2013年2月18日月曜日

中国とインドの間

アメリカという国は他の大国に比べて、地政学的に大変有利な位置にある。

・陸続きの隣国に、自国と戦って勝ちうる国が一国もない。
・隣国との関係が良好。
・太平洋と大西洋に広大な海岸線を有しており、良港に恵まれている。
・南北にも東西にも大きいために、農産物の生産量が、ある地域で壊滅的でも他地域まですべてダメ、という危険性が少ない。

ロシア・中国・インドといった超大国の国々は、どれだけ自国を発展させても、地理的な位置を変えることはできない。

冷戦時代にソ連(今のロシア連邦の前身)が不凍港を求めて幾度となく南下政策を推し進めたのはよく知られているが、ついに叶わなかった。

人間には「他者には負けたくない」という感情が生まれつき備わっているので、アメリカに比肩しうる力を持ってい(ると思い)ながら、追い越せない超大国にとっては、その状況は耐え難い屈辱となる。バブル期までの日本はなんとかアメリカを追い抜いてやる、という強い意欲に満ち溢れていたのだが、国力がだいぶ傾いたせいで、この手の背比べからは降りてしまい、今では気楽なものだ。

ところが最近とみに国力をつけてきた中国にとってみれば、アメリカはやがて追い越せる存在に見えて仕方ないのだろう。なんとかゴリ押しで地理的制約を取っ払おうと、様々な戦略を全方位に対して推し進めている。

国内に問題を抱えているから、その目をそらそうという人気取り政策的な側面もあるのだろうが、根本的な問題を解消しないままゴリ押しで物事を解消する行為が、うまくいった試しがない。

中国を攻めようという国がただひとつもないという、史上でも大変幸福な状況にいるのだから、それを利用して、公害対策だとか犯罪の取り締まりだとか汚職の摘発だとか、もっと内政に力を入れたほ方がよさそうなものだが、問題が多すぎて、どれから手をつけたらいいのか分からないのかもしれない。

そうこうするうちに、北京を記録的な大気汚染が襲い、その対策で大わらわとなっている。汚染された大気でできた雨水がやがて飲料水に化け、人々の健康を害するだろう。毒食とまで呼ばれるようになった現地の中国食品による被害が深刻化するのは、これからだ。
 戦略的に重要なパキスタンの港を活用しようと中国は目論んでいる。この動きは、ニューデリー政府と北京政府が地域覇権を争っている現状では、インドにとっての重要課題である、という認識を、インドの国防相が明らかにした。
 インドの行政府自体はかなり前より、アジアのライバルに対抗するために軍事的影響力を強化する上では、隣国である中国の企業が建設するこの港は戦略的な脅威となると警告していた。
 グワダール港はカラチから約600kmの距離にあり、パキスタンとイランの国境に近い場所に位置する。その管理は、以前はシンガポールのPSAインターナショナルによって行われていたが、先週、中国国営の、中国海外集団有限公司へと引き継がれた。
(中略)
 1962年、中国とインドの間には国境紛争が生じている。中国外務省の洪磊(ホン・レイ)報道官は、
「グワラール港の管理は商業目的であって、パキスタンとの間の長期に渡る友好関係の一環でしかない」
 と述べた。
「中国は中国とパキスタンの友好関係と、パキスタンの繁栄に利するであろうあらゆるプロジェクトを応援するだろう」
 とも記者団に語った。
(中略)
 アントニーインド国防相は、バングロールの南部の町における航空ショーにて、中国と国境を接するインド北東部の防衛力を強化することは、隣国との紛争を意味しないと語った。
 また、
「北東部の防衛力強化は我々の義務だ。彼らがパキスタンとの軍事協力を進めるのならば、我々もそうするだろう」
 とも語ったものの、航空ショーに中国代表団が出席することについては、「歓迎すべき第一歩」であると、アントニーは言葉少なに述べるにとどまった。(後略)
★ India "concerned" by China role in Pakistan port


これに対する人々の反応は以下の通り。↓
"鍵となる質問は「なぜ彼らは中国を愛しているのに俺達アメリカを嫌いなのか???」 俺達は何を間違ったのだろう???"

"インドと中国の30億人が両国間の戦争で殺されることが人類にとって一番いいんじゃないのかな。世界中の人にとってもそうだと思う"

"世界中の98.0%の人が中国を警戒していると思う。単に彼らは信頼できないだけ"

"インドはパキスタンと中国に囲まれていて、緊張が高まっている。これはいいことじゃないよ"

"インドは発展に力を注いで、貧困をどうにかすべきだろう。米ソが軍拡競争をした結果、経済破綻をした先例に学ぶべきだ"

"親愛なる中国へ これがほとんどのインド人の意見だよ――もしも中国が俺たちとパキスタンとの間の紛争に鼻を突っ込むつもりならお前たちは敵であり、そうでないならば友人として迎えよう。インドと中国が戦争を始めたら、それは世界の終り、少なくとも二つの国の終わりだということを、分かっておいたほうがいい"

"インドは争いも起こっていない地域の問題を心配するよりも、強姦事件に対する罰則の制定にもっと時間を使ったほうがいい。パキスタンが自分の好きな国に港を渡すのは、パキスタンの権利だ。インドは隣国の内政に干渉するべきじゃない"

"パキスタンには港を運用する能力のある人間がいないといことは分かった。オサマとその部下は、港も空港も利用できない。今後は反ムスリムに加えて反中国の人間を雇わないといけない"

"パキスタンの政治家は防衛力に関して、なんとかインドよりも有利な体制を整えたがっている。彼らに価値ある資源を浪費させて、国民への福祉を怠らせればいいさ。パキスタン人民に神の御加護を"

"中国は次の戦争に備えて巨大な軍事力を整備しているんだ。第二次世界大戦前の日本やドイツと同じだ"

"愚かなパキスタンの豚ども。お前らが今まで生きていられたのは、インドが攻撃的ではなかったからだ。でも、今お前らは中国を招き入れてしまった。これがどう転ぶか、見物するのが楽しくてならない。だって中国は宗教的問題を解決するのに向いていないからだよ。お前らが俺たちの国に合併されないならば、中国の一部となってずっとそこで好きなことをしていればいい"

"あれれ? 私はBRICsはどれも最高の状態で、彼らが新しい戦略的同盟を結ぶのだとばかり考えていたんだけど? BRICsはブラジル・ロシア・インド・中国からなる太平洋上の新しい「NATO」になるはずだったのに"

"パキスタンは分割してアフガニスタンとインドに返還されるべきだ"

"インド国防相のアントニーは現実とインドの歴史に無知な奴だ!"

"中国とパキスタンがすることにインドは首を突っ込まないほうがいい。この港は明らかにパキスタンにあり、パキスタン政府によって運営されている。インドはここに管轄権はない。
 私は中国人だから、パキスタン人の同志が私たちを暖かく握手で迎えてくれることをよく知っているよ"

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