2012年5月28日月曜日

安売りの終わりの始まり

デフレ経済が日本では異様に長期間続いたため、今ではそれが当たり前となりました。しかし、デフレだけが永遠に続くことはあり得ない話です。日本の国債発行残高は、税収を大幅に上回っています。国債を日銀が引き受けるために紙幣を増刷しなくてはならない状況に近年陥る時も近いでしょう。その時はインフレの開始です。デフレを貫き通そうとしても、日本の財政が立ち行かなくなることは明白です。

コジマの凋落、ビックの危機感に書かれているのは、家電量販店同士が生き残りを図るために、創業家を無視してまでもコジマをビックが傘下に納めた、という内容です。合従連衡が記事の主題ではありますが、そのようなM&Aが進行する底流には、デフレ産業が立ち行かなくなっている現実があります。デフレが収束しようとするうめき声が聞こえてくるようなきがします。

100円ショップも花ざかりですが、供給元の中国では人件費が高騰しています。いつまでも100円で、あれだけの品揃えを行うことが可能とも思えません。世界にはまだまだ貧しい国々は多いですが、その中に、中国ほど、教育熱が高い国はほとんどありません。アフリカ、インド、南米などは、国民に教育が行き届いておらず、これらが中国の代わりになれるかといえばそうはうまくいかないでしょう。よくよく考えれば、あれだけ教育熱が高い国が、世界の最貧国の一つだったという数十年前の事実が、あまりにも、奇跡的な話でした。

安売り産業の苦戦がこれからも続くとしたら、100円ショップや牛丼店のようなところが、これから家電業界のように事業再編、合併が進むかもしれませんね。すき家と吉野家、松屋が混在する駅前で一番安い牛丼店を探す楽しみがなくなるのは嫌だなぁ。




本日読んで気になった記事はこちら。↓

★  食事を予定通り出さないことに怒った生徒の親が学校を焼き払う
タイトルで笑いました。当事者にとっては笑い事ではありませんが、食い物の恨みは恐ろしいを地で行く所業です。些細な事で大騒ぎするモンスターペアレントは、世界中で猛威を振るっているようです。


★ 老人がパスケの助っ人となり、奇跡のプレイを連発
老人だと思っていた人物が、実はNBAの現役プレーヤーで、バスケの助っ人になって大活躍というドラマティックなドッキリ映像です。

せっかくここまで凝るのだから、老人が助っ人として加入する部分をもっと丁寧に長く描いて欲しかったです。あり得ない設定だから、みんなが嫌がるところに、「俺は昔、大学でバスケやってたんだ。まかせろ」とでしゃばり、あまりにも粘るシーンが欲しかったです。

そこはともかく、弱者だと思っていた人間が大活躍するという展開にはワクワクさせられるものがあります。スカッとさわやか……ではありますが、ペプシの宣伝でした。


★ 第一印象を劇的に改善!「また会いたい」と思われる人になる7つの方法
足癖には気をつけないといけませんね。夏は靴が蒸れるので、靴を脱いでデスクワークをするのですが、意外にデスクの下で何をやっているか、傍目で分かるもの。靴下をぶらつかせながら仕事をしていては、印象がよくありませんよね。反省。


★ 統合失調症を乗り越えて復活した芸人・ハウス加賀谷が語る"お笑いの意味
よくぞここまで復活したものです。嬉しくなります。見えないはずのものが見えるとか、聞こえないはずのものが聞こえる、というのは、実は人間にとって身近なものです。いわゆる「霊感」というものがあるじゃないですか。そこにいるはずのない人間の姿が見えるとか。本当に霊がいると考えるのならば、それは霊能力と呼ばれる特殊な能力ですが、実はほとんどの場合、統合失調症が原因だと言われています。

精神疾患を持つ人間はそれほど身近にいませんが、霊感を持つと自称する人ならたくさんいます。昔霊能力者を自称する人々が、「このような能力は誰にでもあるのです」と話していたのですが、裏を返せば、誰だって精神疾患を患う可能性があるということです。発症した彼らを応援していきましょう。


★ ブサイク祭り 女性100人に「逆美人」メーク
不細工メークの祭典が行われました。
ヤマンバメークのように、不細工にみせかけるメークは昔からあり、女性に人気です。普段を不細工に見せかけることで、本来の自分とは異なる自分を演じ、さらにメークを取ることで、
「ホントはこんなに可愛いんだよ?」
とアピールしたい、という逆転の発想なのでしょうか。露悪的な大阪らしいイベントでしたが、写真はそれほど不細工でもないような気もします。



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