2013年6月9日日曜日

最近気になった記事 6/9

最近気になった記事のご紹介です。

寡聞にしてガラスの仮面がギャグマンガになっていたことを知りませんでした。ここまであの世界をパロディ化した腕前はスゴイです。映画になるようなので、観に行きたいような、観に行きたくないような……。

 弁護士の大半は個人事業主として活動しているが、その2割は、経費などを引いた所得が年間100万円以下であることが国税庁の統計で分かった。500万円以下だと4割にもなる。弁護士が急増したうえ、不況で訴訟などが減っていることが主原因とみられる。一方、1000万円超の弁護士も3割以上おり、かつては「高給取り」ばかりとみられていた弁護士業界も格差社会に突入したようだ。
ひえぇ~。厳しい世界。それにしても不況下では資格がある弁護士は強いと思っていましたが、訴訟が減ったために逆に弁護士稼業が大変になるとは思ってもいませんでした。ちなみに、メキシコに詳しい友人によれば、メキシコでは弁護士では食えないため、アルバイトをするのが当たり前なのだそうです。

日本はアメリカ型よりも、むしろメキシコ型の地縁血縁を重視する社会です。TPP導入後の日本の将来像は、アメリカよりもむしろメキシコのようになるのではないか、と密かに憂えています。

慰安婦論争は日韓で大変大きな問題となっていますが、木村幹氏によって、何が問題であり、日本の議論は世界とどのようにずれているのかが詳しく述べられています。これは読む価値があります。
最初に明らかなのは、慰安婦問題のような「現在」の価値基準に対して受入れられない事象については、それ自体が今後も非難され続けることがある程度やむを得ない、ということである。そのことはたとえば、ドイツにおけるナチス政権下のユダヤ人迫害にかかわる議論を考えてみればわかりやすい。

このケースにおいて重要なことは二つある。一つは、今日のドイツが自らの「過去」に対する問題を清算した否かとはまったく別の次元で、この問題が依然として否定的に議論されている、ということである。いい換えるなら、過去の問題がどう清算されるかと、過去にかかわる特定の問題が否定的に議論されるか否かは関係がない、ということをこの事例はしめしている。

二つ目は、この問題が今日、否定的に議論されているのは、当時の価値観に照らしてではなく、今日の価値観に照らしてだ、ということである。「不遡及の原則」により過去と現在が切り離されている法律的な議論とは異なり、歴史にかかわる議論においては、価値観が過去に遡及することはきわめてありふれた現象である。「歴史の教訓」などという言葉が存在するのもそのためだ。
「歴史的な事象を現在の価値観で価値判断してはいけない」
とよく聞きますし、それを私は根源的な原理だと思い込んでいましたが、そうではないという現実への目が拓かされた瞬間でした。

たしかに、今世界でさかんに行われていることは、過去の事実は現在の価値観で判断した場合、正しいのかどうか、という議論です。

現在に生きる私たちにとって、現在の価値観で歴史上の物事を判断することの方が、より現実的ですし、ナチスの行為であれ、黒人差別の歴史であれ、先進国間で進められているのは過去の事象を現在の価値観でどうとらえていくか、という洗い出しです。この世界の流れに、日本は確かに乗り遅れています。

★ ダウン症が”治せる病気”になる日も近い?
これは嬉しいニュースです。
ヒトの21番染色体に相当するマウスの16番染色体を余分にもつ、ダウン症のモデルマウスTs65Dnにおいて、低下しているSNX27遺伝子の発現を強制的に上昇させました。すると、低下していたグルタミン酸受容体の発現、シナプスの機能、学習記憶能力のどれもが、ほぼ正常レベルにまで回復したのです。これは、将来的なダウン症の治療につながる有望な結果といえそうです。
痴呆症やダウン症といった脳分野の症状の緩和が、今後も進んでいくでしょう。

★ 平野綾ちゃんという無計画な偶像
私、「涼宮ハルヒの憂鬱」に恥ずかしながら夢中になった時期があるため、平野綾の個々数年の迷走ぶり、見ていて残念でなりませんでした。たしかに実力があります。人気もあります。でも、自分の本来性への欲求があまりに強かったことが、彼女にとっては不幸でした。

人間、下積みが長いと、夢や希望が少しずつ摩耗します。それは決してわるいことではありません。なぜなら、年をとって人気が出た時に、多少の融通や無理に寛容になれるからです。人気が出るようなことは運がよくないとダメであること、世の中には実力が出会いや運がないためにくすぶっている人がたくさんいること……こういった現実を肌で感じていると、自分に運が巡ってきたときには大抵の仕事をこなせるようになります。

とはいえ、あまりに何でも受け入れてしまうと、ほしのあきのような詐欺サイトの片棒を担いで、せっかくの運を使い果たしてしまうこともありますが……。

★ 貧困というサイレント・ツナミ
 各加盟国内でくり返し実施される世論調査や加盟の是非を問う国民投票でも、EUやユーロを脱退すべしと考える国民数は毎回うなぎ上りだ。英国では5月2日の地方議会選挙で、EUからの脱退を主張する独立党が大躍進を遂げた。
 主要な国際組織、通貨・金融機関関係者らも、自分たちの政策の失敗を認め始めている。
ヨーロッパは2つの世界大戦の後、戦争を二度と起こさないために地域統合を推し進めてきました。それが今、危機に貧しています。大きな要因は、所得格差の拡大による社会の不安定化です。新自由主義に任せると、ここまで急激に所得格差が拡大するとは誰も考えていませんでした。

社会主義の不完全性は、ソ連の崩壊により自明となりましたが、新自由主義の不備もまた、チリのピノチェト政権の失敗で明らかになっていたはずでした。しかし、アメリカの繁栄が、欧州指導者たちの判断力を鈍らせてしまい、現在の惨状へとつながっているように思えます。

所得格差の拡大は、大量の移民(低賃金労働力)の流入や技術革新(熟練工の不要)により、今後ますます広がるでしょう。その動きに棹さして、今に生きる人々をどれだけ救えるかが、政治家に求められています。

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