2014年9月28日日曜日

20代の女性に社会が求めるものが多過ぎだ

私よりも年長、45歳の同僚の女性は、39歳で子供を産んだ。高齢出産である。私を含む周囲の同僚たちは、彼女から子育てがどれほど楽しいか、よく聞かされていた。

ところが私とその女性が、たまたま職場で2人きりとなったときに、真顔で諭された。
「子供は早く作った方がいいよ。楽しいと周りには話しているけれど、本当は身体がきつくてたまらないの。元気な子供についていくのが必死。こんなに大変だとは思わなかった」

彼女の言葉は、本音だったのだろう。人間は確実に老いる。子育てが楽しい、幸せだと、高齢出産を成し遂げた女性は声高にアピールするけれども、彼女たちは内心、元気な子供の世話に追われることで悲鳴を上げているのかもしれない。

出産にもある年齢を超えると危険をともなうことはよく知られている。子供を産むのには、適した年齢があるということだ。20代から30代前半の、15年ほどの期間。その間に子供を産むのが、身体に負担をかけない。

だから、社会が少子化対策のため、女性に子供を産んでほしいとお願いするならば、その年齢の女性が結婚し、子育てができる環境や雰囲気を作ることが必要だ。ところが社会は、女性たちに子供を産んで欲しいとお願いしながら、逆のことを平気で要求する。

よく語られる「経験を20代で詰め」

「20代で頭を鍛え損なった人がすべきこと」に取り組む50代のある半日」という日経BP社のオンライン情報サイト・ITproの記事では、50代の記者が、20代で能力を鍛え損なったことを後悔しつつ、日々経験に勤しむ様子をつづっている。
 20代の経験がその後の仕事振りを決める、すなわち仕事ができる頭は20代でつくられる、という話は昔からしばしば聞いた。この件は何回か書いたが大事だからまた書く。
 何かを成し遂げた人に「どうしてできたのか」と問うと若い頃の経験を必ず持ち出された。例えば、製品の企画、設計、生産、営業、客先への搬入、障害対策、保守を全部やらされて苦労したが、物事を判断する軸が頭の中に複数でき、その後の仕事にとても役立った、といった話である。
「20代で勉強・経験を積むことがいかに大切か」
という主張を、私のブログの読者も、どこかで読んだことがあるはずだ。いや、これはほぼ、常識のように語られている。

そして、少子高齢化社会の日本では、女性の社会進出に大きな期待が掛かっている。女性もまた、20代でキャリアを積み、専門知識を蓄えることを期待されている。

だが、20代は同時に、女性にとっては出産や子育てに適した年代だ。

一方では、女性もキャリアを積め、仕事をするべきだと言われ、もう一方では出産、子育てにはげめと言われる。別々のところで語られる矛盾した主張は、語る人間は異なるが、同じ人間へつきつけられている。女性にとってはあまりに酷ではないか。

矛盾した欲求で人は壊れる

無論、上記のITproの記者が、女性に酷な要求をするつもりで記事を書いたわけではない。だが、私たちは、同じ系列の日経新聞やその購買層が、矛盾した欲求を突きつけているのを知っている。

自動車のブレーキとアクセルと同時に踏めば、クラッチが焼けてしまう。幼少時に「私の言うことを聞きなさい」と言われながら、「自分の頭で考えて行動しなさい」と矛盾した2つの要求をされた子供は、両者に引き裂かれて精神を病むという。アンビヴァレントな要求をされることほど、ストレスのたまることはない。

無論、20代でキャリアを積むべき、という考え方は間違ってはいまい。だが、それを主張するときに、何らかのためらいを、私たちはそろそろ覚えるべきだ。

今のアメリカでは、化粧品会社が「白い肌は美しい」というキャッチコピーを使うことはほぼ不可能だという。有色人種への配慮がないからだ。窮屈なことだが、白人以外の人種に対して配慮をしていこう、有色人種の力を経済に取り組んでいこう、というアメリカ社会の意思を表している。

同じように、女性に子供を産んで欲しいと思い、同時に女性に企業の中でキャリアを積んで欲しいと日本人の私たちが思うのならば、キャリアはいつからでも積める、という考え方をもっとおしすすめていかなくてはならないと思う。

社会全体で、20代のキャリアに過剰な期待をすることをあきらめていくことで、女性へのストレスもまた、減るのではないかと思うのだ。

2014年9月26日金曜日

杉村太蔵は株式投資の新たなスターとなるか

元衆議院議員の杉村太蔵氏が、株式投資で資産1億円を作ったというニュースが話題になっています。

★ 杉村太蔵センセー、華麗なる転身!「バカでも資産1億円」

「議員辞めればただの人」
となる人が多い中で、落選後も「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターとして活躍している杉村氏を、
「しぶといな」
と呆れつつ感心していましたが、まさかその間に株式投資で1億円の資産形成に成功していたとは……。
株式投資で多額の利益を上げ、商社を立ち上げて4年間で約1億円の資産を築いた。昨年は1000万円の英高級車ジャガーを購入したという“投資家&実業家”タイゾーに話を聞いた。
「国民の99%はボクをバカだと思っているかもしれませんが、その私が資産1億円となると…、それはみなさんの勇気になると思いますよ」
自身のキャラをわきまえつつ、さらなる高みへ向かおうとする杉村氏に感嘆しつつも、眉に思わず唾しました。

(話ができすぎているんじゃないか)
とどうしても疑ってしまうのです。私の心は汚れているのでしょうか。


広告の技術は進化している

少し話は飛びます。

20年ほど前になるでしょうか。白鳳大学教授の福岡政行氏の講演を聞きに行ったことがありました。
「ちょっとだけ、ウラ話!福岡政行氏」より
某有名宗教団体の実名を挙げつつ、その団体は博報堂に莫大な広告宣伝費を支払い、博報堂は某団体のイメージアップを全面的に支援している、といった内情を、講演で話していました(業界の裏話を聞けるのが、講演の醍醐味です)。

広告代理店では、単なる出版物への広告宣伝を扱うのにとどまらず、教祖の言動、ファッションなど、様々な点の改善策を提案しているのだそうです。

(宗教団体も宣伝する時代なのか)
と驚きましたが、それも今から20年前の話です。今では広告代理店は、もっと多岐にわたる広告宣伝に携わっていることでしょう。

電通や博報堂のような巨大広告代理店ともなると、テレビCMで商品名や企業名を連呼する単純な広告作成だけではなく、業界全体のイメージアップを手がけることで、一企業にとどまらない収益アップにつなげていることなどを、ご存じの方も多いでしょう。

このような試みはすべてうまくいくとは限らず、当たり外れが多いものだそうです。とはいえ数十年も試行錯誤を続けていると、手堅い広告手法も分かってきます。いろいろな手法のうち、確実なのが「スター」を作って、大勢の人にアピールする、という方法だと、私は別の方の講演で聞いたことがあります。誰だったか忘れましたが。


株式投資のスターたち

たとえば2005年、ジェイコム株大量誤発注事件で注目を浴びたB・N・Fこと小手川隆氏。彼は大学中退のニートという立場ながら、株式投資で100万円を210億円にまで増やしました。

あるいは主婦でありながらFXで8億円の資産を築き上げた池辺雪子氏。日本の専業主婦を中心とする個人投資家が、2000年代から国際為替相場に大きな影響力をもたらすようになりました。欧米では畏怖を込めて、彼女たちを「ミセス・ワタナベ」と名づけましたが、その名前の由来となったのが池辺氏だそうです。

2000年中盤、マスコミやネットでたびたび話題となった彼らに憧れて大勢の人が投資を始めました。それは自然発生的なものだったのか? それとも誰かが絵図を描いたのか?

当時、バブルの余波がまだ残っていたので、主婦やニートといった人々は暇と小金がありました。今よりも余裕のあった時代。個人のものとしては些少でも、彼らの人数は多く、集まれば巨額の資金となります。それまで見向きもされなかった層の資金を投資市場へ呼びこむことに、上記のスターたちが大きく寄与しました。

FXやネット株取引は今でこそ当たり前ですが、始まった頃はまだ信用がなく、参加者も少なかったのです。その状況を変えたのは、小手川氏を始めとする大成功者のお陰です。無論、彼らの成功は実力や才能によるものでしょうが、それを後押しした大勢の人々、利用しようとした人々が背後にいたはずです。2ちゃんねる発の自然発生的なムーブメントだと意識している人が多いと思いますが、今では2ちゃんねるの相当初期から、2ちゃんねるの運営陣が印象操作のために書き込みを操作していたことが明らかになっています。


今度狙われる財布とは

当時、マザーズやナスダック(現・ジャスダック)が開設されたばかりで、これまでの株式投資の客層とは異なる層にアピールして新規投資を呼びこむ必要がありました。ニートや主婦といった人々がその頃大勢参入しましたが、今でも儲かっている人はどれほどいるのでしょう?

一部は儲けましたが、大多数の人々は有り金をそっくりと巻き上げられて、青息吐息といったところでしょう。

さて、2014年。

オリンピックも数年後には控えています。安倍首相は、株式市場の活性化を目論んでいます。たくさんの投資を呼び込まなくてはなりません。

では、日本政府や証券会社が次に狙う、新たに株式投資に挑戦してくれる人々とは、どのような人々なのでしょうか。

すぐに思いつくのは退職したばかりの団塊世代です。しかし、彼らは年齢が高く、概して保守的で、したたかです。バブル崩壊の記憶が根強く残っています。広告に踊らされ、熱狂の起爆剤となる可能性は少ないでしょう。彼らにアピールしても、あまり期待できそうにもありません。

では、どのような人々なのか? やはり経験や知識の少ない若い層でしょう。

もしも、杉村太蔵氏が、株式投資の新たなスタートして大手広告代理店の目に止まったのだとしたら。彼が体現する人物像こそ、投資をして欲しい対象なのかもしれません。

たとえば。

1970年代生まれの、団塊ジュニアや真性団塊ジュニアと呼ばれる世代、いや、氷河期世代と呼ばれる1970年から1982年生まれの世代。この層は、就職で困難に遭遇したものの、近年になってようやく落ち着き、結婚もぼつぼつとし始め、生活に余裕が出てきています。

彼らの余剰資金を狙うため、彼らにアピールするための「スター」として、杉村氏はとても適切なように思います。

「あいつに出来るのならば、私にだってできる」
……そう勘違いする人は多いはず。

今回の杉村太蔵氏に関連するニュース。一個人の本出版を報じるものにしては、扱いが大きく、いろいろな媒体で取り上げられているのが気にかかります。何らかの意図が背後にあるとしたら、それに騙されないようにしないといけません。


2014年9月24日水曜日

10月の散歩 東京から40分の「大山千枚田」の夜祭が面白そう

東京は、昨日は秋晴れが広がりまして、まさに行楽日和でした。

気が浮き立ちまして、少し離れた場所まで足を伸ばすことにしました。緑地帯を散歩したり、偶然見つけたおしゃれな喫茶店に立ち寄ったりと、楽しい時を過ごしました。

ただ、せっかくの行楽シーズン。時間があれば、都会の喧騒をもっと離れた場所まで足を運び、自然を満喫したいもの。とはいえあまりに遠くても、移動だけで時間を取られてしまいます。そこで、近場の自然で、日常とかけ離れた場所はどこかないだろうか、と思って調べたところ、「大山千枚田」という場所を千葉に見つけました。

東京から一番近いところにある棚田として有名な場所だそうです。

それにしても美しいですね。
「青空と風景と花たまに料理」より

この地へのアクセスは、下記サイトをご参考にしてください。

★ かもがわナビ アクセス

電車ならば、東京駅から外房線特急「わかしお」で終点・安房鴨川駅まで2時間15分。

高速バスならば、浜松町駅から安房鴨川駅まで2時間20分。

どちらも片道2,450円です。

ただ、棚田に着くまではもう少し時間が必要。

安房鴨川駅(東口)から平塚本郷行き、または金束(こづか)行きの市内バスで揺られること30分。釜沼バス停で下車します。運賃は片道540円です。バス停近くには案内板があるので参考に、約20分歩くと棚田に到着します。

待ち時間も含めますと、片道4時間弱といったところでしょうか。休日のいい運動になるでしょう。

でも、ちょっと遠いかも。書いていて、ややウンザリしてきましたよ(>人<;)

どうせ行くのならば、「棚田の夜祭り」に合わせて行く方が良いのかも。
上記のHPの写真は、昨年のものです。今年は10月17日から来年の1月5日にかけて開催されます。10/17~19にはオープニングイベントもあるそうです。

10,000個のLEDと、3000個のキャンドルが点灯されるようです。この光景は圧巻ですね。

この間は棚田近辺への車の乗り入れが禁止されるため、クルマで来られた方も、安房鴨川駅の近くにある駐車場にクルマを停めなければなりません。そこから鴨川市総合運動施設までシャトルバスが無料で運行されます。

もしも鴨川の民宿に泊まるならば、それを条件に東京から片道千円のシャトルバスを利用することも可能です。

★ 房総鴨川行き お得な1,000円バス

安いところは一泊5千円からあるようです。うまく選べば、合計で1万5千円以下で楽しむことも可能でしょう。


関東にお住いの方々は、秋晴れが続くこの季節、足を伸ばしてみては如何でしょうか?

2014年9月22日月曜日

お見合いパーティー必勝法 下

私 「明日、どこか美味しいお店で食事でもしませんか?」
女 「明日も別のお見合いパーティー、行かなくちゃならないんですよ~」
私 「参加申込み、断ればいいんじゃないですか」
女 「でも、友達に頼まれてててぇ」
私 「友達と一緒に行くんですか?」
女 「いえ、友達はお見合いパーティーの主催者なんです」
このようにお見合いパーティーで出会った女性から聞いた私は、一気に鼻白んだ。

サクラ(偽客)とまでは言わないけれども、頼まれて参加しているだけなら、熱意はなかろう。こうしてカップルになっても、つきあうつもりはないだろう。今回のパーティーだけではなく、他のお見合いパーティーでも、主催者側が美人の女性を客寄せに仕込むことは多いに違いない、と空想しながら、素知らぬ顔でその女性と会話を続け、カクテルをもっと飲みたい言う女性をうながして立ち上がり、そそくさとバーを後にした。

彼女には2回ほどメールを送ってみたが返事がなく、関係も立ち消えとなった。

さて、こうした経験から、私は一番人気の女性に対して、先入観に基づいたある種の嫌悪感を持つようになった。主催者側の仕込み客だと疑い、どれほど美人だろうと、あきらめて、気持ちを切り替えられるようになったのだ。

そこから私は、以下の様な作戦を組み立てて実行することにした。

一番人気の女性は最初から完全無視して、2番手、3番手の女性にアタックする。会場に入ってすぐに、一番人気「以外」の女性に狙いをつけ、前半の自己紹介時に印象が良かったら、
「あなたが素敵だと思うから、あなたとカップルになりたい」
と最初から宣言してしまう。

ただし、前半終了後の休み時間にその女性に複数の男性が群がったならば、すぐに目標を変更して、別の女性へ、
「あなたとカップルになりたい」
と出来る限り早めに宣言する。

(最初に宣言した女性には結果的に嘘を言ったことになるけれども、複数の男性からアタックされているので、彼女を傷つけることはないから、罪のない嘘だろう)

あとは意思を曲げず、その女性にだけ熱心に話しかける。都合上、他の女性と話さなければならないとしても、できるだけ素っ気なく、ときどき目当ての女性だけに視線を向ける。案外女性は周りを観察していて、私が他の女性と熱心に話し込んでいたりしたら、すぐに、
「この人、誰にでも色目を使っているんじゃないの?」
と勘違いされる(はっきりとそう言われたこともある)ので注意が必要だ。

女性は、他の女性には目もくれずに最初から自分だけに強くアタックしてくる男性には好意を抱いてくれるようで、次第に、後半の歓談タイムでは、他の男性を無視して私とだけ話すようになる。他の男性はあきらめて去っていく。

★ 独身社会人のためのカップリングパーティー 「エクシオ」
★ エヴァのふれあいパーティー 
★ 無料 婚活 「ハッピーブライド」

つまり、後半に勝負をかける他の男性陣に対して、私の場合は前半で勝負をつけてしまうのだ。先行逃げ切り型だ。

なぜこの方法が有効なのか? それは、参加者に共通する「プライド」と「コンプレックス」を取りのぞくことが出来るからだろう。

お見合いパーティーに参加して異性とカップルになろうとする男女は、プライドが高く、なんらかのコンプレックスを抱えている人が多い、というのが私の分析だ。

学生時代や社会人になりたての頃なら、いくらでも出会いはあったはずだ。ところが、モテなかったり、合コンに参加する勇気が無かったり、好きだった相手とうまくいかなくて別れたり、ふられたりしたから今、パートナーがいない場合が多い。そのため、自分に自信が無かったり、承認欲求に飢えていたり、といったコンプレックスを抱えている女性が大変、多いのだ。

そもそも、こんなところでお相手を探さなくても、社会人サークルにでも参加して、その中で出会った相手に猛烈にアタックすればいい。普段つきあいのある異性に自然に好意を抱くのが自然な出会いの形だと思う。見ず知らずの異性にアタックする、お見合いパーティーという形式は不自然だ。

ところがそれをしないのは、プライドの高さのせいだ。頻繁に出会う異性にアタックして、ふられたあとに、その異性と前と変わらずに接する自信がないのだ。だから、日常とは異なる場所で相手を見つけようとする人が、お見合いパーティーには集まる。

私ももちろん、その1人。それは嫌なことではない。そのプライドは私にとってモチベーションの素となるので大切だと思っているし、コンプレックスも自分の個性の一部だから愛している。

男女の出会いには邪魔、というだけで……。

閑話休題。

お見合いパーティーで前半から猛アタックをすれば、最初から選ばれたという事実により、承認欲求が満たされ、コンプレックスが解消される。

それに、一番人気の女性がいるにも関わらず、それには目もくれずに自分一人を真っ先に選んでくれたということで、プライドも満たされる。
女 「ええ~。気が早くないですか? あそこに、私よりももっと可愛い女性がいるでしょ」
私 「あんなのどうでもいいんですよ。性格の悪さがにじみ出ている」
そんなジョークを言えば、女性は、
「そんなことないでしょ~」
とケラケラ笑いながら、まんざらでもない顔をするのだ。

それに、だ。

よく考えたら、結婚相手に求めるのは容姿ではない。ある程度、平均以上の容姿があれば、残りは性格だ。誰もがまず容姿で相手を判断するお見合いパーティーで、敢えて容姿を二の次にすれば、中身を観察することに全力を注ぐことができる。話した印象で、
(この女性とは、いても楽しくないな)と感じれば、すぐに別の女性へ気持ちを切り替えることもできた。

この方法で、私はお見合いパーティーに参加した後半の期間、必ずマッチング出来るようになった。15、6人とカップルになっただろうか。

慣れてくると、余裕が出来る。経験も積める。やがて、それまで無理だと思っていた女性ともマッチング出来るようになった。ときに元CA、財務省に勤める女性、大手企業の受付嬢、看護師などとマッチングして、食事に行く。

たいていは、その場で会話を楽しむが、平日夜、時間は11時を過ぎていることが多いため、それからさらに……ということにはならない。今度遊びに行きましょう、と約束して別れる。その繰り返しだった。

その中で、つきあった女性もいた。でも、ほとんどは1,2回の食事のみで別れてしまう。なぜか?

先日のブログで、2ちゃんねるの投稿を引用した。
514 :名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2014/09/16(火) 21:55:56.62 ID:pxgR9HAi0.net
やっぱり綺麗なのになんで結婚してないんだろ?ってのは
確実に愛人やってるわ
これを裏づける話が多かったからだ。


……またいつか、この話をしたいが、長くなったので今日はこの辺で。

(はてなブックマークでも集めれば、早めに書きますw)

2014年9月20日土曜日

お見合いパーティー必勝法 上

お見合いパーティーで出会った女性について話をしようと思うが、まず今日と明後日は、お見合いパーティー必勝法について書くことにしよう。

30歳を越えたばかりの頃の私は、結婚しなきゃとあせっていた。

その頃に知ったのが、お見合いパーティーの存在だ。初めて参加して、出会いの手応えを掴んだ私は、月に1~2回のペースで参加するようになった。1年の間に、20回近く参加しただろう。一度の参加費が男性は5千円程度だから、年間10万円以上の痛い出費だ。それが、ときどきインターバルはあるものの、数年続いた。

この時の経験則をご紹介する前に、お見合いパーティーがどのようなものか、ご存知のない方のために簡単に説明したい。

参加するパーティーは、ネットで「お見合いパーティー ◯◯(地名を入れる)」で検索すれば、いくらでも探せるだろう。あるいは、以下のサイトから選んでもいい。

★ 独身社会人のためのカップリングパーティー 「エクシオ」
★ エヴァのふれあいパーティー
★ 無料 婚活 「ハッピーブライド」

会場は、ホテルの一室のこともあれば、普段は会議に使われている貸し会議室の場合もある。事前に電話などで申込、受付で名前を伝え、身分証明書を見せて、会場に入る。

場所にもよるが、高校の教室ほどの広さのところが多かった。壁際のしつらえた机の上にお菓子や飲み物が用意され、自由に飲食できるようになっている。

部屋には向かい合わせに並べられたパイプ椅子が10脚×2列、それが2組あり、合計4列、40人分が座れるようになっていることが多い(あくまで1例)。

女性20人が、横一列に決められた場所に座る。その前に、男性も主催者に決められた順に座り、動くのは基本、男性だけである。

スタートと同時に、向かい合った男女がお互いに自己紹介とアピールを開始。たった3分で交代して横にずれていく。30秒の休憩後、また3分間自己紹介をし、世間話に興じる。

3分間は短い。それだけで自分をアピールし、相手を知ることなんて無理だ。でも、20人と話さなければならないから、休憩を含めると1時間半はすぐに経つ。初参加者が「こんなに短時間だと何も話せない」と声を上げることもあるが、やがて全員と話すのには時間が足りないことに気がついて、目前の相手と話すことだけに集中するようになる。

20人の初対面の異性と話し終わると、そこそこ疲れる。そのため、20分の休憩が主催者によって設けられ、気分転換が図られる。

席を移動して自由に歓談することが可能なので、人気の女性の周りには、4~5人の男性が群がり、必死にアピールすることが多かった。あきらめて飲食に走る男性もいる。まったく男性が周りにやってこない、あぶれた女性は女性同士でお喋りを始めたり携帯をいじったりしている。

その間に係員は、参加者全員から、少しでも興味のある異性の名前を3人ほど書かせた第一印象集計表を集め、パソコンに入力する。休憩時間が終わると、自分に興味を持ってくれた異性の名前が書かれた紙が、主催者から参加者に配られる。

先ほどの自由時間と似たような雰囲気で、20分ほどの自己アピールの時間が始まる。人気のある女性に群がっていた男性は、その女性が自分にまったく興味を持っていない、という現実をつきつけられ、自分に興味を少しでも持ってくれた女性の前に移動することが多い。もっとも、初志貫徹して目当ての女性に話しかけ続ける男性も多い。

それから参加者は、「この人とカップルになりたい!」という人の名前を書いた第二印象集計表を係員に提出する。係員は10分ほどで内容をパソコンに入力していく。大変タイトなスケジュールだ。

最後に結果発表。みごとマッチングした男女は、名前を呼ばれ、二人づつ、会場を後にする。最後まで名前を呼ばれなかった男女は、主催者から慰められながら、会場を後にする。

誰ともカップルになれなかった男女は、内心、みじめだ。男性は5,6千円がパー、女性は3千円程度だが、貴重な時間を費やしたことには変わりはない。それに、誰からも選ばれなかったという屈辱を胸に帰宅しなければならないから、悔しい。

何度か参加するうちに、私はコツをつかめるようになった。

一度、一番人気の女性と運良くカップルになれたことがある。会場の近くのバーに誘い、彼女に酒をおごった。アルコールが入って口が軽くなったのだろう、彼女がこんなことを打ちかけてくれた。
私 「明日、どこか美味しいお店で食事でもしませんか?」
女 「明日も別のお見合いパーティー、行かなくちゃならないんですよ~」
私 「参加申込み、断ればいいんじゃないですか」
女 「でも、友達に頼まれてててぇ」
私 「友達と一緒に行くんですか?」
女 「いえ、友達はお見合いパーティーの主催者なんです」
きくと、主催者がお見合いパーティーを盛り上げるために、知人の女性にタダで参加させている、というのだ。私は一気に興ざめした。

次回に続く。


2014年9月18日木曜日

大江麻理子 不倫 略奪婚 アナウンサーとしての適格性

一昨日、マネックス証券社長である松本大さん(50)と、テレビ東京アナウンサーの大江麻理子さん(35)が結婚するというニュースを聞いて、耳を疑った人が多かったに違いない。

どちらも大変な著名人だ。大江アナウンサーの天然ボケでかわいらしい人柄はバラエティー番組で多くのファンを魅了してきた。今年3月からビジネスマン視聴率№1と言われるテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」のメインキャスターに就任していたので、お茶の間の知名度も高い。

松本大さんは、開成高校から東大に入り、ゴールドマン・サックスでは優秀な業績を上げ、それからマネックス証券を立ち上げた立志伝中の人物だ。経済に関する鋭い分析と穏やかな性格が、多くの人を魅了している。事業は順調で、大変な資産家でもある。

お二人には、まずはおめでとうと申し上げたい。

不倫の末の略奪婚?

さて、美男美女で金持ちかつ優秀な者同士の結婚なので、多方面から祝福の声が挙がっているものの、「好事魔多し」の例えどおり、いくつか気になる噂が流れている。その内の一つが、
「今回の結婚は、大江アナの略奪婚なのではないのか?」
というものだ。

根拠の一つが、松本氏の離婚時期にある。

彼が離婚したことは、これまでまったく公にされていなかった。今回の結婚報道で、彼が離婚していたことを知った人がほとんどだったようだ。

では、いつ離婚したのか?

昨年2013年12月12日、東京都港区六本木の政策研究大学院大学で開かれたアジアイノベーションフォーラム。17:30から行われた総括セッションの映像がYouTubeに上がっている。そのときの松本氏の左手薬指には、結婚指輪が光っているのだ。
 

動画の38:49頃に、松本氏が左手を高く上げているのでご確認頂きたい。

離婚したら結婚指輪は外す。そう考えると、彼が離婚したのは今年初めのはず。

松本氏が大江アナと知り合ったのは2012年12月4日。経済誌である『日経ヴェリタス』編集部と大江アナがトークをするという、ラジオNIKKEIの番組『日経ヴェリタス 大江麻理子のモヤモヤとーく』に松本氏がゲスト出演したときだ。

その時に面識があり、連絡先でも交換したのだろう。今年3月に大江アナが海外赴任先から帰国したのをきっかけに、つきあい始めたのだという。

しかし、50の男性と35の女性が、つきあって半年で結婚の意思を固めるだろうか? 乗り越えなければならない難問は山のようにある。お互いに責任ある立場にいる。結婚となると、大勢の人々に影響を与える。2人だけで決められることではないのだ。そのための準備時間として、半年はみじかすぎる。

特に松本氏は離婚経験者だ。離婚を経験した人間は、結婚に慎重になるはずではないのか?

そう考えると、2012年に知り合って、すぐに2人は人知れず交際を重ねた末に、松本氏が妻と離婚して大江氏と結婚することを選んだ、と考えた方が自然なのではないか? そうなると、大江アナにとっては不倫の末の略奪婚であるし、松本氏にとっては糟糠の妻を見捨てたことになる。

……と、こう邪推されたようだ。

こうした街の噂は、下記に詳しい。

★ 大江麻理子アナの結婚は【 略奪婚 】だった!!!?
★ 年の差婚発表のテレ東・大江アナに“不倫略奪婚“疑惑が急浮上?


実際は離婚して数年

ただ、上記記事でも紹介されているとおり、離婚したのは数年前だと松本氏自身が告白している。

松本氏のブログ「松本大のつぶやき」では、「海水浴」と題された記事に追記して、
私事ですが、ご報告させていただきます。数年間独身でありましたが、この度縁あって、テレビ東京キャスターの大江麻理子さんと結婚することとなりました。今後ともよろしくお願いします。
と書いているのだ。

大手企業の社長が、ついてすぐバレる嘘はつくまい。そうすると、彼は詮索されるのが嫌で結婚指輪をつけ続けていただけで、離婚は数年前に終えていた、というのが真相なのだろう。

頭が良くてカッコイイ資産家が離婚したとなると、妙な女性がわんさかと寄ってくるものだ。既婚者でも平気でアタックする芸能人崩れも多いという。松本氏もつきあいで、いろいろなパーティーに顔を出さなくてはなるまい。女性のアタックには、辟易していたことだろう。

加えて、中には押しの強い財界人も多い。彼らは松本氏が離婚したとなると、
「俺の知り合いに素敵な女性がいるから、会ってみてくれよ」
としつこく迫ってくる。

こうした煩わしさを嫌って、指輪をつけ続けていた、ということは、考えられないことではない。

ただ、そうすると、離婚していたのに結婚指輪をはめつづけて、周囲を欺いていたことになる。上記の噂は、彼がついた嘘に対して支払われるコスト、なのかもしれない。

アナウンサーとしての矜持

ただ、私が問題としたいのは、大江麻理子アナウンサーの行動だ。日本を代表するビジネス番組のメインキャスターとしてはあまりに軽率なのではないか。

「ワールドビジネスサテライト」(略称WBS)は、ビジネスマンならば必ず観ていると言われる夜の情報番組だ。この、公正中立を掲げる経済専門番組のメインキャスターに、一金融機関の社長夫人が座ることは許されまい。

すぐに辞めるのか? メインキャスターとなって半年なのに? 大江がメインキャスターとなるから、WBSにチャンネルを合わせていた視聴者たちを裏切るのか?

メインキャスターとなると、番組の構成にも携わる立場にある。どのような企業を取り上げるか、どのような商品を紹介するのか、どんな経営者にインタビューをするのか、などなど。そこに、価値中立的でいられるのか?

彼女が公正妥当だと信じて意見を伝えたとしても、視聴者がそれを公正中立だと判断するだろうか? ある企業の信用担保能力をゼロと某証券会社が判断するのは当然の行為ですと彼女が説明して、視聴者は受け入れるのだろうか。

証券会社としてメインで売りたい商品があるだろう。NISA(少額投資非課税制度)口座の存在を大勢の人に紹介したいなどと、彼女が番組で発言した途端、公私混同だ、という声が上がるだろう。上がらなくても、それは公私混同だ。

たとえば安住紳一郎が

逆の立場を考えていただきたい。

たとえばフリーとなった安住紳一郎アナウンサーが、報道ステーションの新メインキャスターとなったとする。ところが、彼がそのときすでに、女性政治家と隠れて交際していて、半年経って結婚を発表したとすると? あるいはメインキャスターとなった後に政治家とつきあっていたとしたら? 絶対にバッシングを受けていたはずだ。

政治報道番組にとっての政治家のように、株価に影響を与える経済専門番組にとって、証券会社経営者は出来る限り距離を保たなければならない業界関係者なのではないだろうか。それと隠れて交際していたというのは、メインキャスターとしては不適切だ。

WBSは、日本を代表する経済情報報道番組だ。彼女がすでに松本氏と交際を始めていたのならば、公正中立な立場を保つことが出来ない、結婚してすぐに辞めたら、大勢のスタッフに迷惑がかかるし、視聴者をがっかりさせることになるからと、上司に密かに伝え、番組のメインキャスターとなることを断るべきだったのだ。

もしもメインキャスターとなって言い寄られたのだとしたら、
「申し訳ありませんが、責任ある立場を任されたので、お断りさせていただきます」
と彼女は松本氏に、断るべきじゃなかったのか?

メインキャスター時代にサザビーズジャパン社長と結婚した小谷真生子とは、意味が違う。

男女雇用機会均等法が1986年に施行されて今年で28年になる。男女の扱いは公平であるべきだし、特に大江アナウンサーは、社会人として高い地位に就き、相当の収入を得ている30を越えた知性のある女性だ。男性と同等の、責任ある行動を求められるべきだろう。

ところがこうした観点から彼女を責める声が少ないことに、女性の責任を問わない、日本人男性の無意識の蔑視が潜んでいるような気がしてならない。





明後日は、上記で紹介していた記事の中に書かれていた、
514 :名無しさん@恐縮です@\(^o^)/:2014/09/16(火) 21:55:56.62 ID:pxgR9HAi0.net
やっぱり綺麗なのになんで結婚してないんだろ?ってのは
確実に愛人やってるわ
というコメントの真偽について、お見合いパーティーに行っていたときの経験でも書いてみようと思う。


2014年9月16日火曜日

「免許証コピー」という不合理を受け入れていくしかない

先日コワーキングスペースに入会したところ、免許証の提示とコピーを求められました。

「免許証の提示だけで、なんとかなりませんか? コピーは悪用される危険があるので、避けたいです」
と依頼しましたが、ダメだと言われて仕方なくコピーを撮らせました。このことを、下記の記事を読んですぐに思い出しました。

★ 免許のコピーを拒否するのは自由だけどそれを理由に店側が契約を断ったっていいはずだよねっていう話

この記事は、「免許証や保険証など身分証明書は悪用できるのでコピーさせないのが個人情報漏洩対策になる」に対する反論です。思ったのが、
「そりゃ、そうですよね~」
ということ。

私も本音では、「免許証や保険証など身分証明書は悪用できるのでコピーさせないのが個人情報漏洩対策になる」の記事を書いたはぴらきさんに賛成です。でも、相手が、
「免許証のコピーを提出してもらわないと、契約できません」
と言われればそれでおしまいです。

もちろん、役所や官公庁などの、「絶対に関わらなければならない強制的な機関」で免許証のコピー提出を求められたならば、そして、自分がそれを絶対に断りたければ、個人情報自衛の権利を主張することはできるはず。ただ、日本の役所を信頼していますし、ほとんどの個人情報を提出しているので、今さら彼らに免許証のコピーを提出するのに何の躊躇もありません。他の方もそうでしょう。

問題は民間の機関です。例えば携帯電話の契約だとか、冒頭で紹介した会員制の団体に入会する時に免許証のコピー提示を求められたときだとか。公的機関ほど、情報漏洩に厳しいところばかりではありません。ナアナアのところも多く、手癖の悪いアルバイトが、その情報をもとにして悪さをしないとは言い切れないのが怖いところ。

一昨年前にはソフトバンクショップの店員が、暴力団の求めに応じて愛知県警幹部の個人情報を漏洩して問題になりました。警察の個人情報という秘中の秘まで漏洩されることがあるのです。ましてや、一般人の個人情報をや。店員が個人的興味で我々の個人情報にアクセスして、機会があれば利用しようと考えているとしたら、ゾッとします。

私たちにできる事は、できるかぎり、個人情報登録の機会を少なくすることです。そうすれば、事件に巻き込まれたときに、どこから情報が漏れたのかある程度推測できますから。

しかし、それも相手次第なのです。相手から、
「だったら契約しないよ」
と言われれば契約できません。製品や会員権が消費者にとって必要なものならば、選択の余地はありませんから、結局は相手の言うがままに契約するしかないのです。

結局、個人情報を個人が守ろうとしても限界がある、ということです。

いざ、個人情報が漏洩しても、企業側の謝罪金なんて、ほんの雀の涙。ベネッセが個人情報漏洩をした会員へのお詫びは、たった500円でした。それでも3000万人近くの個人情報を漏洩したため、総額150億円になります。個人情報が漏洩したとき、企業に出来るお詫びはそれくらいでしょう。

頼れるのは法律のみ。先日、120年ぶりの民法の大幅な改正が行われました。ようやく悪名高き連帯保証人制度が廃止されることになりました。普段はある程度の不合理を受け入れ、地道な改革を求めていくしかないのでしょうね。

2014年9月14日日曜日

信号を守る東京人の心意気

上京して驚いたのが、東京の人々が、クルマが来なくても赤信号の横断歩道を渡らないことだった。

私の地元では、片側二車線程度ならば、車が来なければ渡る。信号よりも自分の目を信じるのだ。

片側一車線ならば、クルマが来ないのに横断歩道を渡らないと、
「ぼーっとするな」
と言われて仲間から引っ張られるのがオチだろう。

ところが東京の人間は、驚くほど交通法規を守る。他人の目が無くとも、深夜の2時であろうとも、赤信号では道路を渡らない。

これに私は、いたく感動した。

「法は最低限の道徳」

という言葉がある。あるいは、「法は倫理の最小限」とも。

道徳で求められる要求は膨だ。「時間を守る」「嘘をつかない」「浮気はしない」「他人を傷つけない」「愚痴をこぼさない」……道徳的に正しいとされることをすべて守ることは難しい。が、法律くらいは守りましょう、というのが私たちの社会のルールである。

それを踏まえた上で考える。横断歩道を渡る余程の理由(人の生死に関わるような)が無いならば、クルマのこない横断歩道で、決してクルマを渡らないと決意することは、法や道徳を順守するという決意でもあり、生き方の選択である、ということだ。

それは法への尊敬を表し、秩序を守ることを身体に刻みつける行為なのではないか、と思う。

法を積極的に守ろうとする東京の人間を、だから私は尊敬している。



2014年9月12日金曜日

短期間で効率的に、1ヶ月で筋肉をつけるトレーニングメニュー

by "THE BLOG OF TIM FERRISS"
思い出したように筋トレを「ときどきやる」というやり方ばかりしてきた。最近滞りがちだが、1年前までは、懸垂を20回、スクワットを30回、隔日で続けていた。それなりの筋肉は維持できたが、理想とするマッチョな肉体になれなかった。
トレーニングは一貫した思想に基づかなければ意味がないと、先日ようやく思い立ち、ジムで入会説明を受けたのだが、案外料金が高くて二の足を踏んだ。一ヶ月一万円ほどかかる。当方、それほど余裕はない。

嬉しい事に、近所の体育館では数百円でジム器具を利用できる。あとは意思力と正しい道筋があればいい。

「筋トレ」「効率的」などの用語で検索して、各メニューを比較検討した結果、一番効率的だと思えたのが「1ヶ月で15kgもの筋肉をつける方法 ティモシー・フェリス氏」というサイトで紹介された方法だ。

しかし、サイトに概略は書いていても、具体的方法は書いていない。当方、筋トレに関する専門的知識は皆無だ。用語がわからない。それがどういう動作なのか、わからない。

そこで、YouTubeで各動作について調べ、こういうメニューで運動すればいいのではないか、という感触をつかむことにした。


トレーニングメニュー

・下記から6種目を選び、各トレーニングは1分半、休憩は3分半。すなわち合計30分のトレーニングを3日に1度、行う。
・負荷は、各動作を1セット行えば、しばらく動けなくなる程のものがいい。参考として、平均値よりやや強めの負荷となる重量を載せてみた(あくまでネット情報)。

①ダンベルプルオーバー


ベンチに背中だけ乗せる
足はやや広め、全体を地面につける
プレートを、下から両手で支えるように持つ。肘は伸ばす。
空中で円を描くように、床に平行な状態から、額の上辺りまで持ち上げる
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
ダンベル参考重量:20kg


②アンダーグリップ・バーベル・ベントオーバー・ロウイング

(ドリアン・イエーツがおこなっていたベントオーバーローイングなので、ドリアンロウとも言う)


肩幅より広く逆手でバーベルを持って直立
膝を曲げて60度前傾
息を吸いながら肘を曲げつつバーベルを脚の付け根まで引き上げる
息を吐きながら肘を伸ばせるまで戻す
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
バーベル参考重量:50kg


③レッグプレス

 

シートに深く座り、足をフットプレートに着ける
息を吸いながら足を曲げる
息を吐きながら足を伸ばす(負荷をかける)、伸ばしきってはいけない
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
参考重量:130kg


④ペックデッキフライ



マシンに座り、バーを握るか、またはパットに両肘を当てる
両腕を閉じる
両腕を開いて、腕の可動位置限界まで伸ばす
5秒かけて伸ばし、5秒かけて閉じる動作を9回(1分半)
参考重量:40kg


⑤ディップス(腕立て)



肘を外に広げずに行う
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)


⑥インクラインダンベルベンチプレス



下から上に向かってダンベルを上げる
肩甲骨を寄せて行う
ベンチに角度をつけるのがインクライン。それによって大胸筋を発達させる
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
参考重量:片手20kg


⑦オーバーヘッド・プレス



足を肩幅に開く
肩幅より少し広めにバーがダンベルを持つ
上半身のみでバーかダンベルを頭上に向かって上げる
首の後ろからは絶対にあげない
5秒かけて上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
参考重量:片手20kg


⑧レッグカール



マシンに深く座る
身体を前傾させる
太ももの裏の筋肉を使って、足を曲げ、伸ばす
5秒かけて曲げ、5秒かけて伸ばす動作を9回(1分半)
参考重量:50kg


⑨リバース・カール



手の甲を前に向けてバーベルを握る
肘を動かさない
5秒かけて肘を曲げてダンベルを引き上げ、5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
参考重量:50kg


⑩シーテッド・カーフレイズ



椅子に深くダンベルを膝に乗せて、椅子に深く座る
爪先立ちになり、かかとは下ろしたときも床につけない
息を吐きながら5秒かけて上げ、息を吸いながら5秒かけて下ろす動作を9回(1分半)
参考重量:50kg


⑪マニュアル・ネックレジスタンス

これが分からず。どうやら首に負荷をかける方法らしい。いろいろと調べた末、下の方法が良いのではないかと思うのでご紹介する。





⑫マシン・クランチ


腹筋運動
息を吐きながら5秒かけて曲げ、息を吸いながら5秒かけて伸ばす動作を9回(1分半)
参考重量:50kg


注意事項

筋肉が動かせないポイントまで追い込む
肘や膝は伸ばしきらず、各動作は止めずに行う
対抗する筋肉の運動を組み合わせる


以上となる。
素人がネットを観ながら組み立てたプログラムなので、穴はいろいろとあるだろうから、少しずつ修正していく予定。




2014年9月10日水曜日

日本エレキテル連合の面白さの理由

エレキテル連合のコントを観たのは比較的最近なのですが(周回遅れもいいところです)、コントを途中まで観た段階では、どこが面白いのか分かりませんでした。

(老人男性が中年ホステスを口説く様を笑いものにしてるだけじゃないの?)
(白塗りメイクのキワモノ狙いか?)

このネタが子供たちの間で流行っているという情報や、日本テレビの24時間テレビで彼女たちが活躍をしたというニュースは知っていました。ところが、よくある、常識はずれの人間の滑稽な行動を笑いものにするコントとの差異を見いだせません。

それよりも、老人の勘違いと醜い中年女性のせめぎあいを、若い女性2人が笑いものにするという構図が、最初は不快でたまりませんでした。

どんなネタかは論より証拠、2人のコントを、まずはご覧ください。

初めて二人のコントを観た人だったら、最後まで観て、びっくりしたでしょう。

……まさか「明美ちゃん」が機械じかけのダッチワイフだった、というオチがあったとはね。

途中で期待値が低くなったために、オチを知ったときの爽快感といったらありませんでした。もちろん、大爆笑です。そのあと、笑い疲れてぐったりしてしまうほど。

子供たちに受ける理由はわかります。

いやらしい老人に話しかけられたロボットは、同じセリフしか言わないポンコツ品なので、老人と意思の疎通はできません。その上、途中で完全にぶっ壊れてしまいます。ところがそれまで意思の疎通が出来なかったはずなのに、最後に交換されることを理解したかのように、首を上げて、
「ダメよー、ダメダメ」
と大声を上げます。ゾッとします。

ダッチワイフだと明かして落とし、さらにそれが突然意思を持ち始めるという意外性で驚かせるという二段階構成です。

子供たちはもともと、気味の悪いものやロボットが大好きです。そして、コミュニケーションギャップをもとにしたギャグも大好き。老人の要求をすべて跳ね返していた、
「ダメよー、ダメダメ」
というセリフを、最後は老人にすがり、お願いするために発言するという面白さなど、子供たちに分かる面白さがてんこ盛り。

これが受けるのはよく分かります。

子供でも分かる面白さに加え、大人にしか分からないネタも数多く組み込まれています。

まず、老人が性欲処理用のダッチワイフ相手に会話をする、というシュールな光景。老人の年齢は、設定では76歳だったはず。高齢になっても衰えない男性の性欲が、嘲笑の的です。

老人の服装は、戦後に流行した格子柄のダブルのジャケットにタートルネック。若かった当時のファッションを未だにカッコイイと思い、そのまま感性の時を止めてしまった男性の愚かさ。

長髪ですので、元デザイナーか何かなのかもしれません。デザイナーでも自分のファッションは頑なに同じものを貫き通すような頑固な老人、いらっしゃいますね。

九州の大分という田舎から出てきて、クリエイターとしてそれなりに成功したものの、都心には住めず、東京郊外に落ち着いて余生を過ごしている……そんな背景が想像できます。または定年退職した後、会社勤めでは出来ない若い頃に憧れたファッションに変えたのかも。いわゆる「定年デビュー」です。

人々は、落ち目の男性が女性を口説く老醜をまず嘲笑するのでしょう。そして、実はダッチワイフを相手に寂しさを紛らわせていたという、もっとむごたらしい現実を見て、さらに残酷に笑うのです。

よく出来ています。

先日日本テレビの24時間テレビで、小林旭が日本エレキテル連合のネタを無視したと報じられていました。

★ 日本エレキテル連合を、ガン無視! 『24時間テレビ』の小林旭の態度に物議。
するとやっとチラリと日本エレキテル連合の方に視線を移したが、やはり無言のまま。この一連の行動がよほどインパクトがあったのか、ツイッターでは「小林旭、日本エレキテル連合をガン無視」というつぶやきが溢れ出したのだ。
小林旭には、笑えなかったのではないでしょうか。彼が笑われる対象である、老人だから。

高齢化社会となり、老人が街にあふれています。昔に比べれば栄養状態もよく、身体は健康であり、性欲も衰えません。ところが社会には未だ老人の性をタブー視する風潮があります。翁たちは、後ろめたい気持ちを抱きながら女性を口説かざるを得ません。そんな自分たちの姿を、若い女性に嘲笑されたと往年のスーパースターである小林旭がとらえたら、笑えるわけはありません。

でも、これは単なる嘲笑とは思いません。日本人の受容の過程ではないかとも思うのです。

日本エレキテル連合のネタを観てすぐに連想したのは、鳥居みゆきでした。彼女の登場もまた、衝撃的でした。

上記の動画は、たぶん彼女の登場の初期のものだと思います。彼女を笑っていいのかどうしようか、迷っているタレントたちの表情が印象的です。

私もそうでした。彼女のネタを初めて観た時に、
「精神異常者を笑っていいのだろうか?」
と、躊躇ったものです。

彼女の登場は今となって分かりますが、時代の変わり目を表わしていたように思えます。

精神異常、特に統合失調症について語ることさえタブーだった時代がありました。昔は、あまりに深刻なので、笑いの対象にすることはできなかったのです。親族に統合失調症患者が出ると、精神病院に押しこめ、親族中で必死に隠しました。

しかし、全人口の1%が罹患する、決して珍しい症状ではないこと、薬である程度抑えられるものであることが分かってきました。罹患者が情報発信をするようになり、決して恐ろしいものではないことなども明らかになってきました。

人間は恐怖を感じると、笑ってごまかそうとします。

★ なぜ人は恐怖を感じた時に笑ってしまうのか?
人間の恐怖による笑顔の可能性はもう一つ考えられます。おそらく、私たちは、自分たちが危機的状況に陥っているということを認めない可能性があります。自分は危なく無いと、激しく否定しようとして笑いが出てくると考えられるのです。
タブーを否定するために、笑う……別の表現で言い換えましょう。タブーとされてきたことを受容する過程で、人は笑うことが必要なのです。

日本エレキテル連合のネタが人々に受け入れられ、共有されていったのは、日本人の中に、高齢化社会で否応なく向き合わざるをえない老人の性の問題を受け入れる体制が整ったことを示しているのかもしれません。

これから、老人の恋愛、性処理などがもっと大きな声で語られるようになるのかもしれません。そうだとしたならば、まさにエポックメイキングなネタと言えましょう。

こうしたことを意識的にやっているのか、無意識的にやっているのか?

私は、意識的に仕掛けているのではないかと疑っています。と言いますのも、日本エレキテル連合のネタ作りを担当する中野聡子は、お笑いへの思い入れが強く、かなりの勉強家で、大変な野心の持ち主であるからです。

インタビューで、彼女の憧れは志村けんであり、ドリフの作り上げた世界観を継承していくことが自分の目標だと発言しています。
 

現実に欠けた理想のピースを思い描き、それを自分で作り上げていきたいという目標を掲げる女性は、珍しいですね。それにしても日本中で愛されたドリフの世界を再度蘇らせようという野望を口にすることは、大変勇気が必要です。

若いころにありがちですよね。私ならやれるって。でもこういう人、私は嫌いじゃありません。

また、彼女たちが最近、自分たちのネタを詰め込んだDVDを発売しました。このタイトルが凄い。「腹腹電気」です。

「お客さんにハラハラして欲しいから」
とタイトルの理由を白々しく語っていますが、そんな訳ありません。

間違いなくこれは、三菱重工など企業の連続爆破事件を起こした極左グループ「東アジア反日武装戦線・狼」が地下出版した、爆弾の製造法やゲリラ戦法などを記したマニュアル『腹腹時計』を意識したタイトルでしょう。

こうした昔のネタを若い彼女が知っているところをみますと、相当の勉強家だと思われます。

あまり受け答えはうまくありませんし、即興のコメントも苦手な様子。一発屋的な臭いも多少しなくもないですが、例えば映画監督や落ち着いた番組の司会などで才能を発揮するタイプかもしれません。


2014年9月8日月曜日

朝日新聞記者が、過去の強盗行為を自慢

先日この本の存在を知って、あまりのデタラメぶりに驚愕した。

★ 【朝鮮学校の真実】朝鮮高校の青春 ボクたちが暴力的だったわけ - NAVER まとめ

朝鮮高校の生徒だった筆者・金漢一は、現在朝日新聞の記者だという。彼が書いた下記の本の内容にゾッとした。

2~3人で仙台市内に繰り出し、
2年生はお目付役として1年生にアイツをやれとか
目配せしたり ・・・
日曜日に1年生が寮内にいたら先輩になぜ街に出て日本人を狩らないのか聞かれる
端から見てても気の毒なほど日本人をボコボコにしてるヤツもいるし
まわしケリ一発で決めるヤツもいる
相手が前かがみに倒れると、殺してしまったかと、さすがにビビるそうだ 
先輩から命令されてやっていることが多いので、
2~3人とカツアゲしても 、目標額に達しないと焦ってくる
なかには給料袋のまま、数十万円もカツアゲしてくる勇者もいる
「おまえそれはひどいんじゃないか?」
「チョッパリにはなにしてもかまわねえ」
警察に捕まった朝高生も、呼び出された先生も、
我々朝鮮人を強制連行した日本政府が悪いんだと、話を政治問題に振り向けると、
バカな仙台の警察官達は、黙りこくってしまい、お目こぼしされる
ネトウヨの吐き気をもよおす主張には憤懣やるかたないが、それへの反対勢力が、これまたどうしようもなく暴力的で嫌気がさすので共感できない。

民族の問題解決に最も必要なのは、お互いの文化に対する敬意だろう。そして、基本的な価値観の共有だろう。

基本的価値観とは基本的人権の尊重であり、法律の順守であり、暴力行為の否定だろう。また、親と子は別人格であり、罪を子供が背負うものではない、という価値観だ。

コミュニタリアニズムを唱えるサンデル教授の思想に賛同するものだが、物語を組織として背負うことを意味しても、子供が親の罪を背負うことを許容するものではない。

親の世代の一部が、韓国人にひどいことをした。その恨みを、無関係の子供の世代に晴らす権利があると信じ、彼らが稼いだ給料を奪い取り、それを当然だと信じるのが金漢一の歪んだ価値観なのだろう。だったら、金漢一の子供を殴る権利が俺にあるということじゃないか。そんな馬鹿な。

そもそも暴力行為は許されるものじゃない。それをなんだかんだと言って正当化するのが、DVを行う人間の基本パターンだ。

過去の行為を本当に反省した人間は、悔恨の念とともに、恥じ入りながら告白するものだ。それを、
「仕方ないじゃないか」
「俺達が怒るのは当然だろう」
と理由をつけて開き直る人間は、決して反省をしていない。

芸能人で、弱いものいじめ、強盗行為などを自慢する人間がどうしても好きになれない。野球界、柔道界、相撲界などで暴力をふるうことを当然だとする風潮が我慢できない。なぜそれを許すのか。

それにだ。罪を許さないためにも、罪を犯した人間に贖罪をさせるべきだ。しかし、為政者にとって便利だから、「連帯責任」などの言葉で個々の罪の追求を疎かにしてきたのが封建社会だ。いまだにこの手の価値観が一定の支持を受けていることが理解できない。過去の朝鮮の国力が劣っていたからといって、今の韓国を貶めようというバカな奴らと変わらないじゃないか。絶対に、絶対に、"ノー"をつきつけねばならない。

暴力に"ノー"
親の罪を子に償わせようとする封建的価値観に"ノー"

人類の勝ち得た共通の基本的価値観は絶対に守る、という覚悟がないから、いまだにこうした人物の戯言を褒めそやす人々がいるのだろう。

それにしても、朝日新聞という一流メディアの社員となり、社会的地位を手に入れたにも関わらず、過去の罪を悔い改めるどころか、自慢気に語って平然とする金漢一という人物の神経を疑う。

以前直木賞を受賞した金城一紀の『GO』を読んだときにも思ったが、この手の人間を賞賛するのは「実話ナックルズ」だけにして欲しい。

暴力や異常性愛は、マンガやアニメのようなファンタジーだけに許される。現実のものには絶対に許さない、という毅然とした態度を日本のメディアはなぜ持ち得ないのだろうか。それを社員に許容するのが朝日新聞社のメンタリティーなのだろうか。基本的人権を尊重するのならば、当たり前の価値観ではないか。

もっとも朝日新聞は、高校野球界の虐待を見過ごし続け、駒大苫小牧の甲子園優勝を取り消さないなど、体育会系の暴力に甘い態度をとり続けてきた会社だ。当たり前の常識が通用しない企業なのかもしれない。

2014年9月6日土曜日

「どうも筋力がつかない」そんなあなたのための一週間放置

今から一ヶ月以上前、ドンキホーテで見かけたのが、握力を鍛えるための器具「ハンドグリップ」でした。


昔、体育倉庫などに置かれていたものを試しに握った経験のある人もいるでしょう。

この器具を久しぶりに手に取りながら、仕事の合間合間のいい気分転換になるな、と思いました。

パソコンの前に座る時間が長いと、ときどき強い睡魔に襲われます。立ち上がって眠気を振り払おうとしても、眠気は何度も襲ってきます。オフィスで頻繁に立ち上がっていると、いたずらに評判を落とします。
「あいつ、落ち着きないな」
と思われるのが落ちです。

眠くなったときにこのハンドグリップを机の下で握りしめれば、筋肉を鍛えられるし、眠気も飛ばせるから一挙両得です。


果たして意味があるのか?

ただ、買うのはいったん保留としました。筋トレで握力をわざわざ鍛えたことが、それまでありませんでした。必要性を見いだせなかったからです。上腕二頭筋や胸筋などは、鍛えればすぐに見た目が変わります。

かっこ良くなります。

でも、握力を鍛えても、見た目は変わらないんじゃないの? 眠気覚まし以外の効果がないなら、激辛グッズでも買った方がいいかな、千円近くも払うのはもったいないし。

……と考えました。でも家で調べたところ、握力を鍛えると前腕が太くなるのですね。
そこでドンキを再訪して、上で紹介した商品とほぼ同じものを買いました。

仕事中にガチャガチャやっていると耳障りでしょうから、数回の運動で済むよう、何種類かあるうちの一番強いハンドグリップを買いました。上記の70kg用ハンドグリップです。

日本人男性の平均握力は、50kgほどだそうです。その約1.5倍。鍛えられそうじゃないですか。


動かない!

ところが、買って後悔しました。まったく歯が立たなかったからです。

握ってもハンドルが動かないのですよ。ほんと、微動だにしません。
(こんなの、動かせる奴がいるのか?!)
私は現実を疑いましたね。

動きませんが、力の限り、握りしめます。3回ほどやっていると手の筋が痛くなりました。そこですぐに中止。

お遊びなのに、これで手を痛めたりしたらシャレになりません。また、筋トレは痛みが出たらすぐに中断するのが基本です。基本を守りつつも、頻繁に。2日に一度はこの器具を握っていました。


一週間後に驚くべき結果

さて、一ヶ月ほどたちました。眠気払いという点では一定の効果がありましたが、一向にグリップを握力で閉じることはできないままでした。

で、ここから本題なのですが、たまたま1週間ほど、この器具を使わずに放置していたんですね。そして一週間後。久しぶりにこの器具を握りしめました。

……驚きました。

グイッという感じで、グリップが閉じたからです。

その瞬間、昔、似たような経験をしたことがあるのを思い出しました。高校の時にケガで一週間、何もしないでいたのに、休み明けに部活の技が逆にうまくなっていた、という経験です。感動したので覚えていますが、あくまでラッキー、イレギュラーなものだとばかり、思っていました。

でも、そうじゃありません。一週間、長いと思っていましたが、この休息が、身体にとって良かったのに相違ありません。

よく、筋トレは2日おきにやれ、などと言われたりしますけれども、一週間何もしないで休むことにもまた、大きな効果があるのでしょう。

なにもしないで筋肉が増えることは、無論ありませんが、みっちりとトレーニングを積んだ後、思い切って一週間休んでみる。これが、毎日筋トレするよりもはるかに効果的なのかも。


脳も同じかも

そして、脳も身体の一種。神経の物理的な発達によって脳の力は伸びていきます。筋肉と同じように、脳もまた、みっちりとトレーニングした後は、完全に長期間休息することが、才能を伸ばす上でも有効なのかもしれません。

社会人になると、筋肉よりも能力を伸ばしたいという願いの方が切実ですので、脳に言及してみました。完全休養の効力、侮れませんよ。

ちなみに下の商品は、上記器具の上位機種。上記器具は安いだけあって、握る部分がすぐにすべりますので、使いにくいのです。金銭的に余裕のある方は、下のアルミグリップのものを使用することをお勧めします。



2014年9月4日木曜日

そういえば、復讐心は性格をゆがませる

性格は、日ごろ何を考えているかによって形作られる。

日頃から敵意を持って他人に相対していると、怒りっぽい人間になるだろう。他人に親切にすることを心がけていれば、やがて優しい性格になる。

一昨日「ステージが変わると、復讐の機会は失われる」という記事を書いた。

復讐心を少しずつ抑えていくことができたことに今では安堵感を持っている。なぜなら私が憎んだ彼らこそ、相手を許すことが出来ないタイプの人種だったからだ。彼らを憎むことで、彼らと同じ人種となる……この教訓めいた法則は真実だ。

「ミイラ取りがミイラとなる」という格言を思い出すべきだろうか。あるいはニーチェの「深淵を覗き込むものは、深淵からも覗かれていることを忘れてはならない」という箴言を思い出すべきだろうか。

加害者たち……嫌な人間に共通する蛇のような執念深さは、猜疑心と結びついていて、周囲を巻き込んでいく。彼らは誰かを貶める瞬間は、とても幸福そうだ。しかしそれ以外は、
(誰かにいつか陥れられるのではないか)
とビクビクしている。独裁者が「実は小心者」と揶揄される所以である。

彼ら同士はつるみ、お互いに傷を舐めて自分たちは幸せだよというアピールをする。人生を謳歌しているように見えるものの、間近で観察する機会があれば、よく見るがいい。こんなみじめな人生を送りたくはないとしみじみと感じるだろう。私は彼らを観てきた。

騙されてはならない。健全な人間は彼らと縁を持たないように心がけなければならない。「君子危うきに近寄らず」という格言は真実である。

ゴキブリやネズミが周囲を不潔にしながらコロニーを作り出していくようなもので、その中に紛れ込んだら病気になる。デング熱に罹患するのが分かっていながら代々木公園に敢えて行く必要があるだろうか。

目指すところは、彼らを許さないでいられる"健全な"価値観を持ち続けること、同じような境遇に再度陥っても、抗うための知恵を蓄えること、はねのけるための力を鍛えること、同じ志を持つ仲間を作ることなどだろう。

2014年9月2日火曜日

ステージが変わると、復讐する機会は失われる 下

昨日はひどい風邪をひいた。デング熱ではないようなので一安心だが、季節の変わり目である。みなさま、ご用心を。

さて、二日前の記事の続きです。

社会人となって会社で経験した精神的な苦痛――ブラック企業では肉体的な暴力もあったが――を受け、その場所から逃れた後に私は彼らにどうやったら復讐できるだろうかと、数年の間考え続けたのだが、やがてそれがどれも実行不可能であることに気がついていく。

いや、最初から気づいていたのだが、それを納得して、あきらめるのに数年間かかったと言ったほうがいいかもしれない。

  1. 暴力による復讐
  2. 法律による復讐
  3. 将来の復讐

上記3点について、それぞれ書いてみよう。

1.暴力による復讐

時々、ストーカーによって女性が危害を加えられたという記事が話題となる。そのニュースを観るたびに思うのは、
「世の中、暇とカネがある人間がいるものだな」
ということだ。

ターゲットをしぼりこみ、獲物が人気のない場所を歩くのを執念深く待ち、襲いかかる。その間、彼らはどうやって生活費を稼いでいるのだろうと、不思議に思う。

結局、彼らがああした犯行に及ぶのは、それをバックアップしてくれる家族や財産の存在があるからだろう。とてもじゃないが、私にはそんな余裕がなかった。

それに私には、やりたいことが多すぎた。本を読みたい、本を書きたい、デートもしたい、映画も見たい、旅行もしたい……こうしたことをすべて諦めて復讐のために彼らの後をつけ回す……考えただけでぞっとした。

そもそも、犯行を終えた後、どうするか。捕まってしまえばおしまいだ。かといって人知れず犯行を終えて、その後一生、犯行を告白せずにいられるか?

私には無理だ。そもそもブログを書く人間という輩は、自己表現欲求が人一倍強いものだ。そんな人間が、一生秘密を抱えて生きていく、という生き方は難しかろう。

それに、犯罪を犯した後、良心の呵責に苦しめられずに生きていく将来が、どうしても思い浮かばなかった。憎しみで相手を恨む気持ちは、相手を痛めつけることで晴れるだろう。だがその後はどうなる? 苦しむ相手への後悔の念を抱えながら残りの一生を送るのも、ゴメンだった。

2.法律による復讐

税務署に務める友人に、経費のごまかしについても相談したが、その罪を立証するのには手間暇かかる割に、敵に被害を与えるまでにはいたらないだろう、とアドバイスされた。

違法残業について、労働基準監督署や法テラスで相談したことがある。結果分かったのは、日本では労基法に違反した経営者に懲罰的な罰則を与えられることはないということだ。

また、弁護士に相談したところ、PTSDで傷ついたことなどを訴えようとしても、それを認められるまでに相当の時間とカネがかかるし、労力の割には得る対価は少ないということだった。

先日、下記のニュースが報道された。

 牛丼チェーン最大手「すき家」の労働環境改善に関する第三者委員会の調査報告書は、過酷な労働実態を浮き彫りにしました。
 違法残業や休憩なしなど、労働基準監督署から受けた是正勧告は、12年度から約2年間で64件にのぼります。
労働基準監督署は、すき家ほどの悪質な企業に対しても、せいぜい是正勧告をする程度なのだ。ましてや、私一人が訴えても、個人事務所にとってはへでもあるまい。

3.将来の復讐

「盲亀の浮木」
という言葉がある。

海底には、百年に一度海上に浮上して呼吸をするという盲目の亀が住んでいると言われている。それが、たまたま海に浮かんでいた浮木の穴に、すっぽりと頭がはまってしまう、という偶然を指す。

ほとんどあり得ない僥倖を夢見ることは、不幸だ。成果を得られることはほとんど無く、成果を得られるまでに夢見た時間は全て無駄に終わり、人生をあたら無駄にしてしまうだろう。

もっとも、世の中というものは狭いもので、縁のある人間とは、いずれどこかで必ず出会う。復讐の機会が訪れないとは言えない。その時に向けて、牙を研ぐことはムダではあるまい。

それにだ。もしも功成り名遂げた後には、失うものが多すぎる。復讐のために成功した後に実際に復讐する人が少ないのは、地位も名誉も得た今、昔自分に害を与えた人間に関わってその地位を失うことがバカバカしく思えるからだろう。

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こうして、一つ一つの方法を吟味してみると、そこで受けた屈辱を、その場所を逃れた後に晴らすことは、ほとんど不可能であることに気がつく。

「やられたらやり返す」
ことは、現実の社会の中ではあまりに難しい。だからそれに憧れて人は『半沢直樹』を応援するが、半沢は架空のヒーローであって現実にはいない。

苦痛を与えられたことを許す必要はない。けれども、受けた屈辱を晴らす機会を探し求めるには、人生はあまりに短い。もちろん、屈辱を晴らす機会はいつか訪れるかもしれない。それならなおのこと、その時のために力を蓄える時間が必要だろう。

結局のところ、ゲームのステージを上がれば、次の敵を倒すことに集中しなくてはならない。前のステージでやり残していたことがあっても、そのステージにいながら前の敵を倒すことはできない。そのステージにその敵はいないからだ。あきらめることが肝要なのだろう。

だが、
「あきらめる」
ことは悪いことではない。それは、一度挑戦した勇気を持っていたという証であり、挑戦した後、できることとできないことを見極めて、撤退する決断力を持っているという証でもあるのだから。


風邪ひきました

治り次第記事を書きます。