてはあくまでもビジネスの常識を実行していくだけ。
この言葉は大変重く、心に響きました。
「10年かからない職種を教えて欲しい」
たしかにそうです。そうですが、ただ、若くしてエリートとなった人が、それでも、10年かからないと仕事のプロにはなれないと断言したのを聞いて、ぞっとしました。

今の自分がこれから新しい道に進もうとするならば、さらに10年の下積みが必要、ということかと……。

最近では例の「おもてなし」です。日本では財布を落としてもほぼ確実に戻ってくるってよくいうでしょ。でも警視庁の数字では、現金では届け出があった額の40%にすぎない。残り60%にはいっさい触れず、都合のいい少数を大げさに持ち上げる。サッカーW杯のとき、日本人観客のゴミ拾いが日本人の美徳として話題になった。なら、鎌倉の花火大会の後を見てください。ゴミだらけです。
いいですね。最近の日本では、自画自賛ぶりが際立っていて気持ちが悪いです。自虐史観は問題ですが、かといって自賛史観もバランスを欠いています。それなのに、かつての日本はすごかった、とか、今の日本は素晴らしい、というものばかりがここ数年世の中にはあふれています。もっと中道を歩めないものでしょうかね。

それをこうして数字で表してもらえると、胸がスカッとします。アナリストらしく、客観的な数字とエピソードでものごとを把握しようとする姿勢、学びたいですね。

観光立国するなら発想の転換が必要ですよね。京都に来た外国人観光客の不満は「英語が通じない」の次が「解説がなく何を見ているのかわからない」。
いろいろなものごとを把握しようとするときに、理由の一番目に注目するあまり、二番目の理由を見過ごしてしまうことはよくあります。

「日本では英語が通じない」
よく聞く不満です。でも、これを解消するためには教育制度から変えねばなりません。ところが、それをまず解決しようとして、やれ、小学校から英語を教えろだの、必ず英語ネイティブを学校に一人は置くように、などといったことばかり、人々は語りたがります。

でも、二番目の不満である、
「開設がなくて何を見ているのかわからない」
に関しては、すぐに対応できることです。

日本には無数の翻訳者がいるのですから、彼らに歴史の解説文を英語に翻訳させて、看板を作ればいいのです。たったそれだけ。簡単にできることから始めればいいのに、それに手を付けずに大きな問題ばかりを話しあおうとする愚を悟りました。

いろいろと学べることの多い記事です。


2014年12月6日土曜日

家族を守るために殺人を犯した父の判断は正しかったか?

デジタル版朝日新聞の記事からです。

★ 「妻と娘を守る義務がある」 三男殺害、父への判決
父親「主治医や警察に入院をお願いしたが、最終的には措置入院もできなかった。今の精神医療の社会的仕組みでは、私たち家族は救えないのではないか。そう思いました」
 7日午前3時前。父親は風呂を出ると、2階にあった出刃包丁を持ち出し、三男の部屋に向かった。寝ている三男の横に中腰で座り、左胸を1回、思い切り突き刺した。

この記事を読んで、私は考えました。同じような状況に置かれたとき、自分はどうするか、と。

身内や隣人が反社会的人物となる可能性

似た事件が、長崎県の佐世保市でもありました。少女は、殺人衝動にとらわれた末に、同級生を殺したという、例のあの事件です。少女を野放しにしていた責任を問われた弁護士の父親は、世間から非難を受けた末に、自殺しました。

家族に狂人がいる苦労を想像することは、同じ状況にいない者にとっては難しいでしょう。しかし、たとえば隣人に執拗な嫌がらせを受けることや、ストーカーの被害に遭うことは誰にでも起こりうることです。他人に害を加えようとする狂人に出会う可能性は、どこにでも転がっています。

彼らが社会人ならば、彼らの非道を会社なり得意先なりに訴えて、兵糧攻めをねらうこともできるでしょう。ところが、相手が生活保護を受けていたり、親の財産を相続して働かなくてもよい、そんな相手だった場合は? 彼らには時間が十分にあり、失う社会的地位もないため、執拗な嫌がらせを避けることは困難です。

有り余る時間を使って、バレないように窓に石を投げたり、延々と苦情を述べ続けたりと、あの手この手の嫌がらせをおこなうことも多いのです。中には身の危険を感じることもあるでしょう。たいていバレますが、中には巧妙に証拠を隠すことに長けている者がおり、警察が動きようがないことも珍しくありません。

そんな狂人とつきあう羽目におちいったときに、さて、どうするか? この父親のように、殺すしかないのか? いざその状況に陥った時に、追い詰められた頭ではまとな判断ができません。平時に考えておくことが、大切です。

私の経験

今のところのベストな回答は、
「彼らから危害を受けたら、どんなに恥ずかしくても、怖くても、必ずその都度、警察に訴える」
ということではないかと思います。

冒頭の記事の事件では、母親に暴力を振るっています。長崎の同級生殺害事件も、その前に父親の頭蓋骨を陥没させるという暴力事件を起こしています。その時点で、警察に突き出さなければならなかったのでしょう。そうすれば、後日自分の手で息子を殺すことも、娘が他人を殺すことも、なかったかもしれないからです。

しかし、これは思った以上に、難しい。それは、昔私がとあるブラックな職場に勤めていた頃に、雇い主から木刀でのどを突かれたことを警察に訴えられなかった経験上、よくわかります。

警察に駆け込んでも、彼が逮捕されることはないでしょう。せいぜい厳重注意でしょう。のどの柔らかいところを突かれただけで痣もありませんから証拠もありません。逆に名誉毀損で訴えられるかもしれません。



しかも、彼は、
「もしもお前が逆らえば、懲戒解雇の上、以前の勤め先すべてに電話して、どんな人間か調べつつ、お前がどんなに無能な人間だったかを話してやる」
とうそぶくのです。

彼には実行力と執念深さを備えていました。たとえば、取引先の気に食わない役員に失礼な態度を取られたことがありました。そのとき彼は、その役員によって取引が中止されたあとに、その上司に敢えて大口の顧客を紹介したり、それをきっかけに他の役員と飲み食いを重ねるなどして信頼を勝ち取ったのちに、1年かけて件の役員を退職に追い込んだことがありました。

彼はゲームのように、誰かを嗜虐するのが好きな人間で、雇った人間が不幸になるように裏で画策するのが大好きなのです。だから、私の以前の勤め先に電話をしてあることないことを吹き込むというくらいの嫌がらせは、法に触れない範囲で間違いなくやるでしょう。

私にもプライドがあります。元勤め先を円満退社したものの、そこに嘘ではあっても妙な噂を吹き込まれるのは死ぬほど嫌でした。だから結局彼の暴力を警察に駆け込むことはできませんでした。

彼はこうした脅しで、前に勤めていた人間に暴力をふるい、自殺未遂に追い込んだりもしていました。弱い人間をねらって。世間に公表されることがないだろうと見越して。弱い人間にもプライドがあることを見越して。

プライドを捨てるのは難しい

この手のプライドが邪魔をして、結果大きな災厄に見舞われることは予想以上に多いのです。北九州監禁殺人事件でも、被害者が犯した小さな罪(不倫など)を表沙汰にされることをおそれて、加害者の松永太の言いなりになっていました。彼が犯す犯罪を警察に訴えることができませんでした。

犯罪者を警察に突き出すことに、普通ならば、誰もためらいを覚えないでしょう。ところが、相手が家族であったり、あるいは相手に弱みを握られていたりすると、警察に突き出すのは難しくなります。
 父親「警察に突き出すことは、三男を犯罪者にしてしまうこと。その後の報復を考えると、それは出来ませんでした」
 父親は法廷で、「三男は自分が犯罪者になることを恐れていた。家族がそうさせることはできなかった」とも話した。
と、冒頭記事の事件を犯した父親は証言しています。これもまた、プライドです。記事では「三男を犯罪者にすることはできなかった」と父は述べていますが、それだけでしょうか? 身内に犯罪者を抱えること、それが勤務先にばれることなどが恥ずかしい、という気持ちが、彼ら家族にあったのではないでしょうか?

日本人にはこの「恥ずかしい行動をしたくない」という気持ちが、自分でも思っていない以上に強いのです。それは社会の安定をもたらす反面、狂人や反社会的人物らに、つけこまれる隙をつくります。

江川達也の覚悟

こうした問題解決の参考例として、漫画家の江川達也さんがいます。
『東京大学物語』でおなじみ、ときどきテレビでコメンテーターとして活躍している江川氏は、元研究者である兄との間に、大きな確執を抱えています。

★ 親族に20億円騙し取られた森光子、実兄のせいで数億円失った江川達也…家族とお金の話

「1年研究してだめだったらやめてください」と結論を先送りした江川氏のもとには、さらに兄より執拗な電話がかかってくる。

「『お前が今まで稼いだ金と将来的に稼ぐ金も全部俺のものだ。死ぬまで稼いでも足りないぞ。早く金を返せ』『金を送らないと、お前のかみさんを“念”で殺してしまうぞ。殺したらお前の責任だ』『お前の目が見えなくなるぞ、いいのか』――こういったことを16~17時間にわたってネチネチと繰り返され、『このままでは、死んでしまう』と思いました」

江川氏は宗教に狂った兄から家族を守るために、兄を訴えます。それだけではなく、骨肉の争いを、継続することを決意しています。
「裁判が終われば、必ずまた兄が執拗に金を要求し、『お前の家族を殺してしまう』と言ってくると思うからです。私が死んだら妻や子どもが標的にされるでしょう。『俺の金を返せ。数兆円だ』とどこまでも追ってくるでしょう。兄が死ぬまで私は、生きて、家族を守るつもりです」
身内が狂人となるかどうか、反社会的人物が自分にからんでくるかどうかなど、自分がこうした争いに巻き込まれるか否かは、運次第です。それでも世間の中で、なんとか犯罪者とならずに、あるいは被害者とならずに踏みとどまるためには、現状の司法制度で出来る限りのことを、おこなっていくしかないのでしょう。そして、こうした争いを続けている人々を、応援していきましょう。


上記の本はお勧めです。犯罪者たちがどのように脅してくるのか、その場合にどのように立ち向かえばいいのか、くわしく書かれています。

2014年11月26日水曜日

いろんな事実が出てくるものだ 「#どうして解散するんですか?」と入試不正疑惑

一昨日「#どうして解散するんですか」という大学生が小学4年生を装って作ったサイトについて言及しましたが、その事件が急展開を迎えています。

★ 【AO入試ビジネスの闇】小4なりすまし慶応生青木大和「NPOのスタッフ全員がAO入試で合格!」

上記記事によれば、この問題を起こした男性の友人らしき人物(たかお@o_takao104)がTwitterで、
いま話題の誰かさんの慶應法学部およびSFCのAO入試のための自由記述つくったの僕なんですけど、規約違反とかで慶應の合格取り消しにしてくれませんかね?お礼すらないどころか塾では彼が作ったとして掲載したらしいからねにもってる(´・_・`)
返信 リツイート お気に入りに登録 2014.11.22 23:00
と発言。青木氏が入試で不正を働いたのではないか、という疑惑が出てきたのだそうです(現在この発言は削除、いや、アカウント自体がなくなっています)。

上記の発言の中に出てくる塾とは、「AO義塾」という東京都渋谷区は代々木にある慶応大学のAO入試に特化した塾のことです。そして青木氏が代表を務める「僕らの一歩が日本を変える」という団体が、この塾の生徒の実績アップに利用されていたのではないか? と上記記事は指摘しています。

AO入試では、社会的な奉仕活動やその他の社会活動を通し,その成果や業績が認められていることを出願資格の一つとしていますが、社会活動の実績など、高校生がそうそう簡単に作ることはできません。ところが「僕らの一歩が日本を変える」では、国会に高校生100人を呼んで討論会を開くなど、全国規模の催しをたびたび主催していました。

★ 【学生】海江田代表が「僕らの一歩が日本を変える。高校生100人×国会議員vol.4」に参加
「僕らの一歩が日本を変える。高校生100人×国会議員vol.4」と題する討論会が27日国会内で開かれ、全国から集まった100人の高校生が国会議員らと「権利」「教育」「オリンピック」「社会保障」など多様なテーマについて討論した。
実績を簡単に作ることが出来る……全国規模の課外活動実績製造システムとして、「僕らの一歩が日本を変える」という団体が機能していたとしたら、これはたしかに大きな問題です。

現在、この団体がフェイスブックに載せていた団体ページは、閲覧不可となっています。

たった一つの過ちから、こんな問題にまで発展していくとは思っていませんでしたので、少々驚いています。20歳の若者のちょっとしたミスです。真面目そうな青年ですから、過去に妙な事件を起こしてはいないでしょうし、この事件はこれ以上進展しないだろうと思っていたものですから。

「入試制度が諸悪の根源」
などと公言する方もいらっしゃいます。実際、大学入試のせいで高校時代に疲弊したとか、青春を浪費したとか精神疾患を発症したという話は、20年前までは腐るほど聞いていましたので、受験地獄の緩和に多くの人が賛同したのも分かります。それから一芸入試など、様々な取り組みが各大学で行われ、今ではAO入試を実施する大学は大変多くなりました。



ところがそれなりに公平だった受験制度に比べますと、試験官の恣意的な判断が大きく作用するAO入試は、インチキの温床となる可能性が極めて高いと、以前から問題点が指摘されていました。今回の事件は、その指摘が決して的外れではなかったことを示唆しています。

今年初めから騒動の的になった早稲田大学の小保方晴子氏もAO入試組の一人。彼らがこう、次々におかしな騒動を引き起こしているのを見ますと、やっぱりAO入試自体に問題があったのではないか、と思われるのも仕方ありません。

AO入試組の学力に問題があるのでしょうか? いや、彼らの学力は入試組とくらべても遜色ない、という北海道大学での調査結果などがあるので、そうとも言い切れません。

ただ、学力やコミュニケーション能力は抜群でも、コツコツと何かをおこなうことを、ともすれば疎かにしがちなのかもしれません。アピールしたもの勝ち、結果が一番大切、という価値観は、過程をおろそかにすることにつながっていきます。そして杜撰な行為を途中でしでかしてしまうのです。結果が良くても、それが致命傷となることがあることも知らず。

「李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず」
という言葉があります。

スモモの木の下で冠の傾きを正すようなマネをしてはならない。なぜならスモモを盗もうとしていると思われるから。
用もないのに散歩などで瓜畑に踏み入れてはならない。瓜を盗もうとしていると疑われるから。

という意味です。

青木氏やTehu氏など、彼らの社会を良くしたい、という志は純なものだったのは間違いないでしょう。ですが、それなら彼らが関わる団体への利益誘導となる可能性を極力排除して欲しかった。

「僕らの一歩が日本を変える」
という団体には、自分が関係するAO塾の高校生以外から集める、せめて、国会で討論する100人にはAO塾関係者を入れない、などしていれば、AO入試の実績作りにNPO法人を利用しているなどと疑いを持たれることもなかったはずです。

また、Tehu氏が電通のインターン(学生が企業で研修を受ける制度)だったことも暴露されていまして、こうした彼らの行動のすべてに、電通がからんでいたのではないか、という疑惑まで報じられています。

それにしても、彼らはネットでの炎上を甘く見ていました。
「炎上すれば大勢の人に自分たちのことを知ってもらえるから、ラッキー」
程度に考えていたのでしょうが(イケダハヤト辺りが煽ったせいです)、炎上が飛び火して、自分の関わるものすべてが焼かれてしまう危険性を知りませんでした。

それなりに地位のある社会人ならば火消しも出来るでしょうが、そうでない一般人は、炎上することはこのように大変危険だと、わきまえねばなりませんね。

火遊びはほどほどに、ということです。

2014年11月24日月曜日

下手な嘘には腹が立つ 「#どうして解散するんですか?」

今年は、嘘が目立つ年です。

小保方氏のSTAP細胞の発見の虚報に始まり、最近の元競泳選手の富田氏の開き直りに至るまで、世間をダマせると舐めてかかった人々が、世間から手ひどくしっぺ返しを受けるという事件が多く起こりました。

同じような事件は続くものです。ある大学生が世間を舐めて不特定多数の人々をダマそうとして、失敗したニュースが話題となっています。

「10歳の中村」を名乗るユーザーが作った衆院解散の是非問うサイト「どうして解散するんですか?」が21日からインターネット上で注目を浴び、「小学4年生が作ったとは思えない」と炎上。関与を疑われていたNPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」の代表・青木大和氏(20)が22日、ツイッターで「今回の一連の騒動は全て私1人が行いました」と謝罪した。
現在彼が作ったサイトには、代わりに、謝罪文が掲載されています。

もちろん、寄せられた声の中には、僕たちへの誹謗中傷、暴言、愚痴など、#どうして解散するんですか?への問いではない声もありました。
でも僕は、これだけの方が目にしてくださった今回の問い「#どうして解散するんですか?」を、いま一度日本について考え直す機会に出来ないだろうかと思っています。
(中略)
今回、僕の軽率な言動により、関係のない多くの方に多大なご迷惑をおかけしてしまいました。
最初は私も腹を立てました。しかし、それなりに反省しているようですし、よく考えればまだ20歳。考え方が幼いのも無理はありません。それが見当違いの反省だとしても、立腹は収まりつつあります。

なぜ彼がこのようなことをしたのか? もともと炎上狙いと新党結成という狙いがあったことが、以前の言動から明らかになっています。

Tehu:政治ネタは炎上しやすいから、絶対に来る。
青木:それで炎上したときに、全国で「オレも意見がある」「オレも政党をつくる」みたいなツイッターのリプライが絶対に来るから、そしたら「じゃ、おまえも政党つくれよ」と言う。それで地域政党がいくつか出てきて、盛り上がってくると思うんですよ。
元々の炎上サイトを確認しましても、小学4年生が作ったという体裁を取っていながら、難しい漢字がそのまま残っていたり、文字が妙にうまかったりと、粗が目立つのは事実。このページに掲載した画像は、彼が作ったサイトのページの1部です。彼らはそもそもバレることを前提にあのホームページを作っていたのでしょうね。

「本当に小学4年生が作ったはずがないでしょ? 見て分からないの? ネタですよ、ネタ」

と言って舌を出してダマした人々をバカにするところまで、彼らは織り込み済みだったのかもしれません。

ところが予想以上にこの記事は炎上し、彼らの手では収集がつかないほどの非難を受けてしまいました。

青木氏はNPO法人代表を辞任し、Tehu氏もTwitterでの発言を自粛。今頃は弁護士などを交えて、今後の対策を考えている最中かもしれません。

なぜこの件がこれほど炎上したのか。それについて作家の岩崎夏海氏が面白い分析をしています。

2人が炎上した真の理由――それは「人々を苛立たせたこと」だ。
では、どういう理由で苛立たせたのか?
それは、2人が「多くの大人は政治に関心がない」と勘違いしているところだ。それに苛立たされたのである。
この慧眼は、さすが作家だと思いました。おっしゃるとおり。みんな、政治に関心がないわけではありません。だから、政治番組は視聴率がよく、ネット上でも政治ネタは盛り上がるのです。それなのに選挙に行かないのは、まともな政治家がいないからあきらめているだけ。決して政治に関心がないからではないのです。

しかし、岩海氏、その後の文章がすべてを台無しにしているのは残念。選挙に行かない人々と、イジメを見てみぬ振りをする人々を同列視するのは、ちょっと違うのではないでしょうか。また、
ほとんどは、「イジメられているやつも悪い」と思っているときに、見て見ぬ振りが行われるのである
という分析も自分の経験上、あたっていないと思うのです。それよりも、巻き込まれるのが怖い、めんどくさい、という恐怖の方が大きいのではないでしょうか。

閑話休題。

今回の青木氏が引き起こした事件のそもそもの要因は、安易に他人をダマせると勘違いした人間がついた杜撰な嘘を目の前にして、自分がバカにされたように多くの人々が感じたからではなかったでしょうか。

今ではネットで世論を操作しようと試みるのが当たり前の世の中となりました。まとめサイトなどには広告代理店が相当数入り込んでいますし、Twitterでバズらせて流行を生み出そうとすることも多く行われています。

その分、私たちの精神的な負荷は多くなっています。ネットの話題の一つ一つ、盛り上がっていそうに思える話題の一つ一つを、
「これは嘘かな? これは本当かな?」
と吟味しなければならないからです。10年前に比べますと複雑になりました。

嘘が横行すると、嘘に対して不感症になるのでしょうか? 逆でしょう。むしろダマされないよう、嘘について敏感になり、普段、嘘を突き止めるのが困難な分、あからさまな嘘には逆上してしまうのです。

今回の青木氏の作品には、あとでネタだと強弁するためか(見破れなかった情弱のお前が悪いと指摘できる)、小学4年生らしからぬ表現、文章、きれいな文字で作られています。そして、自民党を馬鹿にし、民主党を持ち上げる意図が透けて見えます。

一方で雑な作りをしながら、もう一方でメッセージを含ませる。つまり、嘘はやがてバレるだろうが、メッセージが多くの人に届くまではバレないだろう、しばらくはダマせるだろうと、社会を舐めてかかっているのですね。高をくくっているんです。

この青木氏には、周りの人間たちが政治に関心がない劣った人間だ、という思い込みがあるものですから、いまだに、
実際に選挙が行われることは決まってしまった事実です。僕自身も人生ではじめての選挙です。だからこそ多くの人に#どうして選挙するんですか?と問うてもらい、日本の未来を考えて1票を投じてほしいと強く願っています。
という、傲慢な文章を、謝罪文に含めています。詐欺師のお前に他人を導く資格はもうないよ、お前に言われたくないよ、と私は思いましたけれども。これも火に油をさらに注ごうとする、彼なりの炎上芸なのかもしれませんが。

「あんなチャチなサイトで少しでもダマされるほど、俺達はそこまで馬鹿じゃないよ」
と今回のニュースでは誰しもが感じたはず。でも、自分のことを頭がいいと思い込んでいる人々には、だまそうとされた側がむかつく感覚がわからないのかもしれません。そして、他人の自負心を傷つけてはいけない、という思いやりもないのかもしれません。それは政治家志望の人間としては致命的でしょう。


2014年11月10日月曜日

ある人々は嘘を平気で吐くことができる

人間、自分を基準にして考えますから、自分が
「嘘をつこうとしても表情に出てしまう。また、短期間ならば演技ができても、何年も嘘を貫き通すことは出来ない」
から、他人もそうだと考えます。

でも、ここ一年の間に次々に、
「嘘を平気でつく人たち」
の映像を目の当たりにして、それは違うということを学ばれた人も多いのではないでしょうか。

今年一番の話題かもしれない、理研の小保方さんが巻き起こした一連の騒動。彼女がSTAP細胞を発見していないことはもはや誰もが分かっていますけれども、小保方さんの堂々とした反論記者会見を観て、
「彼女は嘘をついていない」
と、一時期日本国民の3割は信じたのではないでしょうか。

あるいはパソコン遠隔操作事件の片山被告。彼も堂々と冤罪被害者をカメラの前で演じ切りました。あのあと下手な小細工さえしなければ、バレなかった事件でしょう。

最近ですと競泳の富田選手。彼の言い訳を聞けば聞くほど、信じられないものばかり。知らない男性にカバンに何かを入れられて、そのまま部屋に戻り、中を確かめずに翌日までそのまま放置するなんてあり得ないことです。

そのうえ、韓国側が盗難映像を公開しようとする動きに対して、
「公開しないで欲しい」
と発言するなど、何をか言わんや、です。

ところが彼の堂々とした記者会見を観たからでしょうか、ナイナイの岡村など一部の人間が、
「彼は盗難をやっていない」
などと騒ぎ始めています。なんなんでしょうね。

……ということを改めて考えたのは、柔道選手の元金メダリストの内柴が、自分は無実だという主張を獄中から発表しているというニュースを読んだから。

★ 内柴正人 「懲役5年」の獄中手記をタブー公開

同意があったかどうか、ということよりも、同意があろうとなかろうと妻を裏切って10代の教え子と関係を持った事自体を反省するべきなのに、そのことを悔やむ言葉がほとんど聞こえてこないのは本当に不思議です。

裁判で犯罪が認定されても、自分は正しいと堂々と主張できる人間がいます。自分を基準として考える正直な人は、彼らを今ひとつ理解できないのですが、それが現実なのです。この不愉快な現実に向き合わなくてはなりません。

「その人の目を見ればわかる」
とか、非科学的なことを言うのはやめて、
「人間見た目じゃわからない」
と、そろそろあきらめてしまうべきです。

じっくりと話を聞いて、証拠を集め、冷静に判断するクセをつけていくこと。人間を直感で信じるクセは、彼ら平気で嘘をつく人間に利用されてしまいます。


2014年11月3日月曜日

石川大我の告発にはやりようがあったのでは

東京都豊島区選出の同性愛者であることを公言している石川大我区議が、差別的言動に遭ったというニュースに違和感を感じています。

同性愛者を公にしている豊島区議の石川大我氏が、同じ会派の区議からセクハラ発言をされたと訴えたツイートが話題になっています。性的マイノリティーへのセクハラ、それが議員同士の間で問題になったことで注目を集めているようです。
告発したのはゲイが常日頃感じている人権侵害を白日のもとにさらすためでしょう。でも、敵の自民党ならばともかく、同じ会派の同僚区議への対応として、今ひとつ釈然としません。

これまでこの同僚から、何度も似た言動をされていたのだろうかと思い、調べてみましたが、そのような石川氏の主張は(今のところ)見当たりません。その場を謝罪させて収めるわけにはいかなかったのでしょうか。あるいは一度警告して、それでも同じ過ちを犯した場合は告発したりするとか。

ところがいきなり大衆へと訴えてみせたのは、彼のスタンドプレイのように思え、やや身勝手な印象を受けました。

「俺を舐めるなよ」
と警告する意味では大変効果的でしたけれども、威圧的なものを感じて嫌な気がします。同じ会派の仲間を、仲間として認めていない、というか、ゲイの権利拡大のためには、仲間の失言でも容赦しないというか。

異性愛者が同性愛者を嫌悪するように、同性愛者も異性愛者を嫌悪すると聞いたことがあります。
「女に愛情を感じるなんて、気持ち悪い……」
石川氏にとっては、同性愛者ではない彼は、所詮仲間ではなかったのかもしれません。


~追記~
……と考えていたのですが、そのあと考えが変わりました。
会派に属していたとしても、区議は会社員とは違います。有権者の代表として、冷徹に目的を達成していくための行動を取っていくことが必要でしょうし、そのためにはまず、仲間に対して厳正な対応をとることで、敵にも睨みをきかせることができるようになるはずです。特に自民党に、この種の主張への反感の持ち主が多そうですから、なおさらなのかも。


2014年10月30日木曜日

自衛隊員から暴力をふるわれたときの話

大半の自衛隊員は、自然災害復旧活動などに尽力する素晴らしい方々だろう。だが、中にはどうしようもないクズもいる。部下をイジメ倒して自殺に追い込む事件などもときどき耳にするが、ときには民間人に向かって牙を剥くようだ。

★ 空自幹部 線路に男性投げ落とした疑い
 航空自衛隊の幹部自衛官が29日夜遅く、東京のJR大久保駅で酒を飲んで帰宅途中に肩がぶつかったと声をかけてきた会社員の男性を、ホームから線路に投げ落としたとして、殺人未遂の疑いで警視庁に逮捕されました。
 逮捕されたのは、防衛省航空幕僚監部の3等空佐、鶴田義明容疑者(39)で、(中略)大久保駅のホームですれ違った際に肩がぶつかったと声をかけてきた44歳の会社員の男性に対し、「殺してやる」などと言って胸ぐらをつかみ、線路に投げ落としたとして、殺人未遂の疑いが持たれています。
この話を聞いて、蓋をしていた嫌な記憶を思い出した。昨年末、海上自衛隊の男(自称)にケンカをふっかけられたことが私にはある。

昨年12月の半ば、待ち合わせをしていた彼女と落ちあい、新宿マルイを通りすぎて新宿三丁目の交差点で信号待ちをしていたときのこと。

彼女が私に、
「あの人達、危ないね」
と声をかけた。

たしかに危ない。クルマが通行中の片側2車線の道路の中央寄り車線上に、そのカップルはしっかりと抱き合って夢中になってキスをしている。それに気づいたクルマは徐行しつつ、動こうとしない障害物を避けて、横の車線に移る。クラクションを鳴らさないのは、からまれるのを恐れてか。

(ああ、酒に酔ったバカ外国人だ)

と私は思った。女性は金髪の完全な白人で、男性も190cmほどある。六本木などでよく見るシーンで、酒に酔った外国人が酔って道路に飛び出ることがある。そういうときに私はよく、危なくないように彼らを歩道へと引き寄せる。

そのときも何の気なしに道路に駆け寄り、彼らの手首を掴んで、
「ここ危ないよ。赤になっているよ」
と言いながら歩道へと連れて行った。渋滞しかけていたクルマが動き出す。そのとき私は、男が20代の日本人で、酔っていないことに気づいた。

それからすぐに信号が青になったので、なんとなく不穏な雰囲気を感じながらその場を立ち去ろうとしたところ、男が追いかけてきて私の肩をつかむのである。
「おい、コラ。なに人の女に触ってんだよ」
そして私をつきとばした。

ふいをつかれて少々よろけた。私の彼女が、
「ちょっと、何してんですか!」
と声を上げたので、私は彼女に、
「この場から離れてもらえる?」
とお願いした。彼女にはこういう場合、その場から逃げるよう、日頃からお願いしている。彼女はすぐに走ってその場を去ってくれたので、安心して男に向き合った。

彼はGIカットと言われる髪型で、筋肉質で体格がいい。横にいる女性は白人だが、流暢な日本語で、
「ちょっと、やめようよ」
と彼氏を止めようとしているから、少しはまともなんだろう。完全な金髪だったから北欧人かとおもっていたが、顔を見るとスラブ系のようにも見える。ロシアンパブかどこかで2人は知り合ったのかね。

「危ないから引っ張っただけでしょ」
と言って私はその場を離れようとした。
「てめえ、なに逃げてんの? いかせねぇから」
と言ってその男、私の前にたちふさがり前をふさぐ。なおも進もうとする私の胸ぐらをつかもうとする。その両手首をとりあえず、合気道で言う両手取りの要領で、つかんだ。

つかんでみて分かったのは、この男は格闘技経験がなさそうだ、ということだ。普通、手首をここまで握られたら、なんとかして振り払おうとしたり、ローキックをしようとしたりするだろうが、それをしない。ああ、それならこいつ、いざとなれば投げられるな、と目算を立てて一安心した。

格闘技を習っていた人ならば同意してくれるだろうが、素人と経験者はまったく異なる。ある程度のガタイある相手であろうと、何年間かマジメに格闘技をやっている人間ならば、いなすことはそれほど難しくない。

ただ、こちらから手を出せば、その時点で加害者だ。それよりも、被害者となった方が、文明社会では勝者となる。

今回の場合、最初に交通法規に違反した行動を取っていたのは相手で、それを注意した私を逆恨みしたという構図だ。私が被害者になれば、裁判で完全に勝てると思いながらも、そこから一歩、踏み出す勇気がなかった。

今抑えている手首を離して、こいつに殴らせればいい、と思う。だが、クリーンヒットして私が路上に転倒するかもしれない。その上からこの男に乗られたらヤバイことになる。やっぱり、190cmのガタイは脅威だ。上から乗られたら、容易に返せない。

しかも今は彼女がいる。もしかして近くで見ているかもしれない。倒れた私に驚いて、万が一にでも助けに入られ、彼女が殴られでもしたらと思うと、被害者となってあえて自分を殴らせる作戦に出ることがどうしても出来ない。

お互いににらみあっていると、相手の男が妙なことを言う。
「おい、てめぇ、誰に向かってケンカ売ってんだ? 俺は海上自衛官だぞ」

道理でGIカットか。身体もゴツイから、鍛えているのは分かる。
「公務員なら法律違反するなよバカ」
とは、私は言わなかった。彼女のことを考えて、下手に、下手に出ることにした。

「そうですか。それは凄いですね」
「てめぇ、なめてんじゃねぇよ。国のために働いている俺に対して、何のマネだ? この野郎」
「だったら、警察につかまるようなマネしちゃダメでしょ。俺を殴ったら、警察行きですよ」
「は? 警察なんて地方公務員だろ。俺は国家公務員だぞ、お前バカだろ」

私は、この言葉に一瞬衝撃を受けた。というのも、無知なことに自衛隊が国家公務員で警察が地方公務員という区分となっていることを知らなかったから。この男の言葉を聞いて帰宅してネットで調べて改めて認識した。

バカだと思っていた相手が自分の知らない一般常識を語ったことに、私は少し狼狽してしまった。

また、同じ公務員としてお互いにリスペクトしているんだろうな、となんとなく考えていたので、こうあからさまに、自衛隊員を名乗る男が警察をバカにするセリフを吐くとは考えていなかったのだ。

本来ならば、
「あんた、本当に自衛隊なの? 部隊名は?」
などと聞き出せば、翌日自衛隊に電話をしてこの男の上官にでも文句を言ってやれたのだろうが、そこまで頭が回らない。思いがけない言葉を反芻するので手一杯となった。

(公務員て、地方公務員と国家公務員の2区分だったっけ? キャリアとノンキャリアの区別とはまた違ったっけ?)

なおも繰り出す男の罵声を聞きながら、そんなことをボンヤリと考えていると、男の力が急にすっと抜けた。
「いいよ、てめぇとケンカしてもつまらないから、手を離せよ」
と言うので、私も恐る恐る手を離す。男は白人の彼女と共に、その場を去る。後ろを振り返ると、警察がやってきたのが見えた。奴はそれを見て逃げることにしたのだろう。警察の横をすり抜けて、そのカップルは新宿一丁目方向へと去っていく。

警察が来たんだからお灸をすえてもらわないと。ここで逃しちゃダメだと思って、男を追いかけてその腕をつかんだ。
「おい、何逃げてんの?」
「は? 手を離せよてめせ!」
そこに警官がやってきて、私たち2人を引き離した。

交差点には交番があった。その近くで言い争っていたから我々にすぐに気づいたのだろうと思ったが、そうではなく彼女が警官を連れてきてくれたのだった。

警官がうまいと思ったのは、争う2人を引き離すために、海上自衛隊の男を、道路を渡らせて、向こう側の歩道へと連れて行ったことだ。離れた場所の2人にそれぞれに尋問をする。こうすれば、お互いの言い分が聞こえずに済む。
「なに嘘言ってんだよ。この野郎!」
などと言い合いになり、ふたたびケンカになることもない。

こちらはケンカをするつもりはなかったので、冷静に話をする。警官は海上自衛隊の男がからんだと認識してくれているようで、私には、
「大変でしたね」
と言い、簡単に事情聴取をした後、すぐに解放してくれた。自衛隊の男も、警官と談笑していたのが遠目で見て取れたので、特にお咎めもなくその場を離れたのだろう。

……ということが、昨年あった。

ブログに書こうと思いつつも、思い出すと腹が立つために書かないまま、いつの間にか忘れてしまっていた。嫌なことで、今さらどうしようもないことは、忘れるしかない。しかし、思い出せば怒りがふつふつと湧き上がる。

今でも腹が立つのは、理不尽なことをしてきた男に対して、何ら社会的制裁を加えられなかったからだろう。あの場で、
「この男を訴えたいから相手の名前と連絡先を教えて欲しい」
と警察官に訴え、強情をはればよかったのだ。名前や所属先が分かれば、あとで職場に怒鳴り込んだり何かができたかもしれない。

それまで自衛隊の悪いうわさを聞いても他人ごとのように思い、むしろ災害時に活躍する彼らを応援してきたのだが、これ以来、自衛隊隊員に対して、やや斜に構えるようになった。

自衛隊隊員が白眼視されていた時代は今や昔、彼らは自衛隊であることにプライドを持つと同時に、やや傲慢となってきているのかもしれない。冒頭の事件も、彼らの心の緩みの現れかもしれないと、今は思う。

2014年10月8日水曜日

ノーベル賞を受賞した中村修二教授と、日亜化学工業の対立

ノーベル物理学賞を、名城大学教授の赤崎勇氏と名古屋大学大学院教授の天野浩氏、カリフォルニア大学教授の中村修二氏が受賞した。おめでとうございます。

なかでも中村教授の受賞は嬉しかった。強烈な個性の持ち主が栄誉ある賞を受け取ったことで、大企業が個人を圧迫する日本の現状に風穴を開けるきっかけになればいい。

中村氏のインタビューを観た。
 

国籍はすでにアメリカだという。徳島弁訛りだった日本語はやや英語化しており、寝ぼけて聞けば英語に聞こえなくもない。英語ばかりで生活しているせいだろう。

ところで、通称「青色LED訴訟」当時、中村氏側の主張に触れることが多かったのに比べ、日亜化学工業側の主張を知る機会は少なかった。今回のノーベル賞受賞を機に検索してみると、日亜化学工業自身が発表した記事がまとめられていたので読むと面白い。

★ 随想 青色発光ダイオード訴訟の帰結  (念の為に、魚拓をとっておいた)

ドメインからして、間違いなく日亜化学が発表したもの。一企業の名前で「随想」を発表するというのは異例だ。しかも個人攻撃にほとんどが費やされていて、とても興味深い。

まず、企業が発表するものとしてはお粗末。校正くらいして欲しかった。7ページ目の第一段落の「日亜主張」の3行目で、「フロリダ大学えに中村氏を……」と助詞が間違っている。それが何年もほって置かれたままなのはいい加減だな、というのが一つ。

ひと通り読んだが、中村氏の功績を否定するための論法の一つが、
「青色発光ダイオードが発明されるまでにはたくさんの先行研究があったお陰。彼の功績はほんの一握り」
というものであるのには笑った。すべての科学的成果は先行研究があってこそ成り立つ。それを言い始めたら、一科学者を称えることは誰もできなくなってしまう。素人が読んでも、日亜化学の主張に説得力が感じられないのだ。なにより科学者へのリスペクトが感じられない。

たしかに、東京地裁が示した604億円、という対価は過大だったと思う。だが、スポーツ選手が何十億という報酬を受け取れるのならば、社会の繁栄に直接つながる発明をした科学者は、もっと報われてしかるべきだ。

ところが日亜は、裁判に勝つために中村氏の功績を不当に貶めようとする。「随想 青色発光ダイオード訴訟の帰結」7ページでは、日亜の主張には根拠を示しているくせに、中村氏の主張にはいっさい根拠を載せないなど、アンフェアな態度で一貫している。

それでいながら8ページには、現社長の「小川英治氏の社長就任」という記載が年表に潜り込ませてある。言外に、小川社長の旗振りで、青色発光ダイオードの量産化を進めたのだと主張しているのだろう。それは逆に、この記事の信憑性を失わせている。社長の機嫌を取るために、この文章は書かれたのか、とかね。

産業の発展は日進月歩、中村氏の最初の功績はすぐに陳腐化してしまったのは間違いないようだが、彼のきらめきがあったからこそ、発光ダイオード研究の爆発的な進化がおこったのは事実だ(ノーベル物理学賞を同時受賞した赤崎氏が、そう述べている)。それを無視して、中村氏を一方的におとしめようとするから、結果的に嘘になり、説得力がなくなってしまう。

それに、日亜化学はそれ以外でもかなりデタラメな企業だ。2006年に偽装請負事件を告発した従業員に「直接雇用する」と約束しながら、その職場を閉鎖して、告発した従業員全員を解雇している。

小川英治社長の指示で、上記のような処遇をしているのは間違いない。卑劣な行動を取る問題経営者の常として、同じ方法を踏襲するというものがある。嫌がらせなどの汚い手段で気に食わない人間を辞めさせようとするのが小川社長の方法だとしたら、中村氏にも同様の圧力があったのではないか、という疑いが容易に湧く。

社長から青色発光ダイオードの「開発中止」のメモが回ってきたと中村氏は主張している。これは、中村氏の権力が強くなるのを恐れた経営陣による、中村外しだったのではないか? あとは、中村氏の研究成果をすべて、後任の研究者のものにしてしまえばいい。
開発中止命令があったとされる期間も、設備申請が認められ、原材料となるサファイアの購入実績等があり、開発中止命令があったはずがない。
と日亜は主張するが、それは中村氏以外の従業員に成果を横取りさせるためのものだということと、何の矛盾もない。

もっとも、中村氏にも、自身が日亜から年収2,000万円近くを受け取っていたことなどはいっさい言わずに、「発明の対価は2万円だけだ」とばかり繰り返すように、フェアではないところもある。こうした、自分に不利になることはいっさい言わずに自分の功績だけを語る人間を私はあまり信用していない。この人にも問題はあるのだろう。

それでも、偽装請負をして、直接雇用の約束を反故にする社長の言うことを信用するよりも、中村氏を信用する方が結果的に正しかろう。

中村氏のノーベル賞受賞によって、日亜化学の社長の面子はつぶれた。汚名返上のために背伸びした企業は、たいてい数年以内になんらかの問題を起こすものだ。また何かやらかすんじゃないかな。

2014年8月22日金曜日

メンヘラとのつきあい方を隣国に応用する

オサマ・ビン・ラディンがテロ活動をおこなった理由を、心理学者の加藤諦三が『「正義」と「憎しみ」の構造』で分析している。

加藤によれば、オサマ・ビン・ラディンがテロ活動にのめり込んだのは、サウジアラビアという祖国で自分を認めてもらえなかった鬱憤が、アメリカへの戦いへと駆り立てたのではないか、というものだった。

祖国は自分を認めない。鬱憤を吐き出しても誰からも認められない。ただ、イスラムの大義のためにアメリカと戦おうと言えば、多くの人がついてくる。自分を憎む人間が、自己向上ではなく他人へ憎しみを転化することはよくあることだという。オサマ・ビン・ラディンのアメリカへの憎悪には、同じ心理構造が横たわっているといのである。

それを聞いてまっさきに、ネトウヨのヘイトスピーチや、隣国韓国のことが頭に浮かんだ。

★ 韓国人「日本で4年間暮らして感じたこと」
日本で4年間過ごしたので、「俺から変わろう」という気持ちで、バスに乗る際には、「こんにちは!」と運転手に挨拶するも、何か自分が病身のように感じて3日で止める。バスの停車位置はテキトーで、乗客も我先にと押しのけてバスに乗り込む。自分だけ真面目に振る舞うことが馬鹿らしくなる。
私は渡韓したことが一度だけある。今から15年ほど前だ。

ソウルと釜山だったが、皆元気がよく、誰もが親切で、いい国だな、と感じた。その時の印象が強いので、上記の告白はやや、大げさに感じられる。

だが、たしかに日本と比べると全体的なマナーはよくない。タクシーの運転手が高速に乗った際に、コインを普通に放ればいいのに叩きつけてみせるなど、粗暴なふるまいが多かったことは間違いない。

都会の中心でそう感じたくらいだから、田舎の人々のマナーはもっと悪いのだろう。この積み重なりが、韓国人自身にとって、恥ずかしい、許せない、と感じるとしても不思議ではない。

韓国を出たいと考えている韓国人は、10人中6人もいる、という。

★ 韓国でも嫌韓ブーム?10人に6人が「国を出たい!」

この手の報道は、毎年のようになされている感があるものの、韓国人は自国のことをあまり快く思っていないのは、大学時代に同じ研究室にいた韓国人からよく聞かされていた。日本よりも、自国を嫌う人間の割合が比較的多い国だという印象を彼らから受けたことも、上記記事の正しさを補足した。

資源が少なく、東西を大国に挟まれ、北に敵となった同じ民族の国がある状況で、ここまでよく繁栄してきたものだと私なんぞは思うけれども、韓国人にとってはそうは思えないらしい。もっと素晴らしい国であるべきなのだと理想が高いがゆえに、そうでないことが嫌で嫌でしょうがないのだろう。

そうして、自国を憎悪し、自国を嫌うがあまり、恨みが日本へすり替えられてしまう、ということはあるのだろう。

歪んだ自尊心の持ち主と折り合いを見つけることが大変に難しいのは、私たちが日常で経験することだ。韓国の三大新聞のオンライン版を読むと、異常な自尊心と、日本への敵愾心のオンパレードで嫌な気分になる。しかし、それもこれも、彼らの気質がやや歪んでいる、いわゆるメンヘラと呼ばれるものだと考えれば、理解できる。

韓国人全員がメンヘラと言いたいわけではない。そんな訳はない。それならば、あれほどの経済成長を実現できるはずもない。

しかし、韓国のメディアには、日本に比べると常軌を逸した人種が大勢巣食っているのは間違いない。マスとして考えた場合、こうしたマスコミを長年支持してきた人々の集団はメンヘラ的な気質があると考えて差し支えあるまい。

それでも隣国とはつきあっていかねばならぬ。

こういう場合、メンヘラとのつきあいかたを示した下記サイトが示唆に富む。

★ メンヘラとの付き合い方 ※非常用
1.会話のアドバンテージは常に自分が握りましょう
2.敵でも味方でも無い事を明言しましょう
3.お薬を与えましょう
4.放っておきましょう
これは案外、応用できるかもしれない。たとえば、
1.日韓関係をどう持って行きたいか、原理原則を明らかにして誘導する。
2.味方ではないが、敵でもないという一貫した態度。
3.「人権」「国際秩序」「事実の検証」などの普遍的価値観に基づいた議論をこころがける。
4.あまり関わらない。
といった対応で、いいのではないだろうか。

2014年8月18日月曜日

エボラ出血熱・イスラム過激派が結びつくかも

今朝起きて早々、気になるニュースが飛び込んできた。

★ エボラ隔離施設を襲撃、リベリア 患者20人逃走
【ゴマ(コンゴ東部)共同】フランス公共ラジオは17日、エボラ出血熱が猛威を振るう西アフリカ・リベリアの首都モンロビアで、武装した男らが「エボラは存在しない」と叫びながら、感染者の隔離施設を襲撃し、少なくとも患者20人が逃走したと報じた。
ご存知の通り、エボラ出血熱が西アフリカで大流行している。エボラ出血熱は致死率が50~90%と極めて高く、治療法が確立されていない。その上感染力が極めて高い。リベリアやナイジェリアなどでは非常事態宣言を発して、エボラ出血熱が流行している地域ごと閉鎖して国全体への波及を免れようとしている。

ところが、隔離施設は軍によって厳重に守られていると思っていたが、かように脆いものだったという事実が、この事件で露呈してしまった。

この事件への対応如何によっては、世界がかなり危険な事態へと、陥りかねない。

北アフリカ各国ではイスラム過激派と政府軍との対立が続いている。エボラ出血熱が流行しているナイジェリアでは、240人の女子生徒を拉致した悪名高きボコ・ハラムという組織が勢力を増している。ボコ・ハラムだけではない。似たようなイスラム過激派は、アフリカ中で政府軍と対立して、武装闘争を繰り広げている。

ボコ・ハラムは、進化論に反対するなど、科学的思考を「西洋的」だとして否定する。他のイスラム過激派も、同様の主張を掲げているところが多い。

今回の事件では、武装勢力は「エボラは存在しない」と叫びながら隔離施設を破壊していったという。誰もが恐れる隔離施設に、狂信的な主張を掲げながら襲撃して、なおかつ成功できるほど組織だった武装勢力の存在は、限られているだろう。報道されていないけれども、隔離施設を襲ったのは、十中八九、イスラム過激派ではないだろうか、と私は疑っている。

そう考えると、隔離施設の襲撃には別の意味が考えられる。

以前、"アフリカで横行する「儀式殺人」と「製薬殺人」"という記事を書いたことがある。アフリカでは「人体」に対する関心がもともと根強い地域であり、人体を加工することに抵抗感がない。

もしかすると、イスラム過激派にとっての目的は、患者の人体だったのかもしれない。彼らにとって、エボラウイルスは、降って湧いた「貧者の武器」なのではないか。

私がたった今思いついたくらいだから、どうやればもっと効果的なテロを起こせるか日夜研究している彼らは、早くからエボラ出血熱のテロ利用方法を考えていただろう。

とは言え、エボラ出血熱の患者の肉体を手に入れるために病気が流行している地域を訪ねて回るのは、あまりにリスキーだ。政府軍に感知されるかもしれないし、自分自身も罹患する可能性がある。しかし、隔離施設を襲撃すれば、確実に患者だと分かっている人物の肉体を、比較的安全に手に入れられるだろう。

後は簡単だ。患者を殺し、臓器を丸薬状にして難民キャンプに持ち込むとか、食品としてアメリカの協力者に送りつけ、ニューヨークの露店でフランクフルトになすりつけて売るとか、いくらでもテロの方法が思いつく。これからはもう、爆弾を運ぶ必要はないのだ。

イスラム過激派へ資金を提供している中近東の王族を全員収容してしまうとか、近日中に何らかの大胆な施策を採らないと、イスラム過激派の行動はさらにエスカレートして、大きな災害が世界に生じるのではないか?


2014年8月15日金曜日

イスラム国(ISIS)の残虐行為がエグい

ISIS、通称「イスラム国」と呼ばれるイスラム過激派がイラク北西部を占領して、大きな問題となっていることは報道のとおりだが、宗教少数派女性をさらって奴隷化までしているらしい。もはやなんでもありだ。イスラム原理主義では奴隷を認めているのだろうか。

【ニューヨーク時事】国連事務総長のムラデノフ特別代表(イラク担当)とバングラ特別代表(紛争下の性暴力担当)は12日付で共同声明を出し、イスラム過激派「イスラム国」がイラクのヤジディ教徒ら少数派住民を誘拐し、性暴力を働いているとの情報があるとして「重大な懸念」を表明した。女性や少女、少年約1500人が拉致され、性奴隷となることを強いられた恐れがあるという。
ひどい話である。先日ボコ・ハラムというイスラム過激派が女学校生徒を拉致して強制的にイスラム教に改宗させているというニュースが流れたばかりで、イスラム教徒への悪印象が強まったばかりだったが、今度は性奴隷か。

イスラム教のコーランに描かれる表現というのは、即物的な記述が多いことで知られている。
本当にわれは、かれら(の配偶として乙女)を特別に創り、かの女らを(永遠に汚れない)処女にした。
という記述など。これを楽園だと堂々と述べるのがアラブの文化だ。

学生時代の女友達は、イスラム教徒のアラブ人と付き合っていた。彼女は彼氏からムチで何度も叩かれたという。直接何度も聞いたから間違いない。
理由は「他の男に関心をもったように思えたから」
アラブ人とつきあった人の体験談をブログで読むと、珍しい話ではないようだ。

彼らの残虐ぶりは、テレビでは報道できないほどひどい。

彼らの行動は、ナチスのSS(親衛隊)らのものと共通性がある。ドイツではナチスの台頭により、それまで社会の底辺にいたトラック運転手や工場勤務の若者たちが競って、SSに入隊した。

ワイマール共和国は恐慌に襲われるまで豊かだったが、豊かでも格差のある社会は、底辺の人々の心に暗い影を落とす。社会から富が奪われると一気にバランスが崩れ恨みが噴出し、そのはけ口がみつかると、底辺の人々はそれまで虐げられた社会に復讐するように、残虐な行為を行ってウサを晴らすのだろう。

彼らへの世界の反発は強くなりつつある。今では温厚なことで知られる仏教徒にまでイスラムへの忌避感が増えつつある。イスラム教圏に隣接している地域では、イスラム教徒に対する迫害が強くなっているという報道が増えつつある。

★ スリランカで、イスラム教徒に対して行われている殺戮行為をご存じか。

それに対して、人権侵害だ、という声も挙がっているが、近代文明と相容れないイスラムの怖さを知ると、その声に同調することはできない。

2014年8月8日金曜日

ネットコモンセンスは、サイトの巡回で養われる

メガスタークリエイター より
プラネタリウムクリエイターとして有名な大平貴之氏が、相模女子大学の客員教授を解任されてしまいました。

★ 大平貴之客員教授の退任について
2014/08/02
本学大平貴之客員教授につきましては、今月末をもって退任することとなりました。

                            相模女子大学
と、非常にそっけない調子の退任告知が相模女子大学のホームページに掲載されています。理由は何も書かれていませんが、間違いなく先日、大平氏がTwitterで公開した不用意な発言のせいでしょう。
今ららぽの噴水で小学高学年か中学生くらいの女の子が全裸で水浴びしてるの見かけたんだけどあれ大丈夫なのかな。
とりあえず写真撮っといたが、アップするのはやめておこう。
まだ水浴びやってるな。テラスで焼きそば食べなから見てるが、なかなか微妙なところだな発育具合とか。好きな人にはたまらん光景だろうね。
どうだお前らうらやましいだろう。
まじめにこつこつやってるとな、神様はこういうご褒美くれるんだ。サボって文句ばかり言うやつは思い知れ。
と、こういうツイートを連続でつぶやいで、世間の顰蹙を買ったのです。

彼に言わせると、ららぽーと(横浜?)のようなショッピングモールの噴水で、中学生の女子生徒が全裸で水浴びしているわけがない、わかるでしょ、とのこと。一見ギョッとするかもしれないが、よく読めば冗談、ネタだとわかるはず。わからないのはバカ、なのだそうです。

ところが、世間はその言い訳に納得せずに炎上。結果、定職を一つ、失ってしまいました。


どう考えてもアウト

私は彼の一連のツイートを初めて観たとき、
(随分悪趣味な発言だな)
と思いました。

大平氏がなぜ、これをセーフと判断したのか分かりません。読めば、多くの人、特に幼い女の子を子供に持つ親が不愉快に思う発言です。その上真実ならば犯罪となる行為です。嘘であっても「私は人を殺した」と、発言してはいけないようなものです。

そもそも冗談にしても、社会的立場のある人がつぶやいて良い内容でもないでしょう。

不思議なのは、こうした感覚を持ち合わせていない人が意外に多いこと。このブログの読者の方は、ほとんどがこうした感覚をお持ちでしょうが、著名人になぜか、こうした感覚を持っていない人が多いのです。

ネットリテラシー教育の必要性が叫ばれています。

ネットリテラシーの中で今回必要なのは、越えて良いラインを見抜く力、でしょうか。「ネットリテラシー」には、インターネットを利用して必要な情報を入手する能力や、発信する能力などを含むので、この、
「越えて良いラインを見抜く力」
すなわち、ネット上の共通認識を、仮に「ネットコモンセンス」と名づけてみます。


Twitterでは感覚が身につかない

ネットコモンセンスと日常の常識とは、少し異なります。発言者が匿名か実名化によっても異なりますし、発言者が有名人だとしたら、日頃のキャラクターによっても異なります。また、そのキャラクターが世間にどれほど認知されているかによっても、異なります。

ネット上である程度知名度があれば、多少逸脱した発言をしても、ネットで炎上することはありません。炎上しようとしても、それ以上に擁護者が現れて火消しに入ってくれるようになります。

こうした流動的なボーダーラインを見抜く力が、ネットコモンセンスです。身内以外の他人に、知られてはいけないことは何かを、知る能力です。

ところが、Twitterは、こうした感覚を養うのに適していません。Twitterは、身内とそれ以外との境目をぼかしているところが特徴です。普段の交流は、ほぼ身内のみ。しかし、その会話はたいてい他人の目にさらされているのに、それに気づかない仕組みになっています。だから、Twitterは炎上騒ぎが起きやすい構造になっています。

身内と他人とを区別しにくい環境では、他人に対するふるまい方という「常識」を身につけることはできませんよね。


社会性を身につけるには

勘違いを正すには、慣れ合いのSNSではなく、もっと殺伐としたサイトを巡回する習慣が必要です。たとえば、はてなや2ちゃんねる、ニコニコ動画や発言小町、まとめブログのような、批判者が大勢集まるサイトで、発言せよとはいいませんが、日頃から見て回るだけでもぜんぜん違います。

何が世間で嫌われ、嫌がられているのか。何が冗談で何が冗談にならないのか。普段からそういったネット上の動向を知っていれば、越えてはならないラインギリギリの情報を発信することができるようになるでしょう。

よく芸能人が、
「2ちゃんねるなんて見るな。批判ばかり書いてあってやる気を無くすから俺は見ない」
などと言いますが、こうした頑なな態度は害です。ネットの批判に日頃から触れていないので、下手に発言して、いつか炎上騒ぎを引き起こすもととなるからです。

そういえば、アリストテレスは、正義の感覚を養うためには政治に参加せよ、と人々に訴えました。正しい価値判断は、社会で揉まれ、批判を大勢の人から受けて、初めて養われる、ということです。ネットでも同じでしょう。


2014年8月2日土曜日

消費者主義は格差を広げてしまうのでは

アメリカの作家900人が"反アマゾン"を表明したという記事を読みました。

★ 作家900人が“反アマゾン”表明

記事によれば、アマゾンに対立している出版社に対し、アマゾンがあの手この手で妨害を仕掛けていることに対して、アメリカの人気作家達がニューヨーク・タイムズで"反アマゾン"の意見広告を出したそうです。

アメリカでもひそかに反アマゾンの機運が高まっているのでしょう。

実際のところ、アマゾンのやって来たことは作家にとって害となることばかり。整備された中古本市場は、ブックオフなどの大手中古書店以上に、新書の販売に悪影響を及ぼしました。

「印税率の高い電子書籍は作家にとってもプラスだ」
という主張は、
「電子書籍は安くでしか売れないし、そもそも売れない」
という事実の前で力を失いつつあります。

そんなわけで作家からも支持を失いつつあるアマゾンなのですが、今回の勝負、作家が勝てる見込みは薄いのではないかと思います。現代は消費者尊重の時代。生産者側の主張は無視されて、いずれアマゾンに軍配が上がるのではないでしょうか。

こうした時代の風潮はいかんともしがたいのですが、アマゾンの事業拡大と、それにともなう書く影響をみていますと、いずれ現れる「ディストピア」(暗黒郷)が想像できてしまいます。

企業の上層部だけが儲かり、残りの人々は低賃金でシステム保守、運送、物流管理などの作業に従事するアマゾン社。

アフィリエイト収入のパーセンテージも、アマゾンは年々下げ続けていますから、インターネットで設けていた人々も、いずれ立ち行かなくなるかもしれません。

出版社や作家はのきなみ収入が激減し、アマゾンの注文に応じたものを製作するだけ。

書店はつぶれ、心ある出版社もほとんどつぶれ、アマゾンではそうした出版社の書籍が絶版書として高値で取引されています。あるいはアマゾンが、印刷して消費者に届けます。

つまり、書店や取次といった仲介業が軒並み潰れ、出版社や作家といった生産者も力を落とし、消費者とアマゾンのみが生き残った世界です。

こうした動きは世界中で起きています。

消費者は生産者として収入を得る立場でもあるのです。彼らが収入の道が立たれてしまいますから、勝ち残った企業がいくら安くで商品を提供しても、生活は厳しいものとなるでしょうし、勝ち残って価格操作能力を得た企業は、消費者を生かさず殺さず、微妙な値付けで利益の最大化を図ることでしょう。

消費者を騙したマクドナルドのように、生産者側に偏りすぎてもいけませんが、かといって消費者側に偏りすぎても、社会にとって悪影響。中継ぎが省かれてもそこは誰も埋められず、少数の資本家と消費者がいるだけ。その間の格差は広がり、社会が不安定化するだけです。

アメリカの作家たちの抗議に、影響力があればいいのですが。



2014年7月30日水曜日

池田信夫の指摘が面白い 「空気」とは市場で定まる意思決定なのかも

日本軍の戦死者の半分が餓死だったというのは、有名な話かと思います。

その理由は兵站(へいたん=戦争において作戦を行う部隊の移動と支援を計画し、また、実施する活動を指す用語)活動の軽視だと常々指摘されてきました。

前線で戦う兵士こそが優れていて、後方支援をする兵士は2級品だと、太平洋戦争前は目されていたのですね。

その意識は、下記のような戯れ歌にも現れています。兵站担当を、輜重・輸卒(しちょうゆそつ)とも呼ぶのですが、
輜重輸卒が兵隊ならば
蝶々トンボも鳥のうち
焼いた魚が泳ぎだし
絵に描くダルマにゃ手足出て
電信柱に花が咲く
と嘲っていたのです。

これに比べると、アメリカ軍は伝統的に兵站を重んじます。結果として太平洋戦争においてアメリカ軍に日本軍が敗れてしまいました。

さて、経済学者である池田信夫氏は、こうした日本とアメリカの違いを、ボトムアップの判断によって解決策を見つけるか、トップダウンの計算で解決策を見つけるかの違いだと述べています。

★ 日本軍はなぜ半分も餓死したのか

ボトムアップによって解決策を模索する方法とは、市場で需要と供給が自然と決まっていくように、現場の判断を重視した方法。

それに対してトップダウンによって解決策を求める方法とは、オペレーションズ・リサーチ(OR=作戦研究)という、シミュレーションを繰り返して、最適解を求める手法方法である。市場が神の見えざる手で探り当てた数値と同じものを、コンピューターによって割り出す方法です。
要するに、現代の資本主義は戦争に近づいているのだ。そこで必要なのはコンセンサスではなく命令であり、合理的な(一貫した)目的関数を設定して独裁的に実行するスピードだ。これが戦争の好きなアメリカ人がグローバル資本主義で強い理由である。
とのこと。

なるほど、と思わせる面白い指摘ですが、私は別の部分に関心をいだきました。

日本人は計画主義的、アメリカ人は市場主義的だと、一般的に思われています。ところが経営の分野において、日本人の方が、集団の中の同意に基づいた意思決定を重んじている、という点です。たしかに。

「空気を重んじる」
のが日本人の特性だと言われています。この「空気」とは、それぞれの思惑があいぶつかるうちに、自然と熟成された意志のことですよね。計画的に定まったものではなく、お互いの牽制によって意思が定められていく様は、市場経済で価格が定まる過程そのもの。

価格が市場で決まるように、集団の方向性が自然に定まっていくのです。

そうしますと、「空気を読む」をかっこ良くいえば、「意思が市場決定される」こととと言えるのかも。こうしますと、「雰囲気」だとか「空気」だとかいったものに、よりポジティブな意味合いをもたせられそうな気がします。

2014年7月26日土曜日

優秀な社員が社内で7人の女性と

とあるツイートが、業界を震撼させているようです。


私、IT業界に疎いため、「EC会社」の意味を恥ずかしながら知らず、調べましたところ、ECとは「Electronic Commerce"(エレクトロニックコマース=電子商取引)」の略であり、Amazonや楽天、ヤフーなどを指しているようです。

ツイートをしている方は、元官僚として有名な方だとか。彼にこうも言わしめる若手社員とは、どんなことをしでかしたのか? ブックマークには下記のようなコメントが。
……あかんやろ。

昔、20代の性欲盛んな頃、愛人を何人も抱える男をうらやましいと思っていた時期が、実は私にもありました。
「英雄色を好む」
という言葉もあります。デキる男が何人もの美女と性愛関係を結ぶ。何がいけないのか? と。

でも、実際に愛人を何人も抱える優秀な人間に仕えてその実態に触れますと、吐き気しか覚えませんでした。浮気をする人間は、必ず嘘をつきます。女性に嘘をつくことを恥じない人間は、自分よりも下位だと考えた人間に、いくらでも嘘をついてはばからなくなります。

それ以来、この手の人間が大嫌いになりました。

そもそも「英雄色を好む」の出典は『孟子』にあります。「梁恵王章句下』に、
王曰、寡人有疾、寡人好色、對曰、昔者大王好色、愛厥妃、詩云、古公亶甫、來朝走馬、率西水滸、至于岐下、爰及姜女、聿來胥宇、當是詩也、内無怨女、外無曠夫、王如好色與百姓同之、於王何有。
とあります。訳してみましょう。
斉国の宣王(?~301BC)が孟子に尋ねた。
「私には悪癖があります。私は性欲が抑えられないのです」
孟子は答えた。
「はるか昔の偉大なる古公亶父(ここうたんぽ=人名)も大変性欲の強い人間でして、姜族の妻を常に愛してやみませんでした。『詩経』にもこう詠われています。

 古公亶甫は、異民族から逃れて馬を走らせた。
 西方を流れる川沿に進むうちに、岐山(現・西安市)の麓に至った。
 この地に姜族の女を連れて住み始めた。

(妻を愛し続けた)古公亶父が世の中を治めていたころ、婚期を逃して世の中を恨む女性も、社会人となったのに結婚できない男も、いませんでした。宣王がもしも性欲が強いのならば、民衆もまたそれを模範として同じようにふるまうでしょう。(世の中の模範となるのですから)あなたになんの問題があるでしょうか。
明治時代、漢学の教養のある人々が、「大王好色」をもじって、「英雄好色」という言葉をひねり出した模様ですが、歴史をひもといてみれば、周代などの古代中国の英雄は、妻を大切にする人が多かったというのが真実。

ましてや現代は、欧米のキリスト教文化圏が主導する世界。乱倫は決して許容されません。一人の女性を愛さずに大勢の女性と異性関係を結んで恥じない人間は、信用されません。嘘をつくのが習慣となった人間を、どうして信用できるでしょうか。

ところが、今の日本ではこの手の乱倫な人間を未だに褒め称える人々が多くて困ります。

そういえば、以前楽天の副社長がスキャンダルで辞任した、という事件がありました。

★ 楽天副会長、突然の辞任 同時に不倫&女性暴行報道
 楽天は、4月22日付けで國重惇史副会長が「一身上の都合により」辞任したと発表した。
(中略)
 その理由とおぼしきスキャンダルを、(2014年)4月24日発売の「週刊新潮」(5月1日号/新潮社)が報じている。そのスキャンダルとは、都内在住の専業主婦と國重氏がダブル不倫をしていたというもの。
(中略)
 また、昨年11月には、國重氏はこの女性に対して暴力沙汰を起こしたため女性は連絡を絶つも、頭を丸めた國重氏の謝罪により2人は復縁。その後、女性は妊娠するが、國重氏が別の女性と浮気していたことが発覚。結果、流産してしまったという。
不倫役員を抱えていた楽天然り、冒頭で挙げられている人物の勤める某EC社然り。こうした乱倫役員を生み出す土壌は、責められるべきです。大企業の役員たるもの、社会の模範となるべく、社内の雰囲気を引き締めていただきたいところです。

さらに言えば、不倫の多い会社には、あるパターンがあります。

・上意下達の組織。
・アイデアを形にするよりも、先行企業のマネをした円滑な業務運営が求められる。
・営業マンが技術者よりも幅を利かせている。
・威勢のいいイケメンが役員に多い。
・残業の多い激務のため、社外交友が難しい。

文化系ではなく体育会系であるから、ストレスの宝庫。Googleのような会社ではなく、半沢直樹の舞台となった銀行や証券会社の雰囲気なのでしょう。

こうした会社で働く社員が親である家庭の多くは壊れていることが多く、家庭で得られない愛に飢えた人々は、社内で不倫相手を調達するのです。銀行でどれほど不倫が横行しているか、話を聞くとゾッとします。

某EC社や楽天に、こういった特徴が当てはまらないことを祈るばかりです。

ところで、切り込み隊長の山本一郎氏が、下記のような意味不明のツイートをしています。
東北楽天ゴールデンイーグルスの北川倫太郎外野手が、いったいこの件とどういう関係があるというのでしょう? 謎は深まるばかりです。

2014年7月24日木曜日

電子書籍を出版するのに便利なサイト

ご存知の人はあまり多くないと思うけれども、私は昨年Amazonから、電子書籍を出版した。

あれからすでに半年以上。月日が経つのは早い。早く次回作を書かねばならぬ。

昨日、急にそう思い立ち、電子書籍を作るにあたって前回参考にしたサイトを再び見なおしている。ある程度ブックマークしておいたけれども、段々ブックマークしている他のサイトが多くなってきた。このブログにリンク集としてまとめておこうと思う。

本日のこの記事は、今後電子書籍を出版しようと思っている人にとって参考になるだろう。




まずは、私の尊敬する底辺氏のブログより。

★ 電子書籍―無限の地平はみな底辺
上記の記事は、読み物として単純に面白い。電子書籍とはなんぞや? とか、電子書籍を出版する意義について、述べている。ぜひ、お読みいただきたい。

ちなみに、冒頭に掲げた図は、私が底辺氏に、
「上記のような帯をつけて、電子書籍を販売させて欲しい」
と依頼した際に私が作ってみたサンプル画像。

もちろん、謝礼をお支払いすることを条件に底辺氏に依頼をしたのだが、底辺氏からは謝絶とその理由を書いた大変丁寧なメールを頂戴したため、企画は没になった。

どのような理由だったのかは、内緒。情にあふれたメールだった。




★ Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ
電子書籍の出版を視野に入れている人は、この記事を読めばいい。電子書籍出版において、必要な知識がほとんど網羅されているからだ。
  • 大まかな作業の流れはどんななの?
  • 適切な文章量や価格は?
  • 縦書きで書く時の注意点
  • 表紙画像を作るときの注意点
  • 便利すぎて神! でんでんコンバーター
  • Kindleプレビューツールで実際の見た目を確認
  • iPhoneやKindle Paperwhite実機で確認するときの注意点
  • 米国での源泉徴収税の免除手続き時の注意点
  • Kindleへのデータ登録時の注意点
  • ブログの電子書籍化は漏れなく審査に引っかかる
  • 公開案内メールのURLが違う
  • 公開された後での注意点
これを読めば、すぐにでも電子書籍が出版できると言っても過言ではない。




★ KDPの売上にかかる米国所得税を回避するための具体的手順
電子書籍をいざ出版するときになって、米国納税者番号を取得していなくて慌てる人は絶対に多いはずだ。

アマゾンで出版するということは、アメリカで電子書籍を出版するということ。アメリカの所得税も、課税される。

どういうことか?

上記の「Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ」でも注意されている通り、なにもしないままだと、アメリカと日本で重複課税されるのだ。

それを避けるための方法を述べるものの中では、上の記事が一番私にってはわかりやすかった。

電子書籍を出版するかどうか迷っているみなさん、書き始める前に、下記の記事などを参考にして、まず米国納税者番号を取得するべし。取得には時間がかかる。いざ出版しようとして出鼻がくじかれる。それを避けねばならない。
★ EIN(米国納税者番号)を取得する手順について




もしかすると、今ではシステムが変わっているかもしれない。とりあえず、Amazonにいろいろな登録をする際に、当時、上記の記事が大変役に立ったので、記録。




本は宣伝しないと売れない。宣伝するための方法がここにある。

私はここまでやらなかったけれども、底辺氏のブログなどを参考に、いろいろと策を弄した結果、下記の通り、Kindle本のいくつかの分野で売上一位になった。




★ キンドル・ダイレクト・パブリッシング体験記録
私と同じ頃、ちきりんも電子書籍を作っていたので、嬉しかったのでブックマーク。



2014年7月23日水曜日

ウクライナがロシアと対立を深める理由 まとめ

マレーシア航空を撃墜したのは、ウクライナ政府と抗争を続けている親露派によるものである可能性が濃厚だという。

亡くなった方々のご冥福を祈るばかりだ。そして、攻撃した側には軽侮の念を抱かざるをえない。バカなことをしたものだ。噂どおりだとしたら、ウクライナ内の親露派、それを応援するロシアに対する世界の目は、厳しくなるばかりだからだ。

それにしても、なぜウクライナとロシアは抗争を繰り広げるのか。両国の間の歴史、報道などを参考に、簡単にまとめてみた。


1.歴史的な対立
ウクライナ・ベラルーシ・ロシアの三国は、共通の民族と祖国を持つ。西暦882年に建国された東スラブ民族の国である、キエフ大公国である。

キエフ大公国の首都はその名の通り、キエフであり、現在のウクライナの首都。つまり、本来ならばウクライナが三国の盟主となるはずであったが、相次ぐ内戦やモンゴルの侵略によってキエフが荒廃したため、モスクワを首都とするロシアが台頭したまま現在に至る。

ウクライナ人は東スラブ民族の中心は自分たちだという自負を持ち、ロシア人は自分たちこそが東スラブ民族のリーダーだという意識がある。両者ともにプライドの競い合いがあった。

2.ウクライナへの虐待

ウクライナは穀倉地帯であり、豊かな土地である。逆に、ロシアはより内陸部にあり、環境としては過酷であった。

過酷な地域で勃興した帝国は強大となる。弱くてプライドの高い国は、強く貧しい帝国にとってみれば目障りだ。

ロシアの歴代政権は、ウクライナに対して、ロシア化を推進したり分割統治したりと、常に過酷な態度で臨んできた。また、近年ではソ連がウクライナのチェルノブイリに建設した原子力発電所が爆発し、ウクライナの人々に大きな被害を与えている。

3.ウクライナ国内のロシア民族

中国はチベット民族が多く暮らすチベット自治区に、大量の漢民族を送り込んで、チベット人の影響力を減らそうとしている。この種の民族浄化は、旧共産主義国ではよく行われてきた手法である。

ロシアはウクライナにロシア民族を大量に送り込んで、ウクライナの国論に影響を与えようとした。現在、ウクライナの中でロシア民族が占める率は2割にもなる。

4.ロシアと欧米の綱引き

国家間では常に摩擦が生じる。うまくいっているように見える日米間でも、懸案が生まれ続けているではないか。いわんや価値観が異なる国家間においてをや。

欧米は契約社会であるが、ロシアはときどき、圧倒的な力を背景に契約を一方的に破棄することがある。その上、欧米に公然と刃向かう勢力(イスラム過激派や犯罪組織、イランやキューバなど)に資金や武器を提供するなどして、欧米を頂点とした世界秩序の邪魔をしている。

欧米がロシアをいかに批判しても、ロシア側はライバルの力を削ぐのは当然として、意に介さない。そこで欧米は、ロシアの勢力圏を少しずつ奪うという地道な努力を続けている。その対立の場が、現在はウクライナというわけだ。

5.ユダヤ民族の恨み

ユダヤ人は、ロシアでは今もなお、差別される側である。アンチキリストとして迫害され続けたユダヤ民族は、欧米では近代化の波にうまく乗って、大勢が資本家として成功して、独自の地位を築き上げた。

しかし、ロシアやウクライナに大勢住んでいるユダヤ人は、社会主義の時代が長かったため、経済的に成功できなかった。今もなお迫害を受けている。これがユダヤ人にとってみれば許せない。

そこで、ユダヤの資本家、特にジョージ・ソロスを中心とした人々が、築き上げた財力でロシアの勢力圏の縮小を企てている。

「これからの社会は、企業が国家以上の力を持つ」
ということが、下記の書籍に記されている。

ジョージ・ソロスを中心としたユダヤ人グループは、巨大資本ならば超大国をすら凌駕しうる、ということを証明しようとしている。


こんなところか。



2014年7月6日日曜日

エルドアンがなぜ人気があるのか

最近トルコ料理である「ケバブ」が人気のようで、あちこちでみかけるようになりました。

マクドナルドでハンバーガーを食べるのと同じ感覚で、手軽に野菜と肉を摂取できます。それにマクドナルドより、美味いです。ハンバーガーよりケバブがいいと考える人も、増えているようです。

たまたま職場の近くにできたケバブ屋さんで、最近ケバブを買うことが多くなり、店主と話すようになりました。

トルコが本場のケバブを売っていながら、実は店主はアラブ人、という場合もあるようですが、近所のケバブ屋の店主はトルコ人だということでして、最近ですとワールドカップの話題などで盛り上がったのですが、政治についてふと、尋ねたことがあります。

「いま、トルコは大変でしょう。エルドアンという独裁的な大統領が、デモを行う人々に強権を発動して、圧力を加えているそうじゃありませんか」

日本のメディアで報道されているとおりの印象を語ったところ、店主はムッとした表情で、
「それは違うよ」
と答えました。

「違うんですか」
「違いますよ」
この店主は普段は穏やかで、とても丁寧な日本語を使います。

「エルドアンが現れるまで、トルコ経済はどん底でした。政治家は汚職を繰り返し、まともな政治が行われていなかったのです。でも、エルドアンの一派は違います」
「どのように?」
「彼らは汚職をしないのです。だから、政治がうまく回るようになり、経済も発展しています。今トルコに残っている親戚も、トルコは前に比べるととても豊かになったと喜んでいます。それに反対する人たちは、ちょっとおかしな人達ばかりです」

「へえ~」
私は日本で、首相官邸の周りを固めている人々のことを思い浮かべました。彼らを欧米のメディアは持ち上げ、日本政府を強権的と批判しているようですが、多数の日本人から支持されているのは、デモ隊側よりも政府側であるのと、同じ構図、なのかも。

エルドアンという人物は、世俗主義を標榜するトルコにあって、イスラム的価値観を信奉するイスラム穏健派に属しています。しかし、長期政権の果てに、反対派を投獄したりTwitterなどを禁止しようとしたり、といった手法はここ数年、とても嫌われ、欧米では批判の的となっています。それに、汚職が発覚したにも関わらず、それをもみ消そうとするなど、清廉潔白でならしたエルドアン一派にもほころびが出ているようです。

それでも、それまでの政権に比べたらましだということでしょう。トルコ人のナマの感情を知ることができて、得難い体験でした。

2014年6月19日木曜日

ゴミを拾うと清掃員の仕事を奪うのか?

ブラジルで行われているワールドカップの日本対コートジボワール戦が終わった後、日本のファンがゴミ拾いをしている写真が世界に出回っています。

もちろん、日本人ファンのマナーを賞賛する声が多いのですが、中にはそれを腐すコメントもありました。まあ、批判する人は必ずいるものですが、今回、批判に同調する日本人のコメントがたくさんあがっていて驚きました。

主な批判の一つが、「ゴミ拾いは清掃員の仕事を奪う」というもの。
それに対して、
「たしかにそうだ」
「こんな考え方もあるんだね」
「考えさせられる」
などというコメントがいくつも並んでいるのです。

ゴミを片付けない日本人で溢れた未来。想像したくないものです。駅のプラットフォームなどに誰もがゴミをポイ捨てするようになるでしょうし、道路はゴミで散乱するようになるでしょう。それは勘弁してほしい。

どれほど教育をしても、易きに流れるのが人間の常というもの。多くの人がゴミをゴミ箱に捨てようとしても、心ない人々が必ずルールを破り、ポイ捨てするために、清掃員の方々はいます。さて、果たして、私たちがポイ捨てをしなくなると、彼らの仕事は奪われるのでしょうか?

むしろ逆でしょう。私たちが私たちに出来る範囲で、身近なところを掃除すれば、掃除員の人々は、他の場所を掃除する余裕が出来るだけ。大部分が汚れていないから、細かなところまで掃除できるというもの。

掃除員がいらないほどきれいな場所では、人々のサービスに対する要求レベルは高くなります。その要求に応えるために、別の作業のたもの人手が雇われるでしょう。ゴミのない場所では、人々が掃除以外の仕事に従事できるようになるでしょう。民度が高いために清掃にコストをかけなくてもいい社会の方がシステムとしては優れていますし、そのような社会の方が失業率は低くなるはず。現にゴミで汚れた国よりも、コミが路上に少ない国の方が、失業率は低いのです。

そもそもゴミを捨てて社会のコストを上げる行為は、むしろ社会の発展を蝕みます。税金を減らせという前に、ゴミを捨てるのを辞めろと言いたいですね。

加えて、どんな場所であろうとも、普遍的な倫理があります。ゴミを片付けることが悪徳なのは、宗教的な差別観が蔓延したインドくらいのもの。自分が出したゴミを片付けるのは世界のほとんどの場所での善行です。

ましてや日本人は、禅の影響により、様々な日常生活を人任せにせずに己が行うことが大切だ、という価値観をもっています。キリスト教でも自給自足を目指した修道院や克己を基本とするプロテスタントなどでは、自分の出したゴミを自分で掃除することを美徳としています。

清掃員を雇ってゴミを片付けさせるのは必要悪であり、私たち一人一人は、ゴミを捨てないようにするのがマナー。マナーを守ることは賞賛されこそすれ、「マナーを破る人が増えれば他の人の仕事が増えるのに」という誹謗の対象となるものではありませんよ。