2013年10月22日火曜日

タイ人の人身売買と、バブル世代のエイズの流行

長野県でタイ人女性が人身売買されたという記事が、先日流れた。

★ タイ女性を160万円で売買…食料品店員ら逮捕
タイ人女性を売り買いしたとして、長野県警佐久署と生活環境課は17日、タイ国籍の同県佐久市中込、食料品店店員クルアンファナット・カニカ容疑者(57)を人身売買容疑(売り渡し)で逮捕し、同国籍で同市中込、飲食店経営ヤマザキ・ソムスアイ被告(55)(風営法違反と入管法違反で起訴)を人身売買容疑(営利目的買い受け)で再逮捕した。発表によると、クルアンファナット容疑者は4月下旬頃、勤め先の店内で、タイ国籍の女性(37)をヤマザキ被告に160万円で売り渡した疑い。
なぜ長野県でタイ人女性の人身売買が行われたのか? ちょいと不思議な気がする。南国タイと山深く雪の多い長野とは、何の共通点も無さそうにみえるからだ。だが、調べると長野特有の事情があることが分かった。

1.オリンピックが開催された
1998年に長野では冬季オリンピックが開催され、その前後に男年もの間、季節労働者として多数の外国人が長野で働いていたそうだ。また、オリンピックのお陰で、国際的な認知度も上がり、外国人が集まるようになったという。


2.外国人の働く場所が多い
ただ、オリンピックがだけが理由ではなく、元々長野県には外国人が多い土地柄だったのだそうだ。上記ニュースのタイ人の場合、在住登録者数は平成23年12月の統計で、2,217人と全国5位の規模を誇る

その一番の理由は、外国人を多く受け入れる職場があるということ。長野は空気がきれいなために、精密工場が軒を連ねている。時計工場、半導体工場などなど。高度成長期には、長野の若者たちが多数、そこで働いていたものの、今では日本人が肉体労働を嫌がり労働者が集まらないのだという。そこで、ブラジル人、東南アジア人が多数連れて来られて働いているのだ。

長野には農家も多く、高原野菜を栽培している。農業は過酷だ。朝は6時に農場へ駆りだされ、間に3回休みはあるものの、夕方6時までみっちりと仕事をさせる。千箱もの野菜の詰まったダンボールをトラクターに積み、農協の倉庫まで運んで積み下ろす。土日休みがない。日本人が働きたがらないために、ここでも外国人が多数雇われている。

そんな同胞を相手にするために、タイ人ホステスが長野にやってくるのである。


3.スナックで売買春が行われている
長野は教育県を標榜している。教育熱も高く、人々の意識も高いため、かつて長野では風俗店を街から追放する大規模な運動が盛んに行われたのだという。そのために、他県に比べると風俗店の数が異常に少ない。

でも、人間の欲望はなくならない。その結果どうなったか? 長野県では、スナックが売買春の場となった。

もちろん一部のスナックだけだが、それでも、こんな雑な直接売春は険だから日本人女性はやらない。そこで韓国人やタイ人、フィリピン人などの東南アジアの女性が雇われる。

彼らはスナックでホステスを装い、その場で交渉が成立したら店から連れ出され、売春させられる。

以上のような理由で、長野には多数のタイ人がおり、タイ人売春婦への需要が高く、タイ人の人身売買の場となったのである。
(ほとんどのタイ人は大変マジメであり、人身売買するようなタイ人はあくまで一部であることをお忘れなく)

とはいえ、売春摘発リスクを負うスナックや女性たちは少なく、少数の女性のみが多数の男性を相手にすることになる。すると、こんな問題が発生する。

★ HIV感染者全国第2位は意外にも長野県。6割がAIDS発症で発覚
2002-04年に報告された県内の人口当たりのHIV感染者、患者の数は全国で2番目に多い。
週刊新潮だったと思うが、この問題について調べていた。東南アジアのHIVキャリアの女性が、自分が感染者だと知りながら、店を移りながら多数の男性とコンドーム無しで売春を行い、そこから爆発的に長野でHIV感染者が増えたと報道していた。

長野といえば、手軽にスキーの出来る美しい場所、というイメージがあるが、このような問題も抱えている。気をつけたいものだ。

……とはいえ、HIV感染に限って言えば、長野だけの問題でもない。HIV 感染者が、日本では増えている。ゴムをつけないでセックスする40代から50代の男女が、その主役だという。

昔と違い、今ではセックス相手を見つけるのに困らない。SNSで気軽に相手を見つけることが出来る時代となった。

40代の浮気は女性が主体だそうだ。この世代は、夫が激務のために妻を放り出し、セックスレスの夫婦が多いという。閉経間近の女性は、女性として見られないことに耐えられず、自信を取り戻すために浮気に走るそうだ。

50代の浮気の主体は男性だという。男性も役職がついたり閑職に追いやられたりしてある程度の余裕が出来る。ところがその頃には今まで放置していたツケがたまり、妻や子供は相手をしてくれなくな。そこで男性が浮気に走る、というわけだ。

この、50代の男性と40代の女性の組み合わせは、厄介らしい。彼らは、バブルを謳歌していたバブル世代だ。年上の仕事を覚えたヤンエグと20代の女子大生が、バブルの恩恵を一番受けた世代であり、性的に奔放な生活を若いころに送っていたから、不倫にあまり抵抗がないのだという。

★ シニア世代も通う乱交パーティー摘発

人身売買とかHIV感染だとか、まるで遠くの世界の話のようだが、案外身近で起こっている。陥穽はすぐそこにあるもの。落ちないように注意が必要だろう。

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