2012年8月31日金曜日

新大久保がコリアンタウンへと変わった理由 下

昨日の続きです。

どうして、高級住宅街がコリアン・タウンへと変わったのだろう……それを調べていくと、このロッテ工場の設立が、最も大きなエポックメイキングであることが分かりました。

戦後まもなくロッテの工場は産声をあげたようですが、昨日書いた通り、戦後しばらくはその影響も少なく、数十年間は、ジャズ喫茶店が数多く散財する音楽の街として有名だったのです。

ところが、ロッテがチューインガムで国内のシェアの5割をとり、ロッテ工場が大きく発展するようになって、この街が大きく変貌を遂げました。

ロッテの創業者は、在日朝鮮人の重光氏。日本人経営の会社では雇ってもらえない、あるいは居心地の悪さを感じていた朝鮮系の人々が、彼を頼って、日本中からやってきました。

この辺りの事情は、新大久保のコリアンタウン(上) に詳しく載っています。

日本の生活が軌道に乗り、やがて、本国の親戚を朝鮮半島から呼び寄せて、現在のコリアン・タウンが形成されたのでした。高級住宅街が、急激に外国の低所得者層の方々の住む街に変わるのは、案外簡単な理由でしたね。むしろ、ロッテの工場ができてからのことを書いたほうが良かったかもしれません。

さて、昨日に引き続き、新大久保の歴史に思いを馳せたのは、反韓運動をしている人々が、新大久保でデモを繰り広げたというニュースを知ったからです。

韓国征伐国民大行進(*`Д´)ノ!!!デモ後の新大久保散策2012/8/25 という動画を見れば、当日彼らがどのような行動を取ったのかが、よくわかります。

同じ日本人として恥ずかしい、というのが正直な感想です。特に、「朝鮮人を皆殺しにしろ」というシュプレヒコールにいたっては、反吐が出そうになりました。

無論、韓国国内で繰り広げられる、異様な日本人敵視、日本人相手ならば、何を言ってもいいという態度、そして、先日の大統領による天皇陛下への土下座要求には、大変な憤りを、私も感じます。

しかし、そのおかしな韓国の人々と同じような行動をとるプチ右翼の行動には全く賛同できませんし、逆に、韓国の異常な行動を咎め立てしていた自分が恥ずかしくなります。日本人だって、品格下劣な点では、奴らと同類じゃねえか、とね。

在日朝鮮人、韓国人の人々には、日本を愛し、日本社会に溶け込もうとしている大勢の人々がいます。にも関わらず、朝鮮系の人々を十把一からげに排除しろ、「皆殺しにしろ」と連呼するのを許容出来る訳がありません。

もっとまともな、品格ある民族主義が、なぜ育たないのでしょうか。なぜ民族主義的な運動は、彼らのような、下品で知性のないものばかりになるのでしょう?

自制のきいて、それでいて凄みのある運動を展開することはできないものなのか、と、この動画を見ながら最近、よく考えます。


本日読んで、気になった記事はこちら。↓


★ 東大でも定員割れ 知の国際競争、脱落危機 第4部 沈む大学院(1)
東大でも定員割れする時代なのですね。大学院を出たけれど、就職の世話をしてくれるわけでもなく。
行っただけ損になるのならば、行かないほうがましです。

アメリカやイギリスの大学院に人々が惹かれるのは、そこでエリートへの切符をもらえるからです。意味のない投資に魅力がないのは当たり前です。


★ 会社のイメージアップのために白人男性を雇って窓際に座らせるビジネスが流行中
中国人の割り切り方はすごいですね。見栄えをよくするためだけに、白人男性モデルを窓際に座らせる、という発想は、日本人からは出ませんよ。


★ 日本企業の苦しみを25年前から味わっていたアメリカ企業
どうやろうとも、ヒット作品を出すことができない。どれほど努力しようとも、消費者が離れていく……今のパナソニックやソニーの経営陣の愚かな姿は、数十年前からずっと続く、アメリカの自動車メーカーのトップたちの姿そのものです。

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