2014年7月23日水曜日

ウクライナがロシアと対立を深める理由 まとめ

マレーシア航空を撃墜したのは、ウクライナ政府と抗争を続けている親露派によるものである可能性が濃厚だという。

亡くなった方々のご冥福を祈るばかりだ。そして、攻撃した側には軽侮の念を抱かざるをえない。バカなことをしたものだ。噂どおりだとしたら、ウクライナ内の親露派、それを応援するロシアに対する世界の目は、厳しくなるばかりだからだ。

それにしても、なぜウクライナとロシアは抗争を繰り広げるのか。両国の間の歴史、報道などを参考に、簡単にまとめてみた。


1.歴史的な対立
ウクライナ・ベラルーシ・ロシアの三国は、共通の民族と祖国を持つ。西暦882年に建国された東スラブ民族の国である、キエフ大公国である。

キエフ大公国の首都はその名の通り、キエフであり、現在のウクライナの首都。つまり、本来ならばウクライナが三国の盟主となるはずであったが、相次ぐ内戦やモンゴルの侵略によってキエフが荒廃したため、モスクワを首都とするロシアが台頭したまま現在に至る。

ウクライナ人は東スラブ民族の中心は自分たちだという自負を持ち、ロシア人は自分たちこそが東スラブ民族のリーダーだという意識がある。両者ともにプライドの競い合いがあった。

2.ウクライナへの虐待

ウクライナは穀倉地帯であり、豊かな土地である。逆に、ロシアはより内陸部にあり、環境としては過酷であった。

過酷な地域で勃興した帝国は強大となる。弱くてプライドの高い国は、強く貧しい帝国にとってみれば目障りだ。

ロシアの歴代政権は、ウクライナに対して、ロシア化を推進したり分割統治したりと、常に過酷な態度で臨んできた。また、近年ではソ連がウクライナのチェルノブイリに建設した原子力発電所が爆発し、ウクライナの人々に大きな被害を与えている。

3.ウクライナ国内のロシア民族

中国はチベット民族が多く暮らすチベット自治区に、大量の漢民族を送り込んで、チベット人の影響力を減らそうとしている。この種の民族浄化は、旧共産主義国ではよく行われてきた手法である。

ロシアはウクライナにロシア民族を大量に送り込んで、ウクライナの国論に影響を与えようとした。現在、ウクライナの中でロシア民族が占める率は2割にもなる。

4.ロシアと欧米の綱引き

国家間では常に摩擦が生じる。うまくいっているように見える日米間でも、懸案が生まれ続けているではないか。いわんや価値観が異なる国家間においてをや。

欧米は契約社会であるが、ロシアはときどき、圧倒的な力を背景に契約を一方的に破棄することがある。その上、欧米に公然と刃向かう勢力(イスラム過激派や犯罪組織、イランやキューバなど)に資金や武器を提供するなどして、欧米を頂点とした世界秩序の邪魔をしている。

欧米がロシアをいかに批判しても、ロシア側はライバルの力を削ぐのは当然として、意に介さない。そこで欧米は、ロシアの勢力圏を少しずつ奪うという地道な努力を続けている。その対立の場が、現在はウクライナというわけだ。

5.ユダヤ民族の恨み

ユダヤ人は、ロシアでは今もなお、差別される側である。アンチキリストとして迫害され続けたユダヤ民族は、欧米では近代化の波にうまく乗って、大勢が資本家として成功して、独自の地位を築き上げた。

しかし、ロシアやウクライナに大勢住んでいるユダヤ人は、社会主義の時代が長かったため、経済的に成功できなかった。今もなお迫害を受けている。これがユダヤ人にとってみれば許せない。

そこで、ユダヤの資本家、特にジョージ・ソロスを中心とした人々が、築き上げた財力でロシアの勢力圏の縮小を企てている。

「これからの社会は、企業が国家以上の力を持つ」
ということが、下記の書籍に記されている。

ジョージ・ソロスを中心としたユダヤ人グループは、巨大資本ならば超大国をすら凌駕しうる、ということを証明しようとしている。


こんなところか。



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