2014年11月10日月曜日

ある人々は嘘を平気で吐くことができる

人間、自分を基準にして考えますから、自分が
「嘘をつこうとしても表情に出てしまう。また、短期間ならば演技ができても、何年も嘘を貫き通すことは出来ない」
から、他人もそうだと考えます。

でも、ここ一年の間に次々に、
「嘘を平気でつく人たち」
の映像を目の当たりにして、それは違うということを学ばれた人も多いのではないでしょうか。

今年一番の話題かもしれない、理研の小保方さんが巻き起こした一連の騒動。彼女がSTAP細胞を発見していないことはもはや誰もが分かっていますけれども、小保方さんの堂々とした反論記者会見を観て、
「彼女は嘘をついていない」
と、一時期日本国民の3割は信じたのではないでしょうか。

あるいはパソコン遠隔操作事件の片山被告。彼も堂々と冤罪被害者をカメラの前で演じ切りました。あのあと下手な小細工さえしなければ、バレなかった事件でしょう。

最近ですと競泳の富田選手。彼の言い訳を聞けば聞くほど、信じられないものばかり。知らない男性にカバンに何かを入れられて、そのまま部屋に戻り、中を確かめずに翌日までそのまま放置するなんてあり得ないことです。

そのうえ、韓国側が盗難映像を公開しようとする動きに対して、
「公開しないで欲しい」
と発言するなど、何をか言わんや、です。

ところが彼の堂々とした記者会見を観たからでしょうか、ナイナイの岡村など一部の人間が、
「彼は盗難をやっていない」
などと騒ぎ始めています。なんなんでしょうね。

……ということを改めて考えたのは、柔道選手の元金メダリストの内柴が、自分は無実だという主張を獄中から発表しているというニュースを読んだから。

★ 内柴正人 「懲役5年」の獄中手記をタブー公開

同意があったかどうか、ということよりも、同意があろうとなかろうと妻を裏切って10代の教え子と関係を持った事自体を反省するべきなのに、そのことを悔やむ言葉がほとんど聞こえてこないのは本当に不思議です。

裁判で犯罪が認定されても、自分は正しいと堂々と主張できる人間がいます。自分を基準として考える正直な人は、彼らを今ひとつ理解できないのですが、それが現実なのです。この不愉快な現実に向き合わなくてはなりません。

「その人の目を見ればわかる」
とか、非科学的なことを言うのはやめて、
「人間見た目じゃわからない」
と、そろそろあきらめてしまうべきです。

じっくりと話を聞いて、証拠を集め、冷静に判断するクセをつけていくこと。人間を直感で信じるクセは、彼ら平気で嘘をつく人間に利用されてしまいます。


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