2013年5月14日火曜日

児童ポルノの所持規制に反対

麻生太郎副総理といえば、日本のマンガ文化に造詣が深いことで有名です。ところが、みんなの党の山田太郎参議院議員が2013年5月8日の参議院予算委員会で、児童ポルノ規制法の改正について質問したところ、規制強化に賛成するかのような回答をしたため、問題となっています。

表現の自由と規制の間をどう均衡をとるかに、人類は悩み続けていました。思想の自由、表現の自由を守るべきだという考え方は人類が勝ち得た思想ですが、それを面白くない、不愉快だと感じる人々にとっては、常に批判の的とされてきました。

確かに、児童ポルノの存在は、子供を持っている親にとっては大変不快なものですし、私を含めた児童性愛の欲求のない人間にとっては、なくしても別に構わないものです。ですから、表現規制派の言うとおりに規制しても構わないのではないかと思う時が私にもありました。

ところが、児童ポルノを規制したために、逆に性犯罪が増えるとしたら、どうでしょうか?

★ ポルノ規制した国はいずれも性犯罪が増えている!
ここではいろいろな研究結果をもとに、ポルノ規制が逆に性犯罪の増加をもたらしていることを示唆しています。特に面白いと思ったのは、フランスの性犯罪数の増加の問題です。
1998年に規制を開始したところ、7年間で未成年者への強姦が67%増加。家庭内、恋人間のDVも多発しており、毎年10人に1人の割合で女性がレイプを含めた性的暴力被害を受けている。
チェコ共和国やロシア連邦などの例も元記事には取り上げられており、これらの国では、ポルノの解禁の後に、性犯罪者数が劇的に減っていますが、これは社会主義制度の崩壊の影響などもありますから、ポルノ解禁の影響と性犯罪数の減少に因果関係があるとは単純に判断できない側面があるでしょう。また、アメリカのような大国も、日本といろいろな点が異なっているので、単純比較はできません。

でも、フランスと日本は、戦後70年間、同じような価値観を有してきた資本主義国であり、GDP成長率の推移などが、似たような折れ線を描いています。また、どちらも性的産業が適度に発達しているという点でも似ています。そして、その両国で、一方は児童ポルノの所持規制を強化し、もう一方は野放しにした結果、一方で犯罪数が増加し、もう一方では順調に減っているのだとしたら、それは、児童ポルノ所持規制が犯罪抑制の害になっているということの明白な証拠ではないでしょうか。

風邪を引いている人の自宅から薬が見つかったからといって、風邪薬が風邪の原因だとは誰も言わないでしょう。児童性犯罪を犯す人間の自宅にロリコン物があるのは、彼らの歪んだ性的欲求を抑える"薬"の役割を果たしている、という視点を、なぜポルノ規制は持てないのだろうか、といつも思います。

男性諸氏は、よくご存知でしょう。特に若い頃に性欲が高まり、それが解消できないと、ときにイライラとして不愉快な気分になることを覚えているでしょう。自慰行為などで性的欲求をとりあえず解消出来れば、それだけで落ち着くものです。

それを考えた時に、変態性欲の持ち主もまた、絵画等の児童ポルノのお陰で性的欲求を解消し続けているのであろうことは、容易に想像がつくのです。

もっとも、女性の生理を男性が理解しがたいのと同じで、女性にはこの不快感を理解できないかもしれません。それに、女性にも生理が重い方と軽い方がいるように、男性にもこの手の性的不満への不快感が強い人と弱い人がいます。同性であっても、生理の軽い人が重い人の苦痛を想像するしかないのと同じように、男性も、性的欲求の強い人の感じる不快感を、弱い人は想像するしかできません。

こうして、お互いが分かり合えず、建前だけが進行し、そして、世界は時に、より悪い方向へと進んでいきます。

たしかに、子供を持つ親にとって見れば、児童ポルノを所持する人が身近にいるということ、それだけでおぞましく、気持ちが悪く、そして危機感を募らせることでしょう。でも、逆に児童ポルノのおかげで、自分の子供達が危険な目に遭う確率が下がるのだとしたならば、その嫌悪感と折り合いをつけたほうがいいのではないでしょうか。

社会がいくら進歩しようと、人間の性欲などは大昔から同じなのです。もっと、人間の身体、動物的な身体に即した政治をおこなうべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

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