2013年7月30日火曜日

線香花火のそれぞれの特徴

花火といえば夏の風物詩だ。隅田川の花火大会は残念な結果に終わったけれども、これから夏本番、日本中のいたるところで花火大会が行われる。夜空に咲く花火を見ると、日常を忘れ、暑さを忘れる。今年も一度は花火大会に出かけたいものだ。

ところで、もしも家族で花火を楽しむならば、花火セットを買うのもいいだろう。でも、線香花火だけを楽しむのもまた乙なものだ。

華やかさはない。だが、じっと線香花火が火花を散らす様を眺めると、時が凝縮したような不思議な感覚を覚える。

この線香花火、関東と関西で違いがあるそうだ。

★ 線香花火には、実は関東と関西で違いがあった?!
線香花火のルーツは関西地方。ワラスボ(干した稲を束ねたもの)の先に火薬をつけ、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりとされています。米作りが盛んでワラが豊富にあった関西地方では、ワラスボの先に火薬をつけただけのシンプルな「スボ手牡丹」と呼ばれる線香花火が、300年以上形を変えずに親しまれてきたのだそうです。
そして、この「スボ手牡丹」のワラの部分を紙に代用したのが、紙すきが盛んだった関東の線香花火「長手牡丹」。一般的に日本人がイメージする、紙製のカラフルな持ち手の線香花火です。紙で作ることができるので、スタンダードな線香花火として関東から全国へ広がったといわれています。
以前、西の方に住んでいたことがある。そこでは「スボ手」と呼ばれる葦の先に黒色火薬がついたものが確かに主流だった。

今住んでいる東京では、「長手」と呼ばれる和紙で包まれた線香花火が一般的である。これとスボ手を比べた場合、実用的なのはスボ手である。和紙は持っている最中に風でふらふらと揺れ動くために、長手は火が落ちやすい。その点、スボ手は見てくれは悪いものの、しっかりとしているために多少の風でも保持しやすい。

さて、上記記事では、日本で線香花火を作っているのは三社だけだと書かれていた。それはいったいどこなのだろうと、少し調べてみた。
  • 筒井時正玩具花火製造所……福岡県みやま市
  • 三州火工………………………愛知県額田郡幸田町
  • 群馬火工製造所………………群馬県北群馬郡吉岡町
線香花火にはそれぞれ、特徴がある。

筒井時正玩具花火製造所の線香花火は、花が大きく遠くまで散るのが特徴。玉が落ちてからもしばらく火花を散らせ続けるところが風情がある。


三州火工の線香花火は、いろいろな方向へバランスよく交互に火花が散るのが特徴。上記の線香花火よりも、燃えている時間は長い。火球も大きく、大きく膨らみポトリと落ちる。


最後の群馬火工製造所の線香花火は、現在オンライン上では取り扱っていない。メディアで紹介されたところ、あまりに美しく、注文が殺到し、オンラインでは注文を捌ききれず、ついにはオンライン注文を取りやめ、FAXのみの注文しか現在は受け付けていない。

火球から発せられる火花は大きく広がり、直径30cmにもなるという。まさに国宝級の線香花火なのである。

★ 線光花火ひかりなでしこ 商品ラインナップ

線香花火ごときに千円も出すのに躊躇うかたも多いだろうが、感動という点で言えば、1人で映画に行った以上の感動を、この花火で得られるのだとしたら、それだけの価値はある。

今年の夏は、線香花火のみを楽しんでみてはいかがだろうか。

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