2013年4月22日月曜日

回転(下) 高速で回るものは安定する

私がこの精密コマのことを知ったのは、一年ほど前です。


★ コマ大戦で優勝した由紀精密製のコマは3分以上も静かに高速回転可能

ギガジンの記事で知りまして早速欲しくなり、購入しました。アマゾンでは4,000円近くするのに、会社のサイトを経由して購入すれば、送料込みでも千円ほど。圧倒的にお得です。

久々に見たコマ販売サイトでは、新しい商品も登場、風変わりなコマが販売されています。これも面白そうですね。
回してみますと分かりますが、3分間のうち調子の乗ってきた中盤以降、微動だにしなくなります。滑らかな床の上では音もなく、動きもなく、まるで静止しているかのようです。

昨日、コマには精神をトランス状態へと誘うことができるのではないか、という記事を書きましたけれども、このコマは、瞑想の導入にも使えます。

コマを見つめていると、精神がおちついて来ます。かすかに聞こえる接地面との摩擦音(床が凸凹している場合にかぎります)に耳を澄ませ、コマを見つめていく内に、心は穏やかになっていくことでしょう。

「コマが回っているのはたった3分間でしょ。そんな瞑想に意味があるの?」

と思われた方もいるかもしれませんが、瞑想というものは何分間しなくてはいけない、というものではなく、短いならば短いなりにそれなりの効果があります。
なまけ者の3分間瞑想法

忙しい現代人にとっては、毎日数時間、禅僧や修道僧のように瞑想のための時間を取ることはできないでしょう。

それに、効果がわからない初めのうちは、に数時間も座るのはムダに思えます。

まずは3分間の瞑想にチャレンジすればいいと思うのです。それを毎日続けた時に、瞑想の素晴らしさを感じることでしょう。その導入として、この精密コマが助けになるかもしれません。

それに、コマのあり方自体が、瞑想をする上でのイメージに役立ちます。これを例える上で、なにかいい言葉はないだろうか、と検索してみたところ、まさに、そのものズバリ、の言葉がありました。
思考はまるで動き回っている独楽(こま)のようなものだ。
「独楽を止めなさい」と言われても、独楽の回転をとめて独楽を倒してはいけない。
それでは睡眠になってしまう。
確かに思考は消えるが、それを見守る自分も消えてしまう。
自分は覚めていなければならない。
独楽の動きを正しく止めるには、独楽の回転を速くして、あたかも一点で静止しているような止め方をしなければならない。
独楽は一点で立ったまま止まる。(宝彩有菜の「瞑想の真髄」より
「高速に回転するものは安定する」
というのは、ジャイロ効果のような物理法則みならず、人生の何かを指し示しているようにも思います。同じ所を回っていて、前に進まないように見えても、それは決して動かないことではありません。高速回転をすることで、安定し、人々の注意を引き寄せ、決して倒れることがない……。

今、同じところで堂々巡りをしている焦燥感に囚われている人がいたとしたら、いかがでしょう? 自分はその場で唸りをあげて回るコマなのだ、という自己イメージを持たれては?

人生に悩んでいる人に、コマのあり方は様々な示唆を与えてくれます。

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