2013年8月7日水曜日

数学を解くように、日常の問題を解決する方法 下

昨日に続いて、日経新聞オンラインの記事「ここが違う 数学が苦手な人、得意な人の『考え方』」の「数学の問題をどう解くか」のための考え方、
  1. 因果関係を押さえる
  2. 視覚化する
  3. 帰納的に考える
  4. 逆を考える
  5. 対称性を見つける
  6. ゴールからスタートする
を日常にどのように応用するか、具体的に述べることにしたい。

4.逆の立場にたって真剣に考えてみる
高校や大学でディベートを習った人は、ある命題に対して、時には肯定側に、ある時は否定側に立ち、どちらの立場でも議論を展開する方法を学ぶだろう。

この方法に対して、生理的な嫌悪感を感じる日本人が案外多い。

★ ディベートで育つ頭の悪い子供
簡単に言えばディベートとは屁理屈で相手をへこまかす方法だ。
相手をへこまかすことができたほうが正しいとされる無茶苦茶な手法だ。
アメリカなんかじゃ、子供のころからこんな屁理屈の訓練をしており、日本でも屁理屈で相手をへこまかせる訓練(ディベート訓練)が必要だと言われる。
でも「自分が逆の立場だった時にはどのような主張をするのか」ということを、相手を打ち負かすために真剣に考えた時になって見えてくるものは多い。それだけではなく、相手へ共感を持つことだって出来る。

議論は相手の立場に立って、お互いの妥協点を探るためにある。それなのに自分の立場だけに固執するようでは、問題は決して解決しない。

問題が煮詰まった時は、(嫌でたまらないだろうが)完全に相手の立場に立って一度考えてみればいい。生理的な嫌悪感は間違いなくある。でも、そこを乗り越えた時に、相手をやり込めたい、という欲求よりも、問題を解決していこう、という意欲が湧いてくる。これは不思議なことだが。


5.問題をそれだけで考えず、そこに別の似た要素を付け足してみる
上記記事では、数学の問題を解くにあたっては、対称なものを見つける、という方法を勧められていた。
ここが違う 数学が苦手な人、得意な人の「考え方」 より
ある対象だけ、そこに与えられたものだけで問題解決を図ろうとしてもうまくいかないことがある。それを、たとえば上記の問題ならば、微積の問題として解こうとしても、それが解けるのはよほどの天才にしかできないだろう。

でも、そこに描かれた図形にほんの少し、それとよく似た要素を付け加えるだけで、問題が一気に解決するということはある。

たとえば先日の「尼崎事件」。複数の家族内で歪な支配、非支配関係が生じたのは、閉鎖的な人間関係と尼崎という特異な土地柄による影響が大きかった。

★ 阪神尼崎は治安が悪い?(事件が発覚する数年前、2006年の記事)

この犯罪集団の存在が明らかになったのは、角田一族の支配から逃れた大江家の女性が、兵庫県警を避けて大阪府警に相談したことだった。

まったく同じ警察であっても、隣の府県に相談しただけで、物事は大きく前進した。
「どうせ警察に相談してもとり合ってもらえない」
とあきらめず、少しだけ相談先をズラしただけで、問題は解決する、ということはよくある。多くの問題解決においては、天才的な飛躍は必要ない。

ほんの少し、似ているが別の要素を取り入れるだけで、解決することもあるのだ。

6.逆算で考える
私が以前、「嫌な性格でも成功できる10の方法」に記載したとおり、これは成功する上での最大の秘訣でもある。
彼らに共通していたのは、なにをおいてもこれ。
「逆算思考」です。
目標を念頭に、そこに至るためには今なにをしなければならないかを考える……。
この思考法が、彼らの癖になっています。
目標達成のために、無駄な努力をとことん省き、必要最小限のことだけを行なって、最短距離で到達するのです。
他人よりも早く目的地に到着し、他人よりも早く目的物を獲得し、他人よりも多くの獲物を得る……その繰り返しによって、彼らは他人に抜きん出ることができたのです。
常にゴールから考えて、今の自分の行動を決める……これを習慣化することが大切だ。最初はとても違和感がある。普段の習慣ではない、慣れないことをすると、まず身体が拒絶反応を示す。やる気が失せる。そして、何か必ず行動を阻害する事件が発生する。

それでも、それを乗り越えるなければならない。

今のあなたが、あなたがかつて予想していた幸福な生活を送っていないとしたら、それはあなたが夢見た理想から逆算して、今の自分の行動を定めて実行していなかったからだろう。

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私もふくめて、上記のような考え方をこれまで怠っていたみなさんは、いまだ、幸福な生活を夢見てもがいているところだろう。

幸せになるために、上記のようなちょっとした考え方を積み重ねていくことが大切なのだろう。

これまで苦しんだみなさんにこそ、幸福になる権利がある。そのために、ほんの少しの手間を、惜しまないようにして欲しいのだ。

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