2013年12月24日火曜日

占い記事は結構いい加減

密教占星法
クリスマス・イブなので、少々スピリチュアルな話を。

時々雑誌の企画で、芸能人やスポーツ選手の能力や人気に五段階評価をつけるというものがある。あるいは雑誌の埋草に、星座や血液型同士の相性が書かれていることがある。

昔スポーツ選手をタイプ分けする企画に関わっていたことがあるのだけれども、案外、いい加減に作っているのをご存知だろうか。占いもまた然り。

たとえば血液型だと、それぞれ基本的な特徴というものがすでに決まっている。
A型・・・・・・まじめ
B型・・・・・・マイペース
O型・・・・・・おおざっぱ
AB型・・・・・・二重人格
基本系だけだと面白くない。そこからどうアレンジした文章を書けるかがライターの腕のみせどころ。

たとえばAB型の二重人格というのは要は誰もが持っている二面性を抽出したものに過ぎないので、そこから、
「AB型の女性は親友の前だと本音が話せるのに、つきあい程度の友達の前ではどうしても自分をガードしてしまいがち。でも、本音を見せないあなたを信用する人がいるでしょうか? せっかく、親友となれそうな友達を作るチャンスを、あなたの警戒心が今まで何度邪魔したことでしょう? 一度、自分を取りつくろおうとする気持ちを抑えて、心を開いてみてはいかがでしょうか?」
などと書く。

でも書いている本人自身の、
「本音が話せない相手は口が軽いとかいろいろ理由があるから話せないんだよね」
などという本音は書かない。

こんなことを以前知人に話すと、
「いろいろな占いの本で相性占いをしてみても、全部同じ結果になるんだよね。やっぱり、その裏にはしっかりした統計研究があるんじゃんないの?」
と言われたことがある。

その知人にはもう何年もつきあっている彼氏がいるのだが、その彼氏との相性診断が、占いではよくないんだそうだ。

でも、これにもタネがある。占いライターはそれなりに真面目なので、まったく想像で書いてはいけないという倫理観はある。たいていの企画には、すでに先行研究の書籍があり、それを参考にしながら記事を書く。参考にされるテキストは、すでに業界の中で定評のあるものとなる。

同じネタもとからひっぱってくるから、同じ結果になるだけなのだ。別に相性が統計によって定まっている訳ではない。

そもそも相性が悪い彼氏と何年もつきあえる訳がなく、しかも二人はうまくいっているのだから、それが一番の証明だと思うのだけれども、それだけでは満足できないのは本人の欲深さのせい。人間、なかなか飽きたらないものだ。

昔、占いのために統計的な調査が行われていたのは確かだ。たとえば日本では水野南北という占いの大家がいて、手相などの研究のために髪結い床(当時の理髪店)の見習いを3年、湯屋の三助業(当時の銭湯のマッサージ師のようなもの)を3年、火葬場の隠亡焼き(葬儀屋ですね)を3年続けて、何万人という人々の身体の特徴を観察し、研究したという。

似たようなことが中国やヨーロッパでも行われていただろう。また、アメリカ辺りでは様々な科学的な統計結果が占星術にも取り入れられているそうだ。

でも、数十年も経てば環境も大きく変わる。男性が強圧的に女性を支配していた時代には離婚出来なかったある性格の女性は、現代制度下では最も離婚し易い性格かもしれない。つまり、古い過去の事例を元にした統計は、現代人に当てはまらないことが多いということ。いわんや数千年前の統計結果においてをや。

よって、占いに振り回されるのはバカバカしい。

ただ、占いが好きであっても何ら問題無いと思う。実際私も、先日、預言カフェに行ったレポートも書いた。なにしろ、優れた占い師の直観的判断は凡人の判断能力をはるかに凌駕するケースが多いからね。

でも、のめり込むほどのものではない。

それでも占いにハマりたいなら、どうせならこんな本で研究スべきだ。阿含宗の桐山靖雄の『密教占星術』も、この辺りがネタ元かもね。

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