2013年7月19日金曜日

手足口病の患者が増えているらしいので要注意

東京で手足口病の患者が増えている。これが他人ごとではない。というのは、うちの職場の社員が1人、手足口病に罹患して会社を休んでいるからだ。
★ 東京で「手足口病」の患者急増
東京都では、7月に入ってから、手足口病の患者が急激に増え、14日までの1週間に報告された患者の数は、1つの医療機関あたり10.97人と、この時期としては、ここ10年で最多で、前の週の1.8倍になった。

日本医師会のホームページによれば、手足口病には以下の様な特徴があるという。
・主に夏に流行、患者として報告される9割は5歳以下の乳幼児。
・咳やくしゃみでつばが飛んだり、保菌者に触れたり、保菌者の便の飛沫が付着したトイレに間接的に触れたりして感染。
・感染して一週間以内に口の中、手のひら、足底や足背などに水疱性の発疹が出る。発熱はあまり高くならず、高熱が続くことは通常はない。ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る。しかし、まれに、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症が出るケースもある。
・手足口病の典型的な症状(水泡とか)がないのに、重症になることもある。

このような発疹が出たのに、大人だと、熱もあまり出ないので、口角炎じゃないのかとか、蕁麻疹じゃないかと考えて放置している人も多いようだ。写真はWikipediaから。
昔は手足口病のことを「夏風邪」と呼んでひとくくりにしていたらしい。風邪が長引いている人は、たとえ湿疹が出ていなくても要注意。もしかするとそれは、手足口病かもしれませんよ!

ちなみに大人の手足口病には、子供とは異なりこんな特徴がある。
・体がだるく、重く感じ、集中力が低下する。
・頭痛や悪寒を伴うこともある。
・筋肉や関節が、高熱が出たときと同じように痛むことがある。
・発疹・かゆみの症状が治まり、1〜2ヵ月後に手や足の爪がはがれることがある。
「手足口病」というセンスのないネーミングのために、笑って済ませそうになるけれども、夏場は体力がなく、悪化したら悲惨だ。

ちなみに今、風疹も全国的に流行している。手足口病も、風疹も、どちらもウイルス性の病気だ。
手足口病のエンテロウイルスがこれで、
 風疹ウイルスの電子顕微鏡写真がこちら。
今年はウイルスの当たり年かもしれないので、マスクを常日頃からしていたほうがいいのかもしれない。電車に乗ると、咳をしている人をよく見かける。そのツバが空気中を漂い、あなたのそばにやってこないとも限らない。

なお、手足口病に罹患した社員が休む前に、私も風邪を引いた。もしかするとあれは手足口病だったのかもしれない。なかなか熱がひかず、家にあった薬でも回復の兆しがなかったが、薬局で勧められた大正製薬のパブロンエースを飲んだら、よく効いた。この薬は効きますよ。

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