2013年9月17日火曜日

気分は超音波や磁気で操ることが可能

サイコパスという精神疾患がある。
サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、無慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。北米には少なくとも200万人、ニューヨークだけでも10万人のサイコパスがいると、犯罪心理学者のロバート・D・ヘアは統計的に見積っている。   ――Wikipediaより――
共感や倫理観の欠如をその特徴とする病理が、時にはその欠陥によって、社会での成功を約束する場合がある、らしい。

それを解き明かしたのがこの本。
サイコパス 秘められた能力
サイコパスの人々が必ずしも「病気」として取り扱われる訳ではない。心理学的には疾患として分類されるにしても、本人に自覚症状はないし、生活に不便が生じる訳でもない。それどころか、仕事に私情を挟まず冷静に対処できる人間として、社会的に高い評価を得ることだって可能だ。いや、サイコパスの特徴として、
一見才能があり博学で、地理・歴史・技術・医学など、何くれとなく通じていて話題が豊富で(中略)好んで難解な外来語や人を脅かす言説をなす。
とあるから、彼らは必然的に社会の上層部に位置することが多い。

だとしたら、人が恣意的に"サイコパス"になればその人は成功者となるのか? それを上掲書の筆者が、TMS(経頭蓋磁気刺激法)という方法を利用して実証してみせた。
経頭蓋磁気刺激法は、TMSとも略され、おもに8の字型の電磁石によって生み出される、急激な磁場の変化によって弱い電流を組織内に誘起させることで、脳内のニューロンを興奮させる非侵襲的な方法である。(中略)この方法が多くの神経症状 (例えば、頭痛、脳梗塞、パーキンソン症候群、ジストニア、耳鳴り) や精神医学的な症状 (例えば うつ病、幻聴) に有効な治療法であることが示されている。  ――Wikipediaより――
へえ。脳に磁気を当てれば、人間の考え方さえ変えることが出来るのか、とそこに感心したのだが、実際、この実験はうまくいって、筆者は短期間のうちに、能力が大幅にアップし、これまでとはまったく異なる思考を行える実感を得たという。

ちなみに、磁気だけではなく超音波でも人間の感情を操ることができるらしい。

★ 超音波を脳にあてて気分を操作
実験によると、頭蓋に超音波をあてられた患者は気分改善(最大40分間)を報告した。超音波をあてられなかった患者は気分に変化はないと報告した。
ハメロフ博士らは2MHzの超音波を30秒間あてる場合が、患者の気分がプラスに変化する可能性が最も高くなると結論した。
なるほどなるほど。

超音波や磁気で、気分や感情などが操れるのは、どうやら確かのようだ。それによって、脳機能が刺激されて、能力が開発されるとしたら面白い。

そもそも脳の中では、電気シナプスでは電気信号として情報がやりとりされる。そこに磁気が影響を与えないはずがない。

そうだとしたら、例えばネオジム磁石などの超強力磁石を脳にガムテームなどで貼り付ければ、脳の機能アップに役立てられるのではないだろうか?

アメリカのある記者が、指先に磁石を埋め込むインプラント手術を受けた。第六感を感じたい、という身体改造者特有の馬鹿げた発想だったが、これが馬鹿げたものではなく、実際に第六感のような、磁気を感じる新たな能力を手に入れたと被験者が主張しているのだから面白い。

★  指先に強力磁石をインプラント:体験レポート(1)

今では超強力磁石が、安くでいくらでも手に入る。
世界最強磁石/2cmネオジム磁石 【10個】
これを脳に当てて生活したらどうなるのだろうか……。もしかして、偉大なる能力を手に入れられてしまうのではないだろうか……などと考えるものの、実験台になる勇気がないためにそのままになっている。

今度試しに、やってみようかしら。

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