2013年1月1日火曜日

明けましておめでとうございます

2013年、無事正月を迎えることができました。
皆様に、謹んで新春のお祝いを申し上げます。

今年は巳年です。中国前漢(206BC~9)時代の歴史をまとめた『漢書』の中の「律暦志」によれば、草木の成長が終わり、実ができはじめる時期に当たるのだそうです。

12年を1サイクルと考え、12年前にあったことを思い出しますと、2001年は、ジョージ・ブッシュが大統領に就任し、小泉純一郎が日本国の総理大臣に就任した年でありました。

その後これまで一貫して行われてきたことといえば、アメリカにおいては、同時多発テロによる戦時体制の確立でしょう。そして日本では、新自由主義者の影響力が強くなり、格差が広がり固定化されていったことでした。その萌芽が生まれたのが、2001年という年だったと言えそうです。

昨年9月21日、アメリカのオバマ大統領は、アフガニスタン駐留の米軍数を3分の2に縮小しました。日本では昨年末に誕生した安倍晋三が大型公共事業を推進し、金融緩和を行うと明言しました。どうやら今年は、12年前に動き始めた潮流が大きく方向を変える、潮目に当たる年になることは間違いないようです。

中国の書物『易経』の乾象編に、
天行健なり、君子以て自彊(じきょう)して息(や)まず
  天の運行は健やかであり、とどまることはない。
  君子もそれにしたがって、努力を怠らないことが大切だ。
という言葉があります。

政治や経済が大きく変わろうとも、この地球はそれに関わらず、永遠に続いていきます。私たちは、環境がどのように激変し、それに対してメディアやネットがどのように騒音を撒き散らそうとも、自分自身が良しとする道を着実に進んでいかなければなりません。

2013年も、着実に己の道を歩んでまいりましょう。そして皆様にとって、今まで重ねてきた努力が実を結ぶような、節目の年となりますように。

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